大街区「泉ガーデン」 竣工した地上43階、高さ約231mの「住友不動産六本木グランドタワー」
-住友不動産六本木グランドタワー-
「住友不動産」が、地権者並びに参加組合員として開発を推進してきた「六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業」において、中核施設となる「住友不動産六本木グランドタワー」が2016年10月1日に建物全体が完成しました。
引用資料 住友不動産(PDF:2016/10/28)
駅前拠点に相応しい都市機能を備えた大規模複合開発の中核施設 『住友不動産六本木グランドタワー』建物完成! ~新たな街区と連携し地域活性を図る大街区「泉ガーデン」誕生~
「六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業」は、六本木の「日本IBM本社ビル」と「ヴィラフォンテーヌ六本木アネックス(旧:六本木プリンスホテル)」を中心とした約2.7haの再開発プロジェクトです。
街区全体の名称は「泉ガーデン」で、約6haの多様な都市機能を有した大街区「泉ガーデン」として一体運営することになりました。
建物の名称は、業務棟が「住友不動産六本木グランドタワー」、住宅棟が「六本木グランドタワーレジデンス」となっています。
住友不動産六本木グランドタワーの概要
◆ 計画名-六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業南街区施設建築物 業務棟
◆ 所在地-東京都港区六本木三丁目2番1号
◆ 交通-東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅直結、東京メトロ日比谷線・都営地下鉄大江戸線「六本木」駅徒歩5分、東京メトロ南北線・銀座線「溜池山王」駅徒歩8分、東京メトロ日比谷線「神谷町」駅徒歩10分
◆ 階数-(建築基準法)地上40階、塔屋2階、地下5階、(運用)地上43階、搭屋2階、地下2階
◆ 高さ-230.76m(4FLより)
◆ 敷地面積-17,371.73㎡(南街区全体)
◆ 建築面積-9,934.40㎡(南街区全体)
◆ 延床面積-207,744.35㎡(南街区全体)
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-免震構造(積層ゴムアイソレーター、U字鋼材ダンパー、オイルダンパー)、制振構造(粘性制振壁)
◆ 用途-オフィス、カンファレンスセンター、店舗他
◆ 建築主-六本木三丁目東地区市街地再開発組合(参加組合員 住友不動産)
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-大成・大林建設共同企業体(大成建設、大林組)
◆ 着工-2013年10月28日
◆ 竣工-2018年10月30日
◆ オープン-2016年10月01日(竣工前にオープン)
六本木ヒルズの展望台「東京シティビュー」から見た様子です。
大街区「泉ガーデン」の施設概要です。
住友不動産六本木グランドタワー
「住友不動産六本木グランドタワー」です。(建築基準法)地上40階、塔屋2階、地下5階、(運用)地上43階、搭屋2階、地下2階、高さ230.76m(4FLより)の超高層オフィスビルです。
テレビ東京
最高部です。塔があります。入居する「テレビ東京」のテレビ塔です。「テレビ東京」は、2016年8月からオフィスを順次移転し、2016年11月7日から放送設備を切り替えました。
中間免震層
28階が「免震フロア」となっています。地上約120mに「中間免震層」を採用し、免震装置(積層ゴムアイソレーター、U字鋼材ダンパー、オイルダンパー)を設置しています。
北西側から見た様子です。
シャトルエレベーター(東芝エレベータ製)
ビル北西面外側の構造物は、1階(改札階)と29階の「スカイロビー」と直結する分速300mの4基の「シャトルエレベーター」です。
1基当たりのかご内寸法は、幅3.35m×奥行3.15m(畳6.8畳分)あり、高層オフィス部分へは乗用タイプとしては、定員90人は国内最大定員となっています。
28階が「免震フロア」、29階が「スカイロビー」となります。地震時に「免震層」を挟んでビルは揺れ方が大きく異なります。そのため「免震層」を貫通しない外付けの「シャトルエレベーター」を採用しています。
北西側から見た下層階の様子です。
「泉ガーデン」のロゴです。
街区西側の「なだれ坂」沿いの歩道です。南側が高いかなりの傾斜地となっています。
街区西側の「なだれ坂」です。
南西壁面です。
南西側から見た様子です。
南西側と北東側の壁面には、このビルの外観上の大きな特徴である出っ張りがあります。
南西側から見た下層階の様子です。
街区北側の歩道と道路です。東側が高いかなりの傾斜地となっています。
北東角の「車寄せ」を北側から見た様子です。この部分は4階床の高さとなります。ここからの高さが230.76m(4FLより)のようです。
北東角の「車寄せ」を南東側から見た様子です。
街区東側の歩道と道路です。南側が高い傾斜地となっています。
街区の南東側には、平時は地域の憩いの場となり、災害時には一時避難スペースとして活用できる緑豊かな約1,400㎡の広場「広場1号」を設けています。
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