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2016年8月

2016年8月25日 (木)

中央区 月島三丁目地区第一種市街地再開発事業 地上58階、高さ約199mに規模を拡大!

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-月島三丁目地区第一種市街地再開発事業-
 月島地区や勝どき地区では怒涛の勢いで再開発が行われています。その波は「サンシティ銀座EAST」以外は超高層ビルが無かった「月島三丁目地区」にも波及しており、「月島三丁目地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。

 「建設通信新聞」の2014年12月10日の報道では、3棟、総延床面積約13万㎡規模を想定、最大規模の「A地区」には、共同住宅、商業・業務、保育園、地域貢献施設などで構成する地上50階、地下2階、高さ約175m、総戸数約1,000戸の超高層タワーマンションを計画というものでした。

● 規模を拡大!
 「建設通信新聞」から久しぶりに続報が出ました。更に規模を拡大して、パワーアップするようです。「A地区」は、高さが約24m伸びて約199mとなります。

 建設通信新聞(2016/08/25)
 延14万㎡からの増床検討/年度内に都市計画素案/月島三丁目再開発準備組合

 現時点の3地区の総延床面積は約14万㎡となります。月島西仲通り商店街沿いの「A地区」は住宅、商業・業務、保育園、地域貢献施設からなる地上58階、地下1階、延床面積約135,000㎡を想定しています。

 地下は1階減り、地上は8階増え、延床面積は約12,000㎡増床しました。これに伴い高さは約24m伸び約199mとなります。住宅戸数も約100戸増の約1,100戸を計画しています。

月島三丁目地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都中央区月島三丁目18、19と20の一部、21~23と24の一部
◆ 階数-地上58階、地下1階(A地区)、地上5階(B-1地区)、地上7階(B-2地区)
◆ 高さ-約199m(A地区)
◆ 敷地面積-約10,100㎡(A地区)、約500㎡(B-1地区)、約900㎡(B-2地区)
◆ 延床面積-約135,000㎡(A地区)、約1,400㎡(B-1地区)、約3,400㎡(B-2地区)
◆ 用途-(A地区)共同住宅、商業・業務、保育園、地域貢献施設、(B-1地区)児童遊園、店舗、グループホーム、(B-2地区)共同住宅
◆ 総戸数-約1,100戸(A地区)、約35戸(B-2地区)
◆ 建築主-月島三丁目地区再開発準備組合
◆ 事業協力者-五洋建設、首都圏不燃建築公社
◆ コンサルタント-(設計業務)大建設計、(全体調整)パシフィックコンサルタンツ


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施行区域の南東側は、もんじゃ焼きで有名な「月島西仲通り商店街(月島もんじゃストリート)」の四番街に面しています。


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「月島三丁目地区第一種市街地再開発事業 A地区」を東側から見た様子です。


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「月島三丁目地区第一種市街地再開発事業 A地区」を北側から見た様子です。


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「月島三丁目地区第一種市街地再開発事業 A地区」を西側から見た様子です。


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街区南側の「THEパームス月島ルナガーデン(ユズデンタル月島)」は、先に単独で建て替えたため再開発には加わりません。


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隅田川沿いの「月島三丁目地区第一種市街地再開発事業 B-1地区」です。「B-1地区」の正確な範囲は分かりませんが、「児童遊園」に隣接する場所です。


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隅田川沿いの「児童遊園」です。


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隅田川沿いの中央にあるこれらの建物群は再開発には加わりません。


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隅田川沿いの「月島三丁目地区第一種市街地再開発事業 B-2地区」です。「B-2地区」の正確な範囲は分かりませんが、手前の更地と奥の建物が範囲だと思われます。


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2016年8月24日 (水)

港区 今度こそ着工? 気象庁の拠点施設「気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・港区立教育センター」

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気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・港区立教育センター-
 森トラストが、虎ノ門四丁目に超高層ビル「虎ノ門トラストシティ ワールドゲート」の建設を計画していますが、隣の公立学校「旧:鞆絵小学校」跡地には「気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・港区立教育センター」の建設が計画されています。
 
 当初は2011年度に着工し、2013年度に竣工する予定でしたが、地権者との調整の遅れで長期に渡って中断していました。
 その間に、森トラストの「虎ノ門トラストシティ ワールドゲート」の計画地と合わせた区域を対象に「再開発等促進区を定める地区計画」を都市計画決定しました。

 遅れに遅れている「気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・港区立教育センター」ですが、約5年遅れの2016年10月に着工する予定です。余程の事が無い限り、今度こそ着工は間違いないと思います。

 国の気象庁虎ノ門庁舎と港区から受託した区立教育センターを合築で整備します。施設の設計、施工、維持管理、運営は、PFI事業を受託した「大成建設」を代表企業とするグループが担当します。

気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・港区立教育センターの概要
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門三丁目33、34、35番
◆ 階数-地上15階、地下2階
◆ 高さ-87.00m
◆ 敷地面積-5,515.76㎡
◆ 建築面積-約2,650.00㎡
◆ 延床面積-約43,630.00㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-中間免震構造(1階の床下に免震装置を設置)
◆ 用途-庁舎、博物館、図書館、駐車場
◆ 建築主-鞆絵サイエンスパートナーズ(大成建設らのグループによる特別目的会社)
◆ 設計者-大成建設
◆ 施工者-(未定) 
◆ 着工-2016年10月01日予定
◆ 竣工-2020年02月29日予定

 
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「気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・港区立教育センター整備等事業」の完成イメージ図です。地上14階、塔屋2階、地下2階で計画されていた„†‡…2009年当時の完成イメージ図のため変更になる可能性があります。
 
 国土交通省関東整備局
 気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・港区立教育センター整備等事業


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「気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・港区立教育センター」の建設予定地を東京タワーの「特別展望台」から見た様子です。


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敷地内を北側から見た様子です。


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北西側から見た様子です。


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北東側から見た様子です。


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南東側から見た様子です。


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2016年8月23日 (火)

地上61階、高さ約390mの「常盤橋街区再開発プロジェクト」 「大手町地区D-1街区計画」の環境影響評価書の縦覧を開始!

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-常盤橋街区再開発プロジェクト-

 三菱地所が進める「常盤橋街区再開発プロジェクト」は、地上61階、高さ約390m、総延床面積約680,000㎡、総事業費は、土地・建物を含め1兆円超と国家プロジェクト並の規模となります。

 引用資料 三菱地所(PDF:2015/08/31)
 東京駅前3ha 超の大規模複合再開発 「常盤橋街区再開発プロジェクト」計画概要について

● 「大手町地区D-1街区計画」の環境影響評価書
 「東京都環境局」は8月22日、三菱地所が進める「大手町地区D-1街区計画」の環境影響評価書の縦覧を開始しました。

 日刊建設工業新聞(2016/08/23)
 三菱地所/東京・大手町地区D-1街区計画/都がアセス書縦覧開始 

 建設通信新聞(2016/08/23)
 アセス書を提出/工期は17-27年度/三菱地所の大手町地区D-1街区 

 工期は、2017年度~2027年度の約126ヶ月を予定しています。「Ⅰ期工事(2017年度~2021年度)」として、北西側に「D棟」、東側に「A棟」を建設します。
 「Ⅱ期工事(2022年度~2027年度)」として、「B棟」を建設します。「Ⅰ期工事」と「Ⅱ期工事」に合わせ、「C棟」の改修工事を行います。

常盤橋街区再開発プロジェクの概要
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目、中央区八重洲一丁目
◆ 敷地面積-約31,400㎡(施設全体)
◆ 階数-地上61階、地下5階(B棟)
◆ 高さ-最高部約390m(B棟)
◆ 延床面積-約680,000㎡(容積対象延面積約552,000㎡)
◆ 用途-オフィス、店舗、変電所、下水ポンプ場、駐車場
◆ 関係権利者-三菱地所、東京都下水道局、大和証券グループ本社、三越伊勢丹、東京電力、大手町開発、都市再生機構、他
◆ 設計者-三菱地所設計
◆ 着工-2017年度予定
◆ 竣工-2027年度予定

A棟の概要
◆ 階数-地上37階、塔屋2階、地下5階
◆ 高さ-最高部約230m
◆ 延床面積-約140,000㎡
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場
◆ 着工-2017年度予定 
◆ 竣工-2021年度予定
◆ 供用開始-2021年度予定

B棟の概要
◆ 階数-地上61階、塔屋2階、地下5階
◆ 高さ-最高部約390m
◆ 延床面積-約490,000㎡
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場
◆ 着工-2022年度予定 
◆ 竣工-2027年度予定
◆ 供用開始-2027年度予定

C棟の概要
◆ 階数-地下4階
◆ 高さ-0m
◆ 延床面積-約20,000㎡
◆ 用途-店舗、変電所、駐車場
◆ 着工-2017年度予定 
◆ 竣工-2027年度予定
◆ 供用開始-2027年度予定

D棟の概要
◆ 階数-地上9階、塔屋1階、地下3階 
◆ 高さ-最高部約65m
◆ 延床面積-約30,000㎡
◆ 用途-オフィス、下水ポンプ場、駐車場
◆ 着工-2017年度予定 
◆ 竣工-2021年度予定
◆ 供用開始-2022年度予定


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「常盤橋街区再開発プロジェクト」は、「朝日生命大手町ビル(3,654.72㎡)、日本ビル(15,484.89㎡)、JXビル(3,353.00㎡)、大和呉服橋ビル(2,681.52㎡)、JFE商事ビル(1,528.49㎡)」の5棟が対象になります。カッコ内は敷地面積です。


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段階的に開発を行います。


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「常盤橋街区再開発プロジェクト」である「大手町地区D-1街区計画」の予定地を南東側から見た様子です。


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一番東側にある「大和呉服橋ビル」です。敷地面積2,681.52㎡です。「Ⅰ期工事」として解体されます。


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「JXビル」です。敷地面積3,353.00㎡です。「JXホールディングス」の本社は、「大手町ホトリア 大手門タワー・JXビル」に移転済みです。「Ⅰ期工事」として解体されます。


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「日本ビル」です。敷地面積15,484.89㎡と広大です。現在は「Ⅰ期工事」として北側で解体工事が行われています。南側は「Ⅱ期工事」のため当分残ります。


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「朝日生命大手町ビル」です。敷地面積3,654.72㎡です。「Ⅱ期工事」として解体されます。


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北側にある「JFE商事ビル」です。敷地面積1,528.49㎡です。「JFE商事ビル」の建て替えは行わず、解体して道路南側に「容積率移転」を行うようです。「JFE商事ビル」の跡地は、「常盤橋公園」を拡張再整備します。


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2016年8月22日 (月)

港区 高さ約99mの病院棟と高さ約179mの業務棟 「(仮称)虎ノ門二丁目計画」の建設予定地

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-(仮称)虎ノ門二丁目計画-

 「(仮称)虎ノ門二丁目計画」は、東京都港区虎ノ門二丁目の「虎の門病院、国立印刷局、共同通信会館」を対象にした再開発プロジェクトです。

 地上19階、地下3階、高さ99.70mの「病院棟」と地上36階、地下3階、高さ約179mの「業務棟」が建設されます。

 引用資料 港区・公式ホームページ リンク切れ
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書の縦覧【(仮称)虎ノ門二丁目計画】 

(仮称)虎ノ門二丁目計画の概要(全体)
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門二丁目及び赤坂一丁目各地内
◆ 階数-(業務棟)地上36階、地下3階、(病院棟)地上19階、地下3階
◆ 高さ-(業務棟)最高部約179m、(病院棟)最高部99.70m
◆ 敷地面積-約22,500㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約15,500㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約255,200㎡(施設全体) *容積対象床面積約225,000㎡(施設全体)
◆ 基礎工法-直接基礎(病院棟、業務棟)
◆ 地震対策-免震構造(病院棟)、制振構造(業務棟)
◆ 用途-病院、オフィス、国際医療施設、外国企業業務・生活支援施設、店舗等
◆ 施行者-独立行政法人都市再生機構、国家公務員共済組合連合会
◆ 着工-(病院棟)2016年07月01日予定、(業務棟)2019年度予定
◆ 竣工-(病院棟)2019年03月31日予定、(業務棟)2022年度予定、(公共施設)2024年度予定
◆ 総事業費-約1,456億円

虎の門病院整備事業の概要(病院棟)
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門二丁目105番
◆ 階数-地上19階、地下3階
◆ 高さ-最高部99.70m、軒高95.50m
◆ 敷地面積-10,729.72㎡
◆ 建築面積-7,303.08㎡
◆ 延床面積-85,537.11㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-病院
◆ 建築主-国家公務員共済組合連合会
◆ 基本設計・設計監理-佐藤総合計画
◆ 実施設計-戸田建設
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2016年07月01日予定
◆ 竣工-2019年03月31日予定


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「配置計画図」です。「共同通信会館」がある敷地西側は、かなり敷地が削られ南側の「霊南坂」とほぼ直線になります。


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「東立面図」です。


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「断面図」です。基礎工法は、病院棟・務棟共に「直接基礎」、病院棟は「順打ち工法」、業務棟は「逆打ち工法」で建設されます。


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(仮称)虎ノ門二丁目計画の整備手順


(1) 国立印刷局の「虎の門工場」を東京都北区の「滝野川工場」へ機能移転
(2) 「虎の門工場」などを解体
(3) 「虎の門工場」跡地に「虎の門病院」の新病院棟を建設
(4) 現在の「虎の門病院」を解体
(5) 現在の「虎の門病院」の場所に、超高層オフィスビルを建設して、一部に国立印刷局の本局や「共同通信会館」の機能を移転
(6) 「共同通信会館」を解体して、アメリカ大使館前交差点を改良


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南側から見た様子です。最初に国立印刷局が解体され、その跡地に「病院棟」が建設されます。計画通りなら2016年7月1日に着工しています。


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「病院棟」の建設予定地を西側から見た様子です。


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北東側から見た様子です。「病院棟」の竣工後に、現在の「虎の門病院」を解体して「業務棟」が建設されます。


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「業務棟」の竣工後に「共同通信会館」を解体して、アメリカ大使館前交差点を改良します。


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2016年8月21日 (日)

森トラスト 大規模な再開発が計画されている「港区三田三丁目(三田3丁目MTビル、三田43MTビル、三田MTビル)」は、いつ動き出すのか?

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-港区三田三丁目の再開発予定地-

 森トラストは、「虎ノ門パストラル」跡地、「赤坂ツインタワー」建て替え、「三田43MTビル」を中心とした再開発など、東京都港区内で計画している3件の開発予定地に積極投資します。

 「三田43MTビル」を中心とした再開発は、北側から「三田3丁目MTビル、三田43MTビル、三田MTビル」の連続した3棟の敷地が「森トラスト」の所有となっています。
 敷地面積は3棟合計で11,065.62㎡(1,604.19㎡+5,971.63㎡+3,489.80㎡)です。一体的に大規模な再開発が行なわれると思われます。

 まだ国家戦略特区には指定されていないようですが、すぐ近くで住友不動産が計画している「三田三、四丁目地区」は、国家戦略特区に指定されています。具体的に動き出すと指定されるのは間違いないと思われます。


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「森トラスト」による港区三田三丁目の再開発予定地を南西側から見た様子です。手前の道路は「第一京浜」です。


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三田MTビル
 一番南側にあるのが「三田MTビル」です。再開発される予定ですが、耐震補強工事(新耐震基準と同等の耐震性能を実現)は実施済です。

三田MTビルの概要
◆ 所在地-東京都港区三田三丁目13-12
◆ 階数-地上11階、塔屋2階、地下1階
◆ 敷地面積-3,489.80㎡
◆ 延床面積-21,043.02㎡ 
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 竣工-1974年09月


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三田43MTビル

 中央にあるのが「三田43MTビル」です。再開発が予定されている3棟の中で、敷地面積、延床面積共に最も広いです。

三田43MTビルの概要
◆ 所在地-東京都港区三田三丁目13-16
◆ 階数-地上16階、塔屋2階、地下3階
◆ 敷地面積-5,971.63㎡
◆ 延床面積-44,354.46㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 竣工-1983年03月


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三田3丁目MTビル(旧:明治安田生命三田ビル)

 一番北側にあるのが「三田3丁目MTビル(旧:明治安田生命三田ビル)」です。「森トラスト」は2013年12月、港区三田三丁目のオフィスビル「明治安田生命三田ビル」を明治安田生命保険から取得しました。「明治安田生命三田ビル」は、「三田3丁目MTビル」に改称されています。

 「森トラスト総合リート投資法人」は2014年12月、港区三田三丁目のオフィスビル「三田MTビル」をスポンサーである「森トラスト」に売却しました。

三田3丁目MTビル(旧:明治安田生命三田ビル)の概要
◆ 所在地-東京都港区三田三丁目14-10
◆ 階数-地上12階、塔屋1階
◆ 敷地面積-1,604.19㎡
◆ 延床面積-9,649.47㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 竣工-1982年07月


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「札の辻橋」側から見た様子です。


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2016年8月20日 (土)

武蔵小杉地区の超高層タワーマンション建設ラッシュはまだまだ続く 高さ約170mの「(仮称)小杉駅北口地区開発計画」は2018年度に着工へ!

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-(仮称)小杉駅北口地区開発計画-

 「三井不動産レジデンシャル」が、川崎市中原区に計画する「(仮称)小杉駅北口地区開発計画」が動きだします。2016年8月から地元向けの説明会を既に4回開催、この中で規模を延床面積約50,000㎡、建物高さ約170mを想定していることを明らかにしました。

 建設通信新聞(2016/08/18)
 三井不レジ/小杉駅北開発計画/規模は延べ約5万㎡

 2017年度の環境アセスメント評価書公告とともに都市計画手続き、既存施設の解体に着手します。2018年度から新築工事に着手し、2021年度の完成を目指します。

 街区には、「ホテル・ザ・エルシィ跡地(現在は駐車場)、旧:NEC小杉ビル、小杉ビルディング」がありますが、「小杉ビルディング」は参加しません。
 建設予定地は、「ホテル・ザ・エルシィ跡地(現在は駐車場)」と「旧NEC小杉ビル」の敷地を合わせた約4,000㎡です。

 計画では、敷地の東側と西側に広場を設けるとともに北側部分は2階レベルで近接するJX日鉱日石エネルギー社宅跡地の「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン」とペデストリアンデッキで接続します。

 施設は、低層3層ににぎわい、文化交流、子育て支援などの機能を盛り込んだ商業ゾーン、高層部に共同住宅を配置します。

(仮称)小杉駅北口地区開発計画の概要
◆ 高さ-建物高さ約170m
◆ 敷地面積-約4,000㎡
◆ 建築面積-約2,500㎡
◆ 延床面積-約50,000㎡
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル
◆ 環境アセスメント-2017年度予定
◆ 都市計画決定-2017年度予定
◆ 解体工事着手-2017年度予定
◆ 着工-2018年度予定
◆ 竣工-2021年度予定


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「(仮称)小杉駅北口地区開発計画」の予定地を北西側から見た様子です。手前の「ホテル・ザ・エルシィ跡地(現在は駐車場)」と奥の「旧:NEC小杉ビル」が対象です。写真左側に少し見える、「小杉ビルディング」は参加しません。


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小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業
 「プラウドタワー武蔵小杉」と「エクラスタワー武蔵小杉」の間に「小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。地上44階、地下2階、高さ約160m、総戸数約520戸の超高層タワーマンションです。

 完成予想図等の引用資料 
 小杉町3丁目東地区市街地再開発組合 

 順調に進めば、2016年10月に既存施設の解体工事に着手、2017年3月に本体工事に着手、2020年3月の完成を目指しています。

小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-神奈川県川崎市中原区小杉町三丁目414番他
◆ 階数-地上44階、地下2階
◆ 高さ-最高部約160m
◆ 施行地区面積-約11,000㎡
◆ 敷地面積-8,347.32㎡
◆ 建築面積-約5,200㎡
◆ 延床面積-約72,900㎡(容積対象床面積約50,000㎡) 
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 用途-共同住宅(4階~44階)、商業・業務施設(1階~3階)、公共公益施設(3階・4階に総合自治会館やこども文化センター等)
◆ 総戸数-約520戸
◆ 建築主-小杉町3丁目東地区市街地再開発組合(参加組合員-三井不動産レジデンシャル、東急不動産、事業協力者-大成建設)
◆ 事業コンサルタント-協同組合都市設計連合
◆ 基本設計-日本設計
◆ 施工者-未定
◆ 解体-2016年10月予定(既存施設の解体工事)
◆ 着工-2017年03月予定
◆ 竣工-2020年03月予定



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「小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業」の予定地を北東側から見た様子です。


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学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画
 「日本医科大学」は、老朽化した「日本医科大学武蔵小杉病院」を建て替えて、跡地を再開発する計画を進めています。

 「C地区」は、「日本医科大学武蔵小杉病院」の敷地面積20,178.29㎡です。「C地区」は民間に売却する予定です。

 跡地には、地上50階、地下1階、高さ約188m、総戸数約1,500戸の超高層ツインタワーマンションを建設する計画です。事業者には「三菱地所レジデンス、大成建設」が予定されています。

 引用資料 川崎市 リンク切れ
 学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画

C地区の概要
◆ 所在地-神奈川県川崎市中原区小杉町一丁目304-2、小杉町二丁目298-1の一部 外
◆ 階数-地上50階、塔屋あり、地下1階
◆ 高さ-最高部約188m、建物高さ約180m
◆ 区域面積-約41,730㎡
◆ 敷地面積-20,178.29㎡
◆ 建築面積-約10,500㎡
◆ 延床面積-約174,800㎡(共同住宅部分約153,590㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、高齢者向け福祉サービス施設、高齢者向け住宅、健康増進施設、飲食・物販施設等
◆ 総戸数-約1,500戸(総戸数には高齢者向け住宅の戸数は含めていない)
◆ 事業者-三菱地所レジデンス、大成建設
◆ 着工-2020年09月頃予定
◆ 竣工-2023年08月頃予定(工期36ヶ月)


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「学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画」の「C地区」を南西側から見た様子です。


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2016年8月19日 (金)

新宿区景観まちづくり審議会 まちづくりの観点から見た「新国立競技場(仮称)整備事業」が興味深い

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-新国立競技場(仮称)整備事業-

 リオデジャネイロオリンピックで日本の選手団が大健闘しています。もしもメダルが少なかったら、NHKのテーマソングを歌っている「安室ちゃんのせいで負けた!」と言われないか心配していましたが、杞憂に終わりそうです(笑)。

 「アメリカ」が強いのはいつも通りですが、人口から考えると「イギリス」の強さは驚異的です。東西冷戦時代の「東ドイツ」の強さを彷彿とさせます。
 イギリスはロンドンオリンピックに合わせて、国家プロジェクトとして選手を強化しましたが、その効果が如実に表れています。東京オリンピックを控えている日本も頑張って欲しいです。

 本題に戻って、すったもんだの末に、2020年東京オリンピックのメーン会場となる「新国立競技場」の根本的な見直しが行われ、「大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所共同企業体」の案に決定しています。

 「日本スポーツ振興センター(JSC)」から詳細な資料が公表されていますが、2016年7月21日に開催された「第60回新宿区景観まちづくり審議会」でも審議されて詳細な資料が公開されています。

 引用資料 新宿区・公式ホームページ(PDF:2016/07/21)
 第60回新宿区景観まちづくり審議会 新国立競技場(仮称)整備事業  

 「第60回新宿区景観まちづくり審議会」の資料は、「日本スポーツ振興センター(JSC)」の資料とは別の「まちづくりの観点」で見ているのでいろいろと興味深い点が多いです。

新国立競技場の概要
◆ 計画名-新国立競技場(仮称)
◆ 所在地-東京都新宿区霞ヶ丘町10番1ほか、渋谷区千駄ヶ谷一丁目15番1ほか
◆ 階数-地上5階 地下2階
◆ 高さ-建物高さ49.2m
◆ 敷地面積-113,039.62㎡
◆ 建築面積-約72,400㎡
◆ 延床面積-約194,000㎡
◆ 構造- 鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 用途-観覧場、自動車車庫、その他
◆ 建築主-(独立行政法人)日本スポーツ振興センター
◆ 設計者-新国立競技場整備事業 大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所共同企業体
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2016年12月01日予定
◆ 竣工-2019年11月30日予定


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「施設計画」です。規模を縮小したと言っても約325m×約250mもある巨大スタジアムになります。


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「外構図」です。北西側に「歩行者デッキ1号」、南西側に「歩行者デッキ2号」が整備されます。


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「新国立競技場」の建設予定地を西側から見た様子です。


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日本青年館の跡地
 「日本青年館」は解体されました。跡地は新国立競技場の敷地の一部となります。


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明治公園の跡地
 「明治公園」の跡地も新国立競技場の敷地の一部となります。


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「明治公園」の跡地を南西側から見た様子です。道路の上に「歩行者デッキ2号」が整備されます。


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霞ケ丘アパートの跡地

 道路の南側の都営団地「霞ケ丘アパート」は解体されて新しい「明治公園」になる予定です。


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2016年8月18日 (木)

コクーンシティ(さいたま新都心) 埼玉県内初出店となった「ヨドバシカメラマルチメディアさいたま新都心駅前店」

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-コクーンシティ(さいたま新都心) コクーン3-

 「片倉工業」は、繊維事業、 医薬品事業、機械関連事業、不動産事業などを運営しています。東京都中央区京橋に竣工した超高層ビル「東京スクエアガーデン」の開発事業主にも「片倉工業」は名を連ねています。

 「さいたま新都心駅」東口にも広大な土地を所有し、第一期開発(約33,000㎡)、第二期開発(約68,000㎡)、第三期開発(約26,000㎡)と段階的に開発を行いました。

 第一期開発として、2004年9月に商業施設「コクーン1」をオープンしています。第二期開発用地のうちゴルフ練習場と立体駐車場の用地に「コクーン2」を2015年4月24日(金)にオープンしました。

● ヨドバシカメラマルチメディアさいたま新都心駅前店  
 更に、「コクーン3」を2015年7月17日(金)にオープンしました。「コクーン3」は、2015年3月1日まで「イトーヨーカドー大宮店(新大宮店はコクーン2へ移転)」が31年間に亘り営業を続けてきた建物をリニューアルしたものです。

 「コクーン3」の核テナントとして「ヨドバシカメラマルチメディアさいたま新都心駅前店」が出店しました。「ヨドバシカメラ」にとっては埼玉県に初出店となりました。
 売場面積約4,000坪(約13,200㎡)は、関東地区では「マルチメディアAkiba、マルチメディア横浜、新宿西口本店」に次ぐ4番目の規模です。

 ヨドバシカメラは、関東地方を中心に全国主要ターミナル駅前に23店舗(2016年8月18日現在)を展開していますが、意外にも埼玉県には店舗がありませんでした。
 ヨドバシカメラ22店舗目にして、埼玉県初出店となりました。ちなみに、23店舗目は「マルチメディア名古屋松坂屋店」です。


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配置図です。「ヨドバシカメラマルチメディアさいたま新都心駅前店」は、「コクーン3」に出店しています。


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「コクーン3」を南西側から見た様子です。


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「コクーン3」を南側から見た様子です。「ヨドバシカメラ」は、地下1階~3階の4フロアの中で、地下1階~2階の3フロアに出店しています。


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店舗名は「ヨドバシカメラマルチメディアさいたま新都心駅前店」と非常に長いです。


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「コクーン3」を南東側から見た様子です。


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搬入口をテナントごとに分けています。


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搬入口をを含めて「コクーン3」を南東側から見た様子です。


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2016年8月17日 (水)

品川区 JR大崎駅東口 ゲートシティ大崎の南東側で計画されている「大崎駅東口第4地区再開発」の予定地

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-大崎駅東口第4地区再開発-

 JR大崎駅周辺では怒涛の勢いで再開発が行われています。更に複数の地区で再開発構想が進められていますが、「大崎駅東口第4地区再開発」もその一つです。

 「ゲートシティ大崎」の南東側に位置する「大崎駅東口第4地区」の区域面積約19,000㎡を対象に再開発を検討してきた地権者らが、2015年9月25日に「大崎駅東口第4地区市街地再開発準備組合」を設立しました。

 再開発の検討対象区域は大崎一丁目で、北側は「環状6号(山手通り)」、東側は「目黒川」、南側は「JR山手線・横須賀線」に囲まれています。

 4つの街区で構成し、印刷会社の「千代田グラビヤ」の本社ビル、「光村印刷」の本社ビル、「NIPPO」の所有地などがあります。事業協力者として、地権者の「NIPPO」に加え、「三井不動産、東京建物」の3者が参画しています。


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「大崎駅東口第4地区再開発」の予定地を北東側から見た様子です。


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「大崎駅東口第4地区再開発」の予定地は、東側で「目黒川」に面しています。


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一番東側の「目黒川」に隣接する三角形の街区です。


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北側は駐車場になっています。


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「環状6号(山手通り)」沿いの街区北東側のにある「光村印刷」の本社などが入っている「光村ビル」も再開発の対象となっています。


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「千代田グラビヤ」の本社ビルです。再開発予定地の中で「千代田グラビヤ」の敷地が最も広いです。「千代田グラビヤ」はJR大崎駅周辺の大家さんで、「千代田グラビヤ」の土地に複数のビルが建設されています。


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「環状6号(山手通り)」沿いの街区北西側にあるマンションも再開発の対象となっています。


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2016年8月16日 (火)

東京駅八重洲北口の新たなランドマーク 竣工した「鉄鋼ビルディング(TEKKO BUILDING)」の「本館 & 南館」

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-鉄鋼ビルディング(TEKKO BUILDING)

 東京駅八重洲北口側で「第一鉄鋼ビルディング」と「第二鉄鋼ビルディング」の建て替えがプロジェクトである「(仮称)新鉄鋼ビル」の建設が行われました。

 北側に地上26階、塔屋1階、地下3階、最高高さ131.40mの「本館」、南側に地上20階、塔屋1階、地下3階、最高高さ99.45mの「南館」が建設されました。建設中には「本館」は「オフィス棟」、「南館は「にぎわい施設棟」と呼ばれていました。

 2015年10月31日に竣工し、2015年12月1日に商業施設ゾーン先行開業、2016年2月4日にグランドオープンしました。

 「南館」の6階から最上階の19階まで、サービスアパートメントの世界的リーディングカンパニーである「オークウッド」が、サービスアパートメント「オークウッドプレミア東京(123室)」を2016年2月4日(木)にオープンしました。

鉄鋼ビルディング(TEKKO BUILDING)の概要
◆ 計画名-(仮称)新鉄鋼ビル
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内一丁目8番2号
◆ 階数-地上26階、塔屋1階、地下3階(本館)、地上20階、塔屋1階、地下3階(南館)
◆ 高さ-最高部131.40m(本館)、最高部99.45m(南館)
◆ 敷地面積-7,399.67㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約5,600㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約116,600㎡(施設全体)
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-杭基礎、直接基礎
◆ 地震対策-中間層免震構造(本館は3階と4階の間、南館は5階と6階の間に天然ゴム系積層ゴム支承、U型鋼材ダンパー、オイルダンパーの3種類の免震材料を設置)
◆ 用途-(本館)オフィス、店舗舗、貸会議室、駐車場、(南館)サービスアパートメント、ラウンジ、フィットネス、店舗、空港リムジンバス発着場
◆ 建築主-鉄鋼ビルディング
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計
◆ 施工者-大成・増岡組建設共同企業体(大成建設、増岡組JV)
◆ 着工-2013年04月15日
◆ 竣工-2015年10月31日
◆ オープン-2015年12月01日(商業施設ゾーン先行開業)、2016年02月04日(グランドオープン)


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「本館」を北東側から見た様子です。オフィスフロアは、天井高2,950mm、基準階貸室面積約2,390㎡の無柱空間となっています。


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「本館」の下層階を北東側から見た様子です。「本館」は、地震対策として「中間層免震構造」を採用しています。3階と4階の間に「免震層」を設置しています。

 「天然ゴム系積層ゴム支承、U型鋼材ダンパー、オイルダンパー」の3種類の免震材料を建物の中間部に設けて、地震の影響を最小限にする構造となっています。


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「本館」は南北に非常に長いです。


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「本館」の外堀通り沿いの歩道です。


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「本館」を南東側から見た様子です。


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「本館」の下層階を南東側から見た様子です。


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「南館」を北東側から見た様子です。


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「本館」との連結部分と「南館」の下層階を北東側から見た様子です。


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「南館」を南東側から見た様子です。6階から最上階の19階までが、サービスアパートメント「オークウッドプレミア東京(123室)」となっています。


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「南館」の下層階を南東側から見た様子です。「南館」は、地震対策として「中間層免震構造」を採用しています。5階と6階の間に「免震層」を設置しています。

 「天然ゴム系積層ゴム支承、U型鋼材ダンパー、オイルダンパー」の3種類の免震材料を建物の中間部に設けて、地震の影響を最小限にする構造となっています。


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「南館」を南側から見た様子です。


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「南館」の下層階を南側から見た様子です。


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「南館」の南東側です。


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「南館」の南東角です。


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裏側の「丸の内トラストシティ」との谷間です。南北に通り抜ける事が出来ます。


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「南館」の西面です。いかにもビルの裏側という感じの外壁です。


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「南館」側は結構スペースがあります。この部分は「丸の内トラストシティ」の敷地です。


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「南館」と「本館」の間くらいで「外堀通り」側に抜ける事が出来ます。


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「本館」の西面です。


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「本館」側はかなり狭いです。この部分は「鉄鋼ビルディング」の敷地です。


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更に北進すると「本館」の北西角に出ます。


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2016年8月15日 (月)

豊島区 竣工した「としまエコミューゼタウン(Brillia Tower池袋)」 & 豊島区役所の屋上10階「豊島の森」

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としまエコミューゼタウン(Brillia Tower池袋)
 サンシャインシティの少し南側で、「豊島区立日出小学校」や「南池袋児童館」の跡地の再開発プロジェクト「南池袋二丁目A地区第一種市街地再開発事業」が行われました。

 概要は、地上49階、塔屋2階、地下3階、高さ189.00m、延床面積94,681.87㎡です。施設全体の名称は、公募により「としまエコミューゼタウン」と命名されました。

 1階の一部と3階~9階が「豊島区役所」、1階・2階が商業施設、11階~49階が総戸数432戸(内非分譲住戸110戸)の共同住宅「Brillia Tower 池袋(ブリリアタワー池袋)」となっています。10階は中間免震階です。

 外観のデザインが非常にユニークで、外観デザイン監修は隈研吾氏(隈研吾建築都市設計事務所)が担当しました。豊島区役所の屋上10階には、かつての豊島区の自然を再現した「豊島の森」が整備されています。

としまエコミューゼタウン(Brillia Tower池袋)の概要
◆ 計画名-南池袋二丁目A地区第一種市街地再開発事業施設建築物
◆ 所在地-東京都豊島区南池袋二丁目45番1号
◆ 交通-東京メトロ有楽町線「東池袋」駅徒歩1分(地下2階より地下通路直結)、JR線「池袋」駅より徒歩8分
◆ 階数-地上49階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-最高部189.00m
◆ 敷地面積-8,324.91㎡(建築確認対象面積)
◆ 建築面積-5,319.73㎡
◆ 延床面積-94,681.87㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-中間階免震構造(10階)
◆ 用途- 11階~49階(共同住宅)、10階(中間免震階)、 3階~9階(豊島区役所の新庁舎)、地上1階・2階(商業施設)、地下2階・地下1階(駐車場)、地下3階(機械室)
◆ 総戸数-432戸(内非分譲住戸110戸)
◆ 建築主-南池袋二丁目A地区市街地再開発組合(売主 東京建物、財団法人首都圏不燃建築公社)
◆ 設計者・監理者-日本設計(構造設計協力 大成建設)
◆ 外観(一部内観)デザイン監修-隈研吾建築都市設計事務所
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2012年02月01日(本体工事)
◆ 竣工-2015年02月13日(工事完了)、2015年03月02日(竣工)、 2015年03月23日(新庁舎落成式)
◆ 入居開始-2015年03月下旬(Brillia Tower池袋)、3階~9階の豊島区新庁舎は2015年05月07日にオープン


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Brillia Tower 池袋(ブリリアタワー池袋)

 11階~49階が総戸数432戸(内非分譲住戸110戸)の共同住宅「Brillia Tower 池袋(ブリリアタワー池袋)」となっています。10階は「中間免震階」です。


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豊島区役所

 1階の一部と3階~9階が「豊島区役所」、1階・2階が商業施設となっています。地震対策として免震構造を採用しており10階は「中間免震階」です。


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敷地南側の「有効空地」です。


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敷地東側の「有効空地」です。


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東側壁面です。


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非常に複雑な外装になっています。メンテナンスが大変そうです・・・


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北東側から見上げた様子です。


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北東側から見た下層階の様子です。


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敷地北側の「有効空地」です。


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北西側から見上げた様子です。


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南西側から見上げた様子です。


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敷地西側の「有効空地」です。


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豊島の森

 豊島区役所の屋上10階には、かつての豊島区の自然を再現した「豊島の森」が整備されています。 豊島区の植生や生態など自然のしくみを学びながら憩える場となっています。


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「ビオトープ」も設けています。


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「豊島の森」があるのは、屋上10階の南側部分です。


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外階段で下の階に下りる事が出来ます。


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グリーンテラス

 8階の「グリーンテラス」です。4階、6階、8階の庁舎フロア南側には、緑に親しめる「グリーンテラス」があります。「豊島の森」からは外階段でつながれており、自然環境を体感できる見学・学習ルートを設けています。


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2016年8月14日 (日)

新宿副都心に新たな超高層複合ビル 青梅街道沿い 地上29階、高さ約132m「西新宿6丁目計画(仮称)」の詳細な概要が判明!

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-西新宿6丁目計画(仮称)-

 新宿副都心の「住友不動産新宿グランドタワー」から青梅街道を挟んですぐ南側一帯の雑居ビル群を集約した敷地面積4,430.20㎡に「レオパレス21」が超高層ビルの建設を計画していました。

 その後、事業主が「レオパレス21」から「大和ハウス工業」に変更になりました。敷地内の小規模な雑居ビル群を解体すると共に、敷地内の北西側にあった「丸山学園」運営する「東京栄養専門学校」の新築移転が行われました。

 「東京栄養専門学校」は、敷地内の南西側に新校舎を建設しました。2013年9月に新校舎が完成して移転しました。移転後に旧校舎を解体しました。

 更地になってからすぐに新築工事は行われず、現在は駐車場や仮設店舗として暫定的に使用されています。

● 計画名は「西新宿6丁目計画(仮称)」
 ずっと動きがありませんでしたが、いよいよ動き出すようです。2016年7月21日に開催された「第60回新宿区景観まちづくり審議会」で審議されたようです。

 引用資料 新宿区・公式ホームページ(2016/07/21)
 新宿区景観まちづくり審議会:第60回新宿区景観まちづくり審議会 

 計画名は「西新宿6丁目計画(仮称)」で、地上29階、塔屋2階、地下2階、高さ131.700m、 延床面積39,669.90㎡で、オフィス、共同住宅、店舗、保育所等で構成される超高層複合ビルが建設されます。

 建築主は変更がなければ「大和ハウス工業」です。設計者は「日本設計・大成建設 設計共同企業体」となっています。

西新宿6丁目計画(仮称)の概要
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿六丁目11-1
◆ 階数-地上29階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部131.700m
◆ 敷地面積-3,886.10㎡
◆ 建築面積-1,421.04㎡
◆ 延床面積-39,669.90㎡
◆ 構造- 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 地震対策-免震構造(地下1階と地上1階の間に免震層を設置)
◆ 用途-オフィス、共同住宅、店舗、保育所
◆ 建築主-大和ハウス工業(管理人の推測)
◆ 設計者-日本設計・大成建設 設計共同企業体


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「配置図」です。ビルは正方形のようです。敷地の南西側に「丸山学園」運営する「東京栄養専門学校」の新築移転しています。


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「フロア構成図」です。地下2階・地下1階が「 駐車場、機械室」、1階・2階が「店舗、オフィス、ロビー」、3階~18階が「オフィス」、19階が「設備フロアー」、20階が「住宅ロビー」、21階~29階が「共同住宅」となっています。

 「鉄筋コンクリート造」が主体の超高層ビルになるようです。地震対策として「免震構造」を採用します。地下1階と地上1階の間に「免震層」を設置しています。


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「西新宿6丁目計画(仮称)」の建設予定地です(写真提供タイム氏)。
 

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敷地の一部は、暫定的に駐車場「タイムズポート西新宿6丁目」となっています(写真提供タイム氏)。


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暫定利用される前はずっと「仮囲い」で囲まれていました。


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暫定利用される前に掲示されていた「開発許可標識」です。開発区域の面積は4,430.20㎡でしたが、敷地面積が3,886.10㎡に減少したのは、敷地の南西側に「丸山学園」運営する「東京栄養専門学校」の新築移転したため、その分が減ったと思われます。


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「東京栄養専門学校」はの新校舎です。敷地内の南西側に新校舎を建設し、2013年9月に移転しました。


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2016年8月13日 (土)

新宿副都心に新たな超高層複合ビル 地上33階、高さ約160m「(仮称)西新宿六丁目計画」の詳細な概要が判明!

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(仮称)西新宿六丁目計画
 7月に「西新宿六丁目西第5地区東」をUPしたばかりですが、ネタ不足で悩んでいたら読者の方から新宿区から詳細な概要が発表になっているとメールを頂きました。ありがとうございました。

 「セントラルパークタワー・ラ・トゥール新宿」と「コンシェリア西新宿TOWER’S WEST」に挟まれた「西新宿六丁目西第5地区東」では再開発が計画されています。

 地権者任意による「西新宿六丁目西第5ブロック東地区土地基盤整備準備組合」は、共同建て替え、再開発事業、区画整理事業など、さまざまな事業手法を視野に入れ、まちづくりについての検討を進めていましたが、土地基盤整備準備組合は、2015年末に組織を解散しました。

 今後は、事業協力者として参画していた「住友不動産」が、建て替えを検討していく模様のようです。開発手法に加え、単独開発となるかどうかは現時点で未定となっていました。

● 正式な計画名は「(仮称)西新宿六丁目計画」
 
「西新宿六丁目西第5ブロック東地区」と呼ばれていましたが、正式な計画名は「(仮称)西新宿六丁目計画」に決まったようです。

 2016年7月21日に開催された「第60回新宿区景観まちづくり審議会」で審議されたようです。正直、こんなに計画が進んでいるとは夢にも思っていませんでした。感激して思わず小躍りしてしまいました(笑)。

 引用資料 新宿区・公式ホームページ(PDF:2016/07/21)
 第60回新宿区景観まちづくり審議会 (仮称)西新宿六丁目計画 

 概要は、地上33階、塔屋2階、地下2階、高さ(最高部160.000m、建築物158.800m)、延床面積62,019.00㎡となっています。オフィスと共同住宅で構成する超高層複合ビルです。

 1階が「エントランスホール」、2階~9階が「共同住宅」、10階が「特高電気室」、11階~31階が「オフィス」、32階が「蓄電池置場」、33階が「非常用発電機室」となっています。

 地震対策として、「中間免震構造」を採用しています。共同住宅とオフィスの間となる9階と10階の間に「中間免震層」を設置します。

(仮称)西新宿六丁目計画の概要
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿六丁目666-1番地 外
◆ 階数-地上33階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部160.000m、建築物158.800m
◆ 敷地面積-5,615.66㎡
◆ 建築面積-2,272.74㎡
◆ 延床面積-62,019.00㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 地震対策-中間免震構造(9階と10階の間に免震層を設置)
◆ 用途-オフィス、共同住宅
◆ 建築主-住友不動産
◆ 設計者-日建設計


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北西側(十二社通り側)から見た完成予想図です。


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配置図です。 当初は超高層タワーマンションが建設されると言われていましたが、「セントラルパークタワー・ラ・トゥール新宿」と「コンシェリア西新宿TOWER’S WEST」に挟まれた眺望が期待出来ない難しい立地なのでオフィス主体になるようです。


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断面図です。高さは図面を拡大すると最高部160.000m、建築物158.800mとなっています。1階が「エントランスホール」、2階~9階が「共同住宅」、9階と10階の間が「中間免震層」、11階~31階が「オフィス」となっています。


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「(仮称)西新宿六丁目計画」の予定地を南側がら見た様子です。土地の集約化がほぼ終わっています。敷地の形状は、南側を頂点とした三角形です。敷地面積は5,615.66㎡です。


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北東側から見た様子です。


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北西側から見た様子です。


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2016年8月12日 (金)

豊島区 池袋駅西口地区市街地再開発 3棟の超高層ビルなど大規模な再開発を計画!

池袋マルイが閉店-2021年8月29日、69年の歴史を終えた「西口の顔」最終営業日

 

 

 


-池袋駅西口地区市街地再開発-

 池袋駅西口地区では、大規模な「池袋駅西口地区市街地再開発」が計画されています。「池袋駅西口地区市街地再開発準備組合」は、「三菱地所、三菱地所レジデンス」2社を事業協力者に選んでいます。

 引用資料 豊島区公式ホームページ
 池袋駅西口地区 

 三菱地所提供の完成イメージ等 豊島区議会議員
 池袋駅西口地区のまちづくりについてなど 豊島副都心開発調査特別委員会

 再開発計画の対象地区は、池袋駅西口に位置する東武百貨店(メトロポリタンプラザビルを除く)、西口公園、バスターミナルを一体で開発するものです。
 対象地域の面積は約5.3haです。宅地面積(鉄道用地0.5ha含む)約2.7ha、道路面積約2.3ha、公園面積約0.3haとなっています。

 3棟の超高層ビルを建設します。順調に進めば、2018年度に都市計画を決定、2020年度に再開発組合の設立許可、2023年度以降に、既存建物の解体除去工事・新築工事を開始する予定です。


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「配置計画案」です。「高層棟①、高層棟②、高層棟③」の3棟の超高層ビルを計画しています。


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「池袋駅西口地区市街地再開発」の予定地です。


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東側の一番北側の雑居ビル群は、解体されて広場の一部になる予定です。


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「東武百貨店(メトロポリタンプラザビルを除く)」は解体されて、「高層棟①」が建設される予定です。


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「東武会館別館 」などがある街区には、「高層棟②」が建設される予定です。


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西側の一番北側の雑居ビル群は、解体されて「バスターミナル」になる予定です。


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西側の「ビックカメラ 池袋西口店」などがある街区には、「高層棟③」が建設される予定です。


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西側の南側にある「バスターミナル」は、移転して広場の一部になる予定です。


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更に南側にある「東京芸術劇場」はそのまま残ります。

 

 



 

 

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2016年8月11日 (木)

豊島区 首都圏最大級のシネマコンプレックスと商業フロアからなる「(仮称)東池袋一丁目シネマコンプレックスプロジェクト」

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-(仮称)東池袋一丁目シネマコンプレックスプロジェクト-

 リオデジャネイロオリンピックで、男子体操の個人総合決勝で、内村航平選手が最終種目の鉄棒で逆転し、個人総合決勝しました。内村航平選手は五輪連覇と、団体との2冠を達成しました。凄いとしか言いようがありません。

 本題に戻って、「東急不動産」と「佐々木興業」は、佐々木興業が計画を進めてきた「(仮称)東池袋一丁目シネマコンプレックスプロジェクト」に関して、両社協力のもと、開発計画を進めていくことになりました。

 引用資料 東急不動産(2016/08/09)
 (仮称)東池袋一丁目シネマコンプレックスプロジェクトの開発計画に着手 ~ 「首都圏最大級のシネマコンプレックス」と「商業フロア」からなる大型商業施設計画  

 当初は、「スポルト池袋」の解体後に「佐々木興業」が建築主となり、地上15階、地下3階、最高高さ約90m、延床面積約16,900㎡のビルを建設し、4階~15階部分に12スクリーン、約2,600席を設置する予定でした。

 計画を変更し、「スポルト池袋」の解体後に「東急不動産」が土地を買い取り、商業ビルの建築主体となります。地上14階、地下2階の規模で、地下1階~地上3階はバラエティ豊かな店舗が集う「商業フロア」、中上層階は佐々木興業が「シネマコンプレックス」を計画しています。

● 首都圏最大級のシネマコンプレックスが出店
 「佐々木興業」が運営予定のシネマコンプレックスは、「12スクリーン、約2,500席の首都圏最大級のシネマコンプレックス」の出店を予定しています。

 日本最大級の高さ18m超×幅26m超という巨大スクリーンを備えた次世代のシステム「IMAX with LASER」を東日本では初めて導入します。また、体感型プレミアムシアター「4DX」等、最新鋭の映像・音響システムを導入する予定です。


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下層階の「外観イメージ」です。地下1階~地上3階はバラエティ豊かな店舗が集う「商業フロア」となります。


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建設予定地です。


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「(仮称)東池袋一丁目シネマコンプレックスプロジェクト」は、2014年3月に営業を終了した「スポルト池袋」跡地に建設します。


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「スポルト池袋」跡地は、敷地面積1,837㎡です。


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既存ビルの解体工事は、2016年6月~2017年2月末までの工期で行われています。


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2016年8月10日 (水)

国家戦略特区 野村不動産ホールディングスが「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」周辺の再開発 延床面積は最大50万㎡、総事業費は約3500億円!

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-芝浦一丁目建替え(国家戦略特区指定案件)-

 「野村不動産ホールディングス」のIR資料や首相官邸の「国家戦略特区」の資料を見ていると「芝浦一丁目建替え」とか「芝浦一丁目地区」が出てきます。

 「芝浦一丁目建替え」もしくは「芝浦一丁目地区」は、「野村不動産ホールディングス」が所有する「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」周辺の再開発事業です。「国家戦略特区指定案件」となっています。

● 延床面積は最大50万㎡、総事業費は約3500億円!
 昨日(8月9日)の「日本経済新聞」が、「野村不動産ホールディングス」が、浜松町周辺で大規規模な再開発に乗り出すと報じました。

 日本経済新聞(2016/08/09)
 野村不動産、東京・浜松町で3500億円再開発 2020年にもビル着工

 総事業費は約3,500億円、2020年にも着工し、2030年の完成を目指します。オフィス中心の超高層ビル2棟を建て、総延床面積は最大50万㎡の超ビッグプロジェクトになるようです。


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浜松町ビルディング(東芝ビルディング)
 
世界貿易センタービルの展望台「シーサイド・トップ」から見た「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」です。地上40階、塔屋1階、地下3階、高さ165.9mのオフィスビルです。「東芝ビルディング」として、1984年3月に竣工しました。

 現在は、「NREG東芝不動産(野村不動産ホールディングス95%、東芝5%)」が所有し、ビル名は「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」となっています。

 「耐震補強・長周期地震動対策工事」が行われ、地震による水平方向の揺れを吸収する「ダイナミックスクリュー」と「オイルダンパー」を、低層階を中心に102ヶ所設置しました。

浜松町ビルディング(東芝ビルディング) の概要
◆ 所在地-東京都港区芝浦一丁目1番1号
◆ 交通-JR、東京モノレール「浜松町」駅徒歩5分、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅徒歩8分、ゆりかもめ「日の出」駅徒歩6分
◆ 階数-地上40階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部165.9m 
◆ 敷地面積-34,506.91㎡
◆ 建築面積-14,741.10㎡(東芝浜松町ビルを含む場合16,464.58㎡)
◆ 延床面積-162,612.86㎡(東芝浜松町ビルを含む場合176,567.92㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-制震構造(水平方向の揺れを吸収するダイナミックスクリューとオイルダンパーを低層階を中心に102ヶ所設置)
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 建築主-港建物、第一生命保険
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-清水建設、鹿島建設JV
◆ 着工-1981年08月
◆ 竣工-1984年03月

(備考) 高さは、最高部166.65m、軒高165.8mという資料もあります。


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世界貿易センタービルの展望台「シーサイド・トップ」から見た「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」の横アングルです。

 「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」の大規模な再開発が始ったら ”世界貿易センタービルの展望台「シーサイド・トップ」から定点観測しよう!” と思ったのですが、よく考えたら「世界貿易センタービル」も再開発により解体されます・・・


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「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」を芝浦運河越しの南東側から見た様子です。東芝の本社機能が集中しているようなイメージがありますが、本社機能のかなりの部分が川崎市の「スマートコミュニティセンター(ラゾーナ川崎東芝ビル)」に移転しています。

 現在、東芝の本社機能は、東京都港区の「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」と川崎市の「スマートコミュニティセンター(ラゾーナ川崎東芝ビル)」にあります。

 今年の初めまで、東京都江東区の「NBF豊洲ガーデンフロント」にも東芝の本社機能がありましたが、今朝見ると東芝の公式ホームページから消えていました。
 東芝は、「不適切会計問題」により、リストラによる事業部や子会社の売却を行いました。「NBF豊洲ガーデンフロント」からも撤退したようです。


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「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」を芝浦運河越しの南側から見た様子です。このビルを解体するのはもったいないような気もしますが・・・


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2016年8月 9日 (火)

JR東日本 首都圏276駅に「駅ナンバリング」 2016年8月20日(土)初電の「目黒駅」から導入開始!

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-JR東日本 首都圏で駅ナンバリング開始-

 リオデジャネイロオリンピックで、体操男子団体の決勝があり、日本が悲願の金メダルを獲得しました。この種目での優勝は2004年アテネ大会以来12年ぶりです。

 「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ!」のアテネ大会からもう12年も経ったんですね。予選がボロボロだったので、心配しましたが見事に立て直しました。凄い精神力ですね! 

 本題に戻って、JR東日本は、山手線の「目黒駅」を皮切りに駅番号(駅ナンバリング)の導入を開始します。首都圏エリア(東京電車特定区間)の276駅に駅ナンバリングを導入します。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を見据え、訪日外国人旅行者の受入れ体制のさらなる強化を図ります。

 引用資料 JR東日本(PDF:2016/08/04)
 「駅ナンバリング」の導入を開始します

 「目黒駅」の番号は「JY22」です。2016年8月20日(土)初電から、「目黒駅」の駅名標に番号表示を追加します。同時に「日本語・英語・中国語・韓国語」による4ヶ国語表記も追加します。「目黒駅」を皮切りに、今後も駅ナンバリングを順次導入していく方針です。


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「ホーム柱駅名標表示イメージ」です。


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表示方法

 路線記号(アルファベット2文字)と駅番号(数字2桁)の組み合わせを路線ごとに設定している路線カラーを用いて表示します。
 
 おもな乗換駅には、路線記号・駅番号に加えて、駅名をアルファベット3文字で表現した「スリーレターコード」を表示します。


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「導入エリア略図(電車特定区間)」です。対象駅は、首都圏エリア276駅(東京支社78駅)です。


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「対象路線と路線記号一覧」です。


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JR目黒駅
 2016年8月20日(土)初電から、駅ナンバリングが導入される「目黒駅」のホームです。山手線のホームドアも「恵比寿駅」の2010年6月26日(土)に続き、「目黒駅」は2010年8月28日(土)から供用開始されました。「目黒駅」は最初に導入するモデル駅なんでしょうか?。


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2016年8月 8日 (月)

国家戦略特区 「住友不動産」を中心として大規模な再開発が計画されている「三田三、四丁目地区」

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-三田三、四丁目地区-

 国家戦略特区「三田三、四丁目地区」は、「札の辻(ふだのつじ)交差点」の西側に広がる広大な敷地です。地区面積は約37,000㎡とかなり広いです。

 住友不動産の公式HPの中にある「再開発への取り組み」では、地区面積約37,000㎡、地上39階、地下2階 、延床面積約218,000㎡、主な用途が事務所・住宅・店舗、権利者数147名となっています。

 住友不動産 → 再開発への取り組み

 地区面積が約37,000㎡もあるのに、延床面積が約218,000㎡というのは狭すぎるので、地上39階、地下2階の超高層ビル以外にも別のビルが建設される可能性があります。


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国家戦略特区「三田三、四丁目地区」の予定地です。地区面積が約37,000㎡もあります。

 引用資料 住友不動産(PDF:2015/11/30)
 国家戦略特区「三田三、四丁目地区」と連動した面的整備を実施 外資系企業が集積する「国際ビジネス拠点」形成にむけた “第一歩” 「住友不動産三田ビル」 本日竣工 


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国家戦略特区「三田三、四丁目地区」の予定地の北側部分です。


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「第一京浜」沿いには、写真右側(北側)の「三田北島ビル」と写真左側(南側)の「大和地所三田ビル」が残っていますが、このビルも再開発対象区域に含まれます。


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対象区域内のかなりの面積が更地化されて暫定的に駐車場として使用されているので、動き出すと一気に進みそうです。


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更に南側です。


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更に南側です。手前は「住友不動産三田ツインビル西館」の敷地です。奥の2棟のマンションも再開発対象区域に含まれます。


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2016年8月 7日 (日)

「住友不動産」のビジネスモデルを確立した第一号物件「住友三田ビル」 跡地に竣工した「住友不動産三田ビル(バンダイナムコ未来研究所)」

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住友不動産三田ビル
 関西が基盤だった「住友不動産」は、「三菱地所」や「三井不動産」のように東京都心に拠点を持っていなかったため、「小さな土地を一つひとつ集め、大きな土地にして、そこにビルを建てる」ビジネスモデルによって企業規模を拡大してきました。

 これは「森ビル」とも共通する「住友不動産」の企業DNAそのものです。建替え前の「住友三田ビル」は、住友不動産のビル開発の歴史において、用地取得のビジネスモデルを確立した第一号物件でした。

 「住友三田ビル」は解体されて、跡地には「住友不動産三田ビル」が建設され、2015年11月30日に竣工しました。近隣では国家戦略特区の「三田三、四丁目地区」の開発も推進しています。

 住友不動産 ニュースリリース(PDF:2015/11/30)
 「住友不動産三田ビル」 本日竣工 

バンダイナムコ未来研究所
 「バンダイナムコホールディングス」および、バンダイナムコグループのネットワークエンターテインメント事業を統括する「バンダイナムコエンターテインメント」など、グループ5社は、2016年1月より順次「住友不動産三田ビル」に本社機能を移転しました。

住友不動産三田ビル(バンダイナムコ未来研究所)の概要
◆ 計画名-(仮称)住友不動産三田ビル新築工事
◆ 所在地-東京都港区芝五丁目37-8
◆ 交通-都営三田線、浅草線「三田」駅徒歩2分、JR山手線、京浜東北線「田町」駅徒歩5分
◆ 階数-地上13階、地下0階
◆ 高さ-78.60m
◆ 敷地面積-3,109.62㎡
◆ 敷地面積-2,541.87㎡
◆ 延床面積-24,937.91㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-中間免震構造
◆ 用途-オフィス
◆ 建築主-住友不動産、住友不動産ファイナンス
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 施工者-西松建設
◆ 着工-2013年12月01日
◆ 竣工-2015年11月27日(工事完了)、2015年11月30日(竣工)
◆ オープン-2016年01月より順次移転


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「住友不動産三田ビル」を北西側から見た様子です。第一京浜の「札の辻交差点」前に建っていた「住友三田ビル」の建て替えプロジェクトです。

 地上13階、高さ78.60mです。最初に「建築計画のお知らせ」が掲示された時は、地上13階、高さ約95mの異常に階高の高いビルでした。その後大幅に設計変更されました。


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「バンダイナムコグループ」のロゴです。


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北端の円形巨大柱が印象的です。


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下層階を北側から見た様子です。


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「バンダイナムコ未来研究所」のエントランスです。


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「バンダイナムコグループ」が1棟借りしています。


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下層階を南側から見た様子です。


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南端にも円形巨大柱があります。


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南端の円形巨大柱の全景です。


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2016年8月 6日 (土)

ベイシティ晴海 竣工した地上52階、高さ約180mの超高層ツインタワー「DEUX TOURS CANAL&SPA(ドゥ・トゥール)」 高さが265cm高くなった?

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-DEUX TOURS CANAL&SPA(ドゥ・トゥール)-

 「(仮称)晴海三丁目西地区A2・A3街区計画」は、地上52階、塔屋1階、地下1階、高さ179.95mの超高層ツインタワーマンションです。

 正式名称は「DEUX TOURS CANAL&SPA(ドゥ・トゥール)」です。総戸数1,450戸ですが、その他にSOHO216区画、店舗2区画があります。

 フランス語で、1は「un(アン)」、2は「deux(ドゥ)」、3は「trois(トロワ)」ですが、「DEUX TOURS」を直訳すると「2つの塔」となります。
 2棟の名称は、北東側にあるA2街区が「EAST棟」、南西側にあるA3街区が「WEST棟」となります。

 2015年9月17日に本体工事が完了し、2016年4月上旬から入居開始されています。「住友不動産」らしくじっくりと腰を落ち着けて販売を行っているのでまだ完売していません。そのため公式ホームページが見られるのでビルヲタ的には助かります。

● 高さが265cm高くなった?
 「建築計画のお知らせ」での高さは177.30mとなっていましたが、東京都環境局から公表されている竣工後の数値は179.95mとなっています。実際に設計変更で高くなったのか? 建築物もしくは軒高との違いなのか? は分かりません。

 東京都環境局(竣工後の数値)
 DEUX TOURS CANAL&SPA (ドゥ・トゥール) (分譲住宅) 

 それにしても東京都の正確な数値を公開するシステムは素晴らしい情報公開ですね。もう10年以上行っていますが、他の都市も見習って欲しいです。

DEUX TOURS CANAL&SPA(ドゥ・トゥール)の概要
◆ 計画名-(仮称)晴海三丁目西地区A2・A3街区計画
◆ 所在地-東京都中央区晴海三丁目102番(地番)
◆ 交通-都営大江戸線「勝どき」駅から徒歩9分
◆ 階数-地上52階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-179.95m
◆ 敷地面積-15,222.35㎡(A2街区・A3街区合計)
◆ 建築面積-10,073.63㎡(A2街区・A3街区合計)
◆ 延床面積-174,801.03㎡(容積対象面積121,776.90㎡/A2街区・A3街区合計)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-免震構造(基礎免震および中間階免震併用、免震装置は積層ゴムとオイルダンパー等)
◆ 用途-共同住宅、店舗
◆ 総戸数-1450戸(他にSOHO216区画、店舗2区画)
◆ 建築主-住友不動産
◆ 設計者・監理者-三井住友建設
◆ 施工者-三井住友建設
◆ 着工-2012年12月18日
◆ 竣工-2015年09月17日(工事完了) 
◆ 入居開始-2016年04月上旬

(注意)
  面積等は、公式ホームページの数値です。東京都環境局から公表されている竣工後の数値は、敷地面積と建築面積は同じですが、延床面積が174,800.36㎡となっています。


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「朝潮小橋」からの見た「ベイシティ晴海」のトリプルタワーです。


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「WEST棟」を西側から見上げた様子です。


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「WEST棟」の下層階を西側から見た様子です。窓が無い部分が「免震層」です。地震対策として「免震構造(基礎免震および中間階免震併用、免震装置は積層ゴムとオイルダンパー等)」を採用しています。


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「WEST棟」を南側から見た様子です。


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「WEST棟」を東側から見た様子です。


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「朝潮運河」側の「キャナルエントランス」です。「WEST棟」と「EAST棟」の連結部分にエントランスが設けられています。


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「れいめい橋公園通り」側から見た。「WEST棟」と「EAST棟」の連結部分です。連結部分のデッキは、風を通す「風の丘」という名称です。


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「れいめい橋公園通り」側には、「グランドエントランス」が設けられています。ラグジュアリーホテルのような「車寄せ」まであります。


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「EAST棟」を西側から見た様子です。


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「EAST棟」の下層階を西側から見た様子です。窓が無い部分が「免震層」です。地震対策として「免震構造(基礎免震および中間階免震併用、免震装置は積層ゴムとオイルダンパー等)」を採用しています。


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「EAST棟」を南側から見た様子です。


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「EAST棟」の下層階を南側から見た様子です。「免震層」がよく分かります。


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「EAST棟」と「ベイシティ晴海スカイリンクタワー」の連結部分を「朝潮運河」側から見た様子です。


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「EAST棟」と「ベイシティ晴海スカイリンクタワー」の連結部分を「れいめい橋公園通り」側から見た様子です。


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街区の名称は「ベイシティ晴海」です。


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「DEUX TOURS CANAL&SPA(ドゥ・トゥール)」は、2階と地上の一部が「有効空地」として歩行者等に解放されています。


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敷地南西側の「月の森」です。敷地内には、500本以上もの中・高木を植樹し、四季折々の風景が楽しめる植栽計画を導入しています。


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「朝潮運河」沿いには遊歩道が整備されています。


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2016年8月 5日 (金)

港区 森ビルの「(仮称)愛宕山周辺地区(F・G地区)開発事業」は、「愛宕グリーンヒルズ」に?

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-(
仮称)愛宕山周辺地区(F・G地区)開発事業
 
「森ビル」が代表者を務める「愛宕山周辺地区まちづくり協議会」は、「(仮称)愛宕山周辺地区開発事業」の「(F・G地区)」の計画を進めています。

● 虎ノ門ヒルズを優先?
 ここ最近、「(仮称)愛宕山周辺地区(F・G地区)開発事業」の新しいニュースを見かけなくなりました。森ビルは「虎ノ門ヒルズ」の開発を優先していると思われます。

 同じく、愛宕山周辺地区の開発である「愛宕山周辺地区(Ⅰ地区)開発事業」は、「(仮称)虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」となり「虎ノ門ヒルズ」に含まれる事になりました。

 「(仮称)愛宕山周辺地区(F・G地区)開発事業」は、さすがに「虎ノ門ヒルズ」と呼ぶには無理があります。「愛宕グリーンヒルズ」のすぐ北側なので、「愛宕グリーンヒルズ ○○タワー」になると思われます。

 「アークヒルズ」や「六本木ヒルズ」もそうですが、「ヒルズ」の範囲がどんどん拡大していくと、どの「ヒルズ」に含めるのか難しくなってきます。

(仮称)愛宕山周辺地区(F・G地区)開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区愛宕一丁目
◆ 高さ-最高部約160m
◆ 区域面積-約4,000㎡(計画地南側約3,000㎡、計画地北側約1,000㎡)
◆ 敷地面積-約3,700㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約55,000㎡(施設全体)
◆ 用途-商業施設、共同住宅、オフィス
◆ 着工-2016年度予定(当初計画)
◆ 竣工-2019年度予定(当初計画)


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「(仮称)愛宕山周辺地区(F・G地区)開発事業」の計画地位置図です。「愛宕グリーンヒルズ」の北側です。

 引用資料 港区・環境アセスメント(2014/08/13) リンク切れ
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧(F・G地区)

 区域面積約4,000㎡(計画地南側約3,000㎡、計画地北側約1,000㎡)となっています。高さ約160mの超高層ビルは南側に建設されると思われます。


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「愛宕グリーンヒルズ」の北側の道路に「愛宕隧道(あたごずいどう)」という「愛宕山」を堀りぬいた東京都23区内唯一の山岳トンネル」があります。「愛宕隧道」の北側が、「(仮称)愛宕山周辺地区(F・G地区)開発事業」の計画地になります。


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計画地南側を南東側から見た様子です。計画地南側は約3,000㎡あるので、こちら側に高さ約160mの超高層ビルが建設されると思われます。


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計画地南側を北東側から見た様子です。


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「愛宕神社」への参道が、計画地北側と計画地南側の境目です。


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計画地北側を南東側から見た様子です。ブラウンの2棟(手前の愛宕小西ビルと奥の愛宕山弁護士ビル)が再開発の対象です。この部分は約1,000㎡しかないので超高層は無理だと思われます。

 奥の2棟(新橋愛宕山東急インの南館と新館)は再開発の対象外です。この部分も含まれると超高層ツインタワーも可能だと思うのですが、なかなかビルヲタの思い通りにはなりません・・・


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計画地北側を北東側から見た様子です。


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虎ノ門ヒルズが拡大・進化
 
愛宕山周辺地区の開発である「愛宕山周辺地区(Ⅰ地区)開発事業」は、「(仮称)虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」となり「虎ノ門ヒルズ」に含まれる事になりました。

 新たな3棟の超高層タワーが加わることで、「虎ノ門ヒルズ」は区域面積7.5ha、延床面積80万㎡に拡大し、「六本木ヒルズ」に匹敵するインパクトを与える真の国際新都心へと進化します。3棟の超高層タワーの事業費は4000億円程度を見込みます。

 引用資料 森ビル(2016/04/13)
 国際新都心へ「虎ノ門ヒルズ」が拡大・進化 3つの大規模プロジェクトと地下鉄新駅の一体的都市づくりを一気に加速


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拡大・進化する「虎ノ門ヒルズ」の街区図です。「虎ノ門ヒルズ」」は今後、更に範囲を拡大して行くと思われます。


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2016年8月 4日 (木)

「渋谷パルコ」の再開発 地上18階、高さ約100m「宇田川町14・15番地区第一種市街地再開発事業」の施行認可!

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-宇田川町14・15番地区第一種市街地再開発事業-
 「渋谷パルコ(PART1、PART3)」は、建て替えのために、2016年8月7日に閉店しました。東京都は、都市再開発法第7条の9第1項の規定に基づき、「宇田川町14・15番地区第一種市街地再開発事業」の個人施行を2016年8月3日(水)に認可しました。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2016/08/02)
 宇田川町14・15番地区第一種市街地再開発事業の施行認可について 

 これまで「宇田川町15地区開発計画」と呼ばれていましたが、正式な計画名は「宇田川町14・15番地区第一種市街地再開発事業」となりました。個人施行ですが、「第一種市街地再開発事業」として施工される事になりました。

● 階数・高さ・延床面積が変更
 当初計画の地上20階、地下3階、高さ約110m、延床面積約65,000㎡から地上18階、地下3階、高さ約100m、延床面積約63,830㎡に変更になりました。

宇田川町14・15番地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区宇田川町14番の一部、15番
◆ 階数-地上18階、地下3階
◆ 高さ-最高部約100m
◆ 敷地面積-約5,380㎡
◆ 延床面積-約63,830㎡
◆ 用途-店舗、劇場、オフィス、駐車場等
◆ 事業主体-パルコ
◆ 着工-2017年05月予定
◆ 竣工-2019年10月予定
◆ 総事業費-約469億円


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当初計画の「イメージパス(北東側から)」です。下層階はほぼ同じで、上層階が2階低くなったようです。

 引用資料 パルコ(PDF:2016/04/06)
 渋谷パルコ(パート1、パート3)の建替えのための一時休業について


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「計画配置図」です。街区内に24時間通行可能な屋内の「歩行者専用通路」が設けられます。


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「断面図」です。最高部の高さが約100mです。下層階が店舗、中層階が劇場、上層階がオフィスで、「歩行者専用通路」は2階分の高さとなります。


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「渋谷パルコ(PART1)」を東側から見た様子です。2016年8月23日から解体工事が始まります。


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「PART1」と「PART3」の間には道路がありますが、建て替え後は24時間通行可能な屋内の「歩行者専用通路」とする計画です。


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「渋谷パルコ(PART3)」を南東側から見た様子です。


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2016年8月 3日 (水)

中央区 竣工した地上49階、高さ約167mの「ザ・パークハウス 晴海タワーズ ティアロレジデンス」

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-ザ・パークハウス 晴海タワーズ ティアロレジデンス-
 トリトンスクエア東側一帯に広がる敷地面積約132,000㎡の広大な敷地では、「東京都市計画事業晴海二丁目土地区画整理事業・基盤整備工事」の名称で区画整理事業が行われました。

 先に着工したC1街区に「ザ・パークハウス 晴海タワーズ クロノレジデンス」が竣工したのに続き、「C2街区」には「(仮称)中央区晴海二丁目マンション計画(第2期/C2街区)」が建設されました。

 概要は、地上49階、地下2階、高さ(最高部167.60m、軒高166.95m)、総戸数861戸で、正式名称は「ザ・パークハウス 晴海タワーズ ティアロレジデンス」となっています。
 完売していて公式ホームページが見られないので分かりませんが、当初計画通りなら2016年4月上旬に竣工、2016年8月上旬に入居開始となっています。

パークハウス 晴海タワーズ ティアロレジデンスの概要
◆ 計画名-(仮称)中央区晴海二丁目マンション計画(第2期/C2街区)
◆ 所在地-東京都中央区晴海二丁目108番、109番(地番)
◆ 交通-都営大江戸線「勝どき」駅徒歩13分、東京メトロ有楽町線「月島」駅徒歩13分
◆ 階数-地上49階、地下2階
◆ 高さ-最高部167.60m、軒高166.95m
◆ 敷地面積-14,956.52㎡(売買対象面積)
◆ 建築面積-5,598.99㎡
◆ 延床面積-98,686.66㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-免震構造(鉛フラグ入り積層ゴム、オイルダンパー)、コアウォール免震システム
◆ 用途-共同住宅
◆ 総戸数-861戸
◆ 建築主-三菱地所レジデンス、鹿島建設
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2011年06月15日(着工)、2012年07月30日(工事再開)
◆ 竣工-2016年03月18日(工事完了)、2016年04月上旬(竣工)
◆ 入居開始-2016年08月上旬

(備考) 面積等は、公式ホームページの数値では無く、東京都環境局から公表されている竣工後の数値を参照しています。


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「ゆりかもめ」の車窓から見た「「ザ・パークハウス 晴海タワーズ」です。


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少し角度を変えた様子です。


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晴海大橋から見た「ザ・パークハウス 晴海タワーズ ティアロレジデンス」です。


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南東側から見上げた様子です。


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北西側から見上げた様子です。


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少し角度を変えた様子です。


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2016年8月 2日 (火)

「世界貿易センタービル」の建て替えを含む「浜松町二丁目4地区」 「A街区」がいよいよ動き出す 高さ約200mの「A-3棟」が2017年9月に先行して着工!

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-浜松町二丁目4地区-

 浜松町二丁目では、「世界貿易センタービル」の建て替えを含む「浜松町二丁目4地区」の再開発が計画されています。5棟のビルからなる延床面積約369,000㎡の巨大プロジェクトになります。

 第一弾として、「日本生命保険相互会社」と「大林組」がJR浜松町駅西口の浜松町二丁目4地区B街区に建設する「ニッセイ浜松町クレアタワー新築工事」の地鎮祭を2015年10月15日に行い、11月1日に本体工事に着工しました。地上29階、塔屋1階、地下3階、高さ約156mの超高層オフィスビルです。

● A街区が2017年9月に着工!
 「日刊建設工業新聞」によるとJR浜松町駅西口で計画されてい「浜松町駅周辺地区土地区画整理事業」が、2016年8月中に港区の施行認可を取得する見通しとなり、開発着手の前提となる都市計画の手続きが完了することになったそうです。

 区画整理の事業認可のめどが立ったことで、「A街区」の本格的な工事が始まることになります。敷地内南側の「A-3棟」が2017年9月に先行して本体工事に着手する予定です。
 その後、順次「A-2棟、A-1棟、モノレール棟」の建設工事に移ります。全体の竣工は2027年度を予定しています。

 日刊建設工業新聞(2016/08/02)
 世界貿易センタービルら/浜松町駅西口開発(東京都港区)/A街区、17年9月着工へ 

 「A街区」では、「世界貿易センタービルディング、JR東日本、東京モノレール」の3者が開発事業者となり、高さ約200mの「A-1棟」と「A-3棟」、高さ約55mの「A-2棟」、高さ約35mの「モノレール棟」を建設します。

 「A街区」に建設される4棟の総延床面積は約286,000㎡で、オフィスやカンファレンス、医療施設、子育て支援施設、店舗などが入ります。


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世界貿易センタービルの展望台「シーサイド・トップ」から見た「A-3棟」の建設予定地です。2017年9月に本体工事に着手する予定です。


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JR浜松町の改札外コンコースから見た「A-3棟」の建設予定地です。「鹿島建設」により解体工事を行っています。


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南東側から見た「A-3棟」の建設予定地です。


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南西側から見た「A-3棟」の建設予定地です。


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「労災保険関係成立票」です。「A-3棟」の建設予定地では「鹿島建設」の施工で、2014年1月10日~2017年9月30日の予定で解体工事が行われています。


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2016年8月 1日 (月)

港区 ヤナセ本社跡地の再開発 竣工した地上34階、高さ約119mの「GLOBAL FRONT TOWER」

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-GLOBAL FRONT TOWER-

 「ベンツ」などの外車輸入販売で有名な「ヤナセ」の港区芝浦一丁目の本社で再開発が行われました。敷地を南北に2分割して、南側に新たな本社社屋を建設、北側所有地を再開発しました。

 敷地北側には、地上34階、塔屋1階、地下0階、高さ119.50m、総戸数883戸の超高層タワーマンション「(仮称)港区芝浦一丁目計画」が建設されました。
 正式名称は「GLOBAL FRONT TOWER」で、2016年1月下旬に竣工し、2016年3月下旬から入居開始されています。

GLOBAL FRONT TOWERの概要
◆ 計画名-(仮称)港区芝浦一丁目計画
◆ 所在地-東京都港区芝浦一丁目6番41
◆ 交通-山手線「田町」駅徒歩10分、山手線「浜松町」駅徒歩11分、都営地下鉄浅草線「三田」駅徒歩10分、新交通ゆりかもめ「日の出」駅徒歩8分
◆ 階数-地上34階、塔屋1階、地下0階
◆ 高さ-最高部119.50m、軒高113.85m
◆ 敷地面積-10,590.01㎡
◆ 建築面積-4,259.84㎡
◆ 延床面積-100,758.02㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-免震構造(建物と地盤の間に免震装置を設置)
◆ 用途-共同住宅、保育所
◆ 総戸数-883戸
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル、日本土地建物、伊藤忠商事、伊藤忠都市開発、清水建設
◆ 設計者・監理者-清水建設
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2013年07月01日
◆ 竣工-2015年09月28日(工事完了)、2016年01月下旬(竣工)
◆ 入居開始-2016年03月下旬


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東京タワーの「特別展望台」から見たの「GLOBAL FRONT TOWER」です。非常に太い「五角形構造」で、中心部は中空になっています。


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北東側から「芝浦運河」越しに見た様子です。


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南東側から見上げた様子です。


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南東側から見た下層階の様子です。


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「GLOBAL FRONT TOWER」の周囲には「公開空地」が設けられています。


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「GLOBAL FRONT TOWER」南側の公開空地の歩道です。


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「GLOBAL FRONT TOWER」東側の公開空地の歩道です。


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「GLOBAL FRONT TOWER」北側の公開空地の歩道です。


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「公開空地」の植栽です。


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「公開空地」の広場です。


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「公開空地」の水景です。


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東側は「芝浦運河」となっています。


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「芝浦運河沿いには遊歩道が整備されています。


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南西側から見た下層階の様子です。基礎工法は「場所打ちコンクリート拡底杭」、地震対策として「免震構造(建物と地盤の間に免震装置を設置)」を採用しています。


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南西側から見た様子です。敷地の南側の建物は、先に竣工した「ヤナセ」の新社屋です。地上6階、高さ29.25m、延床面積23,975.63㎡となっています。


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