横浜市 地上32階、高さ約155mの「横浜市市庁舎移転新築工事」 2017年9月末の建設状況
-横浜市市庁舎移転新築工事-
横浜市役所の新庁舎計画は、3案「(1)北仲通南地区に完全移転案、(2)現在地で建て替え案、(3)現在地と北仲通南地区に市役所機能を分割案」が検討され、「北仲通南地区に完全移転案」に決定しました。
「横浜市市庁舎移転新築工事」は、「高度技術提案(設計・施工一括)型総合評価落札方式」による一般競争入札(WTO)が行われ、契約金額は629億円(税込679億3200万円)で、「竹中・西松建設共同企業体」を落札者として決定しています。
横浜市は2017年7月12日に、「横浜市市庁舎移転新築工事」の起工式を行い、2017年8月1日に本体工事に着工しました。2020年5月29日に竣工する予定です。
引用資料 横浜市・総務局(2017/06)
横浜市新市庁舎管理計画
横浜市市庁舎移転新築工事の概要
◆ 計画名-横浜市庁舎
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区本町六丁目50番地の10他
◆ 階数-地上32階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部155.4m
◆ 敷地面積-13,155.38㎡
◆ 建築面積-7,932.48㎡
◆ 延床面積-143,448.76㎡
◆ 構造-鉄骨造(CFT柱)、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-杭基礎、一部直接基礎
◆ 地震対策-中間免震構造+制震構造
◆ 用途-オフィス、集会所、飲食店舗、物販店舗、駐車場
◆ 建築主-横浜市(横浜市総務局長)
◆ 設計者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中・西松建設共同企業体(竹中工務店、西松建設JV)
◆ 着工-2017年07月12日(起工式)、2017年08月01日(着工)
◆ 竣工-2020年05月29日予定
◆ 新市庁舎供用開始-2020年06月末予定
◆ 契約金額(税込)-679億3200万円 *低層部内装工事費約30億円は別途
「新市庁舎の外観イメージ」です。
「フロア構成」です。
● ハイブリッド免震
地震対策として、「免震構造」と「制振構造」を組合せた「ハイブリッド免震」を採用します。震度6強から震度7程度の大地震や長周期地震動に対しても業務継続が可能となります。
横浜ランドマークタワー」69階の展望フロア「スカイガーデン」から見た様子です。周囲では「ザ・タワー横浜北仲」や「(仮称)アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉新築工事」など大規模プロジェクトが目白押しです。
「横浜市市庁舎移転新築工事」の建設現場です。
建設現場の全景です。
アップです。
この現場は「逆打ち工法」を採用しています。
「アースドリル掘削機」です。基礎工法は「杭基礎、一部直接基礎」となっているので、「場所打ちコンクリート拡底杭」を構築します。
また「逆打ち工法」を採用しているので、「場所打ちコンクリート拡底杭」の構築と同時に、「構真柱(こうしんちゅう)」を建て込みます。
「構真柱建込み架台」だと思われます。
地上から見た様子です。
「構真柱(こうしんちゅう)」を組んでいます。
「場所打ちコンクリート拡底杭」に建込む「鉄筋かご」を組んでします。
「安定液プラント」です。2つの大きなタンクは「安定液タンク」です。場所打ちコンクリート拡底杭の掘削時に「掘削孔」を安定液で満たすので、「安定液プラント」は必須です。
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