JR横浜線と東急東横線の乗換駅 大規模な改良工事により橋上駅舎化された「JR菊名駅」 Part2・JR菊名駅のコンコース編
-菊名駅改良工事-
「菊名駅」は、JR横浜線と東急東横線の乗換駅ですが、バリアフリーが未整備であるほか、ホームやコンコース、乗換通路の混雑が課題となっていました。
「JR東日本(東日本旅客鉄道)」は、「横浜市」と「東京急行電鉄」との共同で検討を進めてきた「菊名駅」の改良工事を2014年5月28日に「着工しました。
「菊名駅改良工事」は、ラッシュ時、日産スタジアムや横浜アリーナでのイベント開催時などに発生する混雑緩和のほか、駅構内全体をバリアフリー化して利便性を向上させることを目的としています。
駅ビルと橋上駅舎を一体的に整備します。完成すれば、現在2階建ての駅舎は延床面積が約5倍の約1,500㎡になり、4階建てとなります。
● 橋上駅舎の供用を始
2017年12月17日に「JR菊名駅」の橋上駅舎を供用開始しました。バリアフリー化i以外にも、券売機4台、改札機9台と設備が大幅に増強されて便利にりました。
引用資料 JR東日本・横浜支社(PDF:2017/11/22)
12月17日(日)にJR菊名駅の橋上駅舎の供用を開始します
2018年2月28日には、JR菊名駅の改札内エレベーターが供用開始されました。2018年度以降に開業予定の駅ビル関連の工事は引き続き行われています。
菊名駅改良工事の概要
◆ 計画名-JR横浜線・東急東横線菊名駅バリアフリー化整備工事
◆ 工事の内容
(1) JR駅舎を新たに橋上化し、ホームへのエレベーターを新設することで東西通路西口のエレベーター新設と合わせ、駅構内のバリアフリー化を図る。
(2) コンコースを拡充し、ホーム階段やエスカレーターを新設することで混雑緩和を図る。
(3) JRと東急の乗換改札を分離し、新たな改札外の乗換経路にエスカレーターを新設する。
(4) 旅客トイレのほか多機能トイレをリニューアルする。
(5) 利用者のニーズに対応するためにテナント(1階・2階)を集積する。
◆ 事業者-横浜市、JR東日本(東日本旅客鉄道)、東京急行電鉄
◆ 設計者・監理者-東京急行電鉄、東急設計コンサルタント
◆ 施工者-東急・鉄建建設共同企業体(東急建設、鉄建建設JV)
◆ 着工-2014年05月28日
◆ 竣工-2018年03月31日(駅ビル除く)
「仮囲い」に掲示されていた完成イメージ図です。
「仮囲い」に掲示されていた「バリアフリー計画図(イメージ図)」です。イメージ図では「JR改札口」が3階になっていますが、間に1層追加されて4階に変更になっています。
「JR菊名駅」の構内図です(2018年7月現在)。「工事中」の部分は、2018年7月29日から東急菊名駅の「中央改札」として供用開始されています。
引用資料 → JR東日本・菊名駅(駅構内図)
2017年12月17日から供用開始された橋上駅舎の「改札内コンコース」を西側から見た様子です。ホームが2階で、コンコースが4階となっています。
橋上駅舎の「改札内コンコース」を東側から見た様子です(4階)。
一番西側に「エスカレーター×2基」が設置されました(4階)。
次に「階段」が設置されました(4階)。
一番東側に「改札内エレベーター」が設置されました。改札内エレベーターは、少し遅れて2018年2月28日から供用開始されました(4階)。
改札内コンコースから見た「改札口」です。改札口はこの1ヶ所のみです(4階)。
「改札機」は9台設置されています。中央には将来的に増設出来るスペースがあります(4階)。
改札外コンコースから見た「改札口」です(4階)。
東急東横線の「菊名駅」や出口への「エスカレーター×1基+階段+エスカレーター×1基」です(4階)。
下から見た様子です(2階)。
「西口エレベーター」は、改札外コンコースのちょっと離れた場所にあります(4階)。
「西口エレベーター」です(4階)。
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