「新宿住友ビル」の正確な高さは211.381m 日本最大級の「全天候型屋内アトリウム広場」を整備する「新宿住友ビル改修計画」
-新宿住友ビル改修計画-
「新宿住友ビル」は、新宿副都心の超高層ビルの第2号として「京王プラザホテル」の次に建設されました。竣工は1974年3月で、新宿副都心の超高層ビル群の草分けとなるビルです。
日本の超高層ビルでは初めて高さ200mを超えました。形状がプリズムのような三角柱なので「住友三角ビル」とも呼ばれています。
「住友不動産」が、2019年7月末の完成を目指し開発を進めている、新宿住友ビル改修計画(西新宿二丁目8号地)は、国土交通省より「民間都市再生事業計画」の認定を受けています。
引用資料 住友不動産(PDF:2017/08/18)
「新宿住友ビル 大規模改修計画」 国土交通大臣の民間都市再生事業計画の認定を受けました
既存の「新宿住友ビル」の機能更新・設備リニューアルに合せて、「国際会議場施設」と日本最大級の「全天候型屋内アトリウム広場」を新たに整備します。
新宿駅周辺地区に新たなビジネス交流、ビジネスネットワークの場と、大規模な国際催事の場を創出することで、国際商業都市としての東京の魅力底上げに貢献します。
● 新宿住友ビルの正確な高さは211.381m
インターネットが普及していなかった1960年代~1990年代半ばまでの超高層ビルはなかなか正確な概要が分かりません。「新宿住友ビル」も正確な高さが分かりませんでした。
今回行ってみると「新宿住友ビル改修計画」の建築計画のお知らせが、大雑把な数値から正確な数値に修正されていました。「新宿住友ビル」の正確な高さは211.381mでした。
新宿住友ビル改修計画の概要
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿二丁目6番
◆ 階数-地上54階、地下4階(地上52階、塔屋2階、地下4階)
◆ 高さ-最高部211.381m
◆ 敷地面積-14,446.46㎡
◆ 建築面積-13,838.31㎡(施設全体)、5,569.37㎡(改修計画)
◆ 延床面積-180,302.390㎡(施設全体)、14,349.380㎡(改修計画)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、集会場、飲食店等
◆ 建築主-住友不動産
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2017年12月20日
◆ 竣工-2019年07月31日予定
「外観イメージ」です。
「概念図」です。
「配置図」です。
東京都庁展望室(南展望室)から見た「新宿住友ビル」です。
「新宿住友ビル改修計画」の建設現場です。
敷地南東側です。
敷地北側にあった駐車場の解体工事が行われています。
1974年3月に竣工してから約44年ぶりに地下外壁が姿を現しています。
「建築計画のお知らせ」が正確な数値に修正されていました。「新宿住友ビル」の正確な高さが211.381mと判明しました。計画名が「西新宿2丁目8号地(新宿住友ビル)改修計画」から「新宿住友ビル改修計画」に変更になっていました。
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