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2017年11月27日 (月)

川崎市 地上25階、約116mの「川崎市役所新本庁舎基本設計」を公表 25階には「展望ロビー」と「スカイデッキ」を整備!

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-川崎市新本庁舎整備事業-

 「川崎市」は、戦後急速に発展し人口が急増したため次々と周辺に庁舎を増やしていきました。それだけでは足りず民間のビルを借りています。典型的なタコ足市役所です。

 庁舎機能は、市所有の4棟の庁舎と8棟の民間賃借ビルの計12棟の建物に分散しています。分散化により、行政サービスの低下や庁内執行体制の非効率化が生じており、民間ビルの賃借に伴い多額の賃借料負担が生じています。

 「川崎市」は建て替えにより、新本庁舎と第3庁舎、民間ビル1棟(川崎御幸ビル)の計3棟に機能を集約します。建築史的価値が高いとされる現本庁舎はいったん解体し、1938年に創建された当時の姿の一部を超高層棟の南側に新築して復元します。

 「川崎市役所第2庁舎」は、暫定的な耐震補強工事を実施していますが、抜本的な耐震対策のために建て替えが不可避となっています。第2庁舎は解体し、跡地にイベントが開催できる広場を整備します。

● 川崎市役所新本庁舎基本設計
 川崎市は11月24日に、新市庁舎の基本設計概要を公表しました。以前公表されていた「環境配慮計画書」などと比べて、詳細な概要が判明しました。

 引用資料 川崎市・公式ホームページ(2017/11/24)
 川崎市役所新本庁舎基本設計(平成29年11月)

 YouTube(2017/11/23に公開) 2分17秒
 新本庁舎の建築空間イメージ

川崎市新本庁舎整備事業の概要
◆ 所在地-神奈川県川崎市川崎区宮本町1番地ほか
◆ 階数-地上25階、地下2階
◆ 高さ-最高部約116m(航空法の制限高より)
◆ 敷地面積-約6,002㎡(新本庁舎敷地)、約1,309㎡(第2庁舎跡地広場)
◆ 建築面積-約4,355㎡
◆ 延床面積-約63,200㎡(容積率対象面積約54,400㎡)
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-中間階免震構造(天然ゴム系積層ゴム支承、鉛プラグ挿入型積層ゴム支承、弾性すべり支承、オイルダンパー)、オイルダンパー、座屈拘束ブレース
◆ 用途-庁舎
◆ 建築主-川崎市
◆ 設計者-久米設計
◆ 着工-2019年度予定
◆ 竣工-2022年度予定、2024年度予定(広場の完成)
◆ 概算事業費-約440億円


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「階層構成計画」です。


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「25階平面図」です。360度、ほぼ全周を見る事が出来る「展望ロビー」と「スカイデッキ」が整備されます。これは本当にうれしいですね!


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「断面計画」です。


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「構造計画概要」です。超高層棟の構造は「(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造」で、基礎工法は「場所打ちコンクリート拡底杭」です。

 地震対策として、4階下に「免震層」を設ける「中間階免震構造(天然ゴム系積層ゴム支承、鉛プラグ挿入型積層ゴム支承、弾性すべり支承、オイルダンパー)」を採用します。免震下部にも「オイルダンパー、座屈拘束ブレース」を設置します。


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「動線計画」です。



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