青山通りのランドマークだった「青山ベルコモンズ」 跡地に「三菱地所」が、地上20階、高さ約95mの高層複合ビル「(仮称)北青山二丁目計画」を建設!
-青山ベルコモンズ跡地-
「黒川紀章氏」の設計で、「青山通り」のランドマークとしてファッション産業の一時代を築いた「青山ベルコモンズ」が解体されました。地上躯体の解体工事は完了しています。
青山通りとキラー通りの交差点角に立地する「青山ベルコモンズ(地上10階、地下3階)」と「北青山ティースビル(地上3階、地下1階)」を合わせて解体しました。
「北青山二丁目14番6号他既存建物解体工事」として施工は「フジタ」が行い、工期は2015年12月2日~2016年9月16日となっていました。
● (仮称)北青山二丁目計画
「日刊建設工業新聞」によると、跡地には「三菱地所」が、オフィスとホテルを主要用途とする高層複合ビル「(仮称)北青山二丁目計画」を建設するそうです。概要は、地上20階、塔屋1階、地下2階、高さ約95m、延床面積約23,300㎡となります。
日刊建設工業新聞(2016/11/22)
三菱地所/青山ベルコモンズ跡地開発(東京都港区)/事務所・ホテルの複合ビルに
用途は、地下2階・地下1階が「駐車場」、地上1階が「店舗」、2階が「店舗とオフィスエントランス」、3階が「イベントホール」、4階が「ホテルロビーとレストラン」、5階~15階が「オフィスフロア」、16階~19階が「ホテルの客室」、20階が「レストラン」となります。
開発に当たっては「総合設計制度」を活用します。敷地内の青山通り沿いに歩道状空地、北側に広場状空地などを計画することで、容積率の上限値の割り増しを行います。港区が敷地一帯に設定している50mと60mの高さ制限値も緩和します。
(仮称)北青山二丁目計画の概要
◆ 所在地-東京都港区北青山二丁目98-1他
◆ 階数-地上20階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部約95m、軒高約90m
◆ 敷地面積-約2,264㎡
◆ 延床面積-約23,300㎡
◆ 構造-(地上部)鉄骨造、(地下部)鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-駐車場(地下2階・地下1階)、店舗(地上1階)、店舗とオフィスエントランス(2階)、イベントホール(3階)、ホテルロビーとレストラン(4階)、オフィスフロア(5階~15階)、ホテルの客室(16階~19階)、レストラン(20階)
◆ 建築主-第6メック都市開発特定目的会社(三菱地所が全額出資)
◆ 設計者-三菱地所設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 解体工事-2015年12月02日~2016年09月16日
◆ 着工-2017年08月予定
◆ 竣工-2020年02月末予定
「(仮称)北青山二丁目計画」の予定地を東側から見た様子です。
「(仮称)北青山二丁目計画」の予定地を南側から見た様子です。「青山ベルコモンズ(地上10階、地下3階)」と「北青山ティースビル(地上3階、地下1階)」の地上躯体は完全に姿を消しています。
「北青山二丁目14番6号他既存建物解体工事」として施工は「フジタ」が行い、工期は2015年12月2日~2016年9月16日となっていました。
解体工事中の様子です。
在りし日の「青山ベルコモンズ(地上10階、地下3階)」です。1976年6月に竣工し、2014年3月に閉館しました。
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