中央区 「豊海地区第一種市街地再開発事業」は、地上56階、高さ約189m、総戸数2,150戸の超高層ツインタワーマンション!
-豊海地区第一種市街地再開発事業-
怒涛のごとく続く東京の大規模開発はとどまる事を知りません。「日刊建設工業新聞」によると「豊海地区第一種市街地再開発事業」の詳細が環境影響評価書案で明らかになったそうです。
引用資料 日刊建設工業新聞(2017/01/12)
豊海地区再開発(東京都中央区)/マンション2棟建設、20年度着工めざす/準備組合
「豊海地区再開発準備組合」は、第1種市街地再開発事業の「環境影響評価書案」を東京都に提出しました。縦覧は2017年2月9日までです。
計画地は、清澄通り東側に位置する「豊海町(とよみちょう)2番」と「勝どき六丁目7番」の約19,820㎡を想定しています。以前の報道では約17,000㎡と伝えられていたので対象範囲が拡大したようです。
再開発予定地には、集合住宅、豊海区民館、警視庁勝どき庁舎などが立地しています。集合住宅の「東卸豊海住宅1号棟、2号棟、3号棟」は老朽化が課題となっていました。「東卸豊海住宅」の建て替え構想はかなり前からありました。
豊海地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都中央区豊海町2番、勝どき六丁目7番
◆ 階数-地上56階、地下1階(西棟、東棟)
◆ 高さ-最高部約189m(西棟、東棟)
◆ 区域面積-約19,820㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約110,000㎡(西棟)、約111,000㎡(東棟)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 用途-共同住宅、店舗、公益施設
◆ 総戸数-2,150戸(西棟1,075戸、東棟1,075戸)
◆ 建築主-豊海地区再開発準備組合
◆ 着工-2020年度予定
◆ 竣工-2025年度予定
「豊海地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。北西側は「隅田川」、南東側は「中央区立豊海小学校、豊海運動公園」があるので将来に渡って眺望は安泰です。
ただし、北東側は超巨大マンション「KACHIDOKI THE TOWER(勝どき ザ・タワー)、THE TOKYO TOWERS」の3棟が並んで建っているので眺望がかなり遮られると思います。
広場やオープンスペースも整えます。海や川が近いため防潮堤の整備も行い、防災性の向上を図ります。建築物の基盤整備では地盤のかさ上げも実施します。
「豊海地区第一種市街地再開発事業」の予定地を南東側から見た様子です。手前の緑の芝生部分は「豊海運動公園」でしたが、この部分には「中央区立豊海小学校」が建設されて、2016年8月22日に開校しています。
「東卸豊海住宅1号棟、2号棟、3号棟」です。現在は手前に「中央区立豊海小学校」が開校しています。
「東卸豊海住宅」北東側の「勝どき六丁目7番」です。現在は手前に「中央区立豊海小学校」が開校しています。
「豊海地区第一種市街地再開発事業」の予定地を北東側から見た様子です。「豊海地区」ですが、「勝どき六丁目7番」も含みます。角に見えるのは、地上7階、搭屋2階の旧月島警察署です。
勝どき六丁目にありましたが、「月島警察署」という名称でした。元々は月島にあったためです。「月島警察署」は晴海三丁目に移転しました。現在は「警視庁勝どき庁舎」として使用されています。
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