千代田区 竣工した地上29階、高さ約150mの「三井住友銀行東館(SUMITOMO MITSUI BANKING CORPORATION EAST TOWER)」
-三井住友銀行東館-
「(仮称)三井住友銀行本店東館計画」は、「三井住友銀行」の旧大手町本部ビル跡地の再開発プロジェクトです。跡地には、地上29階、塔屋2階、地下4階、高さ150.00mの超高層オフィスビルが建設されました。
三井住友銀行本店は、西側の「三井住友銀行本店ビルディング」と東側の「三井住友銀行東館」が、道路を挟んで超高層ツインタワーとなっています。
「東館」の完成に伴い、「本店北館(大手町一丁目三井ビルディング)」と「大手町ファーストスクエア」に入居していた一部の本部機能を2015年7月上旬から2015年8月にかけて順次移転しました。
太陽光の方向や天候の関係で竣工後の様子をまだUPしていませんでした。竣工からかなりの日数が経過していますが、UPしたいと思います。
三井住友銀行東館の概要
◆ 計画名-(仮称)三井住友銀行本店東館計画
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内一丁目3番2号
◆ 所在地-東京メトロ丸ノ内線「大手町」駅徒歩5分、東京メトロ東西線「大手町」駅徒歩3分、東京メトロ千代田線「大手町」駅徒歩1分、東京メトロ半蔵門線「大手町駅」徒歩3分、都営地下鉄三田線「大手町」駅徒歩1分、JR「東京」駅徒歩7分
◆ 階数-地上29階、塔屋2階、地下4階
◆ 高さ-最高部150.00m
◆ 敷地面積-5,960.07㎡
◆ 建築面積-3,382.09㎡
◆ 延床面積-88,549.49㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-パイルド・ラフト基礎
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-オフィス、ホール
◆ 建築主-三井住友銀行
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 施工者-鹿島・三井住友・熊谷・鴻池建設共同企業体(鹿島建設、三井住友建設、熊谷組、鴻池組JV)
◆ 着工-2012年01月04日(着工)、2012年01月20日(起工式)
◆ 竣工-2015年02月27日(工事完了)
◆ オープン-2015年07月上旬(本部機能を2015年07月上旬~2015年08月にかけて順次移転)、2015年07月21日(三井住友銀行東館 ライジング・スクエア)
北西側から見た下層階の様子です。基礎工法は「パイルド・ラフト基礎」となっています。「パイルド・ラフト基礎」は、杭基礎(パイル)と直接基礎(ラフト)を併用する工法です。
銀行の本店なのでビル内に関係者以外は入れないイメージがありますが、下層階には「三井住友銀行東館 ライジング・スクエア」があり一般の人も入れるようです。
南西側から見た様子です。
南西側から見た最高部です。
南西側から見た下層階の様子です。
北東側から見た様子です。南東側に「旧みずほ銀行前本店ビル」が食い込んでいるので、「L字型」のような形状になっています。
同じ街区の「銀行会館、東京銀行協会ビル、みずほ銀行前本店ビル」を3者は、共同事業「(仮称)丸の内1-3計画」として一体的に建て替えます。
この計画がもっと早ければ、「三井住友銀行東館」も含めた4者の共同事業も可能でした。4者の共同事業なら理想的な形状のツインタワーが建設できたのですが・・・
街区北側の歩道です。
少し引いて見た様子です。
北西角です。
ビルの正式名称は、日本語表記「三井住友銀行東館」、英語表記「SUMITOMO MITSUI BANKING CORPORATION EAST TOWER」となっています。英語表記では銀行名と同じく「SUMITOMO」の方が先にきます。
街区西側の歩道です。
下層階は「花崗岩打込」となっています。道路を挟んだ西側の「三井住友銀行本店ビルディング」も「花崗岩打込」となっているのでデザインを合わせています。
石材は西側の「三井住友銀行本店ビルディング」は中国内モンゴル地区産でしたが、施工者が「鹿島建設、三井住友建設、熊谷組」の3社の部分が共通なので同じ中国内モンゴル地区産だと思われます。
| 固定リンク
« 国際新都心へ「虎ノ門ヒルズ」が拡大・進化 高さ250m超が予想される「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の建設予定地 | トップページ | 小金井市 延床面積約107,900㎡の大規模プロジェクト「武蔵小金井駅南口第2地区第一種市街地再開発事業」 権利変換計画の認可! »
「121 東京都・千代田区②」カテゴリの記事
- TOKYO TORCH(トウキョウトーチ) 地上62階、 高さ約385mの「Torch Tower(トーチタワー)」 遂に「鉄骨建方」が始まる! 2024年12月3日の建設状況(2024.12.07)
- 国家戦略特区 地上43階、高さ約227m、延床面積約389,290㎡の「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」 2024年12月3日の建設状況(2024.12.05)
- 「丸の内仲通り南周辺地区」で複数の再開発が連動 「国際ビル・帝劇ビル(帝国劇場、出光美術館)」の共同で一体的な建替 高さは約145m!(2024.11.27)
- 三菱地所 有楽町エリア再構築 「有楽町ビル」と「新有楽町ビル」の2区画を一体的に再開発 解体工事を2024年12月1日に着工!(2024.11.06)
- 千代田区 九段南一丁目地区まちづくり 「北街区」に高さ約170mの超高層ビル、「中街区」に高さ約82mの高層ビル 2024年9月末の状況(2024.10.12)