新宿区景観まちづくり審議会 まちづくりの観点から見た「新国立競技場(仮称)整備事業」が興味深い
-新国立競技場(仮称)整備事業-
リオデジャネイロオリンピックで日本の選手団が大健闘しています。もしもメダルが少なかったら、NHKのテーマソングを歌っている「安室ちゃんのせいで負けた!」と言われないか心配していましたが、杞憂に終わりそうです(笑)。
「アメリカ」が強いのはいつも通りですが、人口から考えると「イギリス」の強さは驚異的です。東西冷戦時代の「東ドイツ」の強さを彷彿とさせます。
イギリスはロンドンオリンピックに合わせて、国家プロジェクトとして選手を強化しましたが、その効果が如実に表れています。東京オリンピックを控えている日本も頑張って欲しいです。
本題に戻って、すったもんだの末に、2020年東京オリンピックのメーン会場となる「新国立競技場」の根本的な見直しが行われ、「大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所共同企業体」の案に決定しています。
「日本スポーツ振興センター(JSC)」から詳細な資料が公表されていますが、2016年7月21日に開催された「第60回新宿区景観まちづくり審議会」でも審議されて詳細な資料が公開されています。
引用資料 新宿区・公式ホームページ(PDF:2016/07/21)
第60回新宿区景観まちづくり審議会 新国立競技場(仮称)整備事業
「第60回新宿区景観まちづくり審議会」の資料は、「日本スポーツ振興センター(JSC)」の資料とは別の「まちづくりの観点」で見ているのでいろいろと興味深い点が多いです。
新国立競技場の概要
◆ 計画名-新国立競技場(仮称)
◆ 所在地-東京都新宿区霞ヶ丘町10番1ほか、渋谷区千駄ヶ谷一丁目15番1ほか
◆ 階数-地上5階 地下2階
◆ 高さ-建物高さ49.2m
◆ 敷地面積-113,039.62㎡
◆ 建築面積-約72,400㎡
◆ 延床面積-約194,000㎡
◆ 構造- 鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 用途-観覧場、自動車車庫、その他
◆ 建築主-(独立行政法人)日本スポーツ振興センター
◆ 設計者-新国立競技場整備事業 大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所共同企業体
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2016年12月01日予定
◆ 竣工-2019年11月30日予定
「施設計画」です。規模を縮小したと言っても約325m×約250mもある巨大スタジアムになります。
「外構図」です。北西側に「歩行者デッキ1号」、南西側に「歩行者デッキ2号」が整備されます。
「新国立競技場」の建設予定地を西側から見た様子です。
日本青年館の跡地
「日本青年館」は解体されました。跡地は新国立競技場の敷地の一部となります。
明治公園の跡地
「明治公園」の跡地も新国立競技場の敷地の一部となります。
「明治公園」の跡地を南西側から見た様子です。道路の上に「歩行者デッキ2号」が整備されます。
霞ケ丘アパートの跡地
道路の南側の都営団地「霞ケ丘アパート」は解体されて新しい「明治公園」になる予定です。
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