札幌市 構想から20年以上 地上28階、高さ約122mの「南2西3南西地区第一種市街地再開発事業」が動き出す!
-南2西3南西地区第一種市街地再開発事業-
札幌市の狸小路で16年にわたって親しまれてきた大手ディスカウントショップ「ドン・キホーテ札幌店」が、2018年4月16日の午前5時に閉店しました。「ドン・キホーテ札幌店」は、2002年4月にオープン、札幌市民や外国人観光客に人気の店でした。
「ドン・キホーテ札幌店」があった区画では、合計7棟のビルを解体して、地上28階、地下2階の超高層複合ビルを建てる「南2西3南西地区第一種市街地再開発事業」が進んでいます。解体工事は2018年5月上旬にも始まる見通しです。
引用資料 札幌市・公式ホームページ
南2西3南西地区
「南2西3南西地区第一種市街地再開発事業」の構想は、かなり前からありました。「南2条西3丁目再開発を考える会」が設立されたのは、今から20年以上前の1997年7月です。それから紆余曲折があって、組合設立認可が下りたのが2015年11月です。
概要は、地上28階、地下2階、高さ約122m、延床面積約42,900㎡、 用途は「共同住宅、商業店舗、オフィス、公共駐輪場」となっています。事業協力者に「大京」が参画しているので、総戸数約140戸(分譲戸数未定)は、「大京」が分譲すると思われます。
南2西3南西地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-北海道札幌市中央区南2条西三丁目
◆ 階数-地上28階、塔屋あり、地下2階
◆ 高さ-約122m
◆ 地区面積-約6,000㎡
◆ 敷地面積-約3,700㎡
◆ 建築面積-約3,200㎡
◆ 延床面積-約42,900㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、商業店舗、オフィス、公共駐輪場
◆ 総戸数-約140戸(分譲戸数未定)
◆ 建築主-南2西3南西地区市街地再開発組合(事業協力者 大京)
◆ 設計者-NTTファシリティーズ、プランテック総合計画事務所
◆ 施工者-佐藤工業、岩田地崎建設、岩倉建設JV
◆ 竣工-2021年度予定
下層階のイメージパースです。
断面イメージです。
配置図です。当初は街区の東隣も再開発の対象区域に含まれていましたが、街区全体の一体的な再開発を断念し、西側と中央部分だけの再開発となりました。
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