「東京都交通局経営計画2019」を策定 「泉岳寺駅」を大規模改良 拡幅ホームは2024年供用開始!
-泉岳寺駅-
「東京都交通局」は、2019年1月25日に2019年度を初年度とする新たな経営計画を策定し、「東京都交通局経営計画2019」公表しました。その中で、「泉岳寺駅」の大規模改良工事にも触れられています。
引用資料 東京都交通局(2019/01/25)
東京都交通局経営計画2019
「東京都交通局」は、泉岳寺駅のホームを拡幅、コンコースの拡張など大規模改良を実施します。拡幅ホームは2024年度の供用開始を目指します。
泉岳寺は、現状ではホーム幅は5mです。これを10mまで広げます。コンコースも拡張、エレベーターの増設や、JR線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」との歩行者ネットワークを形成します。
現状
現在の「泉岳寺駅」は、国道15号の地下のみを使用しています。そのためホーム幅は5mしかありません。ラッシュ時に混雑しており、今後、周辺開発により利用者が大幅に増加することが見込まれます。
改良後
国道15号の空間内だけではホームの拡幅が困難であるため、道路に隣接する民有地の地下も利用して、ホーム幅を2倍の10mに広げます。
「泉岳寺駅」の大規模改良工事は、東京都施行による「東京都市計画事業泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業」と一体的に行われます。
国道15号
「泉岳寺駅」は国道15号の下に位置し、国道の空間内だけではホームの拡幅が困難であるため、道路に隣接する民有地を含めた市街地整備を行う必要があります。
泉岳寺駅の機能強化
「泉岳寺駅(せんがくじえき)」です。「東京都交通局(都営地下鉄)」と「京浜急行電鉄」の共同使用駅です。島式2面4線の地下駅となっています。
「泉岳寺駅」は、現状でもホーム(幅員5m)がラッシュ時に混雑しており、今後、周辺開発により利用者が大幅に増加することが見込まれます。
このことから、駅利用者の安全性・利便性の向上や交通結節機能の更なる強化を図るため、「泉岳寺駅」の大規模改良を進めていきます。
東京都市計画事業泉岳寺駅地区
品川駅周辺地域は、空の玄関口である「羽田空港」に近く、世界と日本各地を繋ぐ結節点としての役割が期待されており、日本の成長を牽引する国際交流拠点として、開発が進められています。
「東京都」は、この開発に伴い、駅の機能強化が必要となる泉岳寺駅の改良を実現するため、市街地再開発事業により、駅とまちの一体的な整備に取り組むこととしました。
事業協力者が、「東急不動産(代表者)、京浜急行電鉄、東急建設、京急建設」に決定しています。2024年度の事業完了を目指しています。
引用資料 東京都・報道発表資料(2018/08/01)
泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業の事業協力者が決定しました
東京都市計画事業泉岳寺駅地区の概要
◆ 計画名-東京都市計画事業泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業
◆ 所在地-東京都港区高輪二丁目、芝浦四丁目及び港南二丁目各地内
◆ 高さ-最高部約160m
◆ 施行面積-約13,000㎡
◆ 敷地面積-約8,500㎡
◆ 延床面積-約110,000㎡
◆ 用途-共同住宅、オフィス、商業、駐車場等
◆ 総戸数-約350戸
◆ 建築主-東京都
◆ 事業協力者-東急不動産(代表者)、京浜急行電鉄、東急建設、京急建設
◆ 着工-2020年度予定
◆ 竣工-2024年度予定
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