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2018年6月26日 (火)

都市伝説だった「西新宿三丁目西地区市街地再開発事業」が動き出す! 地上65階、高さ約235m、総延床面積約39万㎡の超高層ツインタワーを建設!

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-西新宿三丁目西地区市街地再開発事業-

 東京には計画が発表され、その後一向に先に進まない都市伝説化しているプロジェクトがいくつかありますが、その最大規模のものが「西新宿三丁目西地区市街地再開発事業」です。
 
 「西新宿三丁目西地区市街地再開発事業」は、「新宿パークタワー」と「東京オペラシティ」の中間に位置する「西新宿三丁目西地区」を再開発するプロジェクトです。
 
 最初に発表された時には、地上77階、高さ338mの日本一高い超高層オフィスビル、地上62階、高さ255mの超高層住宅棟を2棟、地上47階、高さ200mの超高層住宅棟の合計4棟を建設するという夢のようなプロジェクトでした。

 しかし、あまりに範囲が広いので、地権者の数も多く調整が難航しており、区域内には我慢しきれず建て替えられたビルもありました。

● 2019年2月~3月にも都市計画決定!
 
2018年6月26日付の「建設通信新聞」のネット版を見ると久しぶりに「西新宿三丁目西地区市街地再開発」の記事が載っていました。 
 
 「西新宿三丁目西地区市街地再開発準備組合」は、2019年2月~3月にも東京都新宿区による都市計画決定の告示を受ける見通しだそうです。

 引用資料 建設通信新聞(2018/06/26)
 年度内の都計決定目指す/都内最大のツインタワー/西新宿三丁目西再開発

 地上65階、地下2階、高さ約235mの超高層ツインタワー(北棟、南棟)を中心として、合計4棟が建設されます。総延床面積約389,900㎡、総事業費は約2,000億円を見込んでいます。

西新宿三丁目西地区市街地再開発事業の概要 
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿三丁目内
◆ 階数-地上65階、地下2階(北棟、南棟)
◆ 高さ-約235m(北棟、南棟)
◆ 開発対象区域-約48,000㎡
◆ 延床面積-約389,900㎡(施設全体)、約181,600㎡(北棟)、約203,100㎡(南棟)、
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、商業施設、子育て支援施設他
◆ 総戸数-約3,200戸(北棟約1,650戸+南棟約1,550戸)
◆ 建築主-西新宿三丁目西地区市街地再開発準備組合(事業協力者 前田建設工業、野村不動産、東京建物、住友商事、首都圏不燃建築公社)
◆ コンサルタント-佐藤不動産鑑定コンサルティング、上野計画事務所、石本建築事務所、環境管理センター
◆ 着工-2022年以降予定
◆ 工事期間-約8年
◆ 総事業費-約2,000億円


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「位置図」です。あまりに範囲が広いので、地権者の数も多く調整が難航しており、区域内には我慢しきれず建て替えられたビルもありました。そのためかなり虫食い状態になっています。

 引用資料 新宿区・公式ホームページ
 西新宿三丁目西地区市街地再開発事業(支援地区)


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東京都庁の展望室から見た様子です。


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「西新宿三丁目西地区市街地再開発事業」の予定地の2018年5月の様子です。


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「NTT東日本新宿本社ビル」の北側から見た様子です。「新宿パークタワー」との間のビル群が再開発されます。手前に歩行者デッキが見えます。

●歩行者デッキを延伸
 2階レベルにある既存の歩行者デッキは、初台駅から新宿駅方面をつなぐ歩行者ネットワークとして今回の再開発施設内にも延伸します。



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