港区 森ビルの「(仮称)愛宕山周辺地区(F・G地区)開発事業」は、「愛宕グリーンヒルズ」に?
-(仮称)愛宕山周辺地区(F・G地区)開発事業-
「森ビル」が代表者を務める「愛宕山周辺地区まちづくり協議会」は、「(仮称)愛宕山周辺地区開発事業」の「(F・G地区)」の計画を進めています。
● 虎ノ門ヒルズを優先?
ここ最近、「(仮称)愛宕山周辺地区(F・G地区)開発事業」の新しいニュースを見かけなくなりました。森ビルは「虎ノ門ヒルズ」の開発を優先していると思われます。
同じく、愛宕山周辺地区の開発である「愛宕山周辺地区(Ⅰ地区)開発事業」は、「(仮称)虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」となり「虎ノ門ヒルズ」に含まれる事になりました。
「(仮称)愛宕山周辺地区(F・G地区)開発事業」は、さすがに「虎ノ門ヒルズ」と呼ぶには無理があります。「愛宕グリーンヒルズ」のすぐ北側なので、「愛宕グリーンヒルズ
○○タワー」になると思われます。
「アークヒルズ」や「六本木ヒルズ」もそうですが、「ヒルズ」の範囲がどんどん拡大していくと、どの「ヒルズ」に含めるのか難しくなってきます。
(仮称)愛宕山周辺地区(F・G地区)開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区愛宕一丁目
◆ 高さ-最高部約160m
◆ 区域面積-約4,000㎡(計画地南側約3,000㎡、計画地北側約1,000㎡)
◆ 敷地面積-約3,700㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約55,000㎡(施設全体)
◆ 用途-商業施設、共同住宅、オフィス
◆ 着工-2016年度予定(当初計画)
◆ 竣工-2019年度予定(当初計画)
「(仮称)愛宕山周辺地区(F・G地区)開発事業」の計画地位置図です。「愛宕グリーンヒルズ」の北側です。
引用資料 港区・環境アセスメント(2014/08/13) リンク切れ
港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧(F・G地区)
区域面積約4,000㎡(計画地南側約3,000㎡、計画地北側約1,000㎡)となっています。高さ約160mの超高層ビルは南側に建設されると思われます。
「愛宕グリーンヒルズ」の北側の道路に「愛宕隧道(あたごずいどう)」という「愛宕山」を堀りぬいた東京都23区内唯一の山岳トンネル」があります。「愛宕隧道」の北側が、「(仮称)愛宕山周辺地区(F・G地区)開発事業」の計画地になります。
計画地南側を南東側から見た様子です。計画地南側は約3,000㎡あるので、こちら側に高さ約160mの超高層ビルが建設されると思われます。
計画地南側を北東側から見た様子です。
「愛宕神社」への参道が、計画地北側と計画地南側の境目です。
計画地北側を南東側から見た様子です。ブラウンの2棟(手前の愛宕小西ビルと奥の愛宕山弁護士ビル)が再開発の対象です。この部分は約1,000㎡しかないので超高層は無理だと思われます。
奥の2棟(新橋愛宕山東急インの南館と新館)は再開発の対象外です。この部分も含まれると超高層ツインタワーも可能だと思うのですが、なかなかビルヲタの思い通りにはなりません・・・
計画地北側を北東側から見た様子です。
虎ノ門ヒルズが拡大・進化
愛宕山周辺地区の開発である「愛宕山周辺地区(Ⅰ地区)開発事業」は、「(仮称)虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」となり「虎ノ門ヒルズ」に含まれる事になりました。
新たな3棟の超高層タワーが加わることで、「虎ノ門ヒルズ」は区域面積7.5ha、延床面積80万㎡に拡大し、「六本木ヒルズ」に匹敵するインパクトを与える真の国際新都心へと進化します。3棟の超高層タワーの事業費は4000億円程度を見込みます。
引用資料 森ビル(2016/04/13)
国際新都心へ「虎ノ門ヒルズ」が拡大・進化 3つの大規模プロジェクトと地下鉄新駅の一体的都市づくりを一気に加速
拡大・進化する「虎ノ門ヒルズ」の街区図です。「虎ノ門ヒルズ」」は今後、更に範囲を拡大して行くと思われます。
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