国道15号・品川駅西口駅前広場 事業計画「中間とりまとめ」 実現したら「品川駅」は、物凄い次世代型交通ターミナルに変貌!
-国道15号・品川駅西口駅前広場の整備-
大規模な再開発が計画されている品川駅周辺では、「西口駅前広場」の再整備、「東西自由通路」の西側延伸、「国道15号(第一京浜)」の拡幅等が計画されています。
品川駅の西口には現在、「国道15号(第一京浜)」を挟んでホテルや映画館といった商業施設が隣接していて、1日約10万人が国道を横断しています。
今後、駅周辺の再開発が進むと横断者は1日25万人近くまで増える見込みで、国土交通省は、「国道15号(第一京浜)」の上の空間に、大規模な人工地盤を構築して広場を整備します。
「国土交通省」は、品川駅西口駅前広場を国道15号の上空を活用して整備するプロジェクトの実現に向け、事業協力者として「京浜急行電鉄、西武プロパティーズ、JR東日本」の3者を選定しています。
● 「中間とりまとめ」を策定
国道15号・品川駅西口駅前広場については、2017年2月に道路上空を活用した未来型の駅前空間に関する整備方針をとりまとめ、有識者や民間事業協力者(京急電鉄・西武プロパティーズ・JR東日本)等とともに、事業計画の検討を進めてきたところです。
今般、次世代型交通ターミナルの整備を含む事業計画の「中間とりまとめ」を策定しました。今後は、事業計画の深化を図るための検討会を設立し、産学官連携の下で今年度内のとりまとめに向けて検討を進めます。
引用資料 国土交通省(2018/09/14)
次世代型交通ターミナルの実現に向けて ~国道15号・品川駅西口駅前広場 事業計画「中間とりまとめ」~
イメージ図を見ているだけでワクワクするような内容です。実現したら「品川駅」は、物凄い次世代型交通ターミナルに変貌します。
中間とりまとめのポイント
(1) 次世代の交通ターミナル
常に最先端のモビリティへ接続が可能な、次世代型交通ターミナルを配置
(2) 開発計画と連携した複合(交通・防災)ターミナル
民間の開発計画と連携し、交通と防災を融合させた複合ターミナルを配置
タクシー、ツアー系高速バス、次世代モビリティ等の乗り換えを可能に
(3) 人々が集う賑わい広場
センターコアの南側には人々が集い、憩う賑わい広場空間、商業施設を配置し、防災拠点としても活用
(4) シンボリックなセンターコア
利用者動線の交差部には連携の拠点となるセンターコアを配置
交通結節の各空間を結ぶシンボリックな空間を形成
(5) 利便性の高い路線バス乗降場
分かりやすさ、運行効率に配慮し国道15 号を挟み、対になるようバス停を配置
(6) 北品川方面への溜まり空間
周辺地域資源へアクセスする玄関口として機能する溜まり空間を配置
(7) 新駅方面への歩行空間
新駅方面への人・モビリティの往来が可能となるよう十分な通行空間を確保
「横浜側から見た品川駅西口駅前広場の機能のイメージ」です。将来必要となる機能をイメージしたものであり、整備内容を決定したものではありませんが、ワクワクするような内容です。
「事業の具体イメージ~シームレスな動線ネットワーク~」です。以前と比べ各動線か、かなり具体化されてきました。鉄道により東西に分断されていましたが、東西の連絡が大幅に改善されます。
立体道路制度
規制緩和により可能となった「立体道路制度(道路と一体構造の建物を建築することを可能とする制度)」を活用して、この上に巨大な人工地盤を構築して広場を整備します。
国道15号(第一京浜)
歩道橋から「国道15号(第一京浜)」を南側に見た様子です。この上に「歩行者デッキ」ではなく巨大な「人工地盤」を構築します。
品川駅西口駅前広場
「品川駅西口駅前広場」は非常に狭いです。更にJR品川駅の改札口や京浜急行品川駅の改札口には上下移動が必要です。全体に人工地盤を構築することでこれらの問題を一気に解決します。
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