首都圏で巨大物流センターの建設ラッシュが止まらない! 「ESR」が投資額800億円・延床面積約229,000㎡の「市川ディストリビューションセンター」を建設!
-巨大物流センターの建設ラッシュ-
首都圏で、巨大物流センターの建設ラッシュが止まりません。投資を主導しているのは物流施設を得意とする外資系の不動産会社で、「REIT(不動産投資信託)」と組み合わせた形の開発が多いのも特徴です。
規模も拡大の一途で、遂には、シンガポールを拠点とする「グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)」が、神奈川県相模原市に日本最大の物流倉庫を開設すると発表しました。
約295,000㎡の広大な敷地に、6棟の巨大な物流施設を建設します。延床面積は約655,000㎡、総開発コストは約1,330億円、2020年以降着工、2022年から順次竣工する予定です。
物流ニュースのLNEWS(2016/12/27)
GLP/相模原市で延床約65.5万m2のプロジェクト開始
背景にあるのは、ネット通販サービスの高度化です。近年オープンしている物流施設は新しい世代に対応したもので、ネット通販の事業者が仕分けシステムなどを構築できるよう、ゆとりのある構造となっています。
私の様な素人が考えると「少子高齢化が加速して人口が減少する日本で、こんなに次々と巨大物流センターを建設して本当に運ぶ物があるのか?」と心配になります。
● 市川ディストリビューションセンター
「ESR(旧レッドウッド・グループ・ジャパン)」は、千葉県市川市に延床面積約229,000㎡の大型マルチテナント型物流施設「市川ディストリビューションセンター」を建設すると発表しました。
完成すれば東京湾岸地域で最大規模の物流施設となります。投資額は800億円で、物流施設単体の開発費として国内最大規模の投資となります。
引用資料 物流ニュースのLNEWS(2017/01/20)
ESR/千葉県市川市に23万m2の物流施設開発、投資額800億円
開発予定地は、「二俣地区国家公務員宿舎」跡地を中心とする敷地面積約103,000㎡です。2017年2月から解体工事を開始し、2017年9月着工、2018年12月に竣工の予定です。
「ESR」が提唱する「HUMAN CENTRIC(人に優しい設計)」を基本コンセプトに掲げ、庫内労働者が働きやすい環境づくりの一環として託児所やラウンジなどを設けます。
環境負荷の低減にも最大限配慮しており、日本最大級の太陽光発電システム他、さまざまな省エネルギー設備を導入予定です。
市川ディストリビ ューションセンターの概要
◆ 所在地-千葉県市川市二俣678
◆ 階数-地上4階
◆ 敷地面積-約103,000㎡
◆ 延床面積-約229,000㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-耐震構造
◆ 建築主-ESR(旧レッドウッド・グループ・ジャパン)
◆ 着工-2017年09月予定
◆ 竣工-2018年12月予定
「市川ディストリビューションセンター」の「位置図」です。立地は、JR京葉線「二俣新町」駅より徒歩5分、総武線と京成電鉄「西船橋」駅からも徒歩圏内(約15分)で、東京都心部から20km圏内で首都高速湾岸線千鳥町ICより約3km、東関東自動車道湾岸市川ICにも500mと至近距離です。
「市川ディストリビューションセンター」の建設予定地です。
「市川ディストリビューションセンター」は、38棟の集合住宅が残る「二俣地区国家公務員宿舎」跡地を中心とする広大な敷地に建設されます。
「二俣地区国家公務員宿舎」跡地の約101,000㎡を落札し、2016年12月末に関東財務局と土地の売買契約を締結しました。アクセス道路用地として隣地の一部を買い増して、合計敷地面積は約103,000㎡となります。
2017年2月から「二俣地区国家公務員宿舎」の既存建物の解体工事を開始し、2017年9月着工、2018年12月に竣工の予定です。
| 固定リンク
« 新宿区 竣工した地上55階、高さ約191mの「Tomihisa Cross Comfort Tower(富久クロス コンフォートタワー)」 | トップページ | 京浜急行電鉄湘南線(泉岳寺駅から新馬場駅間)の「連続立体交差化」がいよいよ動き出す! 京浜急行本線品川駅の2面4線化と地平化! »
「234 千葉県・湾岸部」カテゴリの記事
- 「イオン」と「京成電鉄」の資本業務提携 閉店した「イトーヨーカドー津田沼店」 跡地を再整備して新たなランドマーク化 2024年11月中旬の状況(2024.11.30)
- 「西武船橋店」の跡地 新築工事に着工 地上51階、高さ約193mの「(仮称)船橋市本町1丁目計画 新築工事」 2024年11月中旬の建設状況(2024.11.19)
- 船橋市 東葉高速線の東海神駅と飯山満駅の中間に「新駅」を整備 「新駅」建設予定地の2024年11月中旬の状況(2024.11.22)
- 「イオン」と「京成電鉄」の資本業務提携 「イトーヨーカドー津田沼店」が2024年9月29日に閉店 跡地は新津田沼駅周辺の再整備による新たなランドマーク化!(2024.11.03)
- 津田沼戦争の舞台の1つ 地上52階、高さ約198m、延床面積約220,000㎡の「津田沼駅南口地区第一種市街地再開発事業」 都市計画決定!(2024.10.30)