総投資約6,000億円 政治に翻弄された「東京都中央卸売市場」 「豊洲市場」が2018年10月11日(木)に開場!
-東京都中央卸売市場(豊洲市場)-
東京都は、築地市場の移転先として「豊洲地区、晴海地区、有明北地区、石川島播磨重工業造船所跡地、中央防波堤内側」の5地区を移転候補地として、比較検討をしました。
その結果、「敷地の広さ、交通、商圏」の全ての条件を満たす場所として、「豊洲地区」が移転先として選ばれました。「豊洲地区」に移転先が決定した後も、土壌汚染の問題など難問山積でした。
やっと動き出そうとした時に、全国的に東京オリンピックによる建設需要や東日本大震災の復興需要などにより、技能者不足、資材費や人件費の高騰が深刻化しました。
「豊洲新市場」も影響をもろに受けました。入札不調を受け、予定価格を当初公告から上積みしてやっと動き出しました。
更に政争の具に利用され、当初は2016年11月7日に「豊洲市場」への市場移転を予定していましたが、大幅に延期になりました。マスコミも科学的根拠無しにセンセーショナルに報道し、混乱に拍車をかけました。最終的には、総投資額は土壌汚染対策を含め約6,000億円に上りました。
● 豊洲市場が2018年10月11日(木)に開場!
「豊洲市場」が約2年遅れの2018年10月11日(木)に開場します。この2年間はいったい何だったのか? 東京都民の税金を無駄に使っただけの、本当に意味の無い2年間でした。
画像引用 公式HP → 東京都中央卸売市場
鄧小平氏の「黒い猫でも、白い猫でも、鼠を捕るのが良い猫だ!」という言葉があります。政治は結果責任です。2年間の遅れを大いに反省して欲しいです。
「豊洲市場」の街区図です。
「5街区」を東側から見た様子です。
「5街区」南側の「豊洲ぐるり公園」です。「高潮」や「津波対策」として、嵩上げして整備した堤防を公園として解放しています。
「5街区」を南西側から見た様子です。
「6街区」を北西側から見た様子です。
「6街区」を南西側から見た様子です。
「豊洲市場」の中央を片側2車線の「東京都道484号豊洲有明線」が走っています。
「7街区」を東側から見た様子です。
「7街区」を南西側から見た様子です。
「7街区」南側の「豊洲ぐるり公園」です。「高潮」や「津波対策」として、嵩上げして整備した堤防を公園として解放しています。
豊洲ぐるり公園
「豊洲ぐるり公園」は、約15.2haという江東区立公園の中でも広大な面積を誇る公園で、水際では散歩やランニング等を楽しむことができ、豊洲六丁目先端部ではレインボーブリッジ等を一望できます。2017年7月7日に一部開園し、2018年4月1日に全面開園しました。
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