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2016年11月 1日 (火)

三菱重工業 JR田町駅に近接する「第一田町ビル」を含む一画を再開発 高さ150m規模の超高層ビルを建設して事業部門に集約!

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-三菱重工業-
 
「三菱重工業」は10月31日に、品川の本社を2018年度後半に丸の内に建設中の超高層複合ビル「(仮称)丸の内3-2計画」に移転すると発表しました。

 高層階の6フロア、約18,900㎡を借り受け、グローバル本社機能を移します。「三菱重工業」が、三菱グループの本社が集積している「三菱村」に本社を置くのは2003年以来となります。

● 第一田町ビルを含む一画を再開発
 
「三菱重工業」は、港区に所有する「第一田町ビル」を含む一画(敷地面積約8,650㎡)を隣接地権者らと共同で一体開発します。首都圏のオフィス機能を再構築する一環で、建て替え後の建物は高さ150m規模となります。

 完成イメージ引用 日刊建設工業新聞(2016/11/01)
 三菱重工業/東京・田町(港区)の自社ビル建替、高さ150メートル規模の戦略拠点に

 設計者は非公表、事業スケジュールや施設計画などの詳細は未定となっています。2023年の竣工を目指します。

 建て替え後のビルは、「三菱重工業グループ」の活動拠点オフィスのほか、他のテナントにも賃貸する計画です。
 「第一田町ビル」の建て替え事業で完成したビルには、現在の品川本社(三菱重工ビル)や横浜本社(三菱重工横浜ビル)などに分散している事業推進機能やサポート機能を集約・再編していく考えです。


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第一田町ビル
 
再開発が予定されている「第一田町ビル」です。「日刊建設工業新聞」によると、「第一田町ビル」の概要は、敷地面積約5,469㎡、地上9階、地下3階、延床面積約42,460㎡となっています。

 再開発されるのは、「第一田町ビル」を含む一画の敷地面積約8,650㎡ということですが、どこまでが範囲なのかは不明です。

● 三菱自動車工業の本社
 再開発が予定されている「第一田町ビル」には、現在は「三菱自動車工業」の本社が入っています。「三菱自動車工業」は、「ルノー・日産アライアンス」の傘下に入ったので、本社も移転すると思われます。

 
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三菱重工ビル(品川本社)
 「三菱重工業」の本社は、品川グランドコモンズの「三菱重工ビル」と横浜みなとみらい21の「三菱重工横浜ビル」の2ヶ所あります。品川グランドコモンズの「三菱重工ビル」には、グローバル戦略本部、その他が入っています。
 
 
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三菱重工横浜ビル(横浜本社)
 横浜みなとみらい21地区の「三菱重工横浜ビル」には、エンジニアリング本部、その他が入っています。


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(仮称)みなとみらい21中央地区37街区Ⅱ期棟計画

 「三菱重工業」は、景気減速の影響を受け、建設計画を延期していた「(仮称)みなとみらい21中央地区37街区Ⅱ期棟計画」を再始動すると2013年9月25日に発表しています。

 「三菱重工業」は、1994年6月に「三菱重工横浜ビル」を1棟建設しました。概要は、地上33階、地下2階 高さ151.9mです。
 当初は、高層建ツインタワーの計画でしたが、1990年代後半の景気減速の影響から2棟目の建設計画を凍結していました。
 
 2014年2月1日に設立された火力発電システム事業の合弁会社「三菱日立パワーシステムズ(三菱重工業65%、日立製作所35%)」により、執務スペースを確保する必要が生じたため、2棟目を建設します。
 
● 着工する気配なし
 再始動すると発表されてから3年が経過しましたが、建設予定地は住宅展示場「横浜ホームコレクション」のままで一向に着工する気配がありません。

 今回の、「第一田町ビル」を含む一画を隣接地権者らと共同で一体開発する計画のために凍結される可能性が出てきました。
 
(仮称)みなとみらい21中央地区37街区Ⅱ期棟計の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目3番
◆ 階数-地上32階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-(最高部)約165m、(軒高)約160m
◆ 敷地面積-約20,200㎡(Ⅰ期棟含む)
◆ 建築面積-約13,800㎡(Ⅰ期棟含む)
◆ 延床面積-約219,000㎡(Ⅰ期棟含)、約108,000㎡(Ⅱ期棟のみ)
◆ 容積対象床面積-約197,000㎡ (Ⅰ期棟含)、約97,000㎡(Ⅱ期棟のみ)
◆ 用途-オフィス、商業施設
◆ 工期-2015年~2017年予定(当初計画)
◆ 供用-2017年予定(当初計画)

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