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2019年3月13日 (水)

2020東京オリンピック・パラリンピック 「有明体操競技場」の全容が姿を現す!

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-有明体操競技場-

 2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会で使用される「有明体操競技場」は、東京都江東区有明に建設中の屋内競技施設です。オリンピックでは「体操」、パラリンピックでは「ボッチャ」が行われます。

 一般競争入札により「有明体操競技場新築工事」の落札者は190億円で「清水建設」に決まっています。2019年10月下旬の竣工を目指しています。

 「有明体操競技場」の屋根には木材を用います。大空間の確保とオリンピック終了後の施設撤去を見据え、内部の空間には柱を設けない構造となっています。

● オリンピック終了後から10年後に解体!
 観客席約12,000席の「有明体操競技場」ですが、オリンピック終了後は「展示場」として約10年間利用する予定です。オリンピック終了から10年後には「有明体操競技場」は解体されます。

 関西人の私から見たら190億円もかけた喉から手が出るくらい関西に欲しい素晴らしい施設です。しかし、オリンピック終了から10年後には解体されます。なんとも「もったいないなあ!」と思いました。

有明体操競技場の概要
◆ 計画名-有明体操競技場兼展示場(仮称)新築工事
◆ 所在地-東京都江東区有明一丁目7番4
◆ 階数-地上3階、地下0階
◆ 高さ-30.0m
◆ 敷地面積-96,433.50㎡(大会時)、36,503.76㎡(大会後)
◆ 建築面積-21,261.30㎡(仮設を含む全体)、17,297.06㎡(大会後)
◆ 延床面積-39,194.30㎡(仮設を含む全体)、27,459.35㎡(大会後)
◆ 座席数-約12,000席(仮設)
◆ 構造-鉄骨造、一部木造
◆ 基礎工法-既製コンクリート杭
◆ 用途-展示場、スポーツ練習場(仮設)
◆ 建築主-東京都、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
◆ 設計者-清水建設
◆ 監理者-日建設計
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2017年11月中旬
◆ 竣工-2019年10月下旬予定


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「仮囲い」に掲示されている内部のイメージです。屋根には木材を用います。


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ゆりかもめの車窓から見た様子です。2000年~2005年にかけて「有明貯木場」が埋め立てられた部分に建設されています。


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ゆりかもめの車窓の西側から見た様子です。


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南西側の「有明テニスの森駅」から見た様子です。午前中は同じ日とは思えないような快晴でした。


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アップです。この素晴らしい施設をオリンピック終了から10年後に解体するとは、もったいないですね・・・


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基本的には「鉄骨造」です。


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南側から見た様子です。


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東側から見た様子です。


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東側から引いて見た様子です。


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「木材」も多用します。


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「有明体操競技場兼展示場(仮称)新築工事」の建築計画のお知らせです。



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