計画から半世紀 環状第5の1号線 JR新宿駅の東側で、2層構造により「新宿御苑」をかわすバイパス工事が進行中!
-環状第5の1号線-
池袋、新宿、渋谷の3つの副都心をつなぐ「明治通り」は、JR山手線の内側に沿って走る東京都内の幹線道路です。慢性的な交通渋滞が問題となっているJR新宿駅の東側で、明治通りのバイパスを造る工事が進んでいます。
当初の計画が決まったのは、今から約70年前です。しかし、バイパスは開通することなく、長らく止まったままになっていました。希少な樹木の群落がある「新宿御苑」の敷地に道路が掛かる計画となっていたからです。
バイパスを整備する東京都は2005年に、道路の構造を見直してこの群落を回避できるように計画を改めました。工事は2010年からスタート、2020年の東京オリンピック前の開通を目指しています。
「環状第5の1号線」の概要です。
引用資料 日経新聞(2014/07/25)
計画から半世紀 新宿御苑かわすバイパス開通の価値
現地に掲示されている「工事平面図、横断図、縦断図」です。「新宿御苑」の緑を守るために、平面構造の4車線(幅員30m)としていた計画を、「2層構造(内回り、外回り)」にして幅員を半分以下に縮小しました。計画変更により、「新宿御苑」の敷地への影響はほとんどなくなりました。
「明治通り」のバイパス工事の様子です。
「明治通り」とバイパスの「内回り」の合流部分です。バイパスの「外回り」は地下トンネルとなってます。
「明治通り」との合流部分の南側です。バイパスの「外回り」は地下トンネルとなっていますが、JR中央線の手前で地上に出ます。
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