(仮称)渋谷区役所建替プロジェクト 超高級マンション 地上39階、高さ約143mの「パークコート渋谷 ザ タワー」 2018年11月末の建設状況
-(仮称)渋谷区役所建替プロジェクト-
ありし日の「渋谷区総合庁舎」は、地上6階、地下2階、「渋谷公会堂」は、地上4階、地下1階でした。共に東京オリンピックに合わせて、1964年に完成しました。「渋谷公会堂」は、東京オリンピックの重量挙げ会場としても使用されました。
渋谷区は「渋谷区総合庁舎」とコンサートなどに使われる「渋谷公会堂」を一体で建て替える計画を進めています。総合庁舎が震度6強の地震で倒壊する危険性が高いことが分かったためです。
公募で、「三井不動産、三井不動産レジデンシャル、日本設計」の3社で構成するグループが選定され、敷地の南東側に「新庁舎」、東側に「新公会堂」、北側に分譲の「超高層タワーマンション」を建設します。
「三井不動産レジデンシャル」は、定期借地の権利金を渋谷区に支払う代わりに、新庁舎と新公会堂を建設して渋谷区に譲り渡します。
70年間の定期借地期間の終了後、分譲マンションの土地は更地に戻して渋谷区に返還します。渋谷区の財政負担はゼロとなります。
● パークコート渋谷 ザ タワー
住宅棟の名称は「パークコート渋谷 ザ タワー」に決定しています。代々木公園、明治神宮の広大な緑と高級邸宅街にほど近い立地のため、三井不動産の高級ブランドである「パークコート」の名称となりました。
引用資料 公式ホームページ
パークコート渋谷 ザ タワー
借地権の期間が、2093年9月30日までの約70年、渋谷区役所という公共の立地という点で、少し価格は控え目になると予想していましたが、第1期1次の予定販売価格11,000万円台~49,000万円台となっており、すべて1億円を超えています。文字通り超高級マンションです。
パークコート渋谷 ザ タワーの概要
◆ 所在地-(仮称)渋谷区役所建替プロジェクト 住宅棟
◆ 所在地-東京都渋谷区宇田川町28番49他(地番)
◆ 交通-東急東横線・東急田園都市線「渋谷」駅徒歩8分、東京メトロ半蔵門線・東京メトロ副都心線「渋谷」駅徒歩8分、JR山手線・東京メトロ銀座線・京王井の頭線「渋谷」駅徒歩9分、 東京メトロ千代田線・東京メトロ副都心線「明治神宮前」駅徒歩11分、JR山手線「原宿」駅徒歩12分
◆ 階数-地上39階、地下4階
◆ 高さ-最高部143.08m、軒高136.50m
◆ 敷地面積-12,420.30㎡(施設全体)、4,565.00㎡(住宅棟)
◆ 建築面積-1,690.00㎡
◆ 延床面積-61,491.62㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-共同住宅
◆ 総戸数-総戸数505戸(総販売戸数355戸、事業協力者住戸150戸含む)、借地権の期間(2093年09月30日まで約70年)
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル
◆ 設計者・監理者-日本設計
◆ 施工者-東急建設
◆ 着工-2017年03月01日
◆ 竣工-2020年09月下旬予定
◆ 入居開始-2021年01月下旬
(仮称)渋谷区役所建替プロジェクト新庁舎棟(庁舎・公会堂)の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区宇田川町28番20、28番80、96番1、96番2
◆ 階数-(新庁舎)地上15階、地下2階、(新公会堂)地上6階、地下2階
◆ 高さ-(新庁舎)最高部70.46m、軒高70.46m、(新公会堂)約33m
◆ 敷地面積-12,420.30㎡(施設全体)、7,855.30㎡(庁舎・公会堂)
◆ 建築面積-4,486.10㎡
◆ 延床面積-42,000.49㎡
◆ 構造-(新庁舎)鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、(新公会堂)鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート杭
◆ 地震対策-免震構造(新庁舎)
◆ 用途-区役所、公会堂
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル
◆ 設計者・監理者-日本設計
◆ 施工者-東急建設
◆ 着工-2016年09月01日
◆ 竣工-2019年05月末予定
「配置図」です。
引用資料 渋谷区 リンク切れ
庁舎建替え特集号 平成27年(2015年)2月27日発行
「パークコート渋谷 ザ タワー」の完成イメージです。高層階がラッパ状にオーバーハングしています。「鉄筋コンクリート造」でこのデザインを再現するのはなかなか難しい工事になると思います。
「パークコート渋谷 ザ タワー」の2018年11月末の建設状況です。東京に出張に行った友人に撮影してきてもらいました。「午前中は時間が空いているよ!」と言っていたので、無理を言って、渋谷を朝の7時から撮影してきてもらいました(笑)。
超高層タワーマンションにしては、非常に珍しく地下4階もあるのでなかなか地上に姿を現しませんでしたが、「鉄筋」が地上に姿を現しています。
タワークレーンが2基姿を現しています。
東側のゲートです。今週の作業予定によると、基本的にはまだ「地下躯体工事」を行っているようです。
「新庁舎」の完成イメージです。地上15階、地下2階、最高部高さ70.46mとなります。
「新公会堂」の完成イメージです。地上6階、地下2階、高さ約33mです。ホールは2,000人規模で、アーティストやファンに「シブコウ」の略称で親しまれている「渋谷公会堂」が復活します。
「新庁舎と「新公会堂」を北東側から見た様子です。
2019年1月15日(火)に移転
「渋谷区役所」は、庁舎の建て替えに伴い、現在、仮庁舎で業務を行っていますが、2019年1月15日(火)から新しい庁舎に移転し業務を開始します。
「新公会堂」の建設現場を北東側から見た様子です。
| 固定リンク
« 幕張新都心 地上48階、高さ約172mの「幕張ベイパーク スカイグランドタワー」 2018年11月下旬の建設状況 | トップページ | 「渋谷パルコ」建て替え 地上19階、高さ約100mの「宇田川町14・15番地区第一種市街地再開発事業」 2018年11月末の建設状況 »
「125 東京都・渋谷区」カテゴリの記事
- 原宿駅前の新たなランドマークとして、表参道のケヤキ並木を彩る (仮称)原宿クエスト建替え計画新築工事 2024年9月末の建設状況(2024.10.07)
- 渋谷区 都市再生ステップアップ・プロジェクト「(渋谷地区)渋谷一丁目地区共同開発事業」 2024年9月末の建設状況(2024.10.05)
- JR原宿駅 地域に親しまれてきた西洋風建物「旧駅舎」の外観を再現 原宿駅旧駅舎跡地開発 2024年9月末の建設状況!(2024.10.02)
- 国家戦略特区 総事業費約1,800億円 地上41階、高さ約208mの「渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業」 2025年2月以降に解体工事が始まる!(2024.09.25)
- 都市再生ステップアップ・プロジェクト(渋谷地区)渋谷一丁目地区共同開発事業 国土交通省が優良な民間都市再生事業計画として認定!(2024.08.28)