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2017年2月

2017年2月28日 (火)

JR東日本 地上28階、高さ約143mの「川崎駅西口開発計画」 建築計画のお知らせ掲示!

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-川崎駅西口開発計画-
 
JR東日本は、「川崎駅西口大宮町地区」において、川崎市の中心的な広域拠点としての商業・業務エリアの形成を目指し、複合的土地利用による都市機能の強化を図るために、業務・宿泊・商業施設を新設する計画を進めています。

 引用資料 JR東日本(PDF:2017/01/12)
 川崎駅西口開発計画に係る環境影響評価手続きの着手について 

 このプロジェクトは、以前は「大宮町地区 A-2街区」と呼ばれていました。解体された「旧変電所」約3,700㎡と駐車場約8,300㎡に分かれており、廃止された市道部分を含め敷地面積は約12,400㎡となっています。

 再開発に向けて、川崎市は街区を分断していた廃道部分約1,080㎡を「JR東日本」に売却しました。これにより一体的な開発が可能となりました。一方で「川崎市」は、JR東日本の所有地の一部約714㎡を緑地用地として取得しました。

 地上28階、地下2階、高さ約143mの「オフィス棟」と、地上18階、高さ約60mの「ホテル棟」が建設されます。川崎駅周辺では最も高いビルになります。

川崎駅西口開発計画の概要
◆ 所在地-神奈川県川崎市幸区大宮町1番5外
◆ 階数-(オフィス棟)地上28階、塔屋あり、地下2階、 (ホテル棟)地上18階、地下0階
◆ 高さ-(オフィス棟)最高部約143m、軒高約131m、 (ホテル棟)約60m 
◆ 敷地面積-約12,400㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約11,150㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約138,900㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、ホテル、商業施設
◆ 建築主-JR東日本(東日本旅客鉄道)
◆ 設計者-ジェイアール東日本建築設計事務所
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2018年04月01日予定
◆ 竣工-2022年04月30日予定

(備考) JR東日本の資料では、建物高さ約131mとなっていますが、川崎市の資料では、「建物高さ約131m(塔屋等を含む最高高さ約143m)」となっています。


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「計画地位置図」です。


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「計画建物配置図」です。


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「計画建物断面図」です。


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「川崎駅西口開発計画」の建設予定地は、「ミューザ川崎」の南側の街区になります。


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南西側に「オフィス棟」が建設されます。


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北東側に「ホテル棟」が建設されます。


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北東側から見た「川崎駅西口開発計画」の建設予定地です。


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街区南西端の三角形の敷地約714㎡には、川崎市が公園を整備するようです。


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早くも「川崎駅西口開発計画」の建築計画のお知らせが掲示されていました。「条例環境影響評価方法書」を2017年1月6日に川崎市に提出しましたが、標識設置日が1月5日になっていたので、縦覧期間の2017年1月13日(金)~2月27日(月)より前に掲示されたようです。


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「川崎駅西口開発計画」の建築計画のお知らせです。



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2017年2月27日 (月)

千代田区 延床面積約354,000㎡の超高層ツインタワー「大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業 施設建築物」 2017年2月下旬の建設状況

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-大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業-
 東京(首都圏)の撮影ツアーのために更新を休んでいました。今日から本格的に更新を再開しますのでよろしくお願いします。

 昨年12月に「乃木坂46」ファンの友人に渋谷を撮影してもらったバーター取引として、「さいたまスーパーアリーナ」で行われたライブに付き合ってきました。
 私は「乃木坂46」に関しては、ほとんど知識の無い超超初心者なのでスタンド席(200レベル~500レベル)を希望していましたが、なんとアリーナ席のステージや花道に非常に近い良席でした。

 3日間あったライブの最終日に行きましたが、「さいたまスーパーアリーナ」の最大で37,000人収容できる「スタジアムモード」の広さに圧倒されました。
 他のアーティストのライブ映像を見て、「スタジアムモード」の広さは理解していたつもりでしたが、実際に見る「スタジアムモード」は想像を遥かに上回る広さでした。

 本題に戻って、「大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業」は、区域面積約24,000㎡、 敷地面積19,898.68㎡に延床面積約354,000㎡の超高層ツインタワーを建設するビッグプロジェクトです。

 「A棟」は、敷地西側の「逓信ビル」の跡地に建設されています。「B棟」は、敷地東側の「東京国際郵便局ビル」と「関東郵政局」の跡地に建設されています。

 引用資料 NTT都市開発(PDF:2015/05/11)
 大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業 施設建築物新築工事着工のお知らせ

 NTT都市開発 ニュースリリース(PDF:2015/09/03)
 大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業 店舗・国際会議室のリーシング及びプロパティ・マネジメント業務受託のお知らせ 

大手町二丁目地区再開発施設建築物A棟の概要
◆ 計画名-大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業施設建築物 A棟
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目1番17から34
◆ 階数-地上35階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-約178m  (注意)高さは軒高だと思われます。
◆ 敷地面積-19,898.68㎡(施設全体)
◆ 建築面積-13,929.00㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約354,000㎡(施設全体)、約202,000㎡(A棟)
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-杭基礎、一部直接基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、カンファレンス、地域冷暖房施設、駐車場等(施設全体)
◆ 建築主-エヌ・ティ・ティ都市開発(NTT都市開発)
◆ 設計者-日本設計
◆ 監理者-日本設計
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2015年05月15日(地下部分除却工事を含む)
◆ 竣工-2018年07月予定

(備考) 建築計画のお知らせでは、「A棟」の高さは179.00m(最高182.00m)となっています。

大手町二丁目地区再開発施設建築物B棟の概要
◆ 計画名-大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業施設建築物 B棟
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目1番17から34
◆ 階数-地上32階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-約163m  (注意)高さは軒高だと思われます。
◆ 敷地面積-19,898.68㎡(施設全体)
◆ 建築面積-13,929.00㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約354,000㎡(施設全体)、約152,000㎡(B棟)
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-杭基礎、一部直接基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、カンファレンス、地域冷暖房施設、駐車場等(施設全体)
◆ 建築主-独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)
◆ 設計者-大林組
◆ 監理者-日本設計・NTTファシリティーズ共同企業体
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2015年05月15日(地下部分除却工事を含む)
◆ 竣工-2018年07月予定


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「配置図(イメージ)」です。「A棟」は、敷地西側の「逓信ビル」の跡地に建設されています。「B棟」は、敷地東側の「東京国際郵便局ビル」と「関東郵政局」の跡地に建設されています。


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「断面図(イメージ)」です。「A棟」が、地上35階、塔屋1階、地下3階、高さ約178m、「B棟」が、地上32階、塔屋1階、地下3階、 高さ約163mとなります。地下と低層部は、A棟とB棟が一体化します。

 地下と低層部の一体化した部分に、大手町地区における地域冷暖房施設のループ化を実現します。
 災害時の業務継続を可能とする自立性の高い電源の導入(ガスコジェネレーション、非常用発電機)、帰宅困難者を受け入れ支援する災害対応能力を強化(一時滞在施設、防災備蓄倉庫)します。


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「大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業 施設建築物」の建設現場を北西側から見た様子です。あまりにも規模が大きいので思わず笑ってしまいました。


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「大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業 施設建築物」の建設現場を北東側から見た様子です。


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A棟の建設現場

 「A棟」の建設現場を南西側から見た様子です。敷地西側の「逓信ビル」の跡地に建設されています。


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「A棟」の建設現場を南西側から見上げた様子です。


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「A棟」の下層階を南西側から見た様子です。


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「A棟」の建設現場を南東側から見た様子です。


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「A棟」と「B棟」の連結部分です。


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B棟の建設現場
 
「B棟」の建設現場を北東側から見た様子です。「B棟」は、敷地東側の「東京国際郵便局ビル」と「関東郵政局」の跡地に建設されています。


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「B棟」の建設現場を南東側から見た様子です。


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「B棟」の建設現場を南東側から見上げた様子です。


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「B棟」の建設現場を南側から見上げた様子です。



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千代田区 大手町と神田を結ぶ大規模な歩道橋「大手町二丁目地区(再)日本橋川橋梁その他築造工事」

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-大手町二丁目地区(再)日本橋川橋梁その他築造工事-
 
大手町地区の最北端部に昔の江戸城の外濠であった「日本橋川」が流れています。「大手町二丁目地区(再)日本橋川橋梁その他築造工事」は、その日本橋川に歩行者専用橋(人道橋)を架けるものです。

 人道橋は幅7m、最大支間長54m、全長では122mもあり、歩行者専用の橋としてはとても大きなものです。再開発が進む大手町と神田・日本橋地区とを連携し、周辺歩行者のネットワーク拡充と利便性の向上を目的としています。

 鴻池組 公式ホームページ(2016/09/13)
 大手町二丁目地区(再)日本橋川橋梁その他築造工事

 発注者は「都市再生機構東日本賃貸住宅本部」、設計者・施工者は「鴻池組」です。工期は2015年9月1日~2018年3月10日(予定)となっています。


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現地に掲示されている告知板です。


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「橋梁一般図」です。


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「大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業 施設建築物」の建設現場の東側で工事が行われています。


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北東側から見た様子です。


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北西側から見た様子です。


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南側から見た様子です。「橋桁」を南側で組んで北側(神田側)にスライドさせるようです。



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2017年2月16日 (木)

港区 高さ約120mの「(仮称)芝浦二丁目計画」 環境影響調査計画書の縦覧!

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(仮称)芝浦二丁目計画-
 「東芝」は、1984年4月に変更するまで「東京芝浦電気」という社名でした。1882年に「芝浦」に「田中製造所」を設立したのが由来です。

 その「東芝」が深刻な経営難に陥っています。2017年3月末時点での「債務超過」の解消を断念したことが明らかになりました。これにより、「東芝」は上場以来初めて東京証券取引所の第1部から2部に降格される見通しです。

 「債務超過」の解消には稼ぎ頭である半導体事業の売却が絶対条件となっています。当初20%未満としていた売却割合の100%への引き上げも検討せざるを得ない状況となっています。
 
 東芝は半導体メーカー国内最大手ですが、日本には東芝の半導体事業を買収できる体力のある企業はありません。間違いなく外資に売却される事になると思います。
 1980年代後半には日本の半導体は世界を席巻していましたが、今は見る影もありません。あまりのも悲しすぎる現実です・・・

 その芝浦に長谷工コーポレーションが「(仮称)芝浦二丁目計画」が計画しています。 高さ約120m、敷地面積約4,500㎡、延床面積約54,000㎡の超高層タワーマンションになります。

 建設通信新聞(2017/02/15)
 5.4万㎡、19年度着工/芝浦にタワーマンション/長谷工

 南北に長い敷地の中央に建物を配置し、南北側それぞれにまとまった規模の公開空地を確保する計画です。積極的に緑化を進める方針で、芝浦運河沿緑地など既存緑地と連携して広域的な緑のネットワークを形成したい考えです。

● 環境影響調査計画書の縦覧
 
「港区から港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響計画書の縦覧」が行われています。縦覧期間は、2017年2月13日(月)~2017年3月12日(日)までです。縦覧期間を過ぎると見られなくなるので、興味のある方はPDFデータをパソコンに保存しておく事をお勧めします。

 引用資料 港区・公式ホームページ(2017/02/11)
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)芝浦二丁目計画】 

(仮称)芝浦二丁目計画の概要
◆ 所在地-東京都港区芝浦二丁目1番1他
◆ 階数-(不明)
◆ 高さ-最高部約120m
◆ 敷地面積-約4,500㎡
◆ 延床面積-約54,000㎡
◆ 用途-共同住宅、保育施設等
◆ 総戸数-(不明)
◆ 建築主-長谷工コーポレーション
◆ 着工-2019年度予定
◆ 竣工-2021年度予定


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「(仮称)芝浦二丁目計画」は、超高層ツインタワーマンション「パークタワー芝浦ベイワード」の南側に建設されます。西側の「アーバンウィング」の南側です。


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「計画地位置図」です。


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拡大した「計画地位置図」です。近くでは大規模プロジェクト「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」が行われています。



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2017年2月15日 (水)

国家戦略特区 森トラストが超高層複合ビル「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」を正式発表 詳細な「外観イメージ」も公開!

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-(仮称)赤坂二丁目プロジェクト-
 
森トラストは、「虎ノ門パストラル」跡地、「赤坂ツインタワー」建て替え、「三田43MTビル」を中心とした再開発など、東京都港区内で計画している3件の開発予定地に積極投資します。

 2017年2月10日に国家戦略特区の「東京圏(第15回)・関西圏(第12回)・養父市(第8回)・福岡市・北九州市(第10回)」が開かれました。

 東京都内では、新たに4プロジェクト「歌舞伎町一丁目地区、南池袋二丁目C地区、赤坂二丁目地区、東京国際空港第2ゾーン地区」を追加提案しました。

● 森トラストが正式発表
 
「森トラスト」は、「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」について正式発表しました。先進的なオフィス機能、国際級ホテル等の観光支援機能のほか、エリアの特性を活かし、日本独特の歴史・文化に興味を持つ観光客のニーズを満たす、ジャパンブランドの発信機能を複合した施設の実現を目指しています。

 引用資料 森トラスト(PDF:2017/02/13)
 国際級ホテル、ジャパンブランドの発信施設を複合し日本の観光先進国実現への貢献を目指す『(仮称)赤坂二丁目プロジェクト』始動

 オフィスと国際級ホテルを中心とした超高層複合ビルになるようです。詳細な「外観イメージ」も公開されました。階数を数えると45階くらいありそうです。高さは200mを超えると思われます。竣工は2022年度を予定しています。


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「周辺地図」です。


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赤坂ツインタワー跡地

 「赤坂ツインタワー」は解体されて更地になっています。敷地面積は11,866.50㎡(本館・東館合計)です。「赤坂ツインタワー」の跡地は「MTG赤坂2丁目駐車場」として暫定的に使用されています。


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東京ワールドゲート 虎ノ門トラストタワー
 
第一弾として、国家戦略特別区域の特定事業として「虎ノ門パストラル」跡地で大規模再開発を進めています。街区名が「東京ワールドゲート」、中心となる高さ約180mの超高層複合ビルの名称が「虎ノ門トラストタワー」に決定しています。

 引用資料 森トラスト(PDF:2016/11/01)
 国家戦略特別区域特定事業 (計画名称)「虎ノ門トラストシティ ワールドゲート」 「世界と東京・世界と日本をつなげるゲート」機能を目指し街区名称を 『東京ワールドゲート』 に決定 

東京ワールドゲート 虎ノ門トラストタワーの概要
◆ 計画名-(仮称)虎ノ門四丁目プロジェクト
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門四丁目24-6他(地番)
◆ 階数-地上38階、地下3階(建築基準法上は、地上37階、地下4階)
◆ 高さ-179.95m
◆ 敷地面積-16,210.61㎡(施設全体)
◆ 建築面積-6,668.58㎡(本体棟)
◆ 延床面積-195,190.69㎡(本体棟)
◆ 構造-(本体棟)鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-(本体棟)直接基礎及び杭基礎
◆ 地震対策-(本体棟)制震ブレースやダンパーなどの制震装置を導入
◆ 用途-オフィス、 ホテル・サービスアパトメント、共同住宅、店舗、カンファレス、生活支援施設、産業育成施設、神社等
◆ 建築主-森トラスト
◆ 設計者・監理者-安井建築設計事務所(基本設計・実施設計監修・工事監理監修)、清水建設(実施設計・工事監理)、建築設備設計研究所(基本設計・実施設計・工事監理)
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2016年10月17日
◆ 竣工-2020年03月16日予定


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港区三田三丁目の再開発予定地

 第三弾として、「三田43MTビル」を中心とした再開発を計画しています。北側から「三田3丁目MTビル、三田43MTビル、三田MTビル」の連続した3棟の敷地が「森トラスト」の所有となっています。

 敷地面積は3棟合計で11,065.62㎡(1,604.19㎡+5,971.63㎡+3,489.80㎡)です。一体的に大規模な再開発が行なわれると思われます。



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2017年2月14日 (火)

新宿交通結節点整備工事 Part4:国内最大規模の高速バスターミナル「バスタ新宿(新宿南口交通ターミナル)」

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-新宿交通結節点整備工事-
 「新宿駅南口地区基盤整備事業」の中の1つである「新宿交通結節点整備工事」は、JR東日本の線路上に東西約127m×南北約120m、面積約1.47haの人工地盤を創出し、駅施設、歩行者広場、タクシーや一般車の乗降場、高速路線バス関連施設などの機能を持った建物を建設するプロジェクトです。

 延々と長期に渡って行われていた工事ですが、2016年の春から次々と完成しました。ルミネの商業施設「NEWoMAN(ニュウマン)」が、2016年3月25日(第一期)にオープン、「バスタ新宿(新宿南口交通ターミナル)」が、2016年4月4日にオープンしました。

バスタ新宿(新宿南口交通ターミナル)の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区千駄ヶ谷五丁目24番55号
◆ 施設面積-約14,700㎡(2階の人工地盤範囲)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◇ 4階-高速バス・空港バス乗降場、発券所、待合室、ファミリーマートバスタ新宿店
◇ 3階-高速バス・空港バス降車場(降車専用)、タクシー乗降場、新宿WEバス乗降場、東京観光情報センター
◇ 2階-バスタ新宿出入口、JR新宿駅改札口(新南改札、甲州街道改札、ミライナタワー改札)


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バスタ新宿(新宿南口交通ターミナル)
 新宿駅周辺の「高速バス乗降場」から発着している高速バスは、2016年4月4日から「バスタ新宿(新宿南口交通ターミナル)」4階の新しい新宿高速バスターミナルに移行しました(一部の便は除く)。

 「新宿駅」は、都内でも有数の高速バスの発着拠点ですが、高速バスの「乗降場」が運行会社毎に駅周辺に点在していたため、鉄道やタクシー等の交通機関相互の乗り換えが不便な状況でした。

 そのため、国土交通省東京国道事務所では、「新宿駅南口地区基盤整備事業」として「国道20号新宿跨線橋」の架け替えに合わせて、地下歩道やバスタ新宿(新宿南口交通ターミナル)の整備に取り組みました。

 新宿駅西口周辺に分散していた19ヶ所の「高速バス乗降場」が南口に集約され、利用者にもわかりやすく、利便性の高い施設が誕生しました。「バスタ新宿」は、新宿駅に直結した国内最大規模の高速バスターミナルです。


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4階のフロアマップです。「高速バス、空港バス」の乗降場、「発券所、待合室」となっています。


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昼間の「バスタ新宿」です。


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昼間はバスの数も少ないです。


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夜の喧騒がウソのように空いています。


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夜の「バスタ新宿」は活況を呈しています。往復共に利用しましたが、夜間の混雑は凄まじかったです。


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4階に「発券所」と「待合室」があります。


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利用者数の多さに対して「待合室」が狭すぎます。それでなくても「キャリーバッグ」をほとんど方が持っているのでより狭く感じます。

 ベンチの数も全く足りず床に直接座る方がかなりいました。これは予想された事だと思います。もう少し床面積を広く確保する事が出来なかったのでしょうか?


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「待合室」をあきらめて、外の通路に座る方もかなりいました。


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「バス乗降場」の前にもベンチかありますが、寒風吹きすさぶ冬は辛いと思います。


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夜になると「高速バス」が次々と到着します。


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「高速バス」が次々と発車していきます。


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「バス乗降場」は斜めに配置されています。


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「バス乗降場」です。


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「発車標」です。「発車標」を確認すると乗り間違う事はほとんど無いと思います。


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多くの情報が表示できる縦型の「発車標」もあります。


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3階のフロアマップです。「高速バス、空港バス」の降車専用、タクシー乗降場、新宿WEバス乗降場となっています。


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3階です。


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パッと見はこの部分が1階床の高さに見えますが、「甲州街道」沿いの路面が2階床の高さとなります。


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北面の外壁は「ガラスカーテンウォール」とほぼ全面ガラスの「アルミカーテンウォール」となっています。


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甲州街道沿いにJR新宿駅の「甲州街道改札」があります。


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北東側の「甲州街道」沿いに「バスタ新宿(新宿南口交通ターミナル)」などの車両出入口が設けられています。もちろん一般車両は入場禁止です。


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「甲州街道」沿いの歩道が拡幅されてメチャメチャ広くなりました。


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終日駐停車禁止エリア
 「バスタ新宿(新宿南口交通ターミナル)」のオープンに伴い、新宿駅南口前のタクシー乗降場所が「バスタ新宿」内の3階に移転しました。

 これに伴い、「甲州街道」沿いの「西新宿1丁目間交差点~新宿4丁目交差点」の延長約0.5kmは、「終日駐停車禁止エリア」となり、路上でのタクシー乗降が出来なくなりました。


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西側の新宿サザンテラス側を北西側から見た様子です。


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西側の新宿サザンテラス側を南西側から見た様子です。



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2017年2月13日 (月)

国家戦略特区 新たに4プロジェクトを追加提案 高さ約180mの超高層ツインタワーマンション「南池袋二丁目C地区」の予定地

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-南池袋二丁目C地区-

 東京都豊島区では、「南池袋二丁目C地区市街地再開発準備組合」が、施行区域面積約15,000㎡に2棟で総延床面積150,000㎡を超える超高層タワーマンションを計画しています。

 引用資料 公式ホームページ
 南池袋二丁目C地区市街地再開発準備組合 

 総戸数は1,000戸を超え、建物高さは約180mとなる見通しです。準備組合の事業推進パートナーとして「住友不動産、野村不動産、都市再生機構」が参画し、「清水建設」が事業協力者となっています。事業推進コンサルタントは、「INA新建築研究所」と「ポリテックエイディディ」が担当しています。  


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国家戦略特区・新たに4プロジェクトを追加提案
 2017年2月10日に国家戦略特区の「東京圏(第15回)・関西圏(第12回)・養父市(第8回)・福岡市・北九州市(第10回)」が開かれました。

 引用資料 首相官邸(2017/02/10)
 東京圏(第15回)・関西圏(第12回)・養父市(第8回)・福岡市・北九州市(第10回) 

 東京都内では、新たに4プロジェクト「(29)歌舞伎町一丁目地区、(30)南池袋二丁目C地区、(31)赤坂二丁目地区、(32)東京国際空港第2ゾーン地区」を追加提案しました。


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「南池袋二丁目C地区」の「配置図」です。南北に長い敷地のため、「北棟、南棟」のタワーマンション2棟を建設する計画です。

 
引用資料 豊島区・公式ホームページ
 南池袋二丁目C地区 

 整備中の「環状第5の1号線」の東側が再開発予定地です。「環状第5の1号線」を挟んだ西側には、豊島区役所の新庁舎「としまエコミューゼタウン(Brillia Tower池袋)」があります。


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「南池袋二丁目C地区」の予定地を南西側から見た様子です。


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街区の南側は更地となった場所も結構あります。


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街区の北側は中小の建物が密集しています。


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としまエコミューゼタウン(Brillia Tower池袋)
 「環状第5の1号線」を挟んだ西側には、豊島区役所の新庁舎「としまエコミューゼタウン(Brillia Tower池袋)」があります。

 地上49階、塔屋2階、地下3階、高さ189.00m、延床面積94,681.87㎡です。1階の一部と3階~9階が「豊島区役所」、1階・2階が商業施設、11階~49階が総戸数432戸(内非分譲住戸110戸)の共同住宅「Brillia Tower 池袋(ブリリアタワー池袋)」となっています。10階は中間免震階です。


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2017年2月12日 (日)

墨田区 地上31階、高さ約108mの「(仮称)アパホテル&リゾート<両国駅タワー>新築工事」 建築計画のお知らせ掲示!

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-(仮称)アパホテル&リゾート<両国駅タワー>新築工事-
 両国地区は、副都心錦糸町とともに商業・業務の集積が高く、にぎわいのあるまちです。墨田区では、「副都心ゾーンの広域総合拠点」として位置づけ、新しいまちづくりを進めています。

 この地区は、江戸時代から栄え下町人情の色濃い江戸文化の発祥地でもあり、歴史や伝統ある歴史的資産も多く残っており、「両国国技館、江戸東京博物館」を中心として、江戸・東京文化の拠点整備を進めています。

 最近何かと話題の「アパホテル」ですが、両国国技館の隣接地に地上31階、地下2階、高さ約108m、延床面積約25,250㎡、総客室数1,065室のホテルを建設する予定です。

 現地に2017年1月30日に「建築計画のお知らせ」が掲示されたようで、「audie-gryph氏」に写真を送って頂きました。ありがとうございました。

(仮称)アパホテル&リゾート<両国駅タワー>新築工事の概要
◆ 所在地-東京都墨田区横網一丁目12番5
◆ 階数-地上31階、地下2階
◆ 高さ-最高部約108m、軒高約108m
◆ 敷地面積-約3,090㎡
◆ 建築面積-約1,300㎡
◆ 延床面積-約25,250㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート杭
◆ 用途-ホテル
◆ 総客室数-1,065室
◆ 建築主-アパ
◆ 設計者-新居千秋都市建築設計
◆ 施工者-熊谷組
◆ 着工-2017年06月01日予定
◆ 竣工-2019年08月31日予定


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「両国駅北口地区地区計画」の「地区の計画図」です。

 引用資料 墨田区・公式ホームページ(PDF)
 両国駅北口地区地区計画


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「(仮称)アパホテル&リゾート<両国駅タワー>新築工事」の完成イメージです。

 引用資料 日刊建設工業新聞(2015/12/02)
 アパホテル/東京都墨田区に超高層ホテル計画/1065室、17年4月着工めざす 


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東側の「東京都江戸東京博物館」から見た「(仮称)アパホテル&リゾート<両国駅タワー>新築工事」の建設予定地です。


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北東側から見た様子です。建設予定地は「両国国技館」の北側になります。「タイムズ」の駐車場として使用されていましたが、2月3日で営業を終了しており、現在は封鎖されています(写真提供audie-gryph氏)。


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西側の細長い敷地も対象のようです(写真提供audie-gryph氏)。


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「(仮称)アパホテル&リゾート<両国駅タワー>新築工事」の建築計画のお知らせです。2017年1月30日に掲示されたばかりのようです(写真提供audie-gryph氏)。



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2017年2月11日 (土)

国家戦略特区 新たに4プロジェクトを追加提案 森トラストの赤坂ツインタワー跡地「赤坂二丁目地区」 完成予想図の公開!

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-赤坂二丁目地区-

 森トラストは、「東京ワールドゲート 虎ノ門トラストタワー(虎ノ門パストラル跡地)」、「赤坂ツインタワー跡地」、「三田43MTビル」を中心とした再開発など、東京都港区内で計画している3件の開発予定地に積極投資します。
 
 「赤坂ツインタワー」には、「赤坂ツインタワー本館、赤坂ツインタワー東館、ATT新館」の3棟がありましたが、 対象は「赤坂ツインタワー本館、赤坂ツインタワー東館」の2棟の跡地です。 

● 国家戦略特区・新たに4プロジェクトを追加提案
 2017年2月10日に国家戦略特区の「東京圏(第15回)・関西圏(第12回)・養父市(第8回)・福岡市・北九州市(第10回)」が開かれました。

 引用資料 首相官邸(2017/02/10)
 東京圏(第15回)・関西圏(第12回)・養父市(第8回)・福岡市・北九州市(第10回) 

 東京都内では、「新宿、池袋、赤坂、羽田空港地区」において、新たに4プロジェクトの追加提案が行われ、28プロジェクトから32プロジェクとなり全体で約11兆円の経済波及効果が期待されています。

 資料の中に森トラストの赤坂ツインタワー跡地「赤坂二丁目地区」の完成予想図が公開されていました。恐らく今回が初めての公開だと思われます。

 赤坂二丁目地区は、「国際水準の滞在機能を中心とした観光支援施設の整備」と「訪日外国人のための歴史文化発信施設の整備」となっています。


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4プロジェクトを追加提案

 新たに4プロジェクト「(29)歌舞伎町一丁目地区、(30)南池袋二丁目C地区、(31)赤坂二丁目地区、(32)東京国際空港第2ゾーン地区」を追加提案しました。

 「南池袋二丁目C地区」には、地上約180m、総延床面積15万㎡超、総戸数1,000戸超の超高層ツインタワーマンションが建設される予定です。


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赤坂ツインタワー跡地

 「赤坂ツインタワー」は解体されて更地になっています。敷地面積は11,866.50㎡(本館・東館合計)です。


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MTG赤坂2丁目駐車場

 「赤坂ツインタワー」の跡地は「MTG赤坂2丁目駐車場」として暫定的に使用されています。


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敷地西側です。


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敷地東側です。1年半くらい前の「日刊建設工業新聞」に、 ”近隣の地権者と共同で事業を進めたりして、4000坪(約13,200㎡)程度の敷地を確保する見込み” と書いてありましたが、具体的に近隣のどのビルかは不明です。



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2017年2月10日 (金)

文京区 順天堂大学キャンパス・ホスピタル再編事業 竣工した「順天堂大学医学部附属 順天堂醫院 B棟」

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順天堂大学医学部附属 順天堂醫院 B棟
 順天堂大学は、創立175周年を記念する「順天堂大学キャンパス・ホスピタル再編事業」を進めています。全体計画が三つの地区にわたる大規模な事業です。

 中核を担う「B棟」は、「順天堂大学医学部附属順天堂医院」の老朽化した「2号館」と「5号館」を順次取り壊して、跡地に地上21階、地下3階、高さ99.720mの高層棟と地上7階の低層棟を建設しました。

 付属病院には多くの外来患者が訪れるため、新しい病棟を建設中に診療態勢を縮小すると、地域医療などに影響が出るため、工期を複数に分割し、既存病棟を活用しながら診療が途切れないよう配慮しました。

 最初に「5号館」を取り壊して、跡地に地上21階、地下3階の建物を建設し、2号館病棟を移転しました。次に「2号館」を取り壊して跡地に地上7階の低層棟を建設しました。2016年7月28日に全体の工事が完了しています。 B棟の正式名称は「順天堂大学医学部附属 順天堂醫院 B棟」です。
 
順天堂大学医学部附属 順天堂醫院 B棟の概要
◆ 計画名-順天堂大学キャンパス・ホスピタル再編事業(仮称)B棟建設工事
◆ 所在地-東京都文京区本郷二丁目1番1号
◆ 交通-JR「御茶ノ水」駅下車徒歩7分、東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水」駅下車徒歩7分、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅下車徒歩9分
◆ 階数-地上21階、地下3階
◆ 高さ-最高部99.720m、軒高99.720m
◆ 敷地面積-5,156.48㎡
◆ 建築面積-3,005.46㎡
◆ 延床面積-45,385.87㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-免震構造、上下制振構造
◆ 用途-病院
◆ 建築主-学校法人順天堂
◆ 設計者-(基本設計)日本設計、(実施設計)清水建設
◆ 監理者-日本設計 
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2011年10月28日(起工式)、2012年02月15日(第1期着工)、2014年09月16日(第2期着工)
◆ 竣工-2013年12月31日(第1期竣工)、2016年04月15日(第2期竣工)、2016年07月28日(全体工事完了)


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順天堂大学の「本郷・お茶の水キャンパス(本部)」のキャンパスマップです。周辺のビルを少しずつ買収して当初よりキャンパスがかなり広くなっています。

 引用資料 順天堂大学(PDF)
 本郷・お茶の水キャンパス(本部) 


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「順天堂大学医学部附属 順天堂醫院 B棟」を「お茶の水橋」から見た様子です。


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南東側から見た様子です。


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南東側から見上げた様子です。


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南東側から見た下層階の様子です。「第2期」は、「2号館」を取り壊た跡地に地上7階の低層棟を増築しました。


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東側に架けられた歩行者デッキです。


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病院専用の歩行者デッキに見えますが、「本郷2・3丁目歩道橋」 として一般に開放されています。


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敷地南側です。


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「順天堂大学医学部附属 順天堂醫院 B棟」のエントランスです。


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南西側から見上げた様子です。


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南西側から見た下層階の様子です。


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順天堂大学新研究棟
 
「順天堂大学キャンパス・ホスピタル再編事業(仮称)B棟建設工事」の完成後に、「7号館、8号館A、8号館B、9号館」を解体して、「順天堂大学新研究棟」を建設します。

 引用資料 → 学校法人順天堂

順天堂大学新研究棟の概要
◆ 所在地-東京都文京区本郷二丁目13番1、13、14
◆ 階数-地上13階、地下2階
◆ 高さ-最高部66.65m
◆ 敷地面積-5,715.67㎡
◆ 建築面積-2,916.65㎡(3,663.16㎡)
◆ 延床面積-28,956.24㎡(37,645.19㎡)
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法- 既成杭
◆ 用途-大学
◆ 建築主-学校法人順天堂
◆ 設計者・監理者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2016年08月15日
◆ 竣工-2020年10月31日予定



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2017年2月 9日 (木)

墨田区 竣工した「アトラスタワー曳舟」

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-アトラスタワー曳舟-

 京成曳舟駅前東地区には、「第一地区、第二南地区、第三地区、第二北地区」の再開発計画があります。

 第1弾は、「京成曳舟駅前東第一地区第一種市街地再開発事業」です。地上26階、塔屋1階、地下1階、高さ91.040mのタワーマンション「マークゼロワン曳舟タワー」として2007年2月に竣工済みです。

 第2弾は、「京成曳舟駅前東第二南地区第一種市街地再開発事業施設建築物」です。地上22階、地下1階、高さ84.32mのタワーマンション「マークフロントタワー曳舟」として2012年9月に竣工済みです。

 第3弾として、「京成曳舟駅前東第三地区第一種市街地再開発事業施設建築物」が建設されました。正式名称は「アトラスタワー曳舟」となっています。
 
アトラスタワー曳舟の概要
◆ 計画名-京成曳舟駅前東第三地区第一種市街地再開発事業施設建築物
◆ 所在地-東京都墨田区京島一丁目50番7(地番)
◆ 交通-京成押上線「京成曳舟」駅徒歩3分、東武スカイツリーライン・東武亀戸線「曳舟」駅徒歩4分、東京メトロ半蔵門線・都営浅草線・東武スカイツリーライン・京成押上線「押上(スカイツリー前)」駅徒歩11分
◆ 階数-地上28階、地下1階
◆ 高さ-最高部99.62m、軒高94.17m
◆ 敷地面積-3,649.62㎡
◆ 建築面積-2,438.75㎡
◆ 延床面積-27,269.24㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭(41本中35本)、既成コンクリート杭
◆ 地震対策-制震構造(壁式の制震ダンパー)
◆ 用途-共同住宅、店舗
◆ 総戸数-233戸(非分譲住戸49戸含む、他に商業施設等)
◆ 建築主-京成曳舟駅前東第三地区市街地再開発組合(売主 旭化成不動産レジデンス、(財)首都圏不燃建築公社)
◆ 設計者・監理者-佐藤総合計画
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2013年04月05日
◆ 竣工-2015年10月20日(工事完了)
◆ 入居開始-2015年12月下旬

(注意) 上記の建築面積と延床面積は、竣工後の東京都環境局のホームページでの数値です。公式ホームページでは、建築面積2,427.15㎡、延床面積27,198.69㎡となっています。


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配置図です。


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北東側から見た様子です。


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北東側から見た下層階の様子です。


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地上5階の「低層棟」です。


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東側から見た様子です。


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東側から見た下層階の様子です。


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「公園1号」が整備されました。


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南側から見た下層階の様子です。


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南西側から見た下層階の様子です。


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「京成曳舟駅」のホーム西端から見た様子です。



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2017年2月 8日 (水)

新宿交通結節点整備工事 Part3:線路上空より行き交う列車を眺めながら・憩い・集える空間「Suicaのペンギン広場」

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-新宿交通結節点整備工事-
 「新宿駅南口地区基盤整備事業」の中の1つである「新宿交通結節点整備工事」は、JR東日本の線路上に東西約127m×南北約120m、面積約1.47haの人工地盤を創出し、駅施設、歩行者広場、タクシーや一般車の乗降場、高速路線バス関連施設などの機能を持った建物を建設するプロジェクトです。

 延々と長期に渡って行われていた工事ですが、2016年の春から次々と完成しました。ルミネの商業施設「NEWoMAN(ニュウマン)」が、2016年3月25日(第一期)にオープン、「バスタ新宿(新宿南口交通ターミナル)」が、2016年4月4日にオープンしました。

 「JR新宿ミライナタワー」の開業に合わせて新設された改札口の名称は、「ミライナタワー改札」に決定し、2016年3月7日から使用開始されました。

● Suicaのペンギン広場
 「新宿交通結節点整備工事」に合わせて、新駅舎の2階南側に約2,000㎡の広場を整備しました。線路上空より行き交う列車を眺めながら、憩い、集える空間となっています。イベント等を定期的に開催し、賑わいの創出を目指しています。

 広場は2階がメインですが、3階にも広場があります。2階の広場は 「Suicaのペンギン広場」と命名され、2016年7月16日に「広場開き」されました。「Suicaのペンギン」ブロンズ像にもあります。

 JR東日本 プレスリリース(PDF:2017/07/06)
 新宿駅新南改札前に 「Suica のペンギン広場」がオープンします ~新たな待ち合わせスポットとして「Suica のペンギン」ブロンズ像が登場~

 新宿駅には広場らしい広場がありませんでしたが、本格的な広場が整備されました。屋根はありませんが、ベンチも整備され人気の待ち合わせスポットとなっています。


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「新宿交通結節点整備工事」に合わせて、2階と3階の南側に広場を整備しました。線路上空より行き交う列車を眺められます。2階の「Suicaのペンギン広場」の面積は約2,000㎡で、24時間開放されています。

 
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南側から見た様子です。「新宿交通結節点整備工事」の構造がよく分かります。


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2階の「Suicaのペンギン広場」は、「新南改札」の改札外コンコースの南側に整備されています。


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2階の「Suicaのペンギン広場」の中央部分です。


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南面がガラスになっているので、線路上空より行き交う列車を眺められます。


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階段状のベンチが設置され人気の待ち合わせスポットとなっています。


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夜の様子です。新宿駅には広場らしい広場が無かったので重宝します。私も関西に帰る時にここで、「バスタ新宿(新宿高速バスターミナル)」の夜間高速バスの時間つぶしをしました。


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「Suicaのペンギン」ブロンズ像

 新たな待ち合わせスポットとしてシンボリックで愛らしい「Suicaのペンギン」ブロンズ像が設置されています。高さは約2.5m(台座含む)です。


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夜のJR新宿駅の「新南改札」の改札外コンコースです。


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2階の「Suicaのペンギン広場」の西側部分(新宿サザンテラス側)です。


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2階の「Suicaのペンギン広場」の東側部分です。


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「エスカレーター」と「階段」で3階に上がる事が出来ます。


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3階の広場です。


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3階の広場の南側も南面がガラスになっているので、線路上空より行き交う列車を眺められます。ベンチも設置されています。


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3階の広場の植栽です。



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2017年2月 7日 (火)

国家戦略特区 地上46階、高さ約240mの「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」 環境影響評価書案を提出!

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-(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業-
 私は、今クールのテレビドラマは「東京タラレバ娘」と「突然ですが、明日結婚します」がお気に入りですが、東京タラレバ娘の主題歌「TOKYO GIRL」を「Perfume(パフューム)」が歌っています。

 ミュージックビデオでは東京の街に「Perfumeタワー」が出現しています。ドバイの「ブルジュ・ハリファ」より高そうで1000mくらいありそうです(笑)。いつかこんな高い超超高層ビルが建つ日が来るのでしょうか?

 YouTube(2017/01/31公開)
 [MV] Perfume 「TOKYO GIRL」(short ver.)

 本題に戻って、東京駅の八重洲口では、北側の「(仮称)東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」、中央の「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」、南側の「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。

 3地区で最大規模なのが「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」です。2017年2月6日に八重洲二丁目中地区再開発準備組合が「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」の環境影響評価書案を提出しました。

 日刊建設工業新聞(2017/02/07)
 八重洲二丁目中地区再開発(東京都中央区)/環境影響評価書案作成/準備組合 

 建設通信新聞(2017/02/07)
 19年度の着工目指す/環境アセス書を提出/八重洲二丁目中地区再開発準備組合 

 2019年1月に「準備・仮設工事」、2019年2月に「解体工事」、2020年4月に「山留工事」、2020年8月に「杭工事、掘削・地下躯体工事(中央部)」、2021年6月に「地上躯体・外装工事(中央部)」、2023年5月末に「全体工事完了」を予定しています。

 詳細は、2016年12月15日に開かれた「第10回 東京都都市再生分科会 配布資料」の「都市再生特別地区(八重洲二丁目中地区)都市計画(素案)の概要」に詳しく載っています。

 引用資料 首相官邸(PDF:2016/12/15)
 都市再生特別地区(八重洲二丁目中地区)都市計画(素案)の概要

(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目4番、5番、6番、7番
◆ 階数-地上46階、塔屋1階、地下4階
◆ 高さ-GL+240m(建築物の高さの最高限度)
◆ 施行面積-約22,000㎡
◆ 敷地面積-約19,500㎡
◆ 建築面積-約15,700㎡
◆ 延床面積-約418,000㎡(容積対象延床面積約325,650㎡)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、店舗、居住・滞在施設(サービスアパートメント等)、インターナショナルスクール、バスターミナル、駐車場等
◆ 内訳-オフィス約311,300㎡、店舗約30,900㎡、居住・滞在施設約26,000㎡、インターナショナルスクール約9,500㎡、バスターミナル約3,900㎡、駐車場約36,400㎡
◆ 建築主-八重洲二丁目中地区市街地再開発準備組合(事業協力者 三井不動産、鹿島建設)
◆ 再開発コンサルタント業務-日建設計
◆ 解体着工-2019年02月予定
◆ 着工-2020年04月予定
◆ 竣工-2023年05月末予定


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「外堀通り沿いの低層部イメージ」です。


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「鍛冶橋通り・柳通り交差点付近の低層部イメージ」です。


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「断面構成図」です。


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「配置図」です。


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「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」の予定地を南西側から見た様子です。



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2017年2月 6日 (月)

葛飾区 C街区全体が完成 竣工した地上37階、高さ約127mの「シティタワー金町 タワー棟(A棟)」

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-シティタワー金町-

 JR常磐線の金町駅(かなまちえき)の西側で、「中川」の東側一帯に「三菱製紙中川工場」がありました。
 工場は閉鎖され、工場跡地が大規模に再開発されています。ちなみに「新宿」は「にいじゅく」と読み「しんじゅく」ではありません。

 敷地面積約182,000㎡のと広大です。葛飾区は「まちづくり方針」に基づき、住宅、大学、福祉、商業施設、公園などの整備を進めています。
 
 「A街区」の一部の敷地面積41,069.88㎡には、2013年4月に東京理科大学「葛飾キャンパス」が開校しました。

 「C街区」の22,173.12㎡(販売対象外の商業棟D棟4,513.20㎡を含む)には、「住友不動産」が「(仮称)金町Ⅰ計画 新築工事」を建設しました。正式名称は「シティタワー金町」となっています。

 地上37階、塔屋1階、地下1階、高さ127.66mの「タワー棟(A棟)」、地上13階の「レジデンス棟(B棟・C棟)」、販売対象外の商業棟「D棟」で構成されます。すべての施設が竣工しています。

シティタワー金町の概要
◆ 計画名-(仮称)金町Ⅰ計画 新築工事
◆ 所在地-東京都葛飾区新宿六丁目2400-18(地番)
◆ 交通-千代田・JR常磐線(緩行)「金町」駅から徒歩12分、京成金町線「京成金町」駅から徒歩13分
◆ 階数-(A棟)地上37階、塔屋1階、地下1階、(B棟)地上13階、(C棟)地上13階 
◆ 高さ-最高部127.66m、軒高120.53m
◆ 敷地面積-販売対象敷地面積17,659.92㎡(A棟11,819.81㎡、B棟2,214.14㎡、C棟3,615.97㎡)、一団地認定対象敷地面積は販売対象外の商業棟(D棟)4,513.20㎡を含めた22,173.12㎡
◆ 建築面積-(A棟5,658.69㎡、(B棟)410.09㎡、(C棟)852.42㎡
◆ 延床面積-(A棟)79,837.69㎡、(B棟)4,246.94㎡、(C棟)7,468.16㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭(A棟66本、B棟11本、C棟17本)、直接基礎(D棟)
◆ 地震対策-免震構造(鉛プラグ入り積層ゴム、弾性すべり支承) タワー棟(A棟)のみ
◆ 用途-共同住宅、店舗
◆ 総戸数-840戸(A棟700戸、B棟52戸、C棟88戸)
◆ 建築主-住友不動産
◆ 設計者・監理者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2013年12月01日                           
◆ 竣工-2015年03月03日(B棟・C棟)、2016年02月22日(A棟)
◆ 入居開始-2015年04月上旬(B棟・C棟)、2016年04月上旬(A棟)

(注意) 上記の建築面積と延床面積は、竣工後の東京都環境局のホームページでの数値です。公式ホームページでは、建築面積5,662.71㎡(A棟)、延床面積79,551.43㎡(A棟)となっています。


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「C街区」の街区図です。


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「タワー棟(A棟)」を北側のな「葛飾にいじゅくみらい公園」から見た様子です。この日は東京都心は快晴だったのですが、「JR金町駅」に着くと一面の雲でした。

 一発卒業出来ませんでした。金町は遠いのでなかなか来ることが出来ません。金町周辺の他の再開発が動き出したらまた撮影に来ようと思っています。


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「タワー棟(A棟)」を北西側から見た様子です。「タワー棟(A棟)」は、地上37階、塔屋1階、地下1階、高さ127.66m、総戸数700戸です。


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「タワー棟(A棟)」を北西側から見上げた様子です。


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「C街区」を北西側から見た様子です。


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「タワー棟(A棟)」の下層階を北西側から見た様子です。


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北側の「公開空地」です。


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西側の「公開空地」です。


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タワー棟(A棟)」を南西側から見た様子です。


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「タワー棟(A棟)」の下層階を南西側から見た様子です。


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「タワー棟(A棟)」と「レジデンス棟(B棟・C棟)」の間を西側から見た様子です。緑の空間「フォレストパーク」が整備されています。


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敷地南側には、一足早く「レジデンス棟」が竣工しました。手前(西側)が「B棟」で、地上13階、総戸数52戸、奥(東側)が「C棟」で、地上13階、総戸数88戸です。南側には、約1,800㎡の緑の空間「フォレストコリドー」が整備されています。


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「C街区」を北東側から見た様子です。


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「タワー棟(A棟)」を北東側から見た様子です。


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街区北東側には地上2階の「商業棟(D棟)」が整備されました。スーパーの「いなげや金町店」と100円ショップの「セリアいなげや金町店」が入っています。2016年4月9日にオープンしました。


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「商業棟(D棟)」の南側には、「駐車場棟(自走式駐車場)」が整備されています。壁面緑化が行われています。「レジデンス棟」の入居に合わせて一足早く稼働しました。


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「C街区」から道路を挟んだ北側には、「葛飾にいじゅくみらい公園」と東京理科大学「葛飾キャンパス」が整備されています。


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手前が「葛飾にいじゅくみらい公園」、奥が2013年4月に開校した東京理科大学「葛飾キャンパス」です。



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2017年2月 5日 (日)

超巨大商業施設「イオンモール幕張新都心」の玄関口 JR京葉線の海浜幕張駅~新習志野駅間に新駅設置!

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-JR京葉線 海浜幕張駅~新習志野駅間に新駅-

 「JR京葉線」の海浜幕張駅と新習志野駅の間につくる新駅の構想が動き出しています。新駅の位置は、超巨大な商業施設「イオンモール幕張新都心」付近です。

 新駅設置に係る基本調査については、「千葉市、習志野市、イオンモール、千葉県企業庁(現県企業土地管理局)」の4者で設置した「幕張新都心拡大地区新駅設置調査会」においてJR東日本に依頼して実施してきました。

 引用資料 千葉県・企業土地管理局(2017/02/01)
 張新都心拡大地区新駅設置に係る基本調査結果の概要について

 新駅の位置は、千葉市美浜区浜田二丁目で、海浜幕張駅と新習志野駅のほぼ中間点を予定しています。駅舎は線路南側(海側)に置き、「イオンモール幕張新都心」の向かいになります。

 高架橋が上下線で独立しており、上り線が2階付近、下り線が地上を走っているため、線路間に高さが違うホームを置く予定です。

 また、新駅の北側には京葉線や武蔵野線の電車基地「京葉車両センター」があるため、その上をまたぐ自由通路(約150m)も設置する予定です。概算事業費は約180億円(新駅約130億円、自由通路約50億円)です。

.新駅と自由通路の概要
◆ 位置-千葉県千葉市美浜区浜田二丁目(海浜幕張駅と新習志野駅のほぼ中間点)
◆ 駅舎-線路南側(海側)に設置
◆ ホーム-全長約210m、線路間に2階層(下りホーム1階、上りホーム2階)、エスカレーター(2基)、エレベーター(1基)
◆ 自由通路-駅舎とは分離し、新駅東側(蘇我方面)に設置、全長約150m×幅員約4m(屋根及び壁付き)、エレベーター(2基)
◆ .概算工期-約6年(新駅)、約7年(自由通路)
◆ .概算事業費-約180億円(新駅約130億円、自由通路約50億円)


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「新駅の位置」です。千葉市美浜区浜田二丁目で、JR海浜幕張駅から1.7kmの位置です。超巨大な商業施設「イオンモール幕張新都心」の玄関口になります。


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「新駅のイメージ」です。


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「駅舎」です。鉄骨造の地上1階です。駅舎は線路南側(海側)に置き、「イオンモール幕張新都心」の向かいになります。


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「ホーム」です。高架橋が上下線で独立し、上り線が2階付近、下り線が地上を走っているため、上り線を高架2階、下り線を地上1階に設置します。


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「自由通路」です。新駅の北側には京葉線や武蔵野線の電車基地「京葉車両センター」があるため、その上をまたぐ自由通路(約150m)も設置します。



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2017年2月 4日 (土)

品川駅西口 「国道15号(第一京浜)」の上に広大な人工地盤を構築 想像を遥かに上回る大規模な広場を整備!

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-品
川駅西口-
 大規模な再開発が計画されている品川駅周辺では、「西口駅前広場」の再整備、「東西自由通路」の西側延伸、「国道15号(第一京浜)」の拡幅等が計画されています。

 2017年2月3日に国土交通省は、「国道15号(第一京浜)」の上の空間に大規模な広場を整備すると発表しました。「国道15号(第一京浜)」の上に人工地盤を構築して、大規模な広場を整備します。

 日本テレビ(2017/02/03)
 品川駅周辺 道路の上に大規模広場を整備へ

 品川駅の西口には現在、「国道15号(第一京浜)」を挟んでホテルや映画館といった商業施設が隣接していて、1日約10万人が国道を横断しています。
 今後、駅周辺の再開発が進むと横断者は1日25万人近くまで増える見込みで、国土交通省は、「国道15号(第一京浜)」の上の空間に大規模な広場を整備する事にしました。

 完成すれば人と車の交通が完全に分離され、歩行者は道路を横断しなくても2階部分にある駅の改札や東西自由通路から周辺の街へと移動できるようになります。
 広場には、周辺10ヶ所に点在しているバス乗り場も集約する予定で、リニア中央新幹線が開業する2027年の完成を目指します。


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この上に人工地盤を構築して巨大な広場を整備します。「西口駅前広場」の再整備、「東西自由通路」の西側延伸といったレベルを遥かに凌駕していました。

 2027年の品川駅周辺は凄い事になっていると思います。最近の東京のプロジェクトは、私の想像を遥かに凌駕する内容が多く、驚きの連続です。


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品川駅西口駅前広場
 「品川駅西口駅前広場」は、ロータリーも非常に狭いです。この狭い広場をどうやって再整備するのかなあ? と思っていましたが、全体に人工地盤を構築するとは想像もしていませんでした。


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国道15号(第一京浜)
 歩道橋から「国道15号(第一京浜)」を南側に見た様子です。この上に「歩行者デッキ」ではなく「人工地盤」を構築します。ビックリ仰天です!



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「国道15号(第一京浜)」を挟んだ西側まで広場になります。


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東西自由通路

 品川駅の「東西自由通路」です。東西自由通路を西側に抜けると目の前に巨大な広場が出現する事になります。



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2017年2月 3日 (金)

習志野市 全面着工した地上44 階、高さ約161mの「(仮称)仲よし幼稚園跡地活用計画」 2017年1月28日の建設状況

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-(仮称)仲よし幼稚園跡地活用計画-
 JR津田沼駅近くの「仲よし幼稚園跡地活用事業」は、習志野市による公募型プロポーザルの実施により、最優秀提案者に「三菱地所レジデンス(代表者)、三井不動産レジデンシャル、野村不動産」の3社グループを特定しています。

 引用資料 習志野市
 仲よし幼稚園跡地活用事業 

 建設予定地は、JR津田沼駅南口にある「モリシア津田沼」南側に位置する習志野市の市有地と隣接する一部民有地です。

 概要は、地上44階、塔屋2階、地下2階、高さ(最高部161.04m、建物高さ152.10m)、敷地面積8,050.23㎡、延床面積88,116.30㎡、総戸数759戸です。

 着工が何度も延期されていましたが、2016年12月1日(準備工事2016年11月2日)に着工しました。竣工時点で千葉県内では2番目の高さの超高層ビルとなる予定です。

(仮称)仲よし幼稚園跡地活用計画の概要
◆ 所在地-千葉県習志野市谷津一丁目1340-24外
◆ 階数-地上44階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部161.04m、建物高さ152.10m
◆ 敷地面積-8,050.23㎡
◆ 建築面積-4,431.62㎡
◆ 延床面積-88,116.30㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-基礎免震構造
◆ 用途-共同住宅、地域貢献施設、自転車駐車場
◆ 総戸数-759戸
◆ 事業者-三菱地所レジデンス(代表者)、三井不動産レジデンシャル、野村不動産
◆ 設計者・監理者-フジタ
◆ 施工者-フジタ
◆ 着工-2016年12月01日(準備工事2016年11月02日)
◆ 竣工-2020年09月30日予定


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東側から見た「(仮称)仲よし幼稚園跡地活用計画」の2017年1月28日の建設状況です。敷地全体で全面着工しています。「bgds氏」から写真を送って頂きました。いつもありがとうございます(写真提供bgds氏)。


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敷地西端に「仮設駐輪場」を建設して駐輪場を移設しました。最終的には「駐輪場」は敷地東端に建設され、「仮設駐輪場」は解体されます(写真提供bgds氏)。


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敷地西端の「仮設駐輪場」が供用開始されています(写真提供bgds氏)。


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北東側から見た様子です。北東側に「三点式パイルドライバ」が見えます(写真提供bgds氏)。


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ロートのような砂などを入れる「ホッパー」が見えるので、「サンドコンパクションパイル工法」で「液状化対策」を行っていると思われます。

● サンドコンパクションパイル工法
 地盤中に締め固めた「砂杭」を構築し、周辺地盤を締固めて強化する「液状化対策工法」です。材料には砂の他に砕石などを用いることもあります(写真提供bgds氏)。


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西側から見た様子です(写真提供bgds氏)。



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2017年2月 2日 (木)

中央区 総戸数約3,120戸の超高層トリプルタワーマンション「勝どき東地区第一種市街地再開発事業」 特定業務代行者を「清水建設、鹿島建設」に決定!

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-勝どき東地区第一種市街地再開発事業-

 「日刊建設工業新聞、建設通信新聞」によると、「勝どき東地区市街地再開発組合」は、建物の実施設計・施工や保留床処分、事業推進支援などを行う特定業務代行者を「清水建設」と「鹿島建設」に決定したそうです。

 日刊建設工業新聞(2017/02/02)
 勝どき東地区再開発(東京都中央区)/特定業務代行に清水建設と鹿島/組合 

 建設通信新聞(2017/02/02)
 清水・鹿島JVに決定/4棟構成延べ約37万㎡/勝どき東地区再開発組合 

 「勝どき東地区第一種市街地再開発事業」は、事業区域面積約37,000㎡が対象区域となっています。エリア内に「A1棟、A2棟、A3棟、B棟」の4棟が建設されます。総延床面積約約369,205㎡、総戸数約3,120戸のビッグプロジェクトになります。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2015/11/19)
 勝どき東地区市街地再開発組合の設立認可について 

 「勝どき東地区市街地再開発組合」の設立認可時のスケジュールは、本体着工が2017年9月予定、全体竣工が2027年3月予定となっていましたが、今後のスケジュールは、「詳細を組合で検討中」としています。

勝どき東地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都中央区勝どき四丁目、勝どき二丁目地内
◆ 事業区域面積-約37,000㎡
◆ 総延床面積-約369,205㎡
◆ A1街区-地上58階、地下1階、最高高さ約195m、延床面積約180,245㎡
◆ A2街区-地上45階、地下1階、最高高さ約165m、延床面積約134,410㎡
◆ A3街区-地上3階、最高高さ約18m、延床面積約1,200㎡
◆ B街区-地上29階、地下1階、最高高さ約106m、延床面積約53,350㎡、
◆ 用途-共同住宅、商業、業務、公共公益、消防署(A3街区)
◆ 総戸数-約3,120戸(A1街区約1,590戸、A2街区約1,070戸、B街区約460戸)
◆ 建築主-勝どき東地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産レジデンシャル)
◆ 事業コンサルタント・基本設計-現代建築研究所、日本設計JV
◆ 実施設計-勝どき東地区特定業務代行共同企業体(清水建設、鹿島建設JV)
◆ 施工者-勝どき東地区特定業務代行共同企業体(清水建設、鹿島建設JV)
◆ 本体着工-2017年09月予定(当初計画)
◆ 全体竣工-2027年03月予定(当初計画)
◆ 総事業費-約1,655億円(当初計画)


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「配置図」です。都営地下鉄大江戸線「勝どき駅」とは地下道で結ばれます。朝潮運河には「人道橋」が架けられ対岸に渡る事が出来ます。


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「断面図」です。


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「勝どき東地区第一種市街地再開発事業」の予定地を南側から見た様子です。



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2017年2月 1日 (水)

港区 地上25階、高さ約90m「北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト民活事業」の事業予定者が決定!

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北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト-
 「東京都」は、老朽化した都営青山北町アパートを建て替え、都有地を活用した青山通り沿道との一体的なまちづくり「北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト」に取り組んでいます。

 2017年1月31日に東京都より「北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト民活事業」の事業予定者が「チーム青山共創」に決定したと発表がありました。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2017/01/31)
 「北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト民活事業」 事業予定者の決定について 

 構成員は「東京建物、三井不動産、三井不動産レジデンシャル、鹿島建設、前田建設工業、東京建物シニアライフサポート」で、「東京建物」が代表企業です。

 2018年3月に「定期借地権設定契約」を結ぶ予定です。定期借地の期間は70年です。地上25階、地下1階、高さ約90mの延床面積約35,737㎡の共同住宅が建設されます。

北青山三丁目地区まちづくりプロジェクトの概要
◆ 所在地-東京都港区北青山三丁目227番1号他
◆ 階数-地上25階、地下1階
◆ 高さ-約90m
◆ 敷地面積-約7,895㎡
◆ 延床面積-約35,737㎡
◆ 用途-賃貸住宅、サービス付き高齢者向け住宅、認可保育所、店舗、地域交流施設等
◆ 総戸数-賃貸住宅(232戸)、サービス付き高齢者向け住宅(49戸)
◆ 事業予定者-チーム青山共創(構成員 東京建物(代表企業)、三井不動産、三井不動産レジデンシャル、鹿島建設、前田建設工業、東京建物シニアライフサポート)
◆ 着工-2018年03月頃予定
◆ 竣工-2020年05月頃予定


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「配置図」です。敷地の南西側が「居住推進ゾーン」となります。「民活事業区域」の隣の「都営住宅建替事業区域」には、地上20階、高さ70mの「(仮称)都営北青山三丁目団地」が建設されます。北東側が沿道一体開発を検討する「業商複合ゾーン」となります。


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「都営青山北町アパート」の配置図です。


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北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト
 
B地区の「北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト」の予定地を東側から見た様子です。


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(仮称)都営北青山三丁目団地
 
A地区の「(仮称)都営北青山三丁目団地」の予定地を東側から見た様子です。

(仮称)都営北青山三丁目団地の概要
◆ 所在地-東京都港区北青山三丁目227番3
◆ 階数- 地上20階、地下0階
◆ 高さ-約70m
◆ 敷地面積-8,817.98㎡
◆ 建築面積-約2,919㎡
◆ 延床面積-約21,367㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-杭基礎
◆ 用途-都営住宅、保育園、児童館
◆ 総戸数-(未定)
◆ 建築主-東京都
◆ 設計者-東部住宅建設事務所
◆ 施工者-長谷工コーポレーション、株木建設、石川建設、武家田建設JV
◆ 着工-2017年03月20日予定
◆ 竣工-2019年09月30日予定


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「(仮称)都営北青山三丁目団地」の建築計画のお知らせです。


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業商複合ゾーン

 「業商複合ゾーン」の予定地を南側から見た様子です。



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