成田空港の更なる機能強化 C滑走路(第3滑走路)の新設 & B滑走路の延伸 環境影響評価方法書を公表!
-成田空港の更なる機能強化-
「成田国際空港株式会社(NAA)」は、首都圏の航空需要に対応していくため、成田空港の「第3滑走路」の整備と「第2滑走路」の延伸について検討を行っています。
2016年6月13日に公表した「計画段階環境配慮書」に続き、更に一歩進んだ「環境影響評価方法書」を2017年1月26日に公表しました。縦覧期間は、2017年1月27日(金)~2月27日(月)となっています。
引用資料 成田国際空港株式会社(2017/01/26)
成田空港の更なる機能強化にむけ、環境影響評価方法書を公表しました。
「想定した複数案」から1つに絞られ、夢物語と思っていた計画がどんどん具体化しつつあります。これらがすべて完成すると滑走路が4,000m×1本、3,500m×2本となり本格的な国際空港らしくなります。
成田空港の更なる機能強化の概要
◆ 事業予定者の名称-成田国際空港株式会社
◆ 主たる事務所の所在地-千葉県成田市成田国際空港内(成田市古込字古込1-1)
◆ 事業の名称-成田空港の更なる機能強化
◆ 事業の種類-滑走路の新設を伴う飛行場及びその施設の変更の事業、滑走路の延長を伴う飛行場及びその施設の変更の事業
◆ 事業の規模-C滑走路の新設(3,500m)、B滑走路の延長(延長する長さ1,000m、延長後の滑走路長3,500m)
◆ 事業の目的-成田空港の更なる機能強化を図ることにより、2020年代前半にはほぼ限界に達すると見込まれる首都圏空港の航空需要に対応し、首都圏の国際競争力の強化、訪日外国人旅行者の更なる増加への対応、国内各地への経済効果の波及等につなげることを目的とする
滑⾛路の配置
「滑⾛路の配置」です。(1)「B滑⾛路」を北側へ1,000m延伸します。(2)「B滑⾛路の進⼊復⾏区域が、「C滑⾛路」と重複しないようにします(両滑⾛路の南北⽅向の離隔3,325m)。(3)「B⾛路」と「C滑⾛路」の中⼼線間隔は420mです。
対象事業実施区域の施設規模
「対象事業実施区域の施設規模」です。空港規模を現在の約1,400haから1,000ha拡大し、約2,400ha規模の確保を目指しています。
拡張想定区域(1) 「C滑⾛路」の整備
「B滑⾛路」の南側に、3,500mの「C滑⾛路」を整備します。拡張想定区域内は、Googleマップの空撮写真を見ると、民家が少なく、森林、水田、畑、ゴルフ場などが占めています。
拡張想定区域(2) 「B滑⾛路」の延長
「B滑⾛路」を北側に1,000m延長して、現在の2,500mから3,500mにします。滑走路が高速道路の「東関東自動車道」をオーバーパスします。
「東関東自動車道」は、高さを低くするため「切土構造」となっているため問題はありません。現在もB滑⾛路の「進入灯」が東関東自動車道の上を横切っています。
拡張想定区域(3)
「A滑⾛路」の北東側も「拡張想定区域」となっています。空港関連施設を整備すると思われます。Googleマップの空撮写真を見てもほとんどが森林です。
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