浜離宮に舞い降りた丹頂鶴をイメージ 竣工した地上37階、高さ約140mの「パークコート浜離宮ザ タワー」
-パークコート浜離宮ザ タワー-
「浜松町一丁目地区第一種市街地再開発事業」の予定地は、JR浜松町駅からも近く交通至便な場所ですが、狭い敷地に建築された多数の木造建築物が残され、低層建築物、非耐火建築物、昭和40年代以前建設の旧耐震基準の建築物が存在し、土地利用の更新が図られていませんでした。
道路で囲まれた区域面積約7,000㎡を、災害に強い、周辺地区とつながる街づくりを進め、地域全体を牽引していくことを目指し再開発が行われ、敷地の西側に「住宅棟」、東側に「事務所棟」が建設されました。
「浜松町一丁目地区第一種市街地再開発事業」の超高層タワーマンション部分の正式名称は「パークコート浜離宮ザ タワー」です。当初は、2019年7月下旬に竣工予定、2019年9月下旬に入居開始予定でしたが、2019年1月下旬に竣工、2019年6月下旬に入居開始と前倒しされています。
パークコート浜離宮ザ タワーの概要
◆ 計画名-浜松町一丁目地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物
◆ 所在地-東京都港区浜松町一丁目3、4、5番地(地番)
◆ 交通-JR山手線「浜松町」駅徒歩5分、都営地下鉄大江戸線「大門」駅徒歩5分、都営地下鉄三田線「御成門」駅徒歩8分、都営地下鉄大江戸線「汐留」駅徒歩6分、JR山手線「新橋」駅徒歩12分
◆ 階数-地上37階、塔屋2階、地下1階
◆ 高さ-(住宅棟)最高部139.90m、軒高132.67m、(事務所棟)最高部約55m
◆ 敷地面積-5,162.36㎡
◆ 建築面積-3,142.33㎡
◆ 延床面積-65,716.86㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部(鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-中間免震構造(2階と3階の間に免振層を設置)
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗、保育所
◆ 総戸数-562戸(販売総戸数361戸、事業協力者戸数201戸含む、他に店舗3戸、事務所6戸)
◆ 建築主-浜松町一丁目地区市街地再開発組合(売主 三井不動産レジデンシャル)
◆ 設計者・監理者-アール・アイ・エー
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2015年03月02日
◆ 竣工-2019年01月25日 (工事完了)
◆ 入居開始-2019年06月下旬
世界貿易センタービルの展望台「シーサイド・トップ」から見た「パークコート浜離宮ザ タワー」です。2019年1月下旬に竣工しました。
最高部です。
屋上の「スカイウォークガーデン」です。眼下に「浜離宮恩賜庭園」が広がります。1度、全戸完売して公式ホームページが閉鎖されていましたが、再びオープンしています。
引用資料 公式ホームページ
パークコート浜離宮ザ タワー
下層階の様子です。東側は「事務所棟」です。
南東側から見た様子です。外観デザインは、「浜離宮に舞い降りた丹頂鶴」をイメージしています。
東側の「港区立イタリア公園」から見た様子です。
北東側から見た様子です。
東側の「事務所棟」です。
下層階を北東側から見た様子です。地震対策として、「中間免振構造」を採用し、2階と3階の間に「免振層」を設置しています。窓の無い部分が「免振層」です。
建物の周囲は「公開空地」として解放されています。
北西側から見た様子です。
| 固定リンク
« 東天紅「上野本店」跡地 竣工した地上36階、高さ約131mの「ブリリアタワー上野池之端」 | トップページ | 「横浜ホームコレクション」が閉場 地上28階、高さ約150mの「(仮称)みなとみらい21中央地区37街区開発計画」が動き出す! »
「122 東京都・港区②」カテゴリの記事
- JR東日本 羽田空港アクセス線(仮称)整備事業 2025年4月19日~4月20日にかけて、田町駅付近線路切換工事に伴う列車の運休!(2025.01.10)
- 「虎ノ門ヒルズ」が南西側に更に拡大 5棟目の超高層ビル? 「虎ノ門3丁目プロジェクト」について、2026年の都市計画提案を目指す!(2025.01.07)
- 地上30階、高さ約155mの「(仮称)高輪三丁目品川駅前地区(品川駅西口地区C地区)第一種市街地再開発事業」 特定業務代行者選定が長期化!(2024.12.28)
- 「ホンダ(本田技研工業)」の新たな司令塔 Honda青山ビル建替え計画 新ビルの概要は、地上25階、高さ約150m、延床面積約53,000㎡(2024.12.25)