京浜急行電鉄湘南線(泉岳寺駅から新馬場駅間)の「連続立体交差化」の説明会の資料 京急品川駅の2面4線化と地平化 JR品川駅のホーム再編は?
-京浜急行電鉄湘南線(泉岳寺駅から新馬場駅間)-
「東京都、港区、品川区、京浜急行電鉄」の4者は、京浜急行電鉄湘南線(京急本線)の泉岳寺駅~新馬場駅間で連続立体交差化を計画しています。東京都が事業主体となり、完成は、リニア中央新幹線が開業する2027年度を目安にしています。
● 京浜急行本線品川駅の2面4線化と地平化
「京浜本線品川駅」のホームを現在の2面3線(単式ホーム+島式ホーム)から島式2面4線に拡張して、地平化及び輸送力向上を行う予定です。
「東京都、港区、品川区、京浜急行電鉄」は、京浜急行電鉄湘南線の連続立体交差化計画および関連する道路計画の都市計画素案などの説明会を、1月27日(金) に「高輪台小学校」、1月28日(土) に「台場小学校」で開催しました。
説明会に参加した読者の方から説明会の資料のコピーをメールで送って頂きました。今一番欲しかった資料だったので本当に助かりました。ありがとうございました。
連続立体交差予定区間
連続立体交差予定区間は、「泉岳寺駅」付近から「北品川」駅の「新馬場駅」付近までの約1.7km(都市計画区間約2.0km)です。予定区間には、「品川駅」と「北品川駅」の2駅があり、合計3ヶ所の踏切を解消し、道路交通を円滑化します。
京浜急行本線品川駅が北側に移設
「平面図」です。「北品川駅」が高架化するので、地平化する「品川駅」からの勾配を考えて「品川駅」を全体的に北側に移設します。
京浜急行本線品川駅が地平化
「縦断図」です。「品川駅」は高架から地上に降ります。地下の「泉岳寺駅」から登っていく勾配には手を加えないと思っていましたが、「下り線」を一部改良するようです。
京浜急行本線品川駅が2面4線化
「品川駅部」です。ホームを現在の2面3線(単式ホーム+島式ホーム)から島式2面4線に拡張します。幅は約28m~39mと大幅に広くなります。図面を図ってみると約1.5倍くらいに拡幅されるようです。
地平化する事によって、コンコースが2階となりJR品川駅のコンコースと同じ高さになります。品川駅の「東西自由通路」との連絡も格段に良くなります。
● 山手線ホームの移設は?
図面を見るとホーム全体が大幅に東側に移動する事が分かります。仮に図面の縮尺が正確として約39m幅なら、東端が現行より約22m東に移動します。
JR品川駅のホームを再編しないと不可能なように思えますが、ギリギリJR品川駅のホームを再編しなくても可能なのかも知れません。
他の方のブログを見るとホームを再編しなくてもギリギリ可能な別の配置図がありました。JR品川駅のホーム再編は無いと考えていいと思います。
地上の「一般部」です。「掘割」となり、中央に2本の「引上線」を確保し、西側にかなり拡幅されます。
地下の「一般部」です。手を加えないと思っていましたが、一部改良するようです。
山手線ホーム
山手線のホームドア24番目の設置駅となった「品川駅」です。2016年8月11日から稼働しています。将来無くなる事が予想されるホームにホームドアを設置するとは思えません。
京急第10ビル
品川駅西口駅前広場の北側にある「京急第10ビル」です。「京浜急行グループ」が2012年に約115億円を投じて取得しました。駅の用地に入っているので間違いなく解体されます。
品川駅西口駅前広場の再整備
京浜急行本線品川駅の2面4線化と地平化に合わせて、「品川の顔」となる「品川駅西口駅前広場」の再整備も行われます。
京浜急行本線品川駅
2面4線化と地平化が行われる「京浜急行本線品川駅」です。今の姿から想像も出来ません。
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