渋谷区 東京メトロ銀座線「渋谷駅」の大規模改良工事 第1回目の線路切り替え工事が完了!
-東京メトロ銀座線・渋谷駅の移設工事-
怒涛の勢いで再開発が行われている渋谷地区ですが、東京メトロ銀座線「渋谷駅」は渋谷駅街区基盤整備に合わせて大規模なリニューアル工事を進めています。
現在の東京メトロ銀座線「渋谷駅」は、東急百貨店東横店の3階に位置していますが、現在の位置から表参道駅方向へ約130m行った東口広場や明治通りの上部に移設します。総工費は約290億円を予定しています。
● 1回目の移設が完了
「東京メトロ」では、銀座線渋谷駅移設に伴う線路切替工事のため2016年11月5日(土)~11月6日(日)及び2016年11月19日(土)~11月20日(日)の計4日間、銀座線の「渋谷~表参道間」と「青山一丁目~溜池山王間」を終日運休しました。
11月5日~6日は2本ある軌道のうち、南側にある渋谷方面行きの軌道を移設しました。19日~20日には、工事で空いたスペースに浅草方面行きの軌道を移設させ、これで1つのステップが完了しました。
軌道を約180mにわたり、南側に4m弱移設しました。軌道を移設して新しいホームを構築するスペースを確保しました。移設はこれが1回目です。工事の進行に合わせてあと3回移設が行われ、最終的な軌道の場所が確定します。
軌道を移設する前の様子です。
新・銀座線ホーム平面図(イメージ)
現在の位置から表参道駅方向へ約130m行った東口広場や明治通りの上部に「銀座線渋谷駅」を移設します。
引用資料 東京メトロ(PDF)
銀座線渋谷駅改良工事編
現在、東口広場及び明治通りに7基ある銀座線の橋脚が3基となります。橋脚を減少させることで高架下の空間を広げ、駅前広場空間の拡充や道路交通の円滑化を図ります。
新・銀座線ホーム断面図(イメージ)
新しいホームは、現在の相対式2面2線から島式1面2線に変更します。ホーム幅を従来の約1.7倍に拡幅し、ホーム上の混雑を緩和させるほか、ホームドアを設置することにより安全性を向上させます。
第1回目の線路切り替え工事が完了しました。工事の進行に合わせてあと3回移設が行われ、最終的な軌道の場所が確定します。
軌道を移設して新しいホームを構築するスペースを確保しました。
前の橋脚がまだ残っています。
「渋谷方面行き」と「浅草方面行き」の両側に構台を設置して、「クローラークレーン」で作業を行っています。
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