-JR品川車両基地跡地開発(第Ⅰ期)-
「JR東日本」は、「JR品川車両基地跡地開発(第Ⅰ期)」として、「品川駅北周辺地区1街区、2街区、3街区、4街区開発事業」の環境影響評価調査計画書をまとめました。
引用資料 JR東日本(PDF:2018/02/08)
JR品川車両基地跡地開発(第Ⅰ期)に係る環境影響評価手続きの着手について
総敷地面積約68,900㎡が4街区(1街区、2街区、3街区、4街区)に分けて開発されます。総延床面積約855,000㎡の巨大プロジェクトで、2019年度の着工、2024年度の竣工および供用開始を目指します。
● 航空法の高さ制限の緩和は無し?
北側から最高部(約175m、約170m、約165m、約165m)の4棟の超高層ビルが建設されます。一番高い「1街区」は航空法の高さ制限が標高約179mです。地盤面の高さT.P4.2mをマイナスする必要があるので、航空法の高さ制限ギリギリの高さで建設される事が分かります。
「4街区」のみ航空法の高さ制限より2mくらい高いようなので、少しだけ緩和された可能性もあります。いずれにしても、距離的に「羽田空港」に近いので、安全性を考えて大幅な高さ制限の緩和は行われかったようです。
JR品川車両基地跡地開発(第Ⅰ期)の概要
◆ 計画名-品川駅北周辺地区1街区、2街区、3街区、4街区開発事業
◆ 所在地-東京都港区芝浦四丁目、港南二丁目、高輪二丁目の各一部
◆ 階数-地上44階
◆ 高さ-最高部約175m
◆ 敷地面積-約68,900㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約855,000㎡(施設全体)
◆ 主要用途-オフィス、商業、文化施設、共同住宅、ホテル、駐車場等
◆ 総戸数-約1,000戸
◆ 着工-2019年度予定
◆ 竣工-2024年度予定
◆ 供用開始-2024年度予定
● 1街区-地上44階、地下4階、高さ約175m、敷地面積約11,900㎡、延床面積約155,000㎡
● 2街区-地上5階、地下3階、高さ約45m、敷地面積約8,100㎡延床面積約31,000㎡
● 3街区-地上30階、地下5階、高さ約170m、敷地面積約13,300㎡、延床面積約209,000㎡
● 4街区-地上29階、地下3階、高さ約165m、敷地面積約35,600㎡、延床面積約460,000㎡
「計画位置図」です。「第Ⅱ期開発」として「5街区、6街区」の開発も行われ、2030年以降に本開業する予定です。
「都市基盤整備」です。大規模再開発に合わせて道路が整備されます。
東京都市計画事業泉岳寺駅地区
「3街区」の西側では、「東京都市計画事業泉岳寺駅地区」の再開発も計画されており、JR品川車両基地跡地周辺は凄い事になります。
「東京都」は、駅の機能強化が必要となる泉岳寺駅の改良を実現するため、市街地再開発事業により、駅とまちの一体的な整備に取り組むこととしました。市街地再開発事業の事業計画等を検討するにあたり、民間事業者のノウハウを活用します。
引用資料 東京都・報道発表資料(2017/12/06)
泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業の事業協力者を募集します
東京都市計画事業泉岳寺駅地区の概要
◆ 計画名-東京都市計画事業泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業
◆ 所在地-東京都港区高輪二丁目、芝浦四丁目及び港南二丁目各地内
◆ 高さ-最高部約160m
◆ 施行面積-約13,000㎡
◆ 敷地面積-約8,500㎡
◆ 延床面積-約110,000㎡
◆ 用途-共同住宅、オフィス、商業、駐車場等
◆ 総戸数-約350戸
◆ 建築主-東京都
◆ 事業計画決定-2018年度予定
◆ 管理処分計画決定-2019年度予定
◆ 事業完了-2024年度予定