国家戦略特区 地上36階、高さ約180mの「日本橋室町一丁目地区第一種市街地再開発事業」の詳細が判明!
-日本橋室町一丁目地区第一種市街地再開発事業-
2019年4月23日に、「国家戦略特区」の「第15回 東京都都市再生分科会」が開かれ、「八重洲一丁目北地区」と「日本橋室町一丁目地区」の詳細な資料が公開されました。今回の資料により。今まで分からなかった事がほほ判明しました。
引用資料 首相官邸・国家戦略特区(2019/04/23)
第15回 東京都都市再生分科会 配布資料
1回目は、「日本橋室町一丁目地区」を特集したいと思います。「日本橋室町一丁目地区」と呼ばれていますが、正式名称は「日本橋室町一丁目地区第一種市街地再開発事業」に決定したようです。
対象地は、東京都中央区日本橋室町一丁目5番の一部、6・8番で、「A街区~D街区」までの4街区に分けて開発します。北側の「A街区」には、地上36階、地下4階、高さ約180m、延床面積約114,500㎡の超高層複合ビルを建設します。南側の日本橋川沿いに位置する「B街区~D街区」には、地上3階×3棟の店舗施設などを整備する計画です。
日本橋室町一丁目地区の概要
◆ 計画名-日本橋室町一丁目地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-東京都中央区日本橋室町一丁目5番の一部、6・8番
◆ 階数-地上36階、地下4階(A街区)
◆ 高さ-最高部約180m(A街区)
◆ 敷地面積-約6,830㎡(施設全体)、約4,800㎡(A街区)
◆ 延床面積-約116,950㎡(施設全体)、約114,500㎡(A街区)
◆ 容積対象面積-約95,550㎡(施設全体)、約93,400㎡(A街区)
◆ 用途-オフィス、共同住宅、ライフサイエンス産業支援施設、店舗等
◆ 総戸数-約100戸
◆ 建築主-日本橋室町一丁目地区市街地再開発準備組合
◆ 事業協力者-三井不動産、清水建設
◆ コンサルタント-日建設計
◆ 着工-(A街区)2022年度予定
◆ 竣工-(A街区)2026年度予定、(B街区~D街区)2028年度以降予定
A街区を「区道19号線より計画建物を望む」です。
A街区を「中央通りより計画建物を望む」です。日本橋地区の街並み景観ガイドラインに沿って、下層階を百尺(約31m)の高さに揃えます。
B街区・C街区・D街区を「対岸より計画建物を望む」です。
「断面イメージ」です。
「整備平面イメージ」です。「A街区」の間に道路があり2区画に分かれていますが、道路上空を利用して一体開発します。道路部分は「貫通通路」となります。
「首都高地下化ルート平面イメージ」と「首都高地下化ルート断面イメージ」です。「C街区・D街区」の地下を通るんですね。ここまでルートが具体的に決まっているのを知らなかったので驚きました。
A街区
「A街区」を南西側から見た様子です。「近いうちに詳細が発表されるだろう!」と予想して、すべての写真を新たに撮影し直しました。
スルガビルの街区は再開発に不参加
国家戦略特区の資料で、黒いビルの「スルガビル」の街区は再開発に参画しない事が正式に確定しました。
この通りから北側が「A街区」となります。
「A街区」 の南側です。
この部分は貫通通路に!
「A街区」の間に道路があり2区画に分かれていますが、道路上空を利用して一体開発します。高さ約180mが可能になったのは、道路上空を利用して一体開発が可能になったからです。道路部分は「貫通通路」となります。
「A街区」 の北側です。奥の「室町ちばぎん三井ビルディング(COREDO室町3)」までが、「A街区」となります。
B街区・C街区・D街区
「B街区・C街区・D街区」を西側から見た様子です。南側が「日本橋川」、北側が幹線道路に面している東西に細長い敷地です。
「B街区・C街区・D街区」を東側から見た様子です。
首都高速都心環状線を地下化!
「日本橋室町一丁目地区」の南側を流れている「日本橋川」の上には、高架の「首都高速都心環状線」が走っています。この部分の首都高速道路は、地下化する予定です。
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