「住友不動産」のビジネスモデルを確立した第一号物件「住友三田ビル」 跡地に竣工した「住友不動産三田ビル(バンダイナムコ未来研究所)」
-住友不動産三田ビル-
関西が基盤だった「住友不動産」は、「三菱地所」や「三井不動産」のように東京都心に拠点を持っていなかったため、「小さな土地を一つひとつ集め、大きな土地にして、そこにビルを建てる」ビジネスモデルによって企業規模を拡大してきました。
これは「森ビル」とも共通する「住友不動産」の企業DNAそのものです。建替え前の「住友三田ビル」は、住友不動産のビル開発の歴史において、用地取得のビジネスモデルを確立した第一号物件でした。
「住友三田ビル」は解体されて、跡地には「住友不動産三田ビル」が建設され、2015年11月30日に竣工しました。近隣では国家戦略特区の「三田三、四丁目地区」の開発も推進しています。
住友不動産 ニュースリリース(PDF:2015/11/30)
「住友不動産三田ビル」 本日竣工
● バンダイナムコ未来研究所
「バンダイナムコホールディングス」および、バンダイナムコグループのネットワークエンターテインメント事業を統括する「バンダイナムコエンターテインメント」など、グループ5社は、2016年1月より順次「住友不動産三田ビル」に本社機能を移転しました。
住友不動産三田ビル(バンダイナムコ未来研究所)の概要
◆ 計画名-(仮称)住友不動産三田ビル新築工事
◆ 所在地-東京都港区芝五丁目37-8
◆ 交通-都営三田線、浅草線「三田」駅徒歩2分、JR山手線、京浜東北線「田町」駅徒歩5分
◆ 階数-地上13階、地下0階
◆ 高さ-78.60m
◆ 敷地面積-3,109.62㎡
◆ 敷地面積-2,541.87㎡
◆ 延床面積-24,937.91㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-中間免震構造
◆ 用途-オフィス
◆ 建築主-住友不動産、住友不動産ファイナンス
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 施工者-西松建設
◆ 着工-2013年12月01日
◆ 竣工-2015年11月27日(工事完了)、2015年11月30日(竣工)
◆ オープン-2016年01月より順次移転
「住友不動産三田ビル」を北西側から見た様子です。第一京浜の「札の辻交差点」前に建っていた「住友三田ビル」の建て替えプロジェクトです。
地上13階、高さ78.60mです。最初に「建築計画のお知らせ」が掲示された時は、地上13階、高さ約95mの異常に階高の高いビルでした。その後大幅に設計変更されました。
「バンダイナムコグループ」のロゴです。
北端の円形巨大柱が印象的です。
下層階を北側から見た様子です。
「バンダイナムコ未来研究所」のエントランスです。
「バンダイナムコグループ」が1棟借りしています。
下層階を南側から見た様子です。
南端にも円形巨大柱があります。
南端の円形巨大柱の全景です。
| 固定リンク
« ベイシティ晴海 竣工した地上52階、高さ約180mの超高層ツインタワー「DEUX TOURS CANAL&SPA(ドゥ・トゥール)」 高さが265cm高くなった? | トップページ | 国家戦略特区 「住友不動産」を中心として大規模な再開発が計画されている「三田三、四丁目地区」 »
「122 東京都・港区②」カテゴリの記事
- 国家戦略特区 地上29階、高さ約171mの「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」 2025年1月中旬の建設状況(2025.01.17)
- 三田小山町地区再開発の第3弾 高さ約165mと高さ約124mの「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」 2025年1月11日に起工式を挙行!(2025.01.16)
- JR東日本 羽田空港アクセス線(仮称)整備事業 2025年4月19日~4月20日にかけて、田町駅付近線路切換工事に伴う列車の運休!(2025.01.10)
- 「虎ノ門ヒルズ」が南西側に更に拡大 5棟目の超高層ビル? 「虎ノ門3丁目プロジェクト」について、2026年の都市計画提案を目指す!(2025.01.07)
- 地上30階、高さ約155mの「(仮称)高輪三丁目品川駅前地区(品川駅西口地区C地区)第一種市街地再開発事業」 特定業務代行者選定が長期化!(2024.12.28)