京急久里浜線「三浦海岸駅」で実証実験 1車両あたり2ドア・3ドア・4ドアといった違いに対応する「マルチドア対応ホームドア(どこでもドア)」
-マルチドア対応ホームドア(どこでもドア)-
「京浜急行電鉄」では、三菱重工グループの「三菱重工交通機器エンジニアリング」が開発を進めてきた「マルチドア対応ホームドア(どこでもドア)」の実証実験を2016年10月24日から京急久里浜線三浦海岸駅において約1年間実施をしています。
京浜急行 ニュースリリース(2016/10/14)
「マルチドア対応ホームドア(どこでもドア®)」実証実験 京急久里浜線 三浦海岸駅 にて10月24日(月)始発より開始します
「どこでもドア」は、これまで課題であった、ドア数やドア位置などが異なる車両が運行する路線に対応するホームドアとして開発を進めているもので、車両改修を必要とせず地上設備のみでホームドア開閉の連携が可能な「地上完結型連携システム」を採用しており、営業路線において、実際に稼働させるのは全国で初となります。
「どこでもドア」と言えば、「東京大学生産技術研究所」と「神戸製鋼所」により共同開発されて、埼玉県所沢市の「新所沢駅」で実証実験が行われた「戸袋移動型ホーム柵」が有名ですが、「マルチドア対応ホームドア(どこでもドア)」は戸袋が固定です。
● 戸袋固定でどのようにマルチドア対応?
戸袋が固定でどのようにマルチドア対応?? 動画を見て納得しました。戸袋が固定でもドアが左右にスライドする事によって、1車両あたり2ドア・3ドア・4ドアといった違いに対応します。正に「目から鱗が落ちる」という感じです。 このアイデアを考えた方は凄いと思います。
三菱重工交通機器エンジニアリング(動画あり)
プラットホームドア
「マルチドア対応ホームドア(どこでもドア)」の実証実験は、京急久里浜線三浦海岸駅の下りホームの最後部1両分で行われています。
下りホームから見た様子です。
普通のホームドアと比べると構造が複雑です。
裏側から見た様子です。
こちらは片方が「2重引き戸式」になっています。
裏側から見た様子です。
真横から見た様子です。
「マルチドア対応ホームドア(どこでもドア)」が開いた状態です。
片方が「2重引き戸式」部分の閉じる様子です。
右側のドアが左右にスライドしています。
2重引き戸式」部分も閉じています。
「マルチドア対応ホームドア(どこでもドア)」が閉じた状態です。
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