品川駅西口 「国道15号(第一京浜)」の上に広大な人工地盤を構築 国道15号・品川駅西口駅前広場の整備に係る事業協力者の募集!
-国道15号・品川駅西口駅前広場の整備-
「国土交通省関東地方整備局」は2017年6月6日に、品川駅西口駅前広場を国道15号の上空を活用して整備するプロジェクトの実現に向け、事業協力者の募集を開始しました。
引用資料 国土交通省関東地方整備局(2017/06/06)
国道15号・品川駅西口駅前広場の整備に係る事業協力者の募集について ~「国際交流拠点・品川」の実現に向け、官民連携で計画を具体化~
企画提案書の提出期限は2017年7月26日で、2017年8月下旬に事業協力者を決定します。2017年度に事業計画などを策定し、2018年度に事業者の公募・選定作業を進める予定です。夢物語と思っていた大プロジェクトがいよいよ動き出します!
● 国道15号(第一京浜)の上に人工地盤を構築
大規模な再開発が計画されている品川駅周辺では、「西口駅前広場」の再整備、「東西自由通路」の西側延伸、「国道15号(第一京浜)」の拡幅等が計画されています。
品川駅の西口には現在、「国道15号(第一京浜)」を挟んでホテルや映画館といった商業施設が隣接していて、1日約10万人が国道を横断しています。
今後、駅周辺の再開発が進むと横断者は1日25万人近くまで増える見込みで、国土交通省は、「国道15号(第一京浜)」の上の空間に、大規模な人工地盤を構築して広場を整備します。
完成すれば人と車の交通が完全に分離され、歩行者は道路を横断しなくても2階部分にある駅の改札や東西自由通路から周辺の街へと移動できるようになります。
広場には、周辺10ヶ所に点在しているバス乗り場も集約する予定で、リニア中央新幹線が開業する2027年の完成を目指します。
国道15号・品川駅西口駅前広場の整備のイメージです。
立体道路制度
規制緩和により可能となった「立体道路制度(道路と一体構造の建物を建築することを可能とする制度)」を活用して、この上に巨大な人工地盤を構築して広場を整備します。
国道15号(第一京浜)
歩道橋から「国道15号(第一京浜)」を南側に見た様子です。この上に「歩行者デッキ」ではなく巨大な「人工地盤」を構築します。
現在は小さな「歩道橋」があるだけです。
品川駅西口駅前広場
「品川駅西口駅前広場」は非常に狭いです。更にJR品川駅の改札口や京浜急行品川駅の改札口には上下移動が必要です。全体に人工地盤を構築することでこれらの問題を一気に解決します。
このように駅前ロータリーは非常に狭いです。
東西自由通路
品川駅の「東西自由通路」です。東西自由通路沿いに「JR品川駅の改札口、京浜急行品川駅の改札口」が揃えられ、西側に巨大な広場が構築されます。拠点機能が2階部分に揃う事で移動が劇的に便利になります。
高輪口(西口)の壁
東西自由通路の西端にある「高輪口(西口)」の壁です。この壁はぶち抜かれ、「東西自由通路」が西側に延伸されます。将来的にはこの先に、京浜急行品川駅の改札口、更に先には巨大な広場が出現する事になります。
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