政治に翻弄された湾岸部の大動脈 ほぼ完成しているのに2016年中に暫定開通出来なかった「環状2号線」
-環状2号線-
「カナやん(西野カナ)」が「日本レコード大賞」を受賞しました。今の「日本レコード大賞」にはほとんど価値が無いけれど、カナやんファンとして嬉しいです。
いろいろあった2016年もあっという間に過ぎ、今日は大晦日です。今年1年、ホームページやブログを応援して頂いて本当にありがとうございました。
去年の大晦日にこのブログで、 ”私は、国家戦略特区の「六本木五丁目西地区、虎ノ門・麻布台地区、八重洲二丁目中地区」の3つの超巨大プロジェクトが具体化すると予想しています。” と書きましたが、1つを除き外れました。果たして来年は?
「東京都市計画道路幹線街路環状第2号線」、略して「環状2号線」は、「JR秋葉原駅」近くから都心を半円状に進み、江東区有明地区に至る全長約14kmで、東京都が建設を進めています。
このうち、通称「マッカーサー道路」と呼ばれていた虎ノ門~新橋間約1.4kmは、2014年3月29日に開通しましたが、この先の新橋~豊洲間約3.4kmが未開通のまま残っています。
● 2016年12月の暫定開通の延期
東京都の「築地市場」の「豊洲市場」への移転が延期となり、2016年12月に予定されていた「環状2号線」の築地~豊洲間約2.8kmの暫定開通が延期されました。
未開通区間の上にあるのが「築地市場」です。東京都は当初、2016年11月7日に「豊洲市場」への市場移転を予定していました。
移転から1~2ヶ月かけて、「築地市場」跡地に簡易な暫定道路を整備し、2016年12月にも、すでに本体工事が完了している築地大橋を経て、豊洲大橋までを「暫定開通」させる予定でした。
隅田川に架かる「築地大橋」です。
勝どき地区の「環状2号線」です。超高層タワーマンションの「KACHIDOKI THE TOWER(勝どき ザ・タワー)」や「THE TOKYO TOWERS」の横を高架で通過します。
「勝どき地区」から「朝潮運河」にかけて北側から見た様子です。
「朝潮運河」あたりを南側から見た様子です。「朝潮運河」を越えて「晴海地区」に入ります。
暫定開通を予定していた区間で唯一、「晴海地区」で地上の道路と「十字交差」します。
汐留方面を見た様子です。
「道路標識」の設置も終わっています。
有明方面を見た様子です。
「晴海地区」から「豊洲大橋」にかけてです。
晴海運河に架かる「豊洲大橋」です。「豊洲大橋」から先は、豊洲地区のゆりかもめ「市場前駅」あたりですでに供用開始している「環状2号線」に接続します。
豊洲市場
「東京都の「築地市場」が、「豊洲市場」への移転が延期となました。市場移転の議論は科学的に行って欲しいです。他県民の私から見ると政治に翻弄されて、「政争の具」となって見るに堪えません。
マスコミの報道も、「豊洲市場」を叩けば視聴者に受けると思っているのか? 科学的根拠が欠落したセンセーショナルな報道が目立ちます。東京都民にとって何が有益なのか中立的な報道に務めて欲しいです。
築地市場
そもそも今の「築地市場」は老朽化が激しくて限界に達しています。このまま使い続けて施設的に問題無いのか? 「豊洲市場」よりも果たして安全なのか? 科学的に議論して欲しいです。
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