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2017年1月14日 (土)

2020年東京オリンピック すったもんだの末に着工が決まった「有明アリーナ」 「実施段階環境影響評価書」により詳細が判明!

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有明アリーナー
 すったもんだの末に、2020年の東京オリンピックで使用される競技施設「有明アリーナ」が建設される事になりました。東京都では、整備費用について、見直し前の404億円から約65億円削減して339億円と見積もっています。

 「有明アリーナ」は座席数約12,700席(オリンピック開催時仮設席含む)で、オリンピックの「バレーボール(インドア)」、パラリンピックの「車椅子バスケットボール(決勝)」の会場として利用される計画です。

 「有明アリーナ」は大会終了後、様々な室内競技大会やコンサートなどのイベントを行うことができる大規模体育館となります。そのため機材搬入用の大型車が入れるようメーンアリーナの床はコンクリートとなります。

 首都圏では、「代々木第一体育館、日本武道館、横浜アリーナ、さいたまスーパーアリーナ、幕張イベントホール(幕張メッセ)」に次ぐ6ヶ所目の「アリーナツアー」が開催出来るライブ会場が誕生する事になります。

● 実施段階環境影響評価書(有明アリーナ)
 「有明アリーナ」について「実施段階環境影響評価書」を作成し、2017年1月10日に「東京都環境局長」に提出しました。これにより詳細が判明しました。

 引用資料 東京都・公式HP(2017/01/10)
 実施段階環境影響評価書(有明アリーナ) 

有明アリーナの概要
◆ 計画名-有明アリーナ(仮称)
◆ 所在地-東京都江東区有明一丁目9番
◆ 階数-地上5階
◆ 高さ-36.700m
◆ 敷地面積-約36,600㎡
◆ 建築面積-約25,400㎡
◆ 延床面積-約47,300㎡
◆ 座席数-約12,700席、約15,000席(オリンピック開催時仮設席含む)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部(鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-既製杭
◆ 用途-体育館、観覧場等
◆ 建築主-東京都
◆ 設計者-(基本設計)久米設計、(実施設計)竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2017年03月予定
◆ 竣工-2019年12月予定


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「配置図」です。


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「断面図」です。私はライブに頻繁に行くようになって、どうしても「アリーナツアー」が開催出来るライブ会場としての観点で見てしまいます(笑)。ライブ会場としても素晴らしい会場になりそうです。


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「歩行者動線計画図」です。最大のネックが鉄道交通の便が悪い事です。最大の交通手段となる「東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)」の「新豊洲駅、有明テニスの森駅、有明駅」からは微妙に距離が離れています。

 大量輸送手段となる「東京臨海高速鉄道(りんかい線)」の「国際展示場駅、東雲駅」からはかなり離れています。東京メトロ有楽町線の「豊洲駅」は更に遠いです。


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「有明アリーナ」の建設予定地を北西側から見た様子です。


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2000年~2005年にかけて「有明貯木場」が埋め立てられた部分に建設されます。


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見直し前に掲示されていた「有明アリーナ(仮称)」の建築計画のお知らせです。私的には、規模縮小にならず着工される事が決まって良かったと思っています。



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