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2016年11月

2016年11月30日 (水)

首都高速晴海線 大規模に行われている「晴海出入口~豊洲出入口」の延伸工事

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-首都高速晴海線の延伸工事-

 「首都高速晴海線」は、現在開発が著しい東京臨海部、晴海・豊洲地区から発生する交通需要を高速湾岸線に誘導する役割を担うほか、都心部と高速湾岸線とを結ぶ高速9号深川線・11号台場線のバイパス的機能などが期待されている路線です。

 「首都高速晴海線」は約2.7kmです。「豊洲出入口~東雲ジャンクション」の約1.5kmは2009年2月に開通していますが、「晴海出入口~豊洲出入口」の約1.2kmの延伸工事が行われています。往復2車線(暫定整備)で、供用開始は2017年度の予定です。


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首都高速晴海線の位置図です。

 引用資料 首都高速道路株式会社
 首都高速晴海線 晴海出入口~豊洲出入口 事業の概要


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首都高速晴海線の「平面図、縦断図、横断図」です。


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会場選定が迷走している「有明アリーナ」建設予定地の南側です。「豊洲出入口~東雲ジャンクション」の約1.5kmは2009年2月に開通しています。


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「有明アリーナ」建設予定地付近から延伸工事が始まります。


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「木遣り橋(東雲運河上)」の上です。4本の見えますが中央の2本が往復2車線(暫定整備)です。両側の2本は「豊洲出入口」へのスロープです。


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「木遣り橋」付近の工事の様子です。


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「豊洲出入口」の南側です。


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「豊洲出入口」の北側です。


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晴海運河上の「晴海大橋」の工事です。


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晴海運河上の「晴海大橋」の一番高い部分です。

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2016年11月29日 (火)

最大級の地震にも負けない「隅田川」の堤防づくり 隅田川(佃大橋上下流)左岸防潮堤耐震補強工事

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-隅田川(佃大橋上下流)左岸防潮堤耐震補強工事-

 昨日、「カナやん(西野カナ)」が、自身の担当マネージャーとラブラブという記事がYahoo!のトップページに載っていました。
 「もしも運命の人がいるのなら 」という歌がありますが、カナやんの運命の人は「マネージャー」なのでしょうか?

 本題に戻って、
サントリーの缶コーヒー「プレミアムボス」のCMで、宇宙人に扮するハリウッド俳優のトミー・リー・ジョーンズさんとタモリさんと貫地谷しほりさんが水上タクシーに乗り、「勝鬨橋(かちどきばし)」を上げてるシーンがあります。

 「勝鬨橋(かちどきばし)」が最後に開いたのは1970年11月29日で今日で46年なります。現在は電力供給も行われていないため実際は開きません(笑)。

 「勝鬨橋」の下を「隅田川」が流れていますが、「隅田川」の護岸では最大級の地震に備えて「防潮堤耐震補強工事」が「東京都建設局」により行われています。
 複数の工区に分けて行われていますが、その中で「佃大橋~勝鬨橋」にかけて行われているのが、「隅田川(佃大橋上下流)左岸防潮堤耐震補強工事」です。


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現地に掲示されている「隅田川(佃大橋上下流)左岸防潮堤耐震補強工事のお知らせ」です。


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「隅田川(佃大橋上下流)左岸防潮堤耐震補強工事」の範囲です。


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「隅田川(佃大橋上下流)左岸防潮堤耐震補強工事」の様子です。


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「隅田川(佃大橋上下流)左岸防潮堤耐震補強工事」の様子です。


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「月島川水門耐震補強工事」の様子です。


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「隅田川(佃大橋上下流)左岸防潮堤耐震補強工事」の様子です。


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東京都により勝鬨橋の「長寿命化工事」も行われています。


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「勝鬨橋長寿命化工事」の様子です。


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「勝鬨橋長寿命化工事」の様子です。

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2016年11月28日 (月)

JR東日本 東京2020オリンピックに合わせ「原宿駅」を大規模に改良 線路及びホーム上に2層の駅舎を新設、臨時ホームを外回り専用ホームに改良!

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-JR原宿駅-

 「JR東日本」は、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」を見据えて、「千駄ケ谷駅、信濃町駅」及び「原宿駅」の3駅を大規模に改良します。

 引用資料 JR東日本(PDF:2016/06/08)
 駅改良の工事計画について 

 3駅ともに、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」前の供用を目指します。3駅の総工事費は約250億円で、設計は3駅ともに「ジェイアール東日本建築設計事務所、ジェイアール東日本コンサルタンツ」らが担当します。

 渋谷区にある「原宿駅」は、線路及びホーム上に、2層の「橋上駅舎」を新設します。コンコースや改札口、トイレも拡張して混雑緩和を図るとともに、エレベーターやエスカレーターなどを増設します。

 年始のみ使用している明治神宮側の「臨時ホーム」は、「山手線外回り専用ホーム」に改良します。2面2線対応のホームにすることで内回り・外回りの乗降客の動線を分離して混雑緩和を図ります。

 神宮橋方面には、既存の「表参道口」のほかに「明治神宮口」を新設します。新設する外回り専用ホームは、地下通路で「竹下口改札」にも接続します。
 
JR原宿駅改良工事の概要
◆ 現在、年始のみ使用している臨時ホームを外回り専用ホームにする
◆ 線路及びホーム上に2層の駅舎を新設し、コンコース、改札口、トイレを拡張して混雑緩和を図るほか、エレベーターを増設する
◆ 明治神宮側に新たに出入口を設置する
◆ 今回新設する外回り専用ホームは、通路で竹下口改札にも接続する


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駅改良工事後の「原宿駅」の配置図です。


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「駅外観(明治神宮側)」です。


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「改札内コンコース」です。


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大規模に改良される「原宿駅」です。


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「山手線外回り(新宿・池袋方面)」の線路及び「臨時ホーム」上に2層の駅舎を新設します。


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山手線外回り(新宿・池袋方面)専用ホーム
 草が生い茂っている年始のみ使用している「臨時ホーム」です。「臨時ホーム」は大規模に改良されて、「山手線外回り(新宿・池袋方面)」専用ホームとなります。


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橋上駅舎化
 現在の「跨線橋」です。「跨線橋」のあたりに線路とホームを覆う「橋上駅舎」を建設します。「表参道口」および新設する「明治神宮口」の改札口は、橋上駅舎内に設けます。


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山手線内回り(渋谷・品川方面)専用ホーム

 現在のホームは、「山手線内回り(渋谷・品川方面)」専用ホームとなります。両側にホームドアがありますが、「山手線外回り」のホームドアは必要無くなるので、フェンスに置き換えられると思われます。


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原宿駅の洋風駅舎(1924年6月竣工)

 現在の「表参道口」に建つ洋風の駅舎は、1924年6月に竣工した2代目です。東京都内のJRの駅舎では最古の木造駅舎となっています。

 「現駅舎の今後については、地元や渋谷区などと検討したうえで決定する」ということですが、歴史的な建築物なので間違いなく保存されると思われます。


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竹下口

 新設する「山手線外回り(新宿・池袋方面)」専用ホームは、通路で竹下口改札にも接続します。そのため「竹下口」は今まで通り使用できます。

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2016年11月27日 (日)

6棟の超高層タワーマンションの第一弾 地上37階、高さ約133m「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区計画(B-7街区)」 2016年11月26日の建設状況

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-幕張新都心若葉住宅地区-

 「千葉県企業庁」は、千葉市美浜区若葉三丁目の「幕張新都心若葉住宅地区」の総面積17.5ha(正確には175,808.59㎡)に共同住宅などを建設する事業予定者を総合評価方式で選定した結果、「三井不動産レジデンシャル」を代表企業とする「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区街づくり検討グループ」を特定しています。

 「B-2街区、B-3街区、B-4街区、B-5街区、B-6街区、B-7街区」の6街区に最終的には6棟の超高層タワーマンションが林立する事になります。

 首相官邸  国家戦略特別区域会議(2016/04/11)
 第1回 千葉市ドローン宅配等分科会 

幕張新都心若葉住宅地区の概要
◆ B-1街区(敷地面積38,922.60㎡)-地上9階、総戸数505戸、竣工2024年予定
◆ B-2街区(敷地面積24,726.00㎡)-地上46階、総戸数797戸、竣工2020年予定
◆ B-3街区(敷地面積21,417.98㎡)-地上46階、総戸数675戸、竣工2021年予定
◆ B-4街区(敷地面積21,110.06㎡)-地上46階、総戸数714戸、竣工2027年予定
◆ B-5街区(敷地面積24,589.34㎡)-地上46階、総戸数703戸、竣工2029年予定
◆ B-6街区(敷地面積17,409.40㎡)-地上37階、総戸数482戸、竣工2026年予定
◆ B-7街区(敷地面積20,518.63㎡)-地上37階、総戸数637戸、竣工2019年予定


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「幕張新都心若葉住宅地区」の街区図です。街区図右下の黄色い部分「A区画、B-1街区、B-2街区、B-3街区、B-4街区、B-5街区、B-6街区、B-7街区」が対象街区です。

 引用資料 千葉県(2015/03/31) リンク切れ
 幕張新都心若葉住宅地区事業予定者の決定について


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(仮称)幕張新都心若葉住宅地区計画(B-7街区)
 
第一弾として「B-7街区」に、地上37階、高さ132.89mの「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区計画(B-7街区)」が建設されます(写真提供bgds氏)。

(仮称)幕張新都心若葉住宅地区計画(B-7街区)の概要
◆ 所在地-千葉県千葉市美浜区若葉三丁目1-18、1-19(地番)
◆ 階数-地上37階、地下0階
◆ 高さ-最高部132.89m 
◆ 敷地面積-20,518.63㎡
◆ 建築面積-8,312.73㎡
◆ 延床面積-68,944.05㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート杭、既成コンクリート杭
◆ 用途-共同住宅、店舗、児童福祉施設、駐車場
◆ 総戸数-637戸
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル、野村不動産、三菱地所レジデンス、伊藤忠都市開発、東方地所、富士見地所、袖ヶ浦興業
◆ 設計者・監理者-熊谷組
◆ 施工者-熊谷組
◆ 着工-2016年07月01日(当初計画)
◆ 竣工-2019年04月30日予定


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昨日(2016年11月26日)の状況です。いつも写真を提供して頂いている「bgds氏」に送って頂きました。ありがとうございました。

 「アースドリル掘削機」と「安定液タンク」が見えます。「場所打ちコンクリート拡底杭」を構築しています。着工は、2016年7月1日の予定だったのですが、少し遅れて本格着工したようです(写真提供bgds氏)。


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「仮囲い」の透明のアクリル板から覗いた様子です(写真提供bgds氏)。


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週間の「作業工程」です。「地中障害搬出・杭工事」となっています(写真提供bgds氏)。


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「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区計画(B-7街区)」の建築計画のお知らせです(写真提供bgds氏)。

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2016年11月26日 (土)

JR東日本 山手線のホームドア 23番目の設置駅となった「日暮里駅」 & 24番目の設置駅となった「品川駅」

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-山手線のホームドア-

 「JR東日本」は、ホームでの転落、列車との接触などの防止対策として、山手線へのホームドア導入を進めています。

 「(1)恵比寿駅、(2)目黒駅、(3)大崎駅、(4)池袋駅、(5)大塚駅、(6)巣鴨駅、(7)駒込駅、(8)新大久保駅、(9)目白駅、(10)高田馬場駅、(11)田町駅、御徒町駅、(13)西日暮里駅、(14)有楽町駅、(15)鶯谷駅」は、(16)原宿駅、(17)田端駅、(18)五反田駅、(19)秋葉原駅、「(20)代々木駅、(21)上野駅、(22)神田駅」は、このブログで過去に特集しています。

 今回は新たに取材した山手線のホームドア23番目の設置駅となった「日暮里駅」と山手線のホームドア24番目の設置駅となった「品川駅」の様子をUPしたいと思います。

山手線ホームドアの設置スケジュール
◆ 2010年度使用開始-(1)恵比寿駅:2010/06/26、(2)目黒駅:2010/08/28
◆ 2012年度使用開始-(3)大崎駅:2012/12/22、(4)池袋駅:2013/03/02
◆ 2013年度使用開始-(5)大塚駅:2013/04/20、(6)巣鴨駅:2013/06/29、(7)駒込駅2013/08/03、(8)新大久保駅:2013/09/28、(9)目白駅:2013/11/09、(10)高田馬場駅:2013/12/21、(11)田町駅:2014/03/29
◆ 2014年度使用開始-(12)御徒町駅:2014/05/10、(13)西日暮里駅:2014/06/28、(14)有楽町駅:2014/08/30、(15)鶯谷駅:2014/10/18、(16)原宿駅:2014/12/13、(17)田端駅:2015/02/21、(18)五反田駅:2015/03/28
◆ 2015年度使用開始-(19)秋葉原駅:2015/06/20、(20)代々木駅:2015/10/24、(21)上野駅:2015/12/12、(22)神田駅:2016/02/13、(23)日暮里駅:2016/03/19
◆ 2016年度使用開始-(24)品川駅(2016/08/11)

● 2017年度以降の整備計画-大規模改良が予定される5駅(東京駅、新橋駅、浜松町駅、渋谷駅、新宿駅)は未定


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山手線のホームドア23番目の設置駅となった「日暮里駅」です。2016年3月19日から稼働しています。


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「日暮里駅」の山手線内回り(反時計回り)のホームドアです。山手線内回り(反時計回り)は、グリーン1本線となっています。


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「日暮里駅」の山手線内回り(反時計回り)のホームドアです。階段あたりは非常に狭くなっています。


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「日暮里駅」の山手線外回り(時計回り)のホームドアです。山手線外回り(時計回り)は、グリーン2本線となっています。内回り・外回りで、ラインの数を変えています。


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「日暮里駅」の山手線外回り(時計回り)のホームドアです。


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山手線のホームドア24番目の設置駅となった「品川駅」です。2016年8月11日から稼働しています。


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「品川駅」の山手線内回り(反時計回り)のホームドアです。山手線内回り(反時計回り)は、グリーン1本線となっています。


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「品川駅」の山手線内回り(反時計回り)のホームドアです。


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「品川駅」の山手線外回り(時計回り)のホームドアです。山手線外回り(時計回り)は、グリーン2本線となっています。内回り・外回りで、ラインの数を変えています。


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「品川駅」の山手線外回り(時計回り)のホームドアです。


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「品川駅」の山手線ホームの南端です。

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2016年11月25日 (金)

港区 高さ約99mの病院棟と高さ約179mの業務棟「(仮称)虎ノ門二丁目計画」 着工した「虎の門病院整備事業」

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-(仮称)虎ノ門二丁目計画-
 
紅白出場歌手が決まりました。「安室ちゃん」がひょっとしたら出るのかな? と少しだけ期待していましたが、やはり辞退したようです。 
 NHKリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックのテーマソング.「Hero」が聴きたかったので本当に残念です・・・

 本題に戻って、「(仮称)虎ノ門二丁目計画」は、東京都港区虎ノ門二丁目の「虎の門病院、国立印刷局、共同通信会館」を対象にした再開発プロジェクトです。

 地上19階、地下3階、高さ99.70mの「病院棟」と地上36階、地下3階、高さ約179mの「業務棟」が建設されます。

 引用資料 港区・公式ホームページ リンク切れ
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書の縦覧【(仮称)虎ノ門二丁目計画】 

(仮称)虎ノ門二丁目計画の概要(全体)
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門二丁目及び赤坂一丁目各地内
◆ 階数-(業務棟)地上36階、地下3階、(病院棟)地上19階、地下3階
◆ 高さ-(業務棟)最高部約179m、(病院棟)最高部99.55m
◆ 敷地面積-約22,500㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約15,500㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約255,200㎡(施設全体) *容積対象床面積約225,000㎡(施設全体)
◆ 基礎工法-直接基礎(病院棟、業務棟)
◆ 地震対策-免震構造(病院棟)、制振構造(業務棟)
◆ 用途-病院、オフィス、国際医療施設、外国企業業務・生活支援施設、店舗等
◆ 施行者-独立行政法人都市再生機構、国家公務員共済組合連合会
◆ 着工-(病院棟)2016年06月20日、(業務棟)2019年度予定
◆ 竣工-(病院棟)2019年03月31日予定、(業務棟)2022年度予定、(公共施設)2024年度予定
◆ 総事業費-約1,456億円

虎の門病院整備事業の概要(病院棟)
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門二丁目105番
◆ 階数-地上19階、地下3階
◆ 高さ-最高部99.55m、軒高90.20m
◆ 敷地面積-10,729.72㎡
◆ 建築面積-7,431.26㎡
◆ 延床面積-85,458.02㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-病院
◆ 建築主-国家公務員共済組合連合会
◆ 基本設計・設計監理-佐藤総合計画
◆ 実施設計-戸田建設
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2016年06月20日
◆ 竣工-2019年03月31日予定


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「配置計画図」です。「共同通信会館」がある敷地西側は、かなり敷地が削られ南側の「霊南坂」とほぼ直線になります。


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「東立面図」です。


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「断面図」です。基礎工法は、病院棟・務棟共に「直接基礎」、病院棟は「順打ち工法」、業務棟は「逆打ち工法」で建設されます。


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(仮称)虎ノ門二丁目計画の整備手順


(1) 国立印刷局の「虎の門工場」を東京都北区の「滝野川工場」へ機能移転
(2) 「虎の門工場」などを解体
(3) 「虎の門工場」跡地に「虎の門病院」の新病院棟を建設
(4) 現在の「虎の門病院」を解体
(5) 現在の「虎の門病院」の場所に、超高層オフィスビルを建設して、一部に国立印刷局の本局や「共同通信会館」の機能を移転
(6) 「共同通信会館」を解体して、アメリカ大使館前交差点を改良


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南側から見た様子です。最初に国立印刷局が解体され、その跡地に「病院棟」が建設されます。2016年6月20日に着工しています。


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「汐見坂」沿いに見た様子です。奥の建物は「共同通信会館」です。


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西側から見た様子です。


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「虎の門病院整備事業」の建築計画のお知らせです。高さや面積が修正されていました。


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北側から見た様子です。「病院棟」の竣工後に、現在の「虎の門病院」を解体して「業務棟」が建設されます。


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北東側から見た様子です。


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「共同通信会館」です。「業務棟」の竣工後に「共同通信会館」を解体して、アメリカ大使館前交差点を改良します。


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「共同通信会館」がある敷地西側は、かなり敷地が削られ南側の「霊南坂」とほぼ直線になります。「共同通信会館」がある部分は道路になります。

 「機動隊バス」が見えますが、このあたりはアメリカ大使館のすぐ近くなので警備が非常に厳しいです。撮影して、すぐにリュックサックにカメラを隠すので、盗撮しているような後ろめたい気分になります・・・

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2016年11月24日 (木)

国家戦略特区 「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」周辺の再開発 「(仮称)芝浦一丁目建替計画」は、高さ約235m、総延床面積約580,000㎡の超高層ツインタワー!

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-(仮称)芝浦一丁目建替計画-

 「野村不動産ホールディングス」が所有する「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」周辺の再開発事業が計画されています。このプロジェクトは「国家戦略特区指定案件」となっています。

 「(仮称)芝浦一丁目建替計画」に係る調査計画書の縦覧が、2016年11月22日~12月1日まで行われているので、休み明けに建設関係の業界紙から報道があると思っていましたが、「日刊建設工業新聞」からドッカーンと発表がありました!

 日刊建設工業新聞(2016/11/24)
 NREG東芝不、野村不/芝浦一丁目建替計画/超高層ビル2棟建設、総延べ58万平米

 野村不動産ホールディングスの「NREG東芝不動産」と「野村不動産」は、「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」を解体し、跡地にホテルやオフィス、商業施設などのが複合する最高さ約235mの超高層ツインタワーを建設します。総延床面積は約580,000㎡を想定しています。

 南側の「S棟」はオフィスとホテル、北側の「N棟」はオフィスと共同住宅(約350戸)として利用する計画です。商業機能などを入れる低層部を通じて両棟を行き来できる構造にし、地下には駐車場を設けます。

● 航空法の高さ制限の特例(最大+40m以上)
 「羽田空港高さ制限回答システム」によると、超高層ツインタワー予定地の航空法での高さ制限の制限高(標高)は、敷地内の南端で約191m、北端で約196mです。

 「国家戦略特区」により高さ制限の特例が認められ、高さが地盤面の標高をプラスするとより高さ制限がより厳しい南側では40m以上の上乗せが認められているようです。

 国家戦略特区「三田三・四丁目地区再開発」も30mくらい上乗せが認められています。「国家戦略特区」恐るべし! 

(仮称)芝浦一丁目建替計画の概要
◆ 所在地-東京都港区芝浦一丁目1番1号
◆ 階数-(S棟)地上46階、地下5階、(N棟)47階、地下5階
◆ 高さ-最高部約235m(S棟、N棟)
◆ 区域面積-約43,000㎡(施設全体)
◆ 総延床面積-約580,000㎡(施設全体)
◆ 用途-(S棟)オフィス、ホテル、(N棟)オフィス、共同住宅(約350戸)、(低層部)商業機能、(地下)駐車場
◆ 建築主-NREG東芝不動産、野村不動産
◆ 調査計画書の作成業務-日建設計
◆ Ⅰ期工事(S棟)-2020年~2023年度予定
◆ Ⅱ期工事(N棟)-2025年~2029年度予定
◆ 全体供用開始-2030年度予定


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「(仮称)芝浦一丁目建替計画」の予定地です。

● 2期に分けて開発
 工事はⅠ期工事(2020年~2023年度)とⅡ期工事(2025年~2029年度)に分けて進める計画で、Ⅰ期工事で敷地南側の「S棟」、Ⅱ期工事で北側の「N棟」をそれぞれ新築します。

(1) Ⅰ期工事では、計画地内の南側にある低層の既存施設「スリーワンプラザ」の解体を2020年度から進め、跡地に地上46階、地下5階、高さ約235mの「S棟」と、地上2階、高さ約10mの低層棟2棟を2023年度までにそれぞれ新築します。

(2) 既存施設である「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」と「東芝浜松町ビル」の入居者には、2024年度中に「S棟」などへ移ってもらいます。

(3) Ⅱ期工事では、既存施設を解体した後、跡地に地上47階、地下5階、高さ約235mの「N棟」と、低層棟3棟をいずれも2029年度までに建設します。「N棟」の供用開始は2030年度を想定しています。



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世界貿易センタービルの展望台「シーサイド・トップ」から見た「(仮称)芝浦一丁目建替計画」の予定地です。

 「(仮称)芝浦一丁目建替計画」の定点観測は、世界貿易センタービルの展望台「シーサイド・トップ」からが最適ですが、残念ながら「世界貿易センタービル」も再開発により解体されます・・・


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浜松町ビルディング(東芝ビルディング)

 「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」です。地上40階、塔屋1階、地下3階、高さ165.9mのオフィスビルです。「東芝ビルディング」として、1984年3月に竣工しました。

 現在は、「NREG東芝不動産(野村不動産ホールディングス95%、東芝5%)」が所有し、ビル名は「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」となっています。

 「耐震補強・長周期地震動対策工事」が行われ、地震による水平方向の揺れを吸収する「ダイナミックスクリュー」と「オイルダンパー」を、低層階を中心に102ヶ所設置しました。

浜松町ビルディング(東芝ビルディング) の概要
◆ 所在地-東京都港区芝浦一丁目1番1号
◆ 交通-JR、東京モノレール「浜松町」駅徒歩5分、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅徒歩8分、ゆりかもめ「日の出」駅徒歩6分
◆ 階数-地上40階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部165.9m 
◆ 敷地面積-34,506.91㎡
◆ 建築面積-14,741.10㎡(東芝浜松町ビルを含む場合16,464.58㎡)
◆ 延床面積-162,612.86㎡(東芝浜松町ビルを含む場合176,567.92㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-制震構造(水平方向の揺れを吸収するダイナミックスクリューとオイルダンパーを低層階を中心に102ヶ所設置)
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 建築主-港建物、第一生命保険
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-清水建設、鹿島建設JV
◆ 着工-1981年08月
◆ 竣工-1984年03月

(備考) 高さは、最高部166.65m、軒高165.8mという資料もあります。


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東芝本社(浜松町)
 「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」を芝浦運河越しの南東側から見た様子です。東芝の本社機能が集中しているようなイメージがありますが、本社機能のかなりの部分が川崎市の「スマートコミュニティセンター(ラゾーナ川崎東芝ビル)」に移転しています。

 現在、東芝の本社機能は、東京都港区の「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」と川崎市の「スマートコミュニティセンター(ラゾーナ川崎東芝ビル)」にあります。

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2016年11月23日 (水)

文京区 地上40階、高さ約148mと地上23階、高さ約109mの「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業」

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-春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業-
 
「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業」の予定地は、南側に「文京シビックセンター」が隣接し、更に南側には「東京ドーム」が立地しています。地下鉄4路線が周辺で交差、更に街区の4周を幹線道路が囲むという好立地です。

 再開発は、すでに完成しているオフィスビルなどを避けるように行われます。そのため敷地は「逆S字」のような形状になります。「南街区、北街区、西街区」の3街区に分けて再開発が行われます。

 引用資料 → 春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合 

 再開発は当初計画よりも大幅に遅れていますが、既存建物の解体工事が本格的に行われています。本体工事は、解体工事と並行して段階的に進めます。

 参加組合員には、「三井不動産、三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンス、新日鉄興和不動産」、事業協力者として「清水建設、大成建設」が参画しています。現時点では総事業費は1180億円程度を見込んでいます。


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「配置図」です。再開発は、すでに完成しているオフィスビルなどを避けるように行われます。そのため敷地は「逆S字」のような形状になります。


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「断面図」です。


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「文京シビックセンター」の展望台から見た「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業」の建設予定地です。このように中小のビルが密集しています。


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南街区

 「南街区」の建設予定地です。

南街区の概要
◆ 計画名-春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業 南街区
◆ 所在地-東京都文京区小石川一丁目内
◆ 階数-地上23階、地下2階
◆ 高さ-最高部109.08m、軒高100.23m
◆ 敷地面積-9,315.59㎡
◆ 建築面積-5,113.21㎡
◆ 延床面積-94,166.32㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、CFT造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-現場造成杭
◆ 用途-オフィス、共同住宅、店舗、変電所
◆ 総戸数-157戸(うちワンルーム43戸)
◆ 建築主-春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合
◆ 設計者-日本設計
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2016年03月末日
◆ 竣工-2021年11月30日予定


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解体工事中ですが、2016年3月末日着工という事になっています。本体工事は、解体工事と並行して段階的に進めます。そのため工期が、2016年3月末日~2021年11月30日(予定)と非常に長いです。


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「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業 南街区」の建築計画のお知らせです。高さや面積等の変更はありませんでしたが、竣工予定が2019年12月31日から2021年11月30日と2年近く先延ばしになっていました。


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北街区

 「住友不動産後楽園ビル」の東側が、「北街区」の建設予定地です。地上20階、塔屋1階、地下2階の「住友不動産後楽園ビル」は、1998年8月竣工と新しいため、今回の再開発には参加しません。


北街区の概要
◆ 計画名-春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業 北街区
◆ 所在地-東京都文京区小石川一丁目102番1、102番2、102番3
◆ 階数-地上40階、地下2階
◆ 高さ-最高部148.45m、軒高140.84m
◆ 敷地面積-6,208.90㎡
◆ 建築面積-4,053.06㎡
◆ 延床面積-84,313.87㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-現場造成杭、直接基礎
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗
◆ 総戸数-578戸
◆ 建築主-春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合
◆ 設計者-日本設計
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2016年03月31日
◆ 竣工-2020年03月31日予定


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解体工事中ですが、2016年3月31日着工という事になっています。本体工事は、解体工事と並行して段階的に進めます。そのため工期が、2016年3月31日~2020年3月31日(予定)と長いです。


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「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業 北街区」の建築計画のお知らせです。概要が大幅に修正されていました。

(高さ) 最高部151.10m、軒高140.83m → 高部148.45m、軒高140.84m
(建築面積) 4,101.18㎡ → 4,053.06㎡
(延床面積) 84,956.87㎡ → 84,313.87㎡
(竣工予定) 2019年12月31日 → 2020年03月31日


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西街区

 「西街区」の建設予定地です。

西街区の概要
◆ 計画名-春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業 西街区
◆ 所在地-東京都文京区小石川一丁目内
◆ 階数-地上13階、地下1階
◆ 高さ-最高部50.36m、軒高50.36m
◆ 敷地面積-463.14㎡
◆ 建築面積-243.60㎡
◆ 延床面積-2.755.01㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-現場造成杭
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗
◆ 総戸数-28戸(うちワンルーム28戸)
◆ 建築主-春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合
◆ 設計者-日本設計
◆ 施工者-東洋建設
◆ 着工-2016年03月末日
◆ 竣工-2019年12月31日予定


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「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業 西街区」の建築計画のお知らせです。概要が大幅に修正されていましたが、建物の規模が小さいので省略します。

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2016年11月22日 (火)

青山通りのランドマークだった「青山ベルコモンズ」 跡地に「三菱地所」が、地上20階、高さ約95mの高層複合ビル「(仮称)北青山二丁目計画」を建設!

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-青山ベルコモンズ跡地-
 「黒川紀章氏」の設計で、「青山通り」のランドマークとしてファッション産業の一時代を築いた「青山ベルコモンズ」が解体されました。地上躯体の解体工事は完了しています。

 青山通りとキラー通りの交差点角に立地する「青山ベルコモンズ(地上10階、地下3階)」と「北青山ティースビル(地上3階、地下1階)」を合わせて解体しました。
 「北青山二丁目14番6号他既存建物解体工事」として施工は「フジタ」が行い、工期は2015年12月2日~2016年9月16日となっていました。

● (仮称)北青山二丁目計画
 「日刊建設工業新聞」によると、跡地には「三菱地所」が、オフィスとホテルを主要用途とする高層複合ビル「(仮称)北青山二丁目計画」を建設するそうです。概要は、地上20階、塔屋1階、地下2階、高さ約95m、延床面積約23,300㎡となります。

 日刊建設工業新聞(2016/11/22)
 三菱地所/青山ベルコモンズ跡地開発(東京都港区)/事務所・ホテルの複合ビルに

 用途は、地下2階・地下1階が「駐車場」、地上1階が「店舗」、2階が「店舗とオフィスエントランス」、3階が「イベントホール」、4階が「ホテルロビーとレストラン」、5階~15階が「オフィスフロア」、16階~19階が「ホテルの客室」、20階が「レストラン」となります。

 開発に当たっては「総合設計制度」を活用します。敷地内の青山通り沿いに歩道状空地、北側に広場状空地などを計画することで、容積率の上限値の割り増しを行います。港区が敷地一帯に設定している50mと60mの高さ制限値も緩和します。

(仮称)北青山二丁目計画の概要
◆ 所在地-東京都港区北青山二丁目98-1他
◆ 階数-地上20階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部約95m、軒高約90m
◆ 敷地面積-約2,264㎡
◆ 延床面積-約23,300㎡
◆ 構造-(地上部)鉄骨造、(地下部)鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-駐車場(地下2階・地下1階)、店舗(地上1階)、店舗とオフィスエントランス(2階)、イベントホール(3階)、ホテルロビーとレストラン(4階)、オフィスフロア(5階~15階)、ホテルの客室(16階~19階)、レストラン(20階)
◆ 建築主-第6メック都市開発特定目的会社(三菱地所が全額出資)
◆ 設計者-三菱地所設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 解体工事-2015年12月02日~2016年09月16日
◆ 着工-2017年08月予定
◆ 竣工-2020年02月末予定


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「(仮称)北青山二丁目計画」の予定地を東側から見た様子です。


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「(仮称)北青山二丁目計画」の予定地を南側から見た様子です。「青山ベルコモンズ(地上10階、地下3階)」と「北青山ティースビル(地上3階、地下1階)」の地上躯体は完全に姿を消しています。

 「北青山二丁目14番6号他既存建物解体工事」として施工は「フジタ」が行い、工期は2015年12月2日~2016年9月16日となっていました。


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解体工事中の様子です。


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在りし日の「青山ベルコモンズ(地上10階、地下3階)」です。1976年6月に竣工し、2014年3月に閉館しました。

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2016年11月21日 (月)

「国家戦略特区」により航空法による高さ制限の特例? 「三田三・四丁目地区再開発」は、地上42階、高さ約215mの超高層複合ビル!

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-三田三・四丁目地区再開発-

 国家戦略特区「三田三・四丁目地区再開発」は、「札の辻(ふだのつじ)交差点」の西側に広がる広大な敷地です。地区面積は約40,000㎡とかなり広いです。

 住友不動産の公式HPの中にある「再開発への取り組み」では、地区面積約37,000㎡、地上39階、地下2階 、延床面積約218,000㎡、主な用途が事務所・住宅・店舗、権利者数147名となっています。

 住友不動産 → 再開発への取り組み

● 地上42階、高さ約215mの超高層ビルを建設!
 「三田三・四丁目地区再開発」は、このブログで何度も取り上げていますが、どのような再開発が行われるのか不明でした。今朝(11月21日)の「日刊建設工業新聞」で、かなり詳細が判明しました。

 地上42階、地下3階、高さ約215mの超高層複合ビルを中心とした4棟の建物を建設します。4棟の総延床面積は約223,700㎡です。

 引用資料 日刊建設工業新聞(2016/11/21)
 三田三・四丁目地区再開発(東京都港区)/超高層複合ビルなど4棟配置/準備組合

 計画地を東側の「A地区(約30,000㎡)」と西側の「B地区(約10,000㎡)」に2分割し、A地区にはオフィス、文化・交流施設、商業・生活支援施設といった複合的な都市機能、B地区には住宅を中心とした機能をそれぞれ導入します。

● 航空法の高さ制限の特例(+約30m)
 「羽田空港高さ制限回答システム」によると、超高層複合ビル予定地の航空法での高さ制限は、制限高(標高)約186m~187mです。

 「国家戦略特区」により高さ制限の特例が認められ、高さが地盤面の標高をプラスすると30mくらい上乗せされているようです。

三田三・四丁目地区再開発の概要
◆ A地区の南側-地上42階、地下3階、高さ約215m、延床面積約196,000㎡の超高層複合ビル
◆ A地区の北側-地上5階、地下1階、高さ約35m、延床面積約7,000㎡の複合ビル
◆ B地区の南側-地上9階、地下1階、高さ約40m、延床面積約20,100㎡の共同住宅
◆ B地区の北側-地上4階、地下2階、高さ約15m、延床面積約600㎡の共同住宅
◆ 建築主-三田三・四丁目地区市街地再開発準備組合(住友不動産と大林組が参画)
◆ 都市計画決定-2017年度予定
◆ 組合設立-2017年度予定
◆ 権利変換計画認可-2018年度予定
◆ 着工-2018年度予定
◆ 竣工-2023年度予定


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国家戦略特区「三田三、四丁目地区」の予定地です。

 引用資料 住友不動産(PDF:2015/11/30)
 国家戦略特区「三田三、四丁目地区」と連動した面的整備を実施 外資系企業が集積する「国際ビジネス拠点」形成にむけた “第一歩” 「住友不動産三田ビル」 本日竣工 


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国家戦略特区「三田三・四丁目地区再開発」の予定地の北側部分です。


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「第一京浜」沿いには、写真右側(北側)の「三田北島ビル」と写真左側(南側)の「大和地所三田ビル」が残っていますが、このビルも再開発対象区域に含まれます。


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国家戦略特区「三田三・四丁目地区再開発」の予定地の南側部分です。このあたりに、地上42階、地下3階、高さ約215m、延床面積約196,000㎡の超高層複合ビルが建設されるようです。


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対象区域内のかなりの面積が更地化されて暫定的に駐車場として使用されています。


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西側です。手前は「住友不動産三田ツインビル西館」の敷地です。奥の2棟のマンションも再開発対象区域に含まれます。奥の一帯が「B地区」になるようです。


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国家戦略特区「三田三・四丁目地区再開発」の予定地の南側には、都ホテル跡地を再開発して、2006年9月末に「住友不動産三田ツインビル西館」が竣工しています。

 地上43階、地下2階 高さ179.30m(敷地面積15,206.20㎡、延床面積98,338.13㎡)で、1階~31階がオフィス、32階~43階が共同住宅(ラ・トゥール三田)となっています。

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2016年11月20日 (日)

(仮称)有明北3-1地区(3-1-A街区)計画 高さ約120mのトリプルタワーマンション「(仮称)東京ベイ トリプルタワープロジェクト」として始動!

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-(仮称)有明北3-1地区-
 「住友不動産」は、「ARIAKE Garden City~住・商・業・文化が複合したまちづくり~」で、総事業費約1028億円(用地代含む)を投じ、住宅や大型ショッピングセンターなど総延床面積約28万㎡超の大規模開発を行い、2015年年1月の一部開業を目指す予定でした。

 リーマンショックなどもあり、計画が凍結されていましたが、総延床面積約46万㎡超と更に規模を拡大して、超巨大プロジェクトが遂に動き出しました。全体での工期は、2016年10月~2026年3月中旬(予定)と10年近くに及びます。

● (仮称)東京ベイ トリプルタワープロジェクト
 最初に南側の「3-1-A街区」が着工されました。「(仮称)東京ベイ トリプルタワープロジェクト」として、公式ホームページもオープンしています。

 引用資料 公式ホームページ
 (仮称)東京ベイ トリプルタワープロジェクト 

 「A棟」が地上32階、地下1階、「B棟」が地上33階、地下0階、「C棟」が地上33階、地下0階、「共用棟」が地上5階、地下1階となります。3棟共に高さは、最高部約120m、軒高114.30mです。

 全体での延床面積は160,409.96㎡で、共同住宅、商業、保育施設、駐車場で構成されます。共同住宅の総戸数は、1,539戸(A棟396戸、B棟721戸、C棟422戸)となります。

(仮称)東京ベイ トリプルタワープロジェクトの概要
◆ 計画名-(仮称)有明北3-1地区(3-1-A街区)計画
◆ 所在地-東京都江東区有明二丁目1番219、234の一部、235(地番)
◆ 交通-交通東京臨海高速鉄道りんかい線「国際展示場」駅から徒歩4分、ゆりかもめ「有明」駅から徒歩3分
◆ 階数-(A棟)地上32階、地下1階、(B棟)地上33階、地下0階、(C棟)地上33階、地下0階、(共用棟)地上5階、地下1階
◆ 高さ-最高部約120m、軒高114.30m
◆ 敷地面積-32,627.38㎡(ペデストリアンデッキ敷地2,415.68㎡を含む)
◆ 建築面積-9,679.71㎡(施設全体)、A棟1,819.92㎡、B棟2,951.63㎡、C棟2,218.29㎡               
◆ 延床面積-160,409.96㎡(施設全体)、A棟38,550.17㎡、B棟72,938.64㎡、C棟41,605.26㎡
◆ 構造- 鉄筋コンクリート造(A棟、B棟、C棟)、鉄骨造(共用棟)
◆ 基礎工法-場所打ち鋼管コンクリート拡底杭
◆ 用途- 共同住宅、商業、保育施設、駐車場等
◆ 総戸数-1,539戸(A棟396戸、B棟721戸、C棟422戸)
◆ 事業主-住友不動産
◆ 設計者・監理者-前田建設工業
◆ 施工者-前田建設工業
◆ 着工-2016年10月15日
◆ 竣工-2019年07月下旬予定
◆ 入居開始-2020年02月下旬予定(家族に江東区立の小学校および中学校に通学を希望する児童・生徒がいる購入者は2020年03月下旬予定)


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配置図です。「3-1-A街区」の「(仮称)東京ベイ トリプルタワープロジェクト」は街区の南側に建設されます。

 引用資料 首相官邸・内閣府(PDF:2015/08/31)
 資料8 都市計画(素案)臨海副都心有明北地区


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「(仮称)東京ベイ トリプルタワープロジェクト」の建設予定地です。


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街区の南東側に「首都高速道路湾岸線」と「国道357号」が走っています。将来的にも眺望は安泰です。


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「(仮称)有明北3-1地区(3-1-A街区)計画」の建築計画のお知らせです。


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(仮称)有明北3-1地区(3-1-B・C街区)計画
 
「(仮称)有明北3-1地区」の北側は、「3-1-B街区」と「3-1-C街区」になります。商業、ホテル、サービスアパート、ホール、駐車場等で構成されます。工期は、2017年4月中旬(予定)~2026年3月中旬(予定)と非常に長くなります。

 引用資料 首相官邸・内閣府(PDF:2015/08/31)
 資料8 都市計画(素案)臨海副都心有明北地区

(仮称)有明北3-1地区(3-1-B・C街区)計画の概要
◆ 所在地-東京都江東区有明一丁目1番、二丁目1番他
◆ 階数-地上16階、地下1階
◆ 高さ-最高部約68m、軒高約58m
◆ 敷地面積-約74,600㎡
◆ 建築面積-約53,240㎡
◆ 延床面積-約304,000㎡
◆ 構造- 鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート杭、既製杭
◆ 用途- 商業、ホテル、サービスアパート、ホール、駐車場等
◆ 事業主-住友不動産
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2017年04月中旬予定
◆ 竣工-2026年03月中旬予定


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「(仮称)有明北3-1地区(3-1-B・C街区)計画」の建設予定地です。


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「(仮称)有明北3-1地区(3-1-B・C街区)計画」の建築計画のお知らせです。

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2016年11月19日 (土)

究極のホームドア 東急東横線「武蔵小杉駅」で実証実験中のデジタルサイネージ一体型のマルチメディアホームドア!

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-デジタルサイネージ一体型のマルチメディアホームドア-
 
「東京急行電鉄、日本信号、三菱電機、旭硝子」は、共同で「デジタルサイネージ一体型のマルチメディアホームドア」を開発し、2016年6月27日より東横線「武蔵小杉駅」で実証実験を開始しました。大井町線「溝の口駅」でも実証実験を行っています。

 引用資料 東京急行電鉄(2016/06/23)
 デジタルサイネージ一体型のマルチメディアホームドアを共同開発 

 東横線「武蔵小杉駅」での実証実験は、「4番線ホーム(渋谷方面)」で行われています。「10両編成(8両編成)、6号車(4号車)2番目ドア両サイド(2面)」です。実証実験期間については「武蔵小杉駅、溝の口駅」それぞれ約1年間の予定です。

 「旭硝子」が開発したガラス一体型デジタルサイネージ「infoverre®(インフォベール)」を三菱電機および日本信号が制作するホームドアの戸袋部分に設置し、東急電鉄がコンテンツ配信の仕組みと運用モデルを構築します。

 今回の実証実験では、鉄道業界では最大規模となる55インチサイズの「デジタルサイネージ」を組み込んだホームドアを設置し、屋外環境での技術的課題を検証します。


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東横線「武蔵小杉駅」での実証実験は、「4番線ホーム(渋谷方面)」で行われています。「10両編成(8両編成)、6号車(4号車)2番目ドア両サイド(2面)」です。


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方向を変えて見た様子です。


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ドアが開いた状態です。


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「戸袋」に鉄道業界では最大規模となる55インチサイズの「デジタルサイネージ」を組み込んでします。画質は非常に鮮明です。


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左側の画面にはマナー等の啓蒙が放映されています。


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このような情報は非常に有難いですね。ホームの「発車標」と比べると情報量が桁違いに多いです。大画面「デジタルサイネージ」の本領発揮という感じです。

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2016年11月18日 (金)

川崎市 3棟目が最終段階に入った京急大師線・港町駅前のトリプルタワーマンション「Riverie(リヴァリエ)」

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-Riverie(リヴァリエ)-
 「Riverie(リヴァリエ)」は、京浜急行大師線の港町駅前の「コロムビアミュージックエンタテインメント」の工場跡地の再開発プロジェクトです。「A棟・B棟・C棟」のトリプルタワーが建設されています。

 引用資料 公式ホームページ → Riverie(リヴァリエ)

 最初に着工された「リヴァリエ A棟」が2013年2月下旬に竣工しました。「A棟」は、地上29階、地下1階、高さ96.226m、総戸数455戸となっています。
 次に、「リヴァリエ B棟」が2015年2月下旬に竣工しました。地上29階、地下1階、高さ95.614m、総戸数478戸となっています。

 最後に、「リヴァリエ C棟」が着工されました。地上28階、地下1階、高さ93.316m、総戸数461戸となっています。「A棟、B棟、C棟」の竣工時期を2年ずつずらしています。「A棟、B棟」は完売しています。

● リヴァリエ C棟
 「リヴァリエ C棟」は、地上28階、地下1階、高さ93.316m、総戸数461戸(他にロイヤルスイート、ミヤビスイート、キッズルーム、カレンラウンジ、スカイラウンジ、ミュージックスタジオ、ゴルフレンジ・パターコーナー等)となっています。

「リヴァリエ C棟」の概要

◆ 計画名-港町駅前マンションC棟(仮称)新築工事
◆ 所在地-神奈川県川崎市川崎区港町1番13他(地番)
◆ 交通-京急大師線「港町駅」徒歩2分 京急本線「京急川崎駅」より徒歩19分、JR京浜東北線・東海道本線・南武線「川崎」駅より徒歩23分
◆ 階数-地上28階、地下1階(C棟)
◆ 高さ-最高部93.316m(C棟)
◆ 敷地面積-22,948.60㎡(C棟建築確認対象面積9,145.91㎡)
◆ 建築面積-2,362.38㎡
◆ 延床面積-49,694.23㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-DFS制振構造(独立連層耐力壁、オイルダンパー)
◆ 用途-共同住宅、保育所、集会所、展示場
◆ 総戸数-461戸(他にロイヤルスイート、ミヤビスイート、キッズルーム、カレンラウンジ、スカイラウンジ、ミュージックスタジオ、ゴルフレンジ・パターコーナー等)
◆ 建築主-京浜急行電鉄、大和ハウス工業
◆ 設計者・監理者-大林組
◆ 施工者-大林組
◆ 竣工-2017年02月下旬予定
◆ 入居開始-2017年04月上旬予定


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街区を北東側から見た様子です。「Riverie(リヴァリエ)」は、多摩川の「スーパー堤防」に建設されています。


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「リヴァリエ C棟」を北東側から見た様子です。


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「リヴァリエ C棟」を北西側から見た様子です。


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街区を南東側から見た様子です。公開空地が解放されて1周歩けるようになっています。真ん中が「リヴァリエ B棟」、一番奥が「リヴァリエ A棟」です。


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「リヴァリエ C棟」を南東側から見た様子です。


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「リヴァリエ C棟」を南西側から見た様子です。

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2016年11月17日 (木)

千代田区 地上39階、高さ約200mと地上31階、高さ約160mの超高層ツインタワー 大規模に行われている「(仮称)OH-1計画」

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(仮称)OH-1計画-
 「三井物産」と「三井不動産」は、大手町一丁目2番地区の開発事業を進めています。「三井物産ビル、大手町パルビル、大手町一丁目三井ビルディング」の3棟が解体され、一体的に再開発されます。

 大手町一丁目2番地区で推進中の一体開発事業である「(仮称)OH-1計画」は、2016年5月18日に着工し、6月8日に起工式を行いました。

 引用資料 三井不動産・ニュースリリース(2016/06/08)
 大手町における大規模複合開発「(仮称)OH-1計画」着工 

 皇居の「大手濠」側の「三井物産ビル」跡地に、地上31階、地下5階、高さ約160mの「A棟」が、「日比谷通」側の「大手町一丁目三井ビルディング、大手町パルビル」の跡地に、地上39階、地下5階、高さ約200mの「B棟」が建設されます。

 ちなみに「OH-1」は、「オーエイチワン」ではなく「オーワン」と読みます。本店事務所を仮移転している「三井物産」は、竣工後に戻ってくる予定です。
 
(仮称)OH-1計画の概要
◆ 所在地-東京都千代田区大手町一丁目2番
◆ 交通-東京メトロ丸ノ内線・東西線・千代田線・半蔵門線「大手町駅」、  都営三田線「大手町駅」直結
◆ 階数-(B棟)地上39階、地下5階、(A棟)地上31階、地下5階
◆ 高さ-(B棟)最高部約200m、軒高約200m、(A棟)最高部約160m、軒高約150m
◆ 敷地面積-20,864.32㎡(施設全体)
◆ 建築面積-11,915.30㎡(施設全体)
◆ 延床面積-357,705.58㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-杭基礎+直接基礎
◆ 地震対策-制振構造(新世代制震オイルダンパー HiDAX-R 等)
◆ 用途-オフィス、店舗、多目的ホール、ホテル、駐車場、地域冷暖房施設
◆ 建築主-三井物産、三井不動産
◆ 設計者・監理者-日建設計・鹿島建設 設計共同企業体(日建設計、鹿島建設)
◆ デザインアーキテクト-Skidmore, Owings & Merrill LLP(SOM)
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 解体工事-2015年01月05日~2016年09月30日予定(地下躯体含む)
◆ 着工-2016年05月18日(着工)、2016年06月08日(起工式)
◆ 建物竣工-2020年02月末予定
◆ 全体竣工-2021年03月末予定(建物竣工後に外構整備)


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「B棟鳥瞰パース」です。


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「平面図」です。


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「断面図」です。


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「(仮称)OH-1計画」の建設現場を南西側から見た様子です。


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期間限定ですが、南側から「大手町地区第一次再開発事業」で完成した3棟がよく見えます。


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「A棟」の建設現場を南東側から見た様子です。「三井物産ビル」の跡地に建設中です。


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「B棟」の建設現場を南西側から見た様子です。


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「B棟」の建設現場を南東側から見た様子です。手前の「大手町パルビル」と奥の「大手町一丁目三井ビルディング」の跡地に建設中です。


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平将門の首塚

 敷地南側に食い込むように、東京都指定の文化財で、東京都所有の「平将門の首塚(たいらのまさかどのくびづか)」がありますが、この部分は再開発の対象外なので残ります。


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HiDAX-R (Revolution)

 「鹿島建設」は、建物用制震ダンパーとして、世界初となる振動エネルギー回生システムVERS (Vibration Energy Recovery System)を搭載した新世代制震オイルダンパー「HiDAX-R (Revolution)」を開発しました。

 引用資料 鹿島建設(2015/07/27)
 世界初、地震エネルギーで揺れを止める新世代制震装置 「HiDAX-R 【Revolution】」を開発

 地震による建物の振動エネルギーを一時的に補助タンクに蓄え、それをダンパーの制震効率を高めるアシスト力として利用することにより、従来型装置の限界を大幅に超えた世界最高の制震効率を達成しました。

 風揺れから震度7の大地震までカバーするのはもちろんのこと、頻度の高い震度4~5クラスの地震や長周期地震動に特に高い効果を発揮し、一般的な制震構造と比較して揺れ幅を半減、揺れが収まるまでの時間を劇的に短縮することが可能です。

● 4例目の採用
 「HiDAX-R (Revolution)」は、建設中の「(仮称)新日比谷プロジェクト」を第1号に、「(仮称)日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業(C街区)」、「日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業A地区新築工事」でも採用されています。「(仮称)OH-1計画」は、4例目の採用となります。

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2016年11月16日 (水)

JR東日本 埼京線ホームを山手線と並列の位置への移設する「渋谷駅改良工事」 供用開始された「仮設連絡通路」の第一弾

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-JR渋谷駅改良工事-

 JR東日本は「渋谷駅」について、2014年4月より駅改良の準備工事に着手し、2015年9月より本体工事に着手しています。

 引用資料 JR東日本(PDF:2015/07/14)
 JR渋谷駅改良工事の本体工事着手について

 現在、駅南側にある「埼京線ホーム」について、2020年春を目標として、山手線と並列の位置への移設工事を進めます。


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準備工事着手時点(2014年4月時点)のホーム配置図


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完成時のホーム配置図

◆ 現在駅南側にある埼京線ホームを北側へ約350m移設することで、山手線ホームと並列の位置とし、乗換利便性の向上を図ります。ホーム幅員は最大12mで、2020年春を目標として整備します。

◆ 山手線ホームを2面2線(内回りが島式ホーム片側利用、外回りが単式ホーム)からの1面2線化します。ホーム幅員は最大16mです。


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3階の乗換動線(完成時)
 完成時の3階の乗換動線です。東京メトロ銀座線とJR山手線・埼京線、京王井の頭線の乗換えルートの流れが直線的になり、非常に分かりやすくなります。


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1階の乗換動線(完成時)
 
完成時の1階の乗換動線です。1階北側に幅員22m、1階中央部に幅員23mの「東西自由通路」を整備します。それぞれの「東西自由通路」の南側に改札口を設置します。


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埼京線の軌道上の連絡通路

 「埼京線」の軌道の上には、埼京線ホームへの「連絡通路」があります。「埼京線ホーム」を山手線と並列の位置へ移設するには、「連絡通路」を撤去する必要があります。

 超難工事だとは分かっていましたが、現場を見ると本当に難しい工事だと実感します。(1)仮設の連絡通路の構築、(2)連絡通路の撤去の順番で行うと思われますが、どのように工事を行うのか? 皆目見当がつきません・・・


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このように「埼京線」の軌道の真上に埼京線ホームへの「連絡通路」があります。


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供用開始された「仮設連絡通路」の第一弾です。


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「仮設連絡通路」の内部です。


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「仮設連絡通路」は、「2番線(山手線)」と「3番線(埼京線)」の間に柱を建てて、構築されています。


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「仮設連絡通路」の南端です。


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「2番線(山手線内回り)」のホーム南端から見た「仮設連絡通路」です。


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仮設の構造物ですが、柱は立派です。


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「仮設連絡通路」の南側の既存の「連絡通路」です。


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北側に振り返った様子です。


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「仮設連絡通路」は更に南側に伸びそうな雰囲気です。


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更に南側部分の「2番線(山手線)」と「3番線(埼京線)」の間に柱を建てる準備がされています。


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この部分に柱を建てると思われます。

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2016年11月15日 (火)

2017年1月下旬竣工予定 大手町ホトリア 地上29階、高さ約150mの「大手町パークビルディング」

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-大手町ホトリア-

 「(仮称)大手町1-1計画(A棟・B棟)新築工事」は、「りそな・マルハビル」と「三菱東京UFJ銀行大手町ビル」の建て替えプロジェクトです。
 地上22階、塔屋2階、地下5階、高さ114.85mの「A棟」と地上29階、塔屋2階、地下5階、高さ149.95mの「B棟」の2棟の超高層ビルが建設されます。

 街区の名称は、「大手町ホトリア」です。 ”皇居外苑濠の「ほとり」+ia(場所を表す名詞語尾)” であり、「お濠のほとりに豊かな空間を」という意味を込めています。隣接する大手センタービルも「大手町ホトリア」に含まれます。

 引用資料 三菱地所・ニュースリリース(PDF:2015/05/11)
 丸の内再構築第2ステージ・第4弾プロジェクト「(仮称)大手町1-1計画」街区名称「大手町ホトリア」に決定

 建物の名称は、A棟が「大手門タワー・JXビル」、B棟が「大手町パークビルディング」となっています。A棟の「大手門タワー・JXビル」はすでに竣工済みです。

● 大手町パークビルディング
 「B棟」は、「三菱東京UFJ銀行大手町ビル」の建て替えプロジェクトです。正式名称は「大手町パークビルディング」で、目玉は地上22階~29階の129室のサービスアパートメントです。

 シンガポールのサービスアパートメント大手「アスコット」の最高級ブランド「Ascott The Residence(アスコット・ザ・レジデンス)」が日本初上陸します。
 英語などを話すスタッフが常駐しビジネスを支援し、職住近接を好む外国人向けに都心に住宅を整備し、グローバル企業の誘致につなげます。
 
 公式ホームページ → 大手町パークビルディング

大手町ホトリア 大手町パークビルディングの概要(B棟)
◆ 計画名-(仮称)大手町1-1計画(A棟・B棟)新築工事
◆ 所在地-東京都千代田区大手町一丁目1番1号
◆ 階数-地上29階、塔屋2階、地下5階
◆ 高さ-最高部149.95m、軒高139.80m
◆ 敷地面積-9,338.97㎡
◆ 敷地面積-5,454.51㎡
◆ 延床面積-151,854.87㎡(事務所貸室面積60,709.82㎡)
◆ 構造-(地上)鉄骨造、柱一部CFT構造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制震構造(制振ブレース等)
◆ 用途-オフィス、店舗、サービスアパートメント、地域冷暖房施設、駐車場等
◆ 建築主-三菱地所
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2014年04月14日
◆ 竣工-2017年01月下旬予定


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「大手町ホトリア 大手町パークビルディング」のフロア構成です。22階~29階がサービスアパートメント、2階~20階がオフィスとなっています。


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「大手町ホトリア 大手町パークビルディング」を北西側から見た様子です。


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ワイドスパン構造
 西側の皇居側は、両端と中央(2本)の合計4本しか柱しかありません。皇居を大きく見渡せる約20.5mに渡る「ワイドスパン構造」を採用しています。


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北東側から見た様子です。


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東西約110m×南北約48mと東西に非常に長いビルになります。オフィスフロアは、基準階面積(4階・5階)は、3,407.60㎡(1,030.80坪)、天井高2.85mの開放感あふれる無柱空間となっています。


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北東側から引いて見た様子です。皇居側は「まちづくりガイドライン」により、新たに建設するビルは、建物の高さ100m(塔屋を含む最高部は115m)に揃えるように決められています。

● Ascott The Residence(アスコット・ザ・レジデンス)
 高層階のセットバックしている部分の地上22階~29階は、サービスアパートメントとなります。アスコット社の最高級ブランド「Ascott The Residence(129室)」が日本初上陸します。


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西側から見た様子です。


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「大手町ホトリア 大手門タワー・JXビル」との空間です。2棟の皇居側および2棟の間には、約2,8000㎡の緑豊かな広場「ホトリア広場」が整備されます。


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南西側から見た様子です。


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街区南側の「大手町ホトリア 大手門タワー・JXビル(地上22階、塔屋2階、地下5階、高さ114.85m)」は、2015年11月16日に竣工しています。

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2016年11月14日 (月)

渋谷区 Bunkamura(文化村)北側の「渋谷ビデオスタジオ」跡地 地上21階、高さ約120mの「(仮称)渋谷区宇田川町計画」

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-(仮称)渋谷区宇田川町計画-

 渋谷区宇田川町にはかつてテレビ番組などの撮影所「渋谷ビデオスタジオ」がありました。「渋谷ビデオスタジオ」は、2007年に耐震強度が不足していると判明し、閉鎖されていました。

 2010年12月に、「西松建設」が所有する「渋谷ビデオスタジオ」跡地の約3,700㎡を「住友不動産」が取得し、2011年3月末までに引き渡しを終えると報道がありました。

 「住友不動産」は、「渋谷ビデオスタジオ」跡地周辺の建物も集約化して、開発区域面積を6,006.59㎡に拡大しました。跡地には、「(仮称)渋谷区宇田川町計画」が建設されます。

 概要は、地上21階、地下2階、高さ119.94m、延床面積38,583.38㎡です。「オフィス」と「共同住宅」で構成されます。高層階が高級賃貸マンション、下層階がオフィスになるもと思われます。

 「(仮称)渋谷区宇田川町計画」の予定地は、敷地北東側が「井ノ頭通り」に接し、すぐ北側には「NHK放送センター、渋谷区役所」、すぐ南側には「Bunkamura(文化村)」などがあるかなりの好立地です。

(仮称)渋谷区宇田川町計画の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区宇田川町49番1ほか
◆ 階数-地上21階、地下2階
◆ 高さ-119.94m
◆ 開発区域面積-6,006.59㎡
◆ 敷地面積-5,226.06㎡
◆ 建築面積-2,157.80㎡
◆ 延床面積-38,583.38㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、共同住宅
◆ 建築主-住友不動産
◆ 設計者-久米設計
◆ 施工者-(未定)  *解体工事は西松建設
◆ 地中障害撤去工事-2015年12月01日~2016年12月31日予定
◆ 着工-2016年12月15日予定
◆ 竣工-2019年06月30日予定


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北側から見た様子です。敷地北東側は「井ノ頭通り」に接しています。


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「仮囲い」の一部が透明のアクリル板になっているので覗いてみました。


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「地下躯体の解体」および「地中障害撤去工事」が、「西松建設」の施工で行われています。工期は、2015年12月1日~2016年12月31日(予定)となっています。


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南側から見た様子です。


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西側から見た様子です。


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敷地南西側が接する区道です。地下には、「渋谷川」の支流である「宇田川」が流れています。「宇田川町」の地名は、「宇田川」からきています。ちなみに「宇田川」は、濁点のある「うだがわ」と読みます。


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「(仮称)渋谷区宇田川町計画」の建築計画のお知らせです。


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「(仮称)渋谷区宇田川町計画」の予定地から「井ノ頭通り」を挟んで北側に「日本アムウェイ本社」があります。


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「日本アムウェイ本社」の南隣にもかなり広い駐車場があります。この敷地もいずれ再開発されると思われます。

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2016年11月13日 (日)

横浜市 地上32階、高さ約155mに変更した「横浜市市庁舎移転新築工事」 2017年8月の本格着工に備えて準備工事中!

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-横浜市市庁舎移転新築工事-
 横浜市役所の新庁舎計画は、かなり前からありますが一向に前に進みませんでした。現庁舎は、1959年築のため耐震上の問題がある上に、横浜市の発展に伴って業務量も増加し、全ての部署が入るだけのスペースがありません。

 現在、関内地区で横浜市職員が働いていますが、多くが市庁舎ではなく民間から借りたビルに分散していて、多額の家賃を支払っています。

 横浜市役所の新庁舎計画は、3案「(1)北仲通南地区に完全移転案、(2)現在地で建て替え案、(3)現在地と北仲通南地区に市役所機能を分割案」が検討され、「北仲通南地区に完全移転案」に決定しました。

 「横浜市市庁舎移転新築工事」は、「高度技術提案(設計・施工一括)型総合評価落札方式」による一般競争入札(WTO)が行われ、契約金額は629億円(税込679億3200万円)で、「竹中・西松建設共同企業体」を落札者として決定しています。

 「横浜市市庁舎移転新築工事」の予定地では、2017年8月の工事着工に備えて、現在は本格的に「準備工事」が行われています。工事現場を見る限り実質的には着工しています。

● 階数と高さが変更
 最新の横浜市の資料では、階数が、地上31階、塔屋2階、地下2階から地上32階、塔屋2階、地下2階に変更になり、最高部の高さも約152mから約155mに変更になっています。

 引用資料 横浜市・総務局(2016/09/14)
 「横浜市市庁舎移転新築工事の基本設計」をまとめました 

横浜市市庁舎移転新築工事の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区本町六丁目50番地の10(北仲通南地区)
◆ 階数-地上32階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-約155m
◆ 敷地面積-約13,486㎡
◆ 延床面積-約140,700㎡
◆ 構造-鉄骨造(CFT柱)、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-杭基礎、一部直接基礎
◆ 地震対策-中間免震構造(2階と3階の間に免震層を設置)+制震構造(耐震ブレース、制振ブレース)
◆ 用途-市庁舎、店舗
◆ 建築主-横浜市
◆ 設計者・監理者-竹中・西松建設共同企業体(竹中工務店、西松建設JV)
◆ 施工者-竹中・西松建設共同企業体(竹中工務店、西松建設JV)
◆ 着工-2017年08月予定
◆ 竣工-2020年01月末予定(完成引渡し)
◆ 新市庁舎供用開始-2020年06月末予定
◆ 契約金額(税込)-679億3200万円 *低層部内装工事費約30億円は別途


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立面図

 「西側立面図」と「北側立面図」です。最高部の高さが約152mから約155mに変更になりました。


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フロア構成

 「フロア構成」です。地下2階・地下1階が「駐車場」、1階~3階が「市民利用・商業機能」、3階~8階が「議会部分」、8階~31階が「行政部分」となります。執務室は31階まで、32階は「電気室、機械室」となります。


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BCP計画

 「BCP計画」です。地震対策として、「免震構造+制振構造」を採用します。「免震構造」と「制振構造」を組合せた「ハイブリッド免震」により、震度6強から震度7程度の大地震や長周期地震動に対しても業務継続が可能となります。

ハイブリッド免震
 2階と3階の間に「免震層」を設置した「中間免震構造」を採用します。2階より下が「制振構造(耐震ブレース+制振ブレース)」、3階より上が「免震構造+制振構造(耐震ブレース+制振ブレース)」となります。


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今後のスケジュール

 「今後のスケジュール」です。2017年8月に「工事着工」、2019年11月に「工事完了」、2020年1月末に「完成引渡し」、移転作業が行われて、東京オリンピック前の2020年6月末に「供用開始」の予定です。


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横浜ランドマークタワーの展望フロア「スカイガーデン」から見た「横浜市市庁舎移転新築工事」の建設予定地です。


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街区の東側には、地上27階、塔屋2階、地下3階、高さ119.12mの「横浜アイランドタワー」が建っています。西側には、地上41階、高さ約180mの「第二期工事」が計画されていましたが、計画は立ち消えになり、いろいろな開発案が提案されていました。

 今にして思えば、交通至便なこの土地を更地として残しておて本当に良かったと思います。JR桜木町駅に近く、横浜高速鉄道みなとみらい線「馬車道駅」直結の抜群の立地です。


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「横浜市市庁舎移転新築工事」の建設予定地です。「遺跡発掘調査工事」が終わり、2017年8月の工事着工に備えて、現在は本格的に「準備工事」が行われています。


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撮影時は、「オールケーシング掘削機」等で「地中障害物」の撤去が行われていました。この段階を着工とみなす現場も多く、実質的には着工しています。


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地上から見た「横浜市市庁舎移転新築工事」の建設予定地です。


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工事名も「横浜市市庁舎移転新築工事」に移行しています。


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ちなみに、現在の「横浜市役所」は、「横浜スタジアム」の西隣にあるので、距離的にはそんなに移動しません。

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2016年11月12日 (土)

ホテルオークラ東京本館建替計画 高低差を克服しながら大規模に行われている地上38階、高さ約188mの「(仮称)虎ノ門2-10計画」

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-ホテルオークラ東京本館建替計画-

 53年間の歴史を刻んだ「ホテルオークラ東京本館」は、建替え工事のために2015年8月31日(月)を持って閉館しました。2015年9月から既存建物の解体工事が行われていました。

 
ホテルオークラ東京本館建替計画である「(仮称)虎ノ門2-10計画」は、当初計画通り2016年6月1日に本体工事に着手しました。

 引用資料 新日鉄興和不動産(2016/06/01)
 「ホテルオークラ東京本館建替計画」 オフィス事業の取り組みについて ~2019年の完成を目指し、2016年6月1日着工~  

 主要用途はホテルですが、「高層棟」の地上5階~22階(運用呼称は地上8階~25階)は、延床面積約64,000㎡のオフィスフロアとなります。

 オフィス床は、「ホテルオークラ、大成建設、新日鉄興和不動産」などが出資する「SPC(特別目的会社)」が建物完成後に取得する予定です。
 「大成建設」と「新日鉄興和不動産」がSPCからオフィスの企画やテナント募集、運営管理業務などオフィス賃貸事業全般を受託します。

ホテルオークラ東京本館建替計画の概要
◆ 計画名-(仮称)虎ノ門2-10計画
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門二丁目10番4号
◆ 階数-<高層棟>地上38階、地下4階(運用呼称 地上41階、地下1階)、<中層棟>地上13階、地下4階
◆ 高さ-建物高さ188.65m(高層棟)、最高部約85m(中層棟)
◆ 敷地面積-20,442.44㎡(本館全体)
◆ 建築面積-13,262.54㎡(本館全体)
◆ 延床面積-180,096.52㎡(本館全体)
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎及び杭基礎
◆ 用途-ホテル、オフィス、飲食店舗、駐車場
◆ 客室数-約550室(高層棟約400室+中層棟約150室)
◆ 建築主-ホテルオークラ
◆ 設計者-(仮称)虎ノ門2-10計画設計共同体(大成建設、谷口建築設計研究所、観光企画設計、日本設計、森村設計、NTTファシリティーズ)
◆ 施工者-大成建設
◆ 本館閉館-2015年08月31日
◆ 解体工事-2015年09月01日
◆ 着工-2016年06月01日
◆ 竣工-2019年06月末予定


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「施設構成図」です。「高層棟」と「中層棟」は、地下で一体化します。「高層棟」の地上5階~22階(運用呼称は地上8階~25階)は、延床面積約64,000㎡のオフィスフロアとなります。

 引用資料 大成建設(2016/06/01)
 
「ホテルオークラ東京本館建替計画」オフィス事業の取り組みについて 


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「秋の芝生広場イメージ」です。


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北側の「汐見坂」から見たホテルオークラ東京本館建替計画である「(仮称)虎ノ門2-10計画」の建設現場です。「霊南坂」との交差部に「アメリカ大使館」があります。

 毎回ここを歩く時は足がすくみます。「ドナルド・トランプ氏」が大統領に就任すると「アメリカ大使館」の警備はますます厳しくなるような気がします。


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「汐見坂」のゲートが開いていました。


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高低差を克服するために「三点式パイルドライバ」などの重機は大規模な「構台」の上で稼働しています。


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工事が効率的に行えるように大規模な「構台」を構築しています。「高層棟」は、建築基準法では地上38階、地下4階ですが、運用呼称では地上41階、地下1階となります。

 一番低い「汐見坂」側と一番高い「霊南坂」を上り切ったあたりは、約3階分の高低差があります。高低差大好き人間の「タモリ氏」が喜びそうな現場です(笑)。


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南東側の「江戸見坂」は、歩くのも辛いくらいの急な坂道です。


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「江戸見坂」のゲートです。


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西側の「霊南坂」側から見た敷地南側です。


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大倉集古館

 美術館の「大倉集古館」は、2014年4月1日より施設改修工事のため休館しています。「大倉集古館」あたりが敷地内で地盤面が最も高いです。


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ホテルオークラ東京本館建替計画である「(仮称)虎ノ門2-10計画」の建築計画のお知らせです。正確な数値に修正されています。

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2016年11月11日 (金)

JR川崎駅 全く別の駅に生まれ変わる「川崎駅北口自由通路整備・駅改良等工事」 人工地盤の構築が進む!

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川崎駅北口自由通路整備・駅改良等工事-
 JR川崎駅では大規模な駅の改良工事が行われています。「川崎駅北口自由通路整備・駅改良等工事」です。

 JR川崎駅には、現在は幅員約25mの「東西自由通路」がありますが、北側の「東京方跨線橋(こせんきょう)」があった部分に、東口駅前広場と西口北広場を結ぶ「北口自由通路」を新設します。
 「北口自由通路」は幅員10mで、「北口自由通路」の南側には「北改札(10機)」を新設します。

 更に、「東西自由通路」と「北口自由通路」の間を橋上駅舎化して改札内コンコースと大規模なエキナカ商業施設を新設します。
 「北口自由通路」の北側も橋上駅舎化してエキナカ商業施設を新設します。エキナカ商業施設は合計で延床面積約8,600㎡を予定しています。

● 全面開業は2018年10月頃予定
 全面開業時期が予定より7ヶ月程度遅れ、2018年10月頃になる見込です。北口自由通路予定地の地下25m付近から大量の直径約15cm~30cmの玉石が見つかり、基礎杭の施工の障害になっているためです。

 川崎駅から北に1kmも離れていない場所に「多摩川」が流れていることから、川崎市では「駅の敷地の一部が、かつては多摩川かその支流の河原だったのではないか」と推定しています。

 東西自由通路に面した「中央北改札」は2017年7月頃、新設される「北口自由通路」と、この通路沿いの「北改札」などは2018年3月頃に供用開始する予定です。

川崎駅北口自由通路整備・駅改良等工事の概要
◆ 計画名-(仮称)JR川崎駅増築工事
◆ 所在地-神奈川県川崎市川崎区駅前本町26-1 外40筆
◆ 階数-地上5階(既存駅ビル部は地上8階)
◆ 高さ-44.98m(既存駅ビル部)
◆ 敷地面積-29,997.00㎡(施設全体)
◆ 建築面積-増床部分5,556.52㎡(既存駅・駅ビル9,613.32㎡)
◆ 延床面積-増床部分14,237.21㎡(既存駅・駅ビル52,846.16㎡)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-店舗、その他(駅舎)
◆ 北口自由通路-有効幅員10m、延長約115m(両デッキ部含むと延長約230m)
◆ 駅施設等-コンコース・改札(北・中央北)整備、既存(中央南)改札改修、エレベーター(3基)・エスカレーター(6基)整備、ベビー休憩室整備、等
◆ 店舗等-約8,600㎡(増床部分)
◆ 建築主-JR東日本、川崎市
◆ 設計者・監理者-ジェイアール東日本建築設計事務所、ジェイアール東日本コンサルタンツJV
◆ 施工者-川崎駅北口自由通路新設・駅改良共同企業体(鉄建建設、大林組JV)
◆ 着工-2013年05月24日(安全祈願祭)
◆ 竣工-2018年10月頃予定(施設全体)
◆ 総事業費-約190億円(川崎市負担約94億円、JR東日本負担約96億円)


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「JR川崎駅北口自由通路等整備事業(整備概要)」です。

 引用資料 川崎市(PDF)
 JR川崎駅北口自由通路等整備事業(整備概要) 


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「北口自由通路東側」のイメージです。


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「東口駅前広場から」のイメージです。


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「北改札付近」のイメージです。


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北側から見た様子です。


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少し方向を変えた様子です。


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タワークレーンが登場しています。


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西側から見た様子です。


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「ラゾーナ川崎プラザ」から見た橋上駅舎部分です。


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この部分にも橋上駅舎が構築されます。


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ホームから見た様子です。


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橋上駅舎です。当初計画より工事は遅れていますが、人工地盤の構築が進んでいます。


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橋上駅舎の内部には、仮設の乗換通路が確保されています。


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橋上駅舎の下です。


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人工地盤を支える巨大な柱です。


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ホームの上に人工地盤の杭を打設して、かまぼこ型の巨大な橋上駅舎が建設されます。


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「1番線(東海道本線)」東側の工事の様子です。「場所打ちコンクリート杭」の構築が終わった場所から順次柱が建てられています。


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「ラゾーナ川崎プラザ」の2階と接続する「ペデストリアンデッキ」の工事も行われています。


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「ラゾーナ川崎プラザ」の2階広場側から見た「ペデストリアンデッキ」との接続部分です。

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2016年11月10日 (木)

(仮称)東品川4丁目C街区新築工事 地上29階、高さ約99mの「プライムパークス品川シーサイド ザ・タワー」として始動!

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-プライムパークス品川シーサイド ザ・タワー-

 昨日のこのブログのアクセス数は、土日並みに少なかったです。特に11時~15時頃を中心に少なかったので、アメリカの大統領選挙でブログなど見ている場合ではなかったと思います。

 次期大統領は「ドナルド・トランプ氏」に決まりました。彼の過去の発言から世界および日米関係の今後が心配ですが、私は「なるようにしかならない」と腹をくくりました。

 本題に戻って、品川シーサイド駅近くでは、日本たばこ工場跡地を中心とした大規模な市街地再開発事業が行われ、「品川シーサイド」が誕生しました。

 「品川シーサイド」の南西側隣接地の「東洋製作所」の品川本社があった場所に「(仮称)東品川4丁目C街区新築工事」が建設されています。

 地上29階、地下1階、高さ99.11m、総戸数817戸(他、共用としてゲストルーム3室、ラウンジ1室、マルチルーム1室、テナントとして店舗2区画、保育施設1区画)の超高層タワーマンションで、正式名所は「プライムパークス品川シーサイド ザ・タワー」となっています。

 引用資料 公式ホームページ
 プライムパークス品川シーサイド ザ・タワー

プライムパークス品川シーサイド ザ・タワーの概要
◆ 計画名-(仮称)東品川4丁目C街区新築工事
◆ 所在地-東京都品川区東品川四丁目61-1他(地番)
◆ 交通-東京臨海高速鉄道りんかい線「品川シーサイド」駅より徒歩3分、京急本線「青物横丁」駅より徒歩9分、東京臨海高速鉄道りんかい線・東急大井町線・JR京浜東北線「大井町」駅より徒歩16分
◆ 階数-地上29階、地下1階
◆ 高さ-最高部99.11m、軒高95.56m
◆ 敷地面積-9,898.51㎡(売買対象面積・建築確認対象面積)
◆ 建築面積-3,927.80㎡
◆ 延床面積-74,987.13㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭(89本)
◆ 地震対策-免震構造(地下1階と基礎の間に「免震装置(鉛プラグ挿入型積層ゴム×56基、天然ゴム系積層ゴム×4基、弾性すべり支承×29基、オイルダンパー×8基)」を設置)
◆ 用途-共同住宅、店舗、保育所
◆ 総戸数-817戸(他、共用としてゲストルーム3室、ラウンジ1室、マルチルーム1室、テナントとして店舗2区画、保育施設1区画)
◆ 建築主-京浜急行電鉄 大和ハウス工業、三菱地所レジデンス、総合地所、京急不動産
◆ 設計者-長谷工コーポレーション
◆ 施工者-長谷工コーポレーション
◆ 着工-2016年06月01日
◆ 竣工-2019年02月下旬予定
◆ 入居開始-2019年03月下旬予定


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「プライムパークス品川シーサイド ザ・タワー」となる「(仮称)東品川4丁目C街区新築工事」の建設現場は、「品川シーサイド」の南西側の隣接地になります。かつて「東洋製作所」の品川本社があった場所です。


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「プライムパークス品川シーサイド ザ・タワー」の建設現場を南西側から見た様子です。


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基礎工法は、「場所打ちコンクリート拡底杭(89本)」となっています。地震対策として「免震構造」を採用します。地下1階と基礎の間に「免震装置(鉛プラグ挿入型積層ゴム×56基、天然ゴム系積層ゴム×4基、弾性すべり支承×29基、オイルダンパー×8基)」を設置します。


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「プライムパークス品川シーサイド ザ・タワー」の建設現場を北西側から見た様子です。

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2016年11月 9日 (水)

都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区) 本格的に工事が行われている地上39階、高さ約210mの「(仮称)竹芝地区開発計画建築計画(業務棟)新築工事」

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-竹芝地区開発計画-

 「都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)」の事業予定者は2013年5月29日に決定し、2013年9月に東京都と基本協定を締結しました。
 その後、事業計画の検討を進めていましたが、規模を大幅に拡大して2014年10月29日に正式発表されました。

 更に、2015年3月19日には、国家戦略特別区域計画の特定事業(都市計画法等の特例)として内閣総理大臣認定を受けました。

 「A街区」の「(仮称)竹芝地区開発計画建築計画(業務棟)新築工事」」は、2016年5月16日に本体工事に着工しました。

 引用資料 東急不動産(PDF:2016/05/26)
 (仮称)竹芝地区開発計画本格始動 2020年の竣工に向けA街区(業務棟)が着工 

(仮称)竹芝地区開発計画建築計画(業務棟)新築工事の概要
◆ 所在地-東京都港区海岸一丁目20番9号、11号
◆ 階数-地上39階、地下2階
◆ 高さ-最高部約210m
◆ 敷地面積-12,156.66㎡
◆ 建築面積-9,567.39㎡
◆ 延床面積-179,937.29㎡
◆ 構造-鉄骨造 一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-現場打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-オフィス、展示場、集会場、飲食店、物販店舗、駐車場、自転車駐車場
◆ 建築主-アルベログランデ(東急不動産と鹿島建設が設立した事業会社)
◆ 設計者・監理者-鹿島・久米設計 工事監理業務共同企業体(鹿島建設、久米設計)
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2016年05月16日
◆ 竣工-2020年05月31日予定

B街区(住宅棟)概要
◆ 階数-地上21階
◆ 高さ-約100m
◆ 敷地面積-約3,400㎡
◆ 延床面積-約20,000㎡
◆ 用途-共同住宅、サービスアパートメント、子育て支援施設等
◆ 竣工-2020年05月予定


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「A街区(業務棟)外観イメージ」です。


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スキップテラスでは「竹芝新八景」として水と緑を取り入れた8つの生物多様性の取組を実施(イメージ)します。


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A街区(業務棟)
 世界貿易センタービルの展望台「シーサイド・トップ」から見た「A街区(業務棟)」の建設現場です。


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敷地西側の「東京都計量検定所跡地」跡地で、先行して着工しています。


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2台の「アースドリル掘削機」が見えます。この現場は、「逆打ち工法」が採用されているので、アースドリル掘削機で掘削した「掘削孔」に「場所打ちコンクリート杭」の構築と「構真柱(こうしんちゅう)」の建込みを行います。

 写真の左側に建込みの終わった「構真柱」が見えます。見えている鉄骨は、「構真柱」そのものではなく、「構真柱の上部に連結されている「ヤットコ」です。「ヤットコ」は、コンクリートが固まると撤去され、何度も再利用されます。


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建込み前の「構真柱(こうしんちゅう)」です。写真右側の少し色が違う部分が、「構真柱」の上部に連結されている「ヤットコ」です。


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北西側から見た様子です。


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「鉄筋かご」を建込んでいます。東京の超高層オフィスビルは「直接基礎」が多いですが、この現場の基礎は「現場打ちコンクリート拡底杭」です。


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「鉄筋かご」のアップです。


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「A街区(業務棟)」の敷地東側の「東京都立産業貿易センター」はまだ残っています。「東京都立産業貿易センター」は、2015年9月30日をもって施設貸出を終了しました。

 「東京都立産業貿易センター」は、解体工事が行われています。解体工事の工期は、2015年12月15日~2017年1月6日(予定)となっています。


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「東京都立産業貿易センター」の解体工事を北東側から見た様子です。


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「(仮称)竹芝地区開発計画建築計画(業務棟)新築工事」の建築計画のお知らせです。正確な数値に修正されています。


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B街区(住宅棟)
 
「B街区」の「東京都公文書館跡地」です。当初は、着工が2015年度予定、竣工が2017年度予定でしたが、竣工が2020年5月予定とかなり先送りされています。

 着工が先になるので、敷地を使って「A街区(業務棟)」の「鉄筋かご」を組んでいます。組んだ後に「A街区」に運ばれます。

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2016年11月 8日 (火)

日光国立公園の中禅寺湖畔 2020年夏にマリオット・インターナショナルの最高級ブランド「ザ・リッツ・カールトン日光」が誕生!

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ザ・リッツ・カールトン日光-
 「東武鉄道」と「マリオット・インターナショナル」は、栃木県日光市に、世界有数のホテルチェーンであるマリオット・インターナショナルの最高級ブランド「ザ・リッツ・カールトン」を2020年夏に開業することで合意し、正式に契約を締結しました。

 引用資料 東武鉄道(PDF:2016/11/07)
 2020年夏「ザ・リッツ・カールトン日光」が誕生 東武鉄道とマリオット・インターナショナルが正式契約

 建設予定地では、1894年に「日光」を訪れる外国人のためのリゾートホテルとして「レーキサイドホテル(後に日光レークサイドホテル)」が開業して以来、2016年1月までの約120年の間、日本で最も歴史のあるホテルの一つとして営業してきました。

 「日光レークサイドホテル」を解体して、跡地に地上4階、延床面積約13,000㎡、客室数94室(予定)の「ザ・リッツ・カールトン日光」を建設します。
 客室はスタンダード84室(約50㎡)、スイート10室(100㎡~200㎡)で、中禅寺湖や男体山が織りなす四季折々の眺めや、日光湯元温泉の魅力を打ちだします。投資額は百数十億円の予定です。

 国内外の富裕層を中心に長期滞在ニーズをつかみ、「日帰り客が増えてきた日光をリゾート地として復権させる」のが狙いです。
 「ザ・リッツ・カールトン」は、日本では「大阪、東京、沖縄、京都、ニセコ(予定)」に次ぐ6ヶ所目の出店となります。

● 日本のザ・リッツ・カールトン
(1) ザ・リッツ・カールトン大阪-1997年05月23日開業
(2) ザ・リッツ・カールトン東京-2007年03月30日開業
(3) ザ・リッツ・カールトン沖縄-2012年05月29日開業
(4) ザ・リッツ・カールトン京都-2014年02月07日開業
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(5) リッツカーツトン・リザーブ(北海道・ニセコ町)-2020年開業予定
(6) ザ・リッツ・カールトン日光-2020年夏開業予定

 「リッツカーツトン・リザーブ」は、「ザ・リッツ・カールトン」のリゾート向け高級業態です。

ザ・リッツ・カールトン日光の概要
◆ 所在地-栃木県日光市中宮祠2482番ほか
◆ 階数-地上4階
◆ 敷地面積-約19,000㎡
◆ 延床面積-約13,000㎡
◆ 客室数-94室(予定)、内訳(スタンダード84室、スイート10室)
◆ 付帯施設-レストラン、スパ、温泉他
◆ 開業時期-2020年夏予定


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「ザ・リッツ・カールトン日光」の立地です。


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ザ・リッツ・カールトン大阪

 「ザ・リッツ・カールトン大阪」は、日本の「ザ・リッツ・カールトン」の第一号として、大阪・梅田の「ハービスOSAKA」に1997年5月23日に開業しました。客室数は292室です。


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ザ・リッツ・カールトン東京

 「ザ・リッツ・カールトン東京」は、東京・赤坂の複合施設「東京ミッドタウン」の超高層ビル「ミッドタウン・タワー」に2007年3月30日に開業しました。客室数は248室です。


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ザ・リッツ・カールトン京都

 「ザ・リッツ・カールトン京都」は、鴨川沿いの「ホテルフジタ京都」の跡地に、2014年2月7日に開業しました。 客室数は134室です。

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2016年11月 7日 (月)

JR東日本 地上26階、高さ約120mの「(仮称)竹芝ウォーターフロント開発事業」 環境影響調査書案により建築計画の一部を変更!

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-(仮称)竹芝ウォーターフロント開発事業-
 
「JR東日本(東日本旅客鉄道)」は、「(仮称)竹芝ウォーターフロント開発事業」の環境影響調査書案をまとめました。従来の建築計画の一部を変更し、総延床面積を約103,000㎡から約104,900㎡に拡大します。

 建設通信新聞(2016/11/07)
 3棟延べ10.5万㎡規模/JR東日本の竹芝ウォーターフロント開発

 「(仮称)竹芝ウォーターフロント開発事業」の予定地は、新交通ゆりかもめ竹芝駅の北側で、「JR東日本浜松町社宅、劇団四季の劇場があるJR東日本アートセンター、シーサイドホテル芝弥生(芝弥生会館)」などが建っている場所です。

 3棟の中で最大規模となる、ホテルやオフィス、商業施設が入る「A棟」が、地上26階、地下2階、高さ約120m、延床面積約64,300㎡です。

 劇場を中心とする「B棟」は、地上6階、地下1階、延床面積約29,700㎡です。当初計画では、地上5階、地下1階だったので、1階高くなりました。駐車場の「C棟」は、地上10階、地下1階、延床面積約10,900㎡です。

 引用資料(変更前) JR東日本(PDF:2016/07/05)
 竹芝ウォーターフロント開発計画について~文化・芸術を実感できる活気あるエリアの創出を目指します~  

(仮称)竹芝ウォーターフロント開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区海岸一丁目22-1 他
◆ 階数-(A棟:高層棟)地上26階、地下2階、(B棟:劇場棟)地上6階、地下1階、(駐車場棟)地上10階、地下1階
◆ 高さ-約120m(A棟:高層棟)
◆ 用途-ホテル、オフィス、商業施設、劇場、駐車場
◆ 敷地面積-約23,000㎡
◆ 延床面積-約104,900㎡(A棟:約64,300㎡、B棟:約29,700㎡、C棟:約10,900㎡)
◆ 事業者-JR東日本(東日本旅客鉄道)
◆ 着工-2017年予定
◆ 竣工-2020年予定
◆ 開業-2020年春以降(順次開業予定)


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「計画地」です。すぐ近くでは、地上39階、地下2階、高さ約210mの超高層ビルなどが建設される「都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)」が動き出しています。これから竹芝地区は大きく変わりそうですね。


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変更前の「配置図」と「断面図」です。地上26階、地下2階、高さ約120mの「高層棟」、地上5階、地下1階、高さ約40mの「劇場棟」、地上10階、地下1階、高さ約30mの「駐車場棟」3棟が建設される予定でした。

 地上26階、地下2階、高さ約120mの「高層棟」は、低層階が商業施設、中層階がオフィス、高層階がホテルとなります。ホテルは、インターナショナルブランドと提携したラグジュアリーホテルが開業予定です。

● 環境影響調査書案
 「高層棟」は「A棟」、「劇場棟」は「B棟」、「駐車場棟」は「C棟」という名称になるようです。「B棟」は、当初計画の地上5階、地下1階から、地上6階、地下1階に計画変更されています。


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JR東日本浜松町社宅

 撮影時、「JR東日本浜松町社宅」の解体工事が本格的に行われていました。


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シーサイドホテル芝弥生(芝弥生会館)

 撮影時、「シーサイドホテル芝弥生(芝弥生会館)」の解体工事も始まっていました。


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「シーサイドホテル芝弥生(芝弥生会館)」の低層の東側に張り出した部分を重機でバリバリ解体していました。


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R東日本アートセンター 四季劇場[春]・[秋]
 「劇団四季」は、「(仮称)竹芝ウォーターフロント開発事業」の実施を受けて、「JR東日本アートセンター 四季劇場[春]・[秋]」の上演活動を、2017年6月下旬で一時休止することを決定しています。

 再開発完了後に、「劇団四季」はこのエリアで上演活動を再開しますが、具体的な時期・方法は未定で、決定次第発表があります。


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劇団四季稽古場

 「JR東日本アートセンター 四季劇場[春]・[秋]」の南側にある「劇団四季稽古場」も「(仮称)竹芝ウォーターフロント開発事業」の街区に含まれます。


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JR東日本の業務施設

 敷地の西側にあるJR東日本の業務施設も「(仮称)竹芝ウォーターフロント開発事業」の街区に含まれます。

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2016年11月 6日 (日)

JR東日本 中央線「飯田橋駅」のホームを新宿方に200m移設して直線化 Part2・概要が見えてきた「牛込橋(早稲田通り)」の新宿方

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JR飯田橋駅-
 JR東日本は、中央線飯田橋駅のホームを西側(新宿方)に約200m移設します。2020年の東京オリンピック前に完成させたい考えで、整備費は100億円程度を見込みます。

 現在の「飯田橋駅」の中央線ホームは、急曲線区間(曲線半径R=300m)にあり、列車とホームの隙間が大きくなっています。列車とホームの隙間が最大で33cmもあります。

 現在は、転落検知マットや注意喚起の回転灯、放送設備などを設置して利用者の転落を防いでいますが、ホームを直線区間に移すことで隙間を解消することにしました。移設が完了すると隙間が最大で15cmに縮小する予定です。


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平面イメージ図です。現在のホームは目白通りを東京方に一部越えて、急曲線区間(曲線半径R=300m)にあります。

 ホームを西側(新宿方)の直線区間に約200m移設します。「旧連絡通路+早稲田通りを越えた新宿方」が新しいホームになります。

 引用資料 JR東日本・プレスリリース(PDF:2014/07/02)
 JR中央線飯田橋駅ホームにおける抜本的な安全対策の着手について


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急曲線区間(曲線半径R=300m)です。


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急曲線区間(曲線半径R=300m)は、列車とホームの隙間が大きくなります。列車とホームの隙間が最大で33cmもあります。


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飯田橋駅改良工事に伴い、2016年8月7日より「西口駅舎」の位置が変わりました。


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「牛込橋(早稲田通り)」から北側を見た様子です。


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旧西口駅舎
 2016年8月7日から「西口駅舎」の位置が変わったのに伴い、「牛込橋(早稲田通り)」の北側にあった「旧西口駅舎」は閉鎖されました。

 ホーム移設にあわせ「西口駅舎」を建て替えます。また、駅舎建替えに合わせて小規模な店舗を計画するとともに、千代田区と連携し駅前広場(約1,000㎡)を整備します。


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閉鎖された「旧西口駅舎」を西側から見た様子です。


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旧連絡通路
 「旧西口駅舎」への旧連絡通路です。解体されてホームになります。


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牛込橋(早稲田通り)」の新宿方
 「牛込橋(早稲田通り)」を新宿方(南西側)に越えてホームが伸びます。敷地に余裕があるのでホーム設置には問題はありません。

 ホーム移設を計画する範囲の一部は史跡区域(江戸城外堀跡)に指定されています。そのため、文化財に配慮した計画となるように進めています。


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「牛込橋(早稲田通り)」を新宿方(南西側)に越えた部分の概要が分かるようになってきました。


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軌道の間隔が結構広いので、ホームの幅も問題無いです。


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東側は「中央線快速」のためホームは設けません。

旧牛込駅
 この場所にはかつて「牛込駅」がありました。中央線の複々線化に伴い、従来からあった「牛込駅」と「飯田町駅」を統合して中間に飯田橋駅を開業しました。

 そのため、中央線飯田橋駅のホームを西側(新宿方)に約200m移設するのjは、旧牛込駅の復活とも言えます。


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JR飯田橋駅を北西側「飯田橋交差点」から見た様子です。


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JR飯田橋駅の東口

 JR飯田橋駅の下には、「目白通り」が走っています。「目白通り」に面した南側にJR飯田橋駅の「東口」があります。

 ホームを西側(新宿方)に約200m移設するとこのあたりのホームは必要が無くなり閉鎖されます。しかし、「東口」は閉鎖される訳ではないので、「東口」までのホームは両側にフェンスを設置して連絡通路として残すと思われます。

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2016年11月 5日 (土)

JR浦和駅が大きく変わる (仮称)浦和駅西口駅ビル新築工事他 & 浦和駅中ノ島地下通路整備工事

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-(仮称)浦和駅西口駅ビル新築工事他-

 「JR浦和駅」では、「浦和駅周辺鉄道高架化事業」が行われました。浦和駅を中心に延長約1,320m(高架化区間約1,000m)を連続立体交差化(高架化)するプロジェクトです。

 「東北貨物線」部分に5番線ホーム(湘南新宿ライン上り)、6番線ホーム(湘南新宿ライン下り)を建設する工事が行われていましたが、2013年3月16日に完了し、島式3面6線の立派な高架駅に生まれ変わりました。

 浦和駅高架下には、2015年11月25日に「アトレ浦和」がオープンしています。概要は、延床面積約7,000㎡(店舗面積約3,200㎡)、店舗数30店舗(グロッサリー、飲食、カフェ、食品など)です。

● JR浦和駅西口に駅ビルを建設
 「JR東日本大宮支社」は、JR浦和駅の西口に、地上6階、地下1階(建築基準法上は、地上7階、地下0階)の「(仮称)浦和駅西口駅ビル新築工事他」を建設中です。

 1階~3階には「アトレ」が運営する店舗、4階~6階には「ジェイアール東日本スポーツ」が運営するフィットネスクラブラブが入居予定で、2018年春頃のオープン予定です。

(仮称)浦和駅西口駅ビル新築工事他の概要
◆ 所在地- 埼玉県さいたま市浦和区高砂一丁目139-3他 121筆
◆ 階数-地上6階、地下1階(建築基準法上は、地上7階、地下0階)
◆ 高さ-35.778m
◆ 敷地面積-14,292.42㎡(施設全体)
◆ 建築面積-増築1,310.24㎡(施設全体10,918.75㎡)
◆ 延床面積-増築7,533.10㎡(施設全体17,520.59㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造
◆ 用途-店舗
◆ 建築主-東日本旅客鉄道(JR東日本)
◆ 設計者・監理者-東日本旅客鉄道 東京工事事務所
◆ 施工者-安藤・間(呼称は安藤ハザマ)
◆ 着工-2016年01月27日
◆ 竣工-2018年02月28日予定(労災保険関係成立票より)
◆ オープン-2018年春頃予定


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「(仮称)浦和駅西口駅ビル新築工事他」の建設現場です。


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計画名は「(仮称)浦和駅西口駅ビル新築工事他」となっています。施工者は、「安藤・間(呼称は安藤ハザマ)」です。


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北側の「仮囲い」です。


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ゲートが開いていました。


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北側から見た様子です。


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南側の仮囲いです。


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JR浦和駅は、西口と東口ではかなりの高低差があり、西口が高いです。運用上の地上6階、地下1階と建築基準法上の地上7階、地下0階の差は、この高低差のためだと思われます。


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浦和駅中ノ島地下通路整備工事

 「(仮称)浦和駅西口駅ビル新築工事他」の着工に伴い、さいたま市は駅の地下通路の延長「浦和駅中ノ島地下通路整備工事」を行っています。2018年春頃の完成予定です。

 「東西連絡通路」から「西口中ノ島バスターミナル」までを駅ビルの地下1階を介してつなぐ予定です。西口駅前にエレベータを設置し、地上と地下を接続 することで、安全かつ円滑に利用可能なバリアフリールートを確保します。


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「浦和駅中ノ島地下通路整備工事」の完成イメージです。

 引用資料 さいたま市
 浦和駅中ノ島地下通路整備工事に着手しました 


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「浦和駅中ノ島地下通路整備工事」の「平面図」です。

 引用資料 さいたま市(PDF)
 浦和駅中ノ島地下通路(駅ビル部床仕上及び駅前広場部)整備工事委託契約について 


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「浦和駅中ノ島地下通路整備工事」の「断面図」です。

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2016年11月 4日 (金)

大井一丁目南第1地区第一種市街地再開発事業 地上29階、高さ約104mの「(仮称)大井町大規模再開発タワープロジェクト」として始動!

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-(仮称)大井町大規模再開発タワープロジェクト-
 「大井一丁目南第1地区第一種市街地再開発事業 建築計画」は、JR大井町駅西側に位置し、細分化された敷地の統合と建物の共同化によって土地の高度利用を図り、区画道路や広場などを整備することで、市街地環境の改善と防災性の強化を図るものです。

 地権者並びに参加組合員として「住友不動産」が参画しています。「(仮称)大井町大規模再開発タワープロジェクト」として公式ホームページがオープンしました。

 引用資料 公式ホームページ
 (仮称)大井町大規模再開発タワープロジェクト 

 地上29階、塔屋1階、地下1階、 高さ104.15m、総戸数629戸(非分譲住戸153戸含む)の超高層タワーマンションとなります。 

(仮称)大井町大規模再開発タワープロジェクトの概要
◆ 計画名-大井一丁目南第1地区第一種市街地再開発事業 建築計画
◆ 所在地-東京都品川区大井一丁目5000-1(地番)
◆ 交通-JR京浜東北線「大井町」駅から徒歩4分、 東京臨海高速鉄道りんかい線「大井町」駅から徒歩4分、 東急大井町線「大井町」駅から徒歩6分、 東急大井町線「下神明」駅から徒歩7分、JR湘南新宿ライン(宇都宮線・横須賀線)「西大井」駅から徒歩12分
◆ 階数-地上29階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-最高部104.15m、軒高98.10m
◆ 敷地面積-6,253.02㎡
◆ 建築面積-2,796.94㎡
◆ 延床面積-60,631.30㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-共同住宅、生活支援施設、オフィス、駐車場・駐輪場・バイク置場
◆ 総戸数-629戸(非分譲住戸153戸含む) 
◆ 建築主-大井一丁目南第1地区市街地再開発組合(売主 住友不動産)
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 施工者-西松建設
◆ 解体工事-2016年04月01日~2016年10月31日
◆ 着工-2016年10月11日
◆ 竣工-2019年08月下旬予定
◆ 入居開始-2020年04月下旬予定


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周辺図です。


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南西側から見た様子です。


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再開発予定地は、「住友不動産大井町駅前ビル」のすぐ南側です。「住友不動産大井町駅前ビル」は、地上14階、地下2階、延床面積28,153.55㎡のオフィスビルで、2002年9月に竣工しました。


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北西側から見た様子です。


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「大井一丁目南第1地区第一種市街地再開発事業 建築計画」の建築計画のお知らせです。

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2016年11月 3日 (木)

港区 「虎ノ門パストラル」跡地 地上38階、高さ約180mの超高層複合ビルの名称が「東京ワールドゲート 虎ノ門トラストタワー」に決定!

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東京ワールドゲート 虎ノ門トラストタワー-
 「森トラスト」が、国家戦略特別区域の特定事業として計画を進めている「虎ノ門パストラル」跡地の大規模再開発「虎ノ門トラストシティ ワールドゲート」の街区名が「東京ワールドゲート」に決定しました。

 また、「東京ワールドゲート」の中心となる高さ約180mの超高層複合ビルの名称が「虎ノ門トラストタワー」に決定しました。

 引用資料 森トラスト(PDF:2016/11/01)
 国家戦略特別区域特定事業 (計画名称)「虎ノ門トラストシティ ワールドゲート」 「世界と東京・世界と日本をつなげるゲート」機能を目指し街区名称を 『東京ワールドゲート』 に決定 

東京ワールドゲート 虎ノ門トラストタワーの概要
◆ 計画名-(仮称)虎ノ門四丁目プロジェクト
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門四丁目24-6他(地番)
◆ 階数-地上38階、地下3階(建築基準法上は、地上37階、地下4階)
◆ 高さ-179.95m
◆ 敷地面積-16,210.61㎡(施設全体)
◆ 建築面積-6,668.58㎡(本体棟)
◆ 延床面積-195,190.69㎡(本体棟)
◆ 構造-(本体棟)鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-(本体棟)直接基礎及び杭基礎
◆ 地震対策-(本体棟)制震ブレースやダンパーなどの制震装置を導入
◆ 用途-オフィス、 ホテル・サービスアパトメント、共同住宅、店舗、カンファレス、生活支援施設、産業育成施設、神社等
◆ 建築主-森トラスト
◆ 設計者・監理者-安井建築設計事務所(基本設計・実施設計監修・工事監理監修)、清水建設(実施設計・工事監理)、建築設備設計研究所(基本設計・実施設計・工事監理)
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2016年10月17日
◆ 竣工-2020年03月16日予定


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「施設構成図」です。階数は、地上38階、地下3階(建築基準法上は、地上37階、地下4階)です。ビルの運上場は地上38階となります。

 1階が「ショップ&レストラン」、2階が「医療施設・ラウンジ・カンファレンス」、3階~30階が「オフィス」、31階~36階が「ホテル&サービスアパートメント」、37階・38階が「レジデンス」となります。


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「配置図」です。東京メトロ日比谷線「神谷町駅」から地下歩行者通路で直結します。敷地の南側には、敷地内にあった「葺城稲荷神社」が再整備されます。「葺城」は「ふきしろ」と読みます。


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東京タワーの「特別展望台」から見た様子です。


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「東京ワールドゲート」となる「(仮称)虎ノ門四丁目プロジェクト」と隣接地の「気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・港区立教育センター新築工事」が行われています。


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「東京ワールドゲート」の建設予定地です。


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東側から見た様子です。


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虎ノ門4丁目MTビル

 敷地南東側の「虎ノ門4丁目MTビル」も敷地に含まれます。撮影時に「虎ノ門4丁目MTビル」の解体工事が始まっていました。

 街区南側の「区道811号(城山通り)」に一部「虎ノ門4丁目MTビル」が接しています。「虎ノ門4丁目MTビル」が解体されると、「東京ワールドゲート」の敷地は、狭いですが「区道811号(城山通り)」に接する事になります。

 「虎ノ門4丁目MTビル」跡地には、地下に「地下歩行者通路」が新設されます。地下歩行者通路は、東京メトロ日比谷線「神谷町駅」と直結します。


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江戸見坂側
 「ホテルオークラ東京」側の「江戸見坂」に接するゲートです。この部分には道路が整備されて、「江戸見坂~桜田通り」間が車で抜けられるようになります。

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2016年11月 2日 (水)

横浜市最高層・最大規模の分譲住宅 横浜の新たなランドマークとなる地上58階、高さ約200m超高層ミクストユースタワー 2016年11月1日着工!

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-(仮称)馬車道駅直結 横浜北仲タワープロジェクト-
 
「三井不動産レジデンシャル、丸紅」は、横浜市中区で推進中の大規模開発事業「北仲通北再開発等促進地区地区計画(約7.5ha)」の中心に位置する超高層ミクストユースタワーの建設に2016年11月1日着手しました。竣工は2020年2月を予定しています。

 引用資料 三井不動産(PDF:2016/11/01)
 (仮称)馬車道駅直結 横浜北仲タワープロジェクト 横浜市最高層・最大規模の分譲住宅、超高層ミクストユースタワー着工 ~分譲住宅・商業・文化施設等が集積 「オークウッド」が横浜エリア初進出~ 

 2016年3月1日のニュースリリースでは、建築主は「三井不動産レジデンシャル、丸紅、森ビル」となっていましたが、今回は「三井不動産レジデンシャル、丸紅」の2社となっています。「森ビル」は参加を見送ったようです。東京都心の再開発に注力するためだと思われます。

 5階~58階(46~51階を除く)は総戸数1,100戸超の分譲マンションとなり、みなとみらいを借景とする眺望とインナーハーバーを遥か彼方まで見渡せる絶好のロケーションでの暮らしを実現します。

● 「オークウッド」が横浜エリア初進出
 46階には地上約150mの高さから美しい横浜都心臨海部を360度見渡せる展望フロア(面積約880㎡)を設置します。

 「オークウッド」はサービス付き長期・短期滞在型宿泊施設で、横浜エリアに初進出となります。「オークウッド」のロビーが46階に設けられ、51階までの各フロアに客室(計175室)を展開します。

(仮称)馬車道駅直結 横浜北仲タワープロジェクトの概要
◆ 計画名-(仮称)横浜市中区北仲通5丁目計画
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区北仲通五丁目57-2他(地番)
◆ 交通-横浜高速鉄道みなとみらい線「馬車道」駅下車徒歩1分、JR京浜東北線・根岸線、横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町」駅下車徒歩8分
◆ 階数-地上58階、地下1階
◆ 高さ-199.95m
◆ 敷地面積-13,135.37㎡
◆ 建築面積-8,760.12㎡
◆ 延床面積-168,225.33㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、ホテル、店舗、駐車場
◆ 総戸数-1,100戸超
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル、丸紅
◆ 設計者・監理者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2016年11月01日
◆ 竣工-2020年02月予定


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「建物完成予想図」です。高さ約200mとなっています。最高部は先が尖っています。最高部の高さは変更前と同じ約220mの可能性があります。でも、46階が地上約150mの高さなら、最高部は200mくらいに見えますね。


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「低層部構成図」です。低層階の1、2階には、延床面積約6,000㎡の商業・文化ゾーンを展開します。スーパーマーケットの他、マンション居住者や近隣住民の生活利便を高め暮らしを豊かにするライフスタイル提案型のカフェやレストランも軒を連ね、北仲通地区の賑わい創造の一翼を担います。


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「配置図」です。

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「横浜ランドマークタワー」69階の展望フロア「スカイガーデン」から見た様子です。


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周囲では「横浜市市庁舎移転新築工事」や「(仮称)アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉新築工事」など大規模プロジェクトが目白押しです。


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「(仮称)横浜市中区北仲通5丁目計画」の予定地です。


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「(仮称)横浜市中区北仲通5丁目計画」の予定地を西側から見た様子です。

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2016年11月 1日 (火)

三菱重工業 JR田町駅に近接する「第一田町ビル」を含む一画を再開発 高さ150m規模の超高層ビルを建設して事業部門に集約!

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-三菱重工業-
 
「三菱重工業」は10月31日に、品川の本社を2018年度後半に丸の内に建設中の超高層複合ビル「(仮称)丸の内3-2計画」に移転すると発表しました。

 高層階の6フロア、約18,900㎡を借り受け、グローバル本社機能を移します。「三菱重工業」が、三菱グループの本社が集積している「三菱村」に本社を置くのは2003年以来となります。

● 第一田町ビルを含む一画を再開発
 
「三菱重工業」は、港区に所有する「第一田町ビル」を含む一画(敷地面積約8,650㎡)を隣接地権者らと共同で一体開発します。首都圏のオフィス機能を再構築する一環で、建て替え後の建物は高さ150m規模となります。

 完成イメージ引用 日刊建設工業新聞(2016/11/01)
 三菱重工業/東京・田町(港区)の自社ビル建替、高さ150メートル規模の戦略拠点に

 設計者は非公表、事業スケジュールや施設計画などの詳細は未定となっています。2023年の竣工を目指します。

 建て替え後のビルは、「三菱重工業グループ」の活動拠点オフィスのほか、他のテナントにも賃貸する計画です。
 「第一田町ビル」の建て替え事業で完成したビルには、現在の品川本社(三菱重工ビル)や横浜本社(三菱重工横浜ビル)などに分散している事業推進機能やサポート機能を集約・再編していく考えです。


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第一田町ビル
 
再開発が予定されている「第一田町ビル」です。「日刊建設工業新聞」によると、「第一田町ビル」の概要は、敷地面積約5,469㎡、地上9階、地下3階、延床面積約42,460㎡となっています。

 再開発されるのは、「第一田町ビル」を含む一画の敷地面積約8,650㎡ということですが、どこまでが範囲なのかは不明です。

● 三菱自動車工業の本社
 再開発が予定されている「第一田町ビル」には、現在は「三菱自動車工業」の本社が入っています。「三菱自動車工業」は、「ルノー・日産アライアンス」の傘下に入ったので、本社も移転すると思われます。

 
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三菱重工ビル(品川本社)
 「三菱重工業」の本社は、品川グランドコモンズの「三菱重工ビル」と横浜みなとみらい21の「三菱重工横浜ビル」の2ヶ所あります。品川グランドコモンズの「三菱重工ビル」には、グローバル戦略本部、その他が入っています。
 
 
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三菱重工横浜ビル(横浜本社)
 横浜みなとみらい21地区の「三菱重工横浜ビル」には、エンジニアリング本部、その他が入っています。


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(仮称)みなとみらい21中央地区37街区Ⅱ期棟計画

 「三菱重工業」は、景気減速の影響を受け、建設計画を延期していた「(仮称)みなとみらい21中央地区37街区Ⅱ期棟計画」を再始動すると2013年9月25日に発表しています。

 「三菱重工業」は、1994年6月に「三菱重工横浜ビル」を1棟建設しました。概要は、地上33階、地下2階 高さ151.9mです。
 当初は、高層建ツインタワーの計画でしたが、1990年代後半の景気減速の影響から2棟目の建設計画を凍結していました。
 
 2014年2月1日に設立された火力発電システム事業の合弁会社「三菱日立パワーシステムズ(三菱重工業65%、日立製作所35%)」により、執務スペースを確保する必要が生じたため、2棟目を建設します。
 
● 着工する気配なし
 再始動すると発表されてから3年が経過しましたが、建設予定地は住宅展示場「横浜ホームコレクション」のままで一向に着工する気配がありません。

 今回の、「第一田町ビル」を含む一画を隣接地権者らと共同で一体開発する計画のために凍結される可能性が出てきました。
 
(仮称)みなとみらい21中央地区37街区Ⅱ期棟計の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目3番
◆ 階数-地上32階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-(最高部)約165m、(軒高)約160m
◆ 敷地面積-約20,200㎡(Ⅰ期棟含む)
◆ 建築面積-約13,800㎡(Ⅰ期棟含む)
◆ 延床面積-約219,000㎡(Ⅰ期棟含)、約108,000㎡(Ⅱ期棟のみ)
◆ 容積対象床面積-約197,000㎡ (Ⅰ期棟含)、約97,000㎡(Ⅱ期棟のみ)
◆ 用途-オフィス、商業施設
◆ 工期-2015年~2017年予定(当初計画)
◆ 供用-2017年予定(当初計画)

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