JR東日本 埼京線ホームを山手線と並列の位置への移設する「渋谷駅改良工事」 供用開始された埼京線・湘南新宿ラインのホームをつなぐ「仮連絡通路」の設置方法に目から鱗!
-JR渋谷駅改良工事-
JR東日本は「渋谷駅」について、2014年4月より駅改良の準備工事に着手し、2015年9月より本体工事に着手しています。
引用資料 JR東日本(PDF:2015/07/14)
JR渋谷駅改良工事の本体工事着手について
現在、駅南側にある「埼京線ホーム」について、2020年春を目標として、山手線と並列の位置への移設工事を進めています。
● 2018年12月1日から仮連絡通路の供用開始!
2018年5月26日~27日には、列車を運休させての大規模な工事が行われました。埼京線・湘南新宿ラインなどの「埼京線・湘南新宿ライン(大崎・横浜方面)」を、東側に新設した高架部に移しました。
更に、JR渋谷駅の中央改札と埼京線・湘南新宿ラインのホームをつなぐ「連絡通路」が2018年11月30日の終電で廃止され、12月1日の始発から新たな「仮連絡通路」が供用開始されました。
「仮連絡通路」が供用開始されたのに伴い、移設による駅周辺の線路切り替えやホーム新設に伴い妨げとなる旧連絡通路は順次撤去していきます。
準備工事着手時点(2014年4月時点)のホーム配置図
完成時のホーム配置図
◆ 現在駅南側にある埼京線ホームを北側へ約350m移設することで、山手線ホームと並列の位置とし、乗換利便性の向上を図ります。ホーム幅員は最大12mで、2020年春を目標として整備します。
◆ 山手線ホームを2面2線(内回りが島式ホーム片側利用、外回りが単式ホーム)からの1面2線化します。ホーム幅員は最大16mです。
仮連絡通路
JR渋谷駅の中央改札と埼京線・湘南新宿ラインのホームをつなぐ新たな「仮連絡通路」が、2018年12月1日の始発から供用開始されました。
「どこに仮連絡通路を設置するのだろう?」とずっと思っていましたが、埼京線・湘南新宿ラインなどの「埼京線・湘南新宿ライン(大崎・横浜方面)」の線路を、東側に移設した事により空いたスペース(最終的には埼京線のホームとなる部分)に設置していました。なるほど!私にとっては「目から鱗」でした。
2018年12月1日から供用開始された「仮連絡通路」を南下します。このようにかなり通路が狭くなっている場所あります。
「仮連絡通路」を南下します。
「仮連絡通路」を南下します。この部分は最終的には埼京線のホームとなります。
北側に振り返るとこの部分は「渋谷スクランブルスクエア」の内部である事が分かります。巨大な柱は「渋谷スクランブルスクエア」の本設の柱です。この部分は最終的には埼京線のホームとなります。
新しい埼京線・湘南新宿ライン「4番線(大崎・横浜方面)」の軌道です。
「仮連絡通路」を南下します。このように天井がかなり低い場所があります。この部分も最終的には埼京線のホームとなると思われます。
埼京線・湘南新宿ライン「4番線のりば(大崎・横浜方面)」の北端です。
埼京線・湘南新宿ライン「4番線(大崎・横浜方面)」の軌道を、東側に移設した時に「4番線のりば」はかなり嵩上げされています。
「4番線のりば(写真右側)」が嵩上げされた事により、「3番線のりば(写真左側)」と最大1mを超える高低差が生じています。
高低差は「階段」や「スロープ」で解消しています。
旧連絡通路
2018年11月30日の終電で廃止された線路上空の「旧連絡通路」です。線路切り替えやホーム新設に伴い妨げとなる「旧連絡通路」は順次撤去していきます。
「旧連絡通路」の東側に「仮連絡通路」が見えます。
本設の埼京線ホーム
「仮連絡通路」の西側では、本設の「埼京線ホーム」の設置工事が行われています。
本設の「埼京線ホーム」の設置工事の様子です。
アップです。
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