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2018年4月14日 (土)

横浜港 「横浜ベイブリッジ」をくぐれないマスト高55m超の超巨大クルーズ船 将来的に「本牧ふ頭A突堤」を整備して対応!

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-本牧ふ頭A突堤-
 
「横浜市港湾局」はクルーズ船の大型化と寄港数増加に対応するため、客船対応岸壁の新たな整備を計画しています。現在は、横浜みなとみらい21地区で「新港9号岸壁」を客船バースとして改修を進めています。

 「新港9号岸壁」が完成すると、現在利用している「大さん橋国際客船ターミナル」と2拠点体制になります。更にカジノ構想がある「山下ふ頭」を再開発における一体的な整備を計画しています。

● マスト高55m超は横浜ベイブリッジをくぐれない
 
「横浜ベイブリッジ」は、満潮時で海面から高さ55mの航行制限があります。「横浜ベイブリッジ」が計画された当時はこの高さでほぼ問題がありませんでした。

 しかし、クルーズ船は巨大化の一途をたどっています。22万トンを超える超巨大クルーズ船も登場しており、今後「横浜ベイブリッジ」をくぐれない超巨大クルーズ船が続々登場します。

 「横浜市港湾局」は、「横浜ベイブリッジ」の外にある「本牧ふ頭A突堤」を機能転換して超巨大クルーズ船に対応しようと考えています。しかし、現在のユーザーとの調整が必要で、運用開始は2025年を目標としています。

 引用資料 横浜市・公式HP(PDF:2017/12)
 横浜港国際旅客船拠点形成計画

 暫定的に、「大黒ふ頭」の自動車専用船岸壁を活用し、マスト高55m超の超巨大クルーズ船を受け入れる計画です。世界最大級のクルーズ船の複数同時着岸にも対応する予定です。


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「各バースの平面図」です。


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「整備スケジュール」です。「本牧ふ頭A突堤」の運用開始は2025年を目標としています。


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新港地区客船ターミナル(仮称)等整備事業
 「横浜市港湾局」は、横浜みなとみらい21地区で「新港9号岸壁」を客船バースとして改修を進めています。その背後には、CIQ(税関・出入国審査・検疫)施設とサービス・商業施設からなる「新港地区客船ターミナル(仮称)」の整備を行います。

 整備に当たっては、民間の資金やノウハウを積極的に活用するため、公民連携事業による事業提案方式で公募を実施ました。「(仮称)Yokohama Pier9」からの提案を選考し、事業予定者に決定しました。

 横浜市港湾局 記者発表資料(2017/10/04)
 みなとみらい21 新港地区客船ターミナル(仮称)整備の事業予定者が決定しました! 

 引用資料 野村不動産(PDF:2017/10/04)
  「新港地区客船ターミナル(仮称)等整備事業」において、企業グループ 「(仮称)Yokohama Pier9」が事業予定者に決定

新港地区客船ターミナル(仮称)等整備事業の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区新港二丁目14番1
◆ 交通-みなとみらい線「馬車道」駅徒歩10分
◆ 階数-地上5階
◆ 敷地面積-約17,400㎡
◆ 延床面積-約28,600㎡
◆ 主要施設-CIQ施設(1階:約4,200㎡)、商業施設(1階・2階:約4,800㎡)、ホテル(3階~5階:約9,400㎡)
◆ 事業予定者-(仮称)Yokohama Pier9
◆ 構成企業-(代表企業)横浜岡田屋、(構成企業)小此木、藤木企業、川本工業、T・Yホールディングス、横浜グランドインターコンチネンタルホテル、野村不動産、京浜港ワッチマン業協同組合
◆ 着工-2018年夏予定
◆ 供用開始-2019年春頃予定


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「位置図」です。



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