相鉄・JR直通線 & 相鉄・東急直通線 「相模鉄道」が2種類の新型車両を開発する理由

-相鉄・JR直通線 & 相鉄・東急直通線-
現在、「相鉄・JR直通線」と「相鉄・東急直通線」の工事が急ピッチで進められています。先行して2019年度下期に「相鉄・JR直通線」が開業する予定です。
「相鉄・JR直通線」は、相鉄新横浜線の西谷~羽沢横浜国大間です。羽沢横浜国大駅の先でJR線に接続してJR東日本との相互直通運転を行います。
引き続き、2022年度下期に「相鉄・東急直通線」が開業する予定です。「相鉄・東急直通線」は、羽沢横浜国大~新横浜間と、東急電鉄が運営する東急新横浜線の新横浜~日吉間です。相鉄と東急の相互直通運転を行います。
● 2種類の新型車両を開発する理由
相鉄線も東急線もJR在来線もレール幅は1067mm(軌間)で同じです。レール幅に関しては相互直通運転に問題はありません。しかし、「相模鉄道」は2種類の新型車両を開発します。コスト的に無駄では? と思ってしまいます。
2種類の新型車両を開発する理由は、「保安装置」などの違いや、地下鉄乗り入れのために前面に「貫通扉」が必要などがありますが、一番は「車両の大きさが異なるため」です。
JRと相鉄の従来車両はほぼ同じ大きさで、全幅2900mm台です。しかし、東急の車両や東急線に乗り入れている東京メトロの車両は2700mm~2800mmくらいで狭いです。そのため2種類の新型車両の開発が必要になります。
相鉄・JR直通線用新型車両「12000系」
「相模鉄道」は、相鉄・JR直通線用新型車両「12000系」を2019年春に導入します。相鉄・東急直通線用の車両として2018年2月11日に営業運転を開始した「20000系」に続く新型車両です。
引用資料 相模鉄道(PDF:2018/10/03)
相鉄・JR直通線用新型車両 「12000系」を来年春に導入 前方監視カメラと車内防犯カメラを初めて採用
相鉄・JR直通線用新型車両「12000系」は、1編成(10両編成)×6編成=60両が導入され、2019年春に1編成、2019年度末までには残る5編成が導入予定です。
相鉄・東急直通用新型車両「20000系」
相鉄・JR直通線用新型車両「12000系」に先駆けて、2018年2月11日に営業運転を開始した新型車両です。全幅2,770mmで、地下鉄に乗り入れるので、前面「貫通扉」があります。
引用資料 相模鉄道(PDF:2017/06/05)
都心直通用 新型車両「20000系」を導入
開発コンセプトは、 ”安全×安心×エレガント ~目先のトレンドに左右されない「醸成するデザイン」~” です。東急直通線の開業時までに順次導入予定です。
相鉄「10000系電車」
相鉄「10000系電車」です。全幅2,930mmです。相鉄の従来車両は、このように上部を膨らませた拡幅車体を採用して居住性をアップさせています。東急の車両はそれが出来ません。車両限界の狭い地下鉄に乗り入れているためです。
JR東日本「E233系電車(2000番台以外)」
JR東日本は、「E231系電車」の後継として「E233系電車」を首都圏に大量投入しました。「E233系電車」は、混雑緩和のため車体幅は2,950mmの拡幅車体を採用しています。
JR東日本「E233系電車(2000番台)」
JR東日本の「E233系電車」も「東京メトロ千代田線」に乗り入れる常磐緩行線の「2000番台」は、車体幅が160mm狭い2,790mmとなっています。
車両限界の狭い東京メトロ千代田線との直通運転のためです。「貫通扉」は、地下区間での非常時に避難経路を確保するためです。パッと見は車両幅も狭いし、前面に「貫通扉」があるので「E233系電車」には見えません。
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