国家戦略特区 高さ約330m、高さ約270m、高さ約240mの「都市再生特別地区(虎ノ門・麻布台地区)」 詳細な概要が判明!
-都市再生特別地区(虎ノ門・麻布台地区)-
大晦日にこのブログで、「去年の大晦日にこのブログで、 ”私は、国家戦略特区の「六本木五丁目西地区、虎ノ門・麻布台地区、八重洲二丁目中地区」の3つの超巨大プロジェクトが具体化すると予想しています。” と書きましたが、1つを除き外れました。果たして来年は?」と書きました。
年明けに超特大のお年玉がありました! 遂に「虎ノ門・麻布台地区」の概要が発表されました。想像を遥かに上回る規模です。「六本木五丁目西地区」も大いに期待出来ます!
引用資料 首相官邸(2017/01/10)
第11回 東京都都市再生分科会 配布資料
● 虎ノ門・麻布台地区が約8.1haまで規模を拡大!
「虎ノ門・麻布台地区」は、最初は対象区域面積約4.8haでしたが、前回の資料で西側の「首都高速都心環状線」側まで対象区域が拡大し、更に今回の資料では、南側の「外苑東通」まで対象区域を拡大しました。都市再生特別地区の区域面積は、約8.1haまで拡大しています。
区域面積約8.1ha(敷地面積約63,800㎡)を「森ビル」が再開発します。「A街区、B街区、C街区」の3街区に分けて、合計7棟のビルを建設します。総延床面積はなんと約819,600㎡です! ところでこの街区も「アークヒルズ」になるのでしょうか?
「国家戦略特区」という「錦の御旗」の前では、「航空法」の高さ制限は無いも同然です。頑張れば、高さ350mくらいは可能だったかも知れません。
すぐ近くの「東京タワー」の高さ333mをわずかに下回ったのは、大先輩の「東京タワー」に敬意を表したのだと私は思っています。
都市再生特別地区(虎ノ門・麻布台地区)の概要
◆ 計画地の位置-東京都港区虎ノ門五丁目、麻布台一丁目及び六本木三丁目各地内
◆ 都市再生特別地区の区域面積-約81,000㎡
◆ 敷地面積-約63,800㎡
◆ 総延床面積-約819,600㎡(容積対象面積約618,100㎡)
◆ 総戸数-約1,300戸(施設全体)
◆ 着工-2018年度予定
◆ 竣工-2022年度予定
A街区の概要
◆ 階数-地上65階、地下5階
◆ 高さ-約330m
◆ 敷地面積-約24,100㎡
◆ 延床面積-約449,000㎡(容積対象面積(約361,000㎡)
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗、子育て支援施設、インターナショナルスクール、駐車場等
B-1街区の概要
◆ 階数-地上63階、地下4階
◆ 高さ-約270m
◆ 敷地面積-約9,600㎡
◆ 延床面積-約170,500㎡(容積対象面積(約116,700㎡)
◆ 用途-共同住宅、サービスアパートメント、オフィス、店舗、駐車場等
B-2街区の概要
◆ 階数-地上53階、地下5階
◆ 高さ-約240m
◆ 敷地面積-約16,500㎡
◆ 延床面積-約155,500㎡(容積対象面積(約103,700㎡)
◆ 用途-共同住宅、店舗、生活支援施設、駐車場等
C-1街区の概要
◆ 地上3階、地下2階、高さ約20m、延床面積約11,100㎡、店舗、駐車場等
C-2街区の概要
◆ 地上8階、地下3階、高さ約40m、延床面積約28,400㎡、共同住宅、オフィス、店舗、駐車場等
C-3街区の概要
◆ 地上3階、地下1階、高さ約30m、延床面積約1,800㎡、店舗、駐車場等
C-4街区の概要
◆ 地上3階、地下2階、高さ約15m、延床面積約3,300㎡、寺院、駐車場等
「キープラン」です。「A街区」の56階~65階が共同住宅となります。総戸数は約80戸ですが、専有面積はなんと約125㎡~1,000㎡です。それにしても1,000㎡って!(笑)
分譲になるのか賃貸になるのか分かりませんが、分譲だと一番高い部屋は香港並みの数十億円になると思われます。まあ賃貸でも天文学的な家賃でしょうけど・・・(笑)
「配置図」です。区域面積約8.1ha(敷地面積約63,800㎡)です。なんと「外苑東通」沿いの「麻布郵便局」まで対象区域を拡大しました。さすが森ビル! でもさすがの森ビルでも隣の「外務省飯倉公館」は無理だったようですね(笑)。
地権者数は、土地所有者(借地権を含む)約120名、(区分所有者含む)約330名となっています。全棟数約220棟のうち、木造建物が約60%で、築年数が経過した建物が約90%です。
地権者を説得して土地を集約化する正に「森ビル」のDNAのような巨大プロジェクトです。ここまで広大な土地を集約化出来るのは「森ビル」か「住友不動産」くらいでしょうね。
虎ノ門・麻布台地区
「東京タワー特別展望台(250m)」から見た「虎ノ門・麻布台地区」です。「東京タワー特別展望台」は、絶好の定点観測ポイントとなります。
再開発予定地には、雑居ビル、民家、駐車場などが混在しています。写真中央の「霊友会釈迦殿」は、再開発の対象区域に含まれません。
「外苑東通」沿いの「麻布郵便局」まで対象区域を拡大しました。当たり前ですが、西隣の「外務省飯倉公館」は含みません。
麻布郵便局
「麻布郵便局」は、1930年に竣工した「旧逓信省貯金局庁舎」の由緒ある建物です。「ロシア大使館」に近いのでこのあたりも非常に警備が厳しいです。
最終的には「東京スカイツリー」が建設されましたが、この敷地に超高層ビルを建設してビルの上に「第二東京タワー」を建てるとマスコミが報じた事もありました。
これらの超高層ビル群を上回る高さの超高層ビル群が新たに出現します!
六本木ヒルズの展望台「東京シティビュー」から見た「虎ノ門・麻布台地区」です。
街区東端の「桜田通」側です。こちらは「C街区」となります。
「霊友会釈迦殿」は、再開発の対象区域に含まれませんが、北側に隣接する写真中央の「霊友会第二ビル」も再開発の対象区域に含まれないようです。
このあたりが「B街区」になります。
街区西端の「首都高速都心環状線」側です。こちらは「B街区」となります。
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