日本最大級の「全天候型屋内アトリウム広場」を整備 本格着工した「西新宿2丁目8号地(新宿住友ビル)改修計画」
-西新宿2丁目8号地(新宿住友ビル)改修計画-
「新宿住友ビル」は、新宿副都心の超高層ビルの第2号として「京王プラザホテル」の次に建設されました。竣工は1974年3月で、新宿副都心の超高層ビル群の草分けとなるビルです。
地上52階、塔屋2階、地下4階、高さ210.3mと日本の超高層ビルでは初めて高さ200mを超えました。形状がプリズムのような三角柱なので「住友三角ビル」とも呼ばれています。
「住友不動産」が、2019年7月末の完成を目指し開発を進めている、新宿住友ビル改修計画(西新宿二丁目8号地)が、2017年8月18日、国土交通省より「民間都市再生事業計画」の認定を受けました。
引用資料 住友不動産(PDF:2017/08/18)
「新宿住友ビル 大規模改修計画」 国土交通大臣の民間都市再生事業計画の認定を受けました
既存の「新宿住友ビル」の機能更新・設備リニューアルに合せて、「国際会議場施設」と日本最大級の「全天候型屋内アトリウム広場」を新たに整備します。
新宿駅周辺地区に新たなビジネス交流、ビジネスネットワークの場と、大規模な国際催事の場を創出することで、国際商業都市としての東京の魅力底上げに貢献します。
計画名は「西新宿2丁目8号地(新宿住友ビル)改修計画」で、建築主が「住友不動産」、設計者が「日建設計」、施工者が「大成建設」で、工期は、2017年9月30日~2019年7月31日(予定)となっています。
「外観イメージ」です。当初は、曲線を多用したデザインになっていましが、直線的なデザインに変更されました。
「概念図」です。
「配置図」です。
東京都庁展望室(南展望室)から見た「新宿住友ビル」です。「東京都庁展望室」は年中無休ではありません。「南展望室」は、第1及び第3火曜日が休室日、「北展望室」は、第2及び第4月曜日が休室日です。
「南展望室」と「北展望室」では眺望がかなり異なります。そのために「月曜日」と「火曜日」は外した方が無難です。お勧めは、混雑が分散する平日の水曜日~金曜日です。
50年前は斬新だった新宿副都都心の立体交差
新宿副都心は、「淀橋浄水場」の跡地に建設されました。新宿副都心中心部の3×3の区画は、「淀橋浄水場」の高低差を利用した立体交差になっています。
約50年前に区画整理された時は、斬新だった立体交差ですが、現在となっては移動が不便で、バリアフリー化もイマイチで、撮影に行くたびに上下移動に辟易します・・・
東京都庁展望室(南展望室)から見た「西新宿2丁目8号地(新宿住友ビル)改修計画」の建設現場です。
掘削工事が行われています。
東京都庁展望室(北展望室)から見た「西新宿2丁目8号地(新宿住友ビル)改修計画」の建設現場です。
敷地北側の駐車場跡です。
南東側から見た様子です。
南西側から見た様子です。写真に写っている樹木は保存されます。「配置図」を見ると南西側角は切り欠きになっていて樹木の部分に屋根がありません。
「西新宿2丁目8号地(新宿住友ビル)改修計画」の建築計画のお知らせです。こういう時に既存ビルの正確な概要が分かる場合がありますが、残念ながら敷地面積以外は大雑把な数値でした・・・
| 固定リンク
« 「武田薬品工業」の東京本社が移転 2018年3月末竣工予定の地上24階、高さ約123mの「(仮称)新東京武田ビル」 | トップページ | 池袋駅東口 首都圏最大級のシネマコンプレックス 本格着工した「(仮称)東池袋一丁目シネマコンプレックスプロジェクト」 »
「124 東京都・新宿区」カテゴリの記事
- 国家戦略特区 高さ約225mと高さ約110mの「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業」 「南街区」の工期が未定に! 建設費の高騰が原因?(2025.03.29)
- 「新宿グランドターミナル」として再編 駅の東西を結ぶ歩行者デッキを建設するための「仮設構台」と作業用車両などを搬入するスロープを設置! (2025.02.13)
- 国家戦略特区 新宿の新たなランドマーク 地上48階、高さ約258mの「新宿駅西口地区開発計画」 「小田急百貨店」の地上躯体が完全に姿を消す!(2025.02.12)
- 地上23階、高さ約129mの「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」及び「小田急明治安田生命ビル地上部解体工事」 2025年1月中旬の状況(2025.01.19)
- 早稲田大学 地上15階、高さ約70mの新9号館「早稲田大学早稲田キャンパスE棟(仮称)新築工事」 2024年9月12日に「起工式」を挙行!(2024.09.17)