地上61階、高さ約390mのB棟を含む「大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業」 2017年2月下旬の状況
-大手町二丁目常盤橋地区-
三菱地所が進める常盤橋街区再開発プロジェクトである「大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 新築工事(A棟・B棟・C棟・D棟)」は、地上61階、高さ約390m、総延床面積約680,000㎡、総事業費を含め国家プロジェクト並の規模となります。
引用資料 三菱地所(PDF:2015/08/31)
東京駅前3ha 超の大規模複合再開発 「常盤橋街区再開発プロジェクト」計画概要について
● 第一弾の「D棟」が2017年4月上旬着工
「Ⅰ期工事」として、北西側に「D棟」、東側に「A棟」を建設します。「Ⅱ期工事」として、「B棟」を建設します。「Ⅰ期工事」と「Ⅱ期工事」に合わせ、「C棟」の改修工事を行います。第一弾の「D棟」が、2017年4月上旬にいよいよ着工される予定です。
常盤橋街区再開発プロジェクの概要
◆ 計画名-大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 新築工事(A棟・B棟・C棟・D棟)
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目8番1他、中央区八重洲一丁目2番1他
◆ 階数-地上61階、塔屋2階、地下5階(B棟)
◆ 高さ-最高部約390m(B棟)
◆ 敷地面積-約31,400㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約20,300㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約680,000㎡(容積対象延面積約552,000㎡)
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、杭基礎(一部併用)
◆ 用途-オフィス、店舗、変電所、下水ポンプ場、駐車場等
◆ 建築主-三菱地所(関係権利者 三菱地所、東京都下水道局、大和証券グループ本社、三越伊勢丹、東京電力、大手町開発、都市再生機構、他)
◆ 設計者-三菱地所設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2017年04月上旬予定
◆ 竣工-2027年09月下旬予定
A棟の概要
◆ 階数-地上37階、塔屋2階、地下5階
◆ 高さ-最高部約230m
◆ 建築面積-約3,900㎡
◆ 延床面積-約140,000㎡
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場等
◆ 着工-2018年度予定
◆ 竣工-2021年度予定
B棟の概要
◆ 階数-地上61階、塔屋2階、地下5階
◆ 高さ-最高部約390m
◆ 建築面積-約13,200㎡
◆ 延床面積-約490,000㎡
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場等
◆ 着工-2023年度予定
◆ 竣工-2027年度予定
C棟の概要
◆ 階数-地上1階、地下4階
◆ 高さ-約5m
◆ 建築面積-約300㎡
◆ 延床面積-約20,000㎡
◆ 用途-店舗、変電所、駐車場等
◆ 着工-2018年度予定
◆ 竣工-2027年度予定
D棟の概要
◆ 階数-地上9階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部約65m
◆ 建築面積-約2,900㎡
◆ 延床面積-約30,000㎡
◆ 用途-オフィス、下水ポンプ場、駐車場等
◆ 着工-2017年度予定
◆ 竣工-2022年度予定
「常盤橋街区再開発プロジェクト」は、「朝日生命大手町ビル(3,654.72㎡)、日本ビル(15,484.89㎡)、JXビル(3,353.00㎡)、大和呉服橋ビル(2,681.52㎡)、JFE商事ビル(1,528.49㎡)」の5棟が対象になります。カッコ内は敷地面積です。
段階的に開発を行います。
常盤橋街区再開発プロジェクトである「大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 新築工事(A棟・B棟・C棟・D棟)」の予定地を南東側から見た様子です。
一番東側にある「大和呉服橋ビル」です。敷地面積2,681.52㎡です。「Ⅰ期工事」として解体されます。
「JXビル」です。敷地面積3,353.00㎡です。「JXホールディングス」の本社は、「大手町ホトリア 大手門タワー・JXビル」に移転済みです。「Ⅰ期工事」として解体工事が行われています。
● JXビル改修他工事
工事名は「JXビル改修他工事」ですが解体工事です。「労災保険関係成立票」によると解体工事の工期は、2016年2月1日~2018年2月28日(予定)となっています。「大成建設」により解体工事が行われています。
「JXビル」を北西側から見た様子です。
「A棟」と「B棟」の間の地下に「C棟」が建設(変電所改修)されます。用途は「店舗、変電所、駐車場等」です。
「朝日生命大手町ビル」です。敷地面積3,654.72㎡です。「Ⅱ期工事」として解体されます。
「日本ビル」です。敷地面積15,484.89㎡と広大です。現在は「Ⅰ期工事」として北側で解体工事が行われています。南側は「Ⅱ期工事」のため当分残ります。
「日本ビル」を北西側から見た様子です。部分解体工事「日本ビル改修他工事」が行われています。この工事が終わるといよいよ「D棟」が着工されます。
● 日本ビル改修他工事
「日本ビル」は、地上14階、地下4階、延床面積173,016.21㎡です。現在、北側の部分解体工事が行われています。部分解体工事の対象範囲は、地上10階、地下3階、延床面積約41,296㎡です。
跡地には東京都の下水ポンプ場が入る「D棟」を建設し、「日本ビル」の南側部分の地下にある既存のポンプ場の移転先とすることが決まっています。
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