国家戦略特区 大規模な再開発が予想される「日本橋一丁目東地区」の予定地
-日本橋一丁目東地区-
2016年5月10日に開かれた「東京圏国家戦略特別区域会議」で、日本橋川沿いでは「八重洲一丁目北地区、日本橋一丁目中地区、日本橋一丁目東地区」、八重洲エリアでは「八重洲二丁目南地区」、それに「豊島区庁舎跡地」と「浜松町二丁目地区」の6件が追加提案されました。
首相官邸 国家戦略特別区域会議(2016/05/10)
東京圏(第11回)・関西圏(第9回)・仙北市(第4回)
日本橋川周辺では、5ヶ所で再開発事業が計画されていますが、先日第一弾となる「日本橋一丁目中地区(4-12街区)」の計画概要が明らかになりました。地上51階、高さ約287m、総延床面積約499,000㎡の超ビッグプロジェクトでした。
「日本橋一丁目中地区(4-12街区)」から「昭和通」を挟んだ東側でも再開発が計画されています。「日本橋一丁目東地区」です。
地元地権者らが「日本橋一丁目東地区市街地再開発準備組合」を設立し、まちづくりの検討を進めています。事業主体は「東急不動産、三井不動産」です。
ちなみに航空法の高さ制限は、南端が制限高(標高)約257mくらいで、北側の一部は高さ制限の範囲外のため高さ制限はありません。
南北に細長い敷地のため「日本橋一丁目中地区(4-12街区)」のような超巨大な超高層ビルの建設は不可能ですが、それでもかなり大規模な再開発ビルが建設されると思われます。
「開発区域図」です。「日本橋一丁目東地区」の正確な範囲が分かりませんでしたが、「建設通信新聞」に正確な範囲が載っていました。
引用資料 建設通信新聞(2017/07/24)
延べ40万㎡、高さ287m/21年度着工、25年度完成/日本橋一丁目中地区再開発
「日本橋一丁目東地区」を南西側から見た様子です。
「日本橋一丁目東地区」の道路西側の区画です。
「日本橋一丁目東地区」の道路東側の区画です。東側が高い傾斜地になっています。
街区東端です。高架の「首都高速都心環状線」が走っています。
「日本橋一丁目東地区」を北西側から見た様子です。北西角の「日本橋郵便局」は、現時点では再開発対象区域に含まれていません。
日本橋ダイヤビルディング
「日本橋一丁目東地区」のすぐ北側には、2014年9月3日に竣工した地上18階、塔屋1階、地下1階、高さ89.281m、延床面積30,029.44㎡の「日本橋ダイヤビルディング」が建っています。
「三菱倉庫」は、日本橋一丁目の東京都選定歴的建築物である「江戸橋倉庫ビル(1930年12月竣工)」を地上18階の「災害に強い環境配慮型オフィスビル」に建替える(増築する)プロジェクトを行いました。
建替えに当たって、既存建物の外壁を保存し、外観と内部機能の一部を残しました。8階~17階までの高層部を賃貸オフィス、2階~6階までの低層部はトランクルームおよび「三菱倉庫」の本店事務所となっています。
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