「旧都庁舎跡地」の大規模再開発が近い? 「銀座ロフト」が2017年6月23日に開店 有楽町インフォスの「有楽町ロフト」が閉店
-有楽町地区のまちづくり・旧都庁舎跡地-
大型雑貨専門店の「ロフト」は4月26日に、東京・銀座の商業ビル「銀座ベルビア館」に大型店「銀座ロフト」を、2017年6月23日(金)に開店すると発表しました。
ロフト プレスリリース(2017/04/26)
6月23日(金)銀座2丁目に「銀座ロフト」開店
「銀座ロフト」は、大阪の「梅田ロフト」、東京の「渋谷ロフト」に次ぐ全国3番目の広さとなります。それに伴い有楽町インフォスの「有楽町ロフト」は、2017年6月11日に閉店します。
「有楽町インフォス」を含む有楽町駅周辺地区(旧都庁舎跡地)は、東京都と民間による都市再生プロジェクトの対象地区となっており、2017年度中の都市計画決定を予定しています。
「有楽町ロフト」の閉店は、再開発の準備段階だと思われます。近い将来「有楽町インフォス」が解体される可能性が高く、「無印良品」の閉店も近いと思われます。
● 旧都庁舎跡地の現状
旧庁舎のうち、JR線の西側にあった「第一本庁舎、西一号庁舎、西二号庁舎、西三号庁舎」などはすべて解体され、跡地に「東京国際フォーラム」が建設されました。
JR線の東側には「第二本庁舎、第三本庁舎、東六号庁舎」がありました。ただし、JR線の西側と違って再開発されていません。
第二本庁舎跡地
「第二本庁舎」は解体されて大型バスなどの駐車場となっています。
第三本庁舎
1975年1月に竣工した地上15階、塔屋2階、地下3階の「第三本庁舎」のビルは残っています。住友不動産に貸し出され、「住友不動産丸の内ビル(1999年10月リニューアル済)」として賃貸オフィスビルとなっています。
(訂正)
読者の方からメールを頂きました。ありがとうございました。「住友不動産」との契約期間は、2016年5月31日で終了しています。
「丸の内警察署」は、庁舎建て替えのため2017年3月21日から「旧:住友不動産丸の内ビル」の1階~4階の仮庁舎に移転しています。
「警視庁」は、霞が関の「本部庁舎」の大規模改修工事を行います。改修期間中は「旧:住友不動産丸の内ビル」を改修して仮庁舎として使用します。
「丸の内警察署」の新庁舎は、2020年秋頃完成予定のため、早くても「旧:住友不動産丸の内ビル」の解体は、2020年秋以降になります。
東六号庁舎跡地
「東六号庁舎」は解体されて暫定的な「有楽町インフォス」が建設され、「無印良品」と「有楽町ロフト」がテナントとして入っています。「有楽町ロフト」は、2017年6月11日に閉店します。
有楽町地区のまちづくり
引用資料 東京都長期ビジョン(仮称)」中間報告
第3章<都市戦略4~8>(PDF)
● 有楽町地区のまちづくり
「有楽町地区のまちづくり」については、民間開発との連携による旧都庁舎跡地を活用したまちづくりにより、有楽町駅周辺の機能更新を進め、公共空間の整備やMICE機能の充実などを図り、国際的なビジネス・都市観光拠点を形成” となっています。
ちなみに「MICE」とは、「Meeting(会議・研修・セミナー)、Incentive tour(報奨・招待旅行), Convention またはConference(大会・学会・国際会議), Exhibition(展示会)」の頭文字をとった造語で、ビジネストラベルの一形態を指します。
「旧都庁舎跡地」を北東側から見た様子です。ちなみに「航空法」の高さ制限は、南端が制限高(標高)約244m、北端が制限高(標高)約248mとなっています。
「住友不動産丸の内ビル(旧:第三本庁舎)」です。
(追記) 現在は、「丸の内警察署仮庁舎」として使用しています。更に警視庁は、「本部庁舎」の大規模改修工事の期間中に仮庁舎として使用します。
「旧都庁舎跡地」をJPタワーの屋上庭園「KITTEガーデン」から見た様子です。
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