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2016年11月28日 (月)

JR東日本 東京2020オリンピックに合わせ「原宿駅」を大規模に改良 線路及びホーム上に2層の駅舎を新設、臨時ホームを外回り専用ホームに改良!

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-JR原宿駅-

 「JR東日本」は、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」を見据えて、「千駄ケ谷駅、信濃町駅」及び「原宿駅」の3駅を大規模に改良します。

 引用資料 JR東日本(PDF:2016/06/08)
 駅改良の工事計画について 

 3駅ともに、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」前の供用を目指します。3駅の総工事費は約250億円で、設計は3駅ともに「ジェイアール東日本建築設計事務所、ジェイアール東日本コンサルタンツ」らが担当します。

 渋谷区にある「原宿駅」は、線路及びホーム上に、2層の「橋上駅舎」を新設します。コンコースや改札口、トイレも拡張して混雑緩和を図るとともに、エレベーターやエスカレーターなどを増設します。

 年始のみ使用している明治神宮側の「臨時ホーム」は、「山手線外回り専用ホーム」に改良します。2面2線対応のホームにすることで内回り・外回りの乗降客の動線を分離して混雑緩和を図ります。

 神宮橋方面には、既存の「表参道口」のほかに「明治神宮口」を新設します。新設する外回り専用ホームは、地下通路で「竹下口改札」にも接続します。
 
JR原宿駅改良工事の概要
◆ 現在、年始のみ使用している臨時ホームを外回り専用ホームにする
◆ 線路及びホーム上に2層の駅舎を新設し、コンコース、改札口、トイレを拡張して混雑緩和を図るほか、エレベーターを増設する
◆ 明治神宮側に新たに出入口を設置する
◆ 今回新設する外回り専用ホームは、通路で竹下口改札にも接続する


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駅改良工事後の「原宿駅」の配置図です。


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「駅外観(明治神宮側)」です。


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「改札内コンコース」です。


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大規模に改良される「原宿駅」です。


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「山手線外回り(新宿・池袋方面)」の線路及び「臨時ホーム」上に2層の駅舎を新設します。


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山手線外回り(新宿・池袋方面)専用ホーム
 草が生い茂っている年始のみ使用している「臨時ホーム」です。「臨時ホーム」は大規模に改良されて、「山手線外回り(新宿・池袋方面)」専用ホームとなります。


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橋上駅舎化
 現在の「跨線橋」です。「跨線橋」のあたりに線路とホームを覆う「橋上駅舎」を建設します。「表参道口」および新設する「明治神宮口」の改札口は、橋上駅舎内に設けます。


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山手線内回り(渋谷・品川方面)専用ホーム

 現在のホームは、「山手線内回り(渋谷・品川方面)」専用ホームとなります。両側にホームドアがありますが、「山手線外回り」のホームドアは必要無くなるので、フェンスに置き換えられると思われます。


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原宿駅の洋風駅舎(1924年6月竣工)

 現在の「表参道口」に建つ洋風の駅舎は、1924年6月に竣工した2代目です。東京都内のJRの駅舎では最古の木造駅舎となっています。

 「現駅舎の今後については、地元や渋谷区などと検討したうえで決定する」ということですが、歴史的な建築物なので間違いなく保存されると思われます。


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竹下口

 新設する「山手線外回り(新宿・池袋方面)」専用ホームは、通路で竹下口改札にも接続します。そのため「竹下口」は今まで通り使用できます。

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