JR横浜線と東急東横線の乗換駅 大規模な改良工事によりJR菊名駅が橋上駅舎化 「橋上駅舎」が姿を現す!
-菊名駅改良工事-
「菊名駅」は、JR横浜線と東急東横線の乗換駅ですが、バリアフリーが未整備であるほか、ホームやコンコース、乗換通路の混雑が課題となっていました。
「JR東日本(東日本旅客鉄道)」は、「横浜市」と「東京急行電鉄」との共同で検討を進めてきた「菊名駅」の改良工事を2014年5月28日に「着工しました。使用開始時期は2017年度末を予定しています。
「菊名駅改良工事」は、ラッシュ時、日産スタジアムや横浜アリーナでのイベント開催時などに発生する混雑緩和のほか、駅構内全体をバリアフリー化して利便性を向上させることを目的としています。
駅ビルと橋上駅舎を一体的に整備します。完成すれば、現在2階建ての駅舎は延床面積が約5倍の約1,500㎡になり、4階建てとなります。
菊名駅改良工事の概要
◆ 計画名-JR横浜線・東急東横線菊名駅バリアフリー化整備工事
◆ 工事の内容
(1) JR駅舎を新たに橋上化し、ホームへのエレベーターを新設することで東西通路西口のエレベーター新設と合わせ、駅構内のバリアフリー化を図る。
(2) コンコースを拡充し、ホーム階段やエスカレーターを新設することで混雑緩和を図る。
(3) JRと東急の乗換改札を分離し、新たな改札外の乗換経路にエスカレーターを新設する。
(4) 旅客トイレのほか多機能トイレをリニューアルする。
(5) 利用者のニーズに対応するためにテナント(1階・2階)を集積する。
◆ 事業者-横浜市、JR東日本(東日本旅客鉄道)、東京急行電鉄
◆ 設計者・監理者-東京急行電鉄、東急設計コンサルタント
◆ 施工者-東急・鉄建建設共同企業体(東急建設、鉄建建設JV)
◆ 着工-2014年05月28日
◆ 竣工-2018年03月31日予定(労災保険関係成立票より)
「仮囲い」に掲示されている完成イメージ図です。
「仮囲い」に掲示されている「バリアフリー計画図(イメージ図)」です。ホーム東側のホーム上に橋上駅舎を構築して、エレベーター、エスカレーター、階段を設置します。ホームは2階、橋上駅舎のコンコースや改札口は3階となります。
「バリアフリー計画図(イメージ図」では、JR改札口が3階となっていますが、完成予想図等を見ると構造上は4階のように見えます。
北側から南側を見た様子です。道路の上のJR横浜線の更に上に「橋上駅舎」が姿を現しています。
「西口」の建設現場です。「駅ビル」が建設されます。
JR横浜線「菊名駅」は、島式1面2線の盛土上にある高架駅です。日中は空いていますが、朝夕のラッシュ時、日産スタジアムや横浜アリーナでのイベント開催時は非常に込み合います。
東側部分です。
「西口」部分です。
「西口」部分を西側から見た様子です。
更に西側の「橋上駅舎」を支える柱です。
「橋上駅舎」を支える柱を西側から見た様子です。外側は2本の柱で支えています。
ホーム上の「橋上駅舎」を支える柱です。
JR横浜線「菊名駅」の改札口は、東側の1ヶ所のみです。階段しか無くてバリアフリー化されていません。
JR横浜線「菊名駅」の改札口です。ほとんどが改札内コンコース内の「東急東横線連絡口」で乗り換えるので、改札口は狭いです。
改札内コンコース内の「東急東横線連絡口」です。
階段を上がると東急東横線「菊名駅」の改札内コンコースがあります。
東急東横線「菊名駅」です。東急東横線「菊名駅」は、島式2面4線の地上駅です。全列車が停車する東急東横線の拠点駅です。バリアフリー化されています。「ホームドア」も設置されています。
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