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2019年3月14日 (木)

高さ約325m、約263m、約237mの「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」 中心となる3つの街区(A街区、B-1街区、B-2街区)で施工者が決定!

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虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業
 「虎ノ門・麻布台地区」は、最初は対象区域面積約4.8haでしたが、西側の「首都高速都心環状線」側まで対象区域が拡大し、更に南側の「外苑東通」まで対象区域を拡大しました。都市再生特別地区の区域面積は、約8.1haまで拡大しています。

 引用資料 首相官邸(2017/01/10)
 第11回 東京都都市再生分科会 配布資料

 国家戦略特別区域法に基づく国家戦略都市計画建築物等整備事業である「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」は、2018年3月27日に市街地再開発組合の設立について東京都知事の認可を受けています。

 森ビル ニュースリリース(2018/03/27)
 「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」市街地再開発組合設立認可のお知らせ

● 3つの街区で施工者が決定!
 総延床面積約860,000㎡の大規模再開発プロジェクト「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」がいよいよ動き出します。

 7つの街区で計画する再開発ビルのうち、3つの街区で施工者が決定しました。「A街区、B-2街区」を「清水建設」、「B-1街区」を「三井住友建設」が担当します。

 日刊建設工業新聞(2019/03/13)
 虎ノ門・麻布台地区再開発(東京都港区)/7街区のうち3街区の施工者決定/組合

 建設通信新聞(2019/03/13) 
 虎ノ門・麻布台再開発/A街区46万㎡・B2街区17万㎡/清水建設で8月着工

 今回の報道では、階数や高さが少し変更になっています。それにしても「夢物語」だと思っていた超巨大プロジェクトが、2019年8月初めにいよいよ着工します!

虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画地の位置-東京都港区虎ノ門五丁目、麻布台一丁目及び六本木三丁目各地内
◆ 施行地区面積-約81,000㎡ 
◆ 建築敷地面積-約63,910㎡
◆ 総延床面積-約860,000㎡
◆ 施行者-虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合(参加組合員 森ビル、日本郵便)
◆ 総事業費-約5,792億円

A街区(複合棟)の概要
◆ 階数-地上64階、塔屋2階、地下5階
◆ 高さ-最高部約325m
◆ 敷地面積-約24,104㎡
◆ 建築面積-約15,589㎡
◆ 延床面積-約461,292㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 用途-オフィス、店舗、共同住宅、インターナショナルスクール 等
◆ 設計者-森ビル
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2019年08月初め予定
◆ 竣工-2023年03月末予定
 
B-1街区(住宅棟)の概要
◆ 階数-地上64階、塔屋2階、地下5階
◆ 高さ-最高部約263m(2018年3月27日のリリース)
◆ 敷地面積-約24,104㎡
◆ 建築面積-約15,589㎡
◆ 延床面積-約185,228㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造)
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗、保育施設 等
◆ 設計者-森ビル
◆ 施工者-三井住友建設
◆ 着工-2019年10月初め予定
◆ 竣工-2023年03月末予定

B-2街区(住宅棟)の概要
◆ 階数-地上54階、塔屋2階、地下5階
◆ 高さ-最高部約237m
◆ 敷地面積-約16,467㎡
◆ 建築面積-約8,191㎡
◆ 延床面積-約169,341㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造)
◆ 用途-共同住宅、ホテル、店舗、集会場 等
◆ 設計者-森ビル
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2019年08月初め予定
◆ 竣工-2023年03月末予定


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「配置図」です。区域面積約8.1ha(敷地面積約63,910㎡)です。


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「断面図」です。


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A街区(複合棟)

 「A街区(複合棟)」は、「麻布郵便局」が建っている場所に建設されます。


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「麻布郵便局」は、2019年2月18日~2019年8月30日の工期で解体される予定です。


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1930年に建てられた「旧逓信省貯金局」だった歴史的建築物を解体するのはもったいない気がします。


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北側の高台から見た「麻布郵便局」です。


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角度を変えて見た様子です。


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B-1街区(住宅棟)
 
「B-1街区(住宅棟)」の西端を南側から見た様子です。「首都高速都心環状線」沿いは解体工事が終わっています。


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街区に含まれませんが、一番北側の「旧財務省六本木住宅」も「森ビル」により解体工事が行われて更地になっています。


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「B-1街区(住宅棟)」の西端から東側を見た様子です。


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「B-1街区(住宅棟)」を北東側から見た様子です。


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B-2街区(住宅棟)
 
「B-2街区(住宅棟)」は、高台と高台の間の谷のような地形になっています。更地の部分がどんどん増えています。


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無数の既存建物を集約化した「森ビル」の執念は凄いとしか言いようがありません。


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解体工事が終わった部分で「埋蔵文化財発掘調査」が行われています。


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この道路も近いうちに閉鎖されると思われます。


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霊友会第二ビル

 「霊友会」は、今回の再開発には参画しませんが、「霊友会第二ビル」は建て替えられるようです。「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」と街並みを合わせると思われます。


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「霊友会第二ビル」の跡には、「霊友会「統合棟(仮称)」新築工事」が建設される予定です。



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