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2019年9月

2019年9月30日 (月)

JR大崎駅周辺 大規模に整備されてメチャメチャ便利な「ペデストリアンデッキ」の連結による歩行者ネットワーク

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-大崎駅周辺のペデストリアンデッキ-

 再開発前の大崎駅周辺は住工混在の密集地であり、狭小道路が多く、安全な歩行者空間が確保されていませんでした。さらに、「環状6号線」と「JR線」によって東西が分断され、周辺地域と駅との通行が不便でした。

 現在、疾風怒涛の勢いで再開発が進むJR大崎駅周辺ですが、昭和50年代に東京都から「副都心」に指定されましたが、当初から再開発が盛んだった訳ではありません。再開発が盛んになったのは21世紀に入ってからです。

 これらを解消するために、大崎駅周辺では「ペデストリアンデッキ」の連結による歩行者ネットワーク化を進めました。今では、地上に降りる事なく、各再開発ビルにJR大崎駅から直接行く事が出来ます。


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「大崎駅周辺のペデストリアンデッキ」です。文句のつけようが無い「ペデストリアンデッキ」の配置ですが、残念ながら「19」の「目黒川歩行者デッキ」は、「パークシティ大崎」の開業からすでに4年以上経過していますが、未だに開通していません。

 引用資料 日本建築学会技術報告集(PDF)
 大崎駅周辺の再開発におけるペデストリアンデッキの形成と管理について


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目黒川歩行者デッキ
 
「北品川五丁目第1地区第一種市街地再開発事業」では、地上40階の超高層住宅棟と地上31階の超高層業務棟を中心に合計7棟のビルが建設されました。街区の正式名称は「パークシティ大崎」です。

 パークシティ大崎の「大崎ブライトタワー」と「大崎ニューシティ」とは目黒川を跨いで、「目黒川歩行者デッキ」で結ばれまて、「大崎ニューシティ」を経由する事によってJR大崎駅と直結する予定ですが、現在も途切れたままで接続されていません。


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このように「大崎ニューシティ」とは接続されていません。


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「大崎ニューシティ」は目と鼻の先ですが、現在は行き止まりになっているので階段で下に降りるしかありません。そのため「目黒川歩行者デッキ」の利用者は多くありません。


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ヨドバシ梅田タワー
 「ヨドバシホールディングス」は、 大阪駅北口に建設中の「ヨドバシ梅田タワー」内の複合商業施設「LINKS UMEDA(リンクス ウメダ)」の開業日を2019年11月16日(土)に決定しました。

 引用資料 ヨドバシホールディングス(2019/09/27)
 大阪・梅田の新ランドマーク「ヨドバシ梅田タワー」内の商業施設 「LINKS UMEDA」2019年11月16日(土)グランドオープン


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開業時には接続されないペデストリアンデッキ
 建物の西側のこの部分で「グランフロント大阪 南館」の2階とペデストリアンデッキで接続される予定です。ただし、「LINKS UMEDA(リンクス ウメダ)」の開業日にはペデストリアンデッキは完成しません。いつ工事が行われるかも不明です。

 「ヨドバシホールディングス」のホームページによると、「芝田2丁目交差点(グランフロント大阪-ヨドバシ)」のペデストリアンデッキ工事は「グランフロント大阪」の整備事業となるようです。

 このように「民間所有」のペデストリアンデッキは、お互いの利害関係の調整が大変なようです。何か私たちには分からない大人の事情があるのでしょうね・・・



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2019年9月29日 (日)

怒涛の勢いで再開発が進むJR大崎駅周辺 地上39階、高さ約143m「大崎駅西口F南地区第一種市街地再開発事業」の建設予定地

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-大崎駅西口F南地区第一種市街地再開発事業-

 疾風怒涛の勢いで再開発が進むJR大崎駅周辺ですが、再開発に取り残された場所があります。大崎三丁目のJR大崎駅の北西側一帯です。

 その中の1つ「大崎駅西口F南地区第一種市街地再開発事業」は、地上39階、地下2階、高さ約143m(T.P.からの高さ約149m)、延床面積約49,200㎡、総戸数約500戸を想定しています。

 引用資料 東京都都市整備局・公式HP
 大崎駅西口F南地区第一種市街地再開発事業

 大崎駅西口駅前エリアにあって木造密集市街地の建物共同化により、土地の高度利用・有効利用を図り、大崎副都心の拠点性を高めるとともに良質な都市型住宅の供給を図ります。

 大崎駅南改札から後背地にいたる連続した歩行者デッキネットワークや歩道状空地の整備、緑豊かなオープンスペースの形成、低層部への子育て支援施設や生活支援施設の整備など大崎副都心に必要な基盤整備や機能導入を図ります。

大崎駅西口F南地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都品川区大崎三丁目7番地
◆ 階数-地上39階、地下2階
◆ 高さ-最高部約143m(T.P.からの高さ約149m)
◆ 敷地面積-約5,100㎡
◆ 敷地面積-約3,100㎡
◆ 延床面積-約49,200㎡(容積対象面積約33,200㎡)
◆ 用途-共同住宅、事務所、店舗、保育所、駐車場等
◆ 総戸数-約500戸
◆ 建築主-大崎駅西口F南地区市街地再開発組合(予定)
◆ 事業協力者-住友不動産
◆ 事業コンサルタント-日建設計
◆ 着工-2020年予定
◆ 竣工-2023年予定
◆ 総事業費-約286億円


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「南側立面図」です。北東から北西にかけては約6mの高低差があります。

 引用資料 品川区・公式HP(PDF:2017/04/21)
 大崎三丁目地区(大崎駅西口F 南地区)等の再開発計画について


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「街区図」です。


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「大崎駅西口全体の整備イメージ」です。第一弾の「ThinkPark Tower」を皮切りに、西口は2000年以降に再開発されました。


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「大崎駅西口F南地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。


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街区の東側です。


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街区の西側です。


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街区南側の道路です。


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街区東側の道路です。道路から東側は「F東地区」です。



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2019年9月28日 (土)

成田空港の更なる機能強化  3,500mの「C滑走路」を新設、「B滑走路」の1,000m延伸 環境アセスメント「環境影響評価書」を公表!

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-成田空港の更なる機能強化-

 「成田国際空港会社(NAA)」は9月27日に、「成田空港」の機能強化に関する環境影響評価(環境アセス)書の公告・縦覧を開始しました。3,500mの「C滑走路」の新設、2,500mの「B滑走路」を1,000m北側延伸などを計画しています。

 引用資料 成田国際空港株式会社(2019/09/27)
 環境アセスメント「環境影響評価書」を公表しました。 

 現在の空港区域の面積は約1,400haです。50万回の発着容量に対応するため、空港の敷地を新たに約1,000ha拡張することが必要となります。約1,000haのうち民有地が約730haあり、うち677haは土地取得の同意を得ています。社有地と公有地の約270haを合わせると、9月24日時点で95%の同意を得たことになるようです。


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「成田闘争」の影響で、現時点でも買収できていない部分は、「発着回数50万回時」も買収できていない前提で「滑走路、誘導路、ターミナル」を配置しています。


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「供用開始時」と「発着回数50万回時」の配置図です。


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「現在及び将来の発着回数」です。


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将来の滑走路の運用イメージ(北風運用時、南風運用時)です。


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北京大興国際空港(衛星写真引用Googleマップ)
 2019年9月25日に中国の北京に世界最大級の巨大空港「大興国際空港」がオープンしました。総工費は1200億元(約1兆9000億円)、鉄道路線や道路など周辺の整備費用も含めると総額4000億元(約6兆3000億円)にも上る桁違いの国家プロジェクトです。

 滑走路4本で開港しました。当面は7,200万人程度の利用者数を想定していますが、最終完成時には滑走路は7本もしくは8本になって1億人規模の収容能力を備えるとされています。

 イラク出身の建築家ザハ・ハディッド設計による空港ターミナルビルは、まるで「巨大なヒトデ」で、異次元のレベルの巨大さです。もう笑うしかありません。日本にはそんな巨大空港を整備する土地も予算も無いので、既存の空港を少しずつ改良していくしかありません。他国の事を羨ましがってもしかたがありません。



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2019年9月27日 (金)

さいたま市 大宮ソニックシティ北側の「大宮駅西口第三地区」 「A、B、C、D、E 」の5ブロックで再開発を検討 

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-大宮駅西口第三地区のまちづくり方針-

 大宮駅周辺地域は、「大宮駅周辺地域戦略ビジョン」により、東日本の玄関口としてさいたま市の「顔」にふさわしい地域にしていくことが位置づけられています。

 「大宮駅西口第三地区」は、大宮駅の至近にありながら、これまで面的な都市基盤整備は実施されず、土地利用や防災、交通などの課題をかかえており、今後、大宮駅周辺地域の将来像の実現に向けた都市づくりを推進するため、「大宮駅西口第三地区まちづくり方針」を策定しました。

 引用用資料 さいたま市・公式HP
 大宮駅西口第三地区のまちづくり方針について


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大宮駅西口第三地区は5つのブロックに区分
 「第三地区におけるブロック区分」です。「A、B、C、D、E 」の5ブロックに区分します。一番進んでいるのが「第3-B地区」です。「第3-A・D地区」は準備組合が発足しています。「第3-C地区」はまちづくり勉強会が発足しています。


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大宮駅西口第3-B地区
 
「大宮駅西口第3-B地区」は、木造老朽建築物が多く、緑地等のオープンスペースが不足するとともに、狭あい道路が多く日常の交通に支障をきたしており、防災性の向上、土地の有効活用、交通環境の改善が課題となっています。

 このような地区の課題を解決するため、地元権利者による「大宮駅西口第3-B地区市街地再開発準備組合」が設立され、2017年3月に都市再開発法の規定に基づく市街地再開発組合の設立が認可されました。

 引用資料 さいたま市・公式ホームページ
 大宮駅西口第3-B地区第一種市街地再開発事業

  建築主は「大宮駅西口第3-B地区市街地再開発組合」、事業協力者として「新日鉄興和不動産、三井不動産レジデンシャル、丸紅、前田建設工業」が参画しています。

大宮駅西口第3-B地区の概要
◆ 計画名-さいたま都市計画 大宮駅西口第3-B地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-埼玉県さいたま市大宮区桜木町二丁目の一部
◆ 階数-地上28階、地下1階(B棟)、地上14階(A棟)
◆ 高さ-最高部99.45m(B棟)、46.85m(A棟)
◆ 敷地面積-約7,593㎡(B棟)、約609㎡(A棟)
◆ 建築面積-約4,461㎡(B棟)、約318㎡(A棟)
◆ 延床面積-約66,234㎡(B棟)、約3,823㎡(A棟)
◆ 構想-鉄筋コンクリート造(B棟、A棟)
◆ 用途-(B棟)商業業務、共同住宅、駐車場、(A棟)商業業務、共同住宅
◆ 総戸数-511戸(B棟)、65戸(A棟)
◆ 建築主-大宮駅西口第3-B地区市街地再開発組合(事業協力者 新日鉄興和不動産、三井不動産レジデンシャル、丸紅、前田建設工業)
◆ 着工-2018年12月予定(当初計画)
◆ 竣工-2021年08月予定(当初計画)


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「完成予想図(B棟)」です。


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「位置図」です。道路を挟んで、北側に小規模な「A棟」、南側にメインの「B棟」が建設されます。


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「さいたま都市計画 大宮駅西口第3-B地区第一種市街地再開発事業」の予定地を南西側から見た様子です。


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「さいたま都市計画 大宮駅西口第3-B地区第一種市街地再開発事業」の予定地を南東側から見た様子です。


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大宮駅西口第3-A・D地区

 「大宮駅西口第3-A・D地区」は、さいたま市大宮区桜木町二丁目の一部で、区域面積約1.5haです。

 引用資料 さいたま市・公式ホームページ
 大宮駅西口第3-A・D地区に関連する都市計画について

 「A地区」と「D地区」で一体的に行います。施設建築物及び道路等の公共施設を一体的に整備することで、「にぎわいのある、安心・安全なまち」の実現を目指します。



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2019年9月26日 (木)

JR大崎駅近く 東五反田二丁目第3地区市街地再開発 地上40階程度と地上20階程度、総延床面積約111,000㎡を想定

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-東五反田二丁目第3地区市街地再開発-

 「東五反田二丁目第3地区市街地再開発準備組合」は、再開発施設の計画概要をまとめました。規模は2棟で総延床面積が約111,000㎡となる見通しです。2020年の都市計画決定を目指します。事業協力者として「竹中工務店」が参画しています。

 建設通信新聞( 2019/09/25)
 施設2棟で約11万㎡/20年の都計決定目指す/東五反田2-3再開発準備組合

 再開発区域は、「大崎駅」と「五反田駅」の間に位置する東京都品川区東五反田二丁目の約16,000㎡です。南側は「目黒川」に面しています。東端のエリアには地上20階程度、延床面積約70,000㎡のオフィス・店舗で構成する建物を整備します。その西側には、地上40階程度、延床面積約41,000㎡の住宅棟を計画しています。


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「10」の三角形の敷地が「東五反田二丁目第3地区市街地再開発」の予定地です。大崎駅周辺は、疾風怒濤の勢いで再開発が行われていますが、この部分は取り残された状態になっています。

 引用資料 首相官邸(PDF)
 大崎駅周辺地域


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「東五反田二丁目第3地区市街地再開発」の予定地を南東側から見た様子です。

● 結婚できない男のロケ地
 関西テレビの企画・制作により、フジテレビ系列ので、2006年7月4日~9月19日まで「結婚できない男」が放送されました。私の大好きなドラマでしたが、ロケ地が「目黒川」沿いのこのあたりでした。

 今年の秋に13年後の続編「まだ結婚できない男」が放送されますが、何が驚いたかというと「桑野信介(阿部寛)」が、「早坂夏美(夏川結衣)」と結婚していなかったという事実です。あの最終回で結婚していなかったとは誰も想像出来ないですよね(笑)。

 舞台は同じ「目黒川」沿いのこのあたりでしょうか? ロケ地も楽しみの1つです。あと元乃木坂46の「深川麻衣」が出演するのも私個人の楽しみの1つです。


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すぐ東側が「オーバルコート大崎」です。



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2019年9月25日 (水)

五反田駅近くの「ゆうぽうと」跡地 日本郵政不動産が、地上21階、 高さ 約100mの超高層複合ビル「五反田計画(仮称)」を建設!

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-五反田計画(仮称)-

 五反田駅近くに、宿泊施設やホールや会議室などが入っていた複合施設「ゆうぽうと」がありましたが、2015年9月30日に閉館しました。「ゆうぽうと」の地上躯体はすでに解体されています。

 日本郵政グループの「日本郵政不動産」は「ゆうぽうと」跡地に、 地上21階、地下3階、高さ 約100m、延床面積約68,000㎡の超高層複合ビル「五反田計画(仮称)」を建設します。「日本郵政不動産」の自社開発の第一号案件となります。

 引用資料 日本郵政不動産(PFD:2019/09/24)
 五反田計画(仮称)の開発計画について

 2020年春に準備工事、2020年秋から本体工事に着手します。基本設計は「日本郵政」、実施設計は「大林組」、施工は「大林組」が担当します。2023年春の竣工予定です。

五反田計画(仮称)の概要
◆ 所在地-東京都品川区西五反田八丁目4番13号
◆ 階数-地上21階、地下3階
◆ 高さ- 約100m
◆ 敷地面積-約6,700㎡
◆ 延床面積-約68,000㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、ホテル、多目的ホール(約400席)、商業施設等
◆ 建築主-日本郵政不動産
◆ 設計者-(基本設計) 日本郵政、(実施設計)大林組
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2020年秋予定
◆ 竣工-2023年春予定


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「イメージパース」です。

 
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「イメージパース」です。


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「断面図」です。上層階から「ホテル、オフィス、多目的ホール、商業・シェアオフィス」で構成されます。


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「位置図」です。


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解体前の「ゆうぽうと」の空撮です。



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2019年9月24日 (火)

旧都庁(第二本庁舎、第三本庁舎、東六号庁舎)跡地の大規模再開発 「警視庁本部庁舎(31)大規模改修工事」のため2023年以降か? 

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-警視庁本部庁舎(31)大規模改修工事-

 「東京都財務局」は、WTO対象となる「警視庁本部庁舎(31)大規模改修工事」を一般競争入札した結果、43億1400万円(税別)で「清水建設」に決定しました。工期は2022年9月30日までの予定です。

 建設通信新聞(2019/09/24)
 東京都財務局/警視庁本部庁舎大規模改修/43億で清水建設

 「警視庁本部庁舎」の概要は、地上18階、塔屋2階、地下4階、高さ83.500m、延床面積99,231.52㎡です。このうち、地上4階~18階の延床面積約28,296㎡ を改修します。

警視庁本部庁舎の概要
◆ 所在地-東京都千代田区霞が関二丁目1番1号
◆ 階数-地上18階、塔屋2階、地下4階
◆ 高さ-最高部83.500m、軒高74.300m
◆ 敷地面積-19,552.80㎡ 
◆ 建築面積-6,582.98㎡
◆ 延床面積-99,231.52㎡
◆ 構造-(高層タワー部)鉄骨造、(周辺低層及び地下部分) 鉄骨造、鉄筋コンクリー造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-官庁庁舎
◆ 建築主-東京都
◆ 設計者-岡田新一設計事務所
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-1977年09月
◆ 竣工-1980年06月


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旧都庁・第三本庁舎(一時期は住友不動産丸の内ビル)
 
「警視庁」は、霞が関の「警視庁本部庁舎」の大規模な改修工事を行います。改修期間中は旧都庁の「第三本庁舎」を改修して仮庁舎として使用します。

 「丸の内警察署」は、建て替えのため2017年3月21日から1階~4階に移転していますが、本丸の「警視庁本部」の機能も一部が移転してきます。旧都庁の第三本庁舎は一時期、住友不動産に貸し出され「住友不動産丸の内ビル」という名称の期間がありました。


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旧都庁舎跡地
 旧庁舎のうち、JR線の西側にあった「第一本庁舎、西一号庁舎、西二号庁舎、西三号庁舎」などはすべて解体され、跡地に「東京国際フォーラム」が建設されました。

 JR線の東側には「第二本庁舎、第三本庁舎、東六号庁舎」がありました。ただし、JR線の西側と違って再開発されていません。「楽町駅周辺地区(旧都庁舎跡地)」は、東京都と民間による都市再生プロジェクトの対象地区となっています。

 敷地面積がかなり広いので大規模な再開発になると思われます。ただし、「警視庁本部庁舎(31)大規模改修工事」の工期が2022年9月30日までの予定なので、再開発は早くても2023年以降になると思われます。

第二本庁舎跡地
 「第二本庁舎」は解体されて駐車場等に使用されています。

第三本庁舎
 1975年1月に竣工した地上15階、塔屋2階、地下3階の「第三本庁舎」のビルは残っています。「警視庁」仮庁舎として使用します。一時期、住友不動産に貸し出され「住友不動産丸の内ビル」という名称の期間がありました。

東六号庁舎跡地
 「東六号庁舎」は解体されて暫定的な「有楽町インフォス」が建設されました。有楽町インフォスの「ロフト」は2017年6月11日に閉店、「無印良品」も2018年12月2日に閉店しました。

● 東京スポーツスクエア
 「有楽町インフォス」は、「ラグビーワールドカップ2019」および「2020年東京オリンピック・パラリンピック」に向けて、東京都が「東京スポーツスクエア」として活用します。開催準備・気運醸成・情報発信の拠点となります。


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別角度から見た様子です。


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北東側から見た様子です。



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2019年9月23日 (月)

国家戦略特区 地上46階、高さ約240m、延床面積約418,000㎡「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」の予定地

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-(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業-
 東京駅の八重洲口では、北側の「(仮称)東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」、中央の「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」、南側の「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。

 その中で、最も進んでいるのが「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」です。地上45階、塔屋2階、地下4階、高さ約240mの巨大な超高層複合ビルが建設されます。2018年12月3日に起工式が執り行われました。

 3地区で最大規模なのが「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」です。地上46階、塔屋1階、地下4階、高さ約240m、延床面積約418,000㎡の超巨大な超高層複合ビルが建設される予定です。

 引用資料 首相官邸(PDF:2016/12/15)
 都市再生特別地区(八重洲二丁目中地区)都市計画(素案)の概要

 当初計画では、2020年4月着工、2023年5月末竣工の予定でしたが、現時点では2022年度着工、2025年度竣工の予定になっています。八重洲二丁目北地区の工期が、2018年12月3日(起工式)~2022年8月末予定なので、八重洲二丁目北地区の竣工後に、八重洲二丁目中地区の着工になりそうです。

(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目4番、5番、6番、7番
◆ 階数-地上46階、塔屋1階、地下4階
◆ 高さ-GL+240m(建築物の高さの最高限度)
◆ 施行面積-約22,000㎡
◆ 敷地面積-約19,500㎡
◆ 建築面積-約15,700㎡
◆ 延床面積-約418,000㎡(容積対象延床面積約325,650㎡)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、店舗、居住・滞在施設(サービスアパートメント等)、インターナショナルスクール、バスターミナル、駐車場等)
◆ 建築主-八重洲二丁目中地区市街地再開発準備組合(事業協力者 三井不動産、鹿島建設、ヒューリック)
◆ 再開発コンサルタント業務-日建設計
◆ 着工-2022年度予定
◆ 竣工-2025年度予定


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「外堀通り沿いの低層部イメージ」です。


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「鍛冶橋通り・柳通り交差点付近の低層部イメージ」です。


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「断面構成図」です。


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「配置図」です。


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「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」の予定地を南西側から見た様子です。


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南東側から見た様子です。


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北東側から見た様子です。


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北側では、「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」が行われています。2018年12月3日に起工式が執り行われました。地上45階、塔屋2階、地下4階、高さ約240mの巨大な超高層複合ビルが建設されます。



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2019年9月22日 (日)

中央区 地上50階、高さ約250mの「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」の予定地

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-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業-

 「東京駅前八重洲一丁目東地区」は、「A地区」と「B地区」に分かれていますが、「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、「東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合」の設立をに認可しています。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2019/01/10)
 東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合の設立を認可します

 概要は、地上50階、地下4階、高さ約250m、延床面積約229,750㎡です。特定業務代行者は「東京建物、大林組」です。総事業費は約2,104億円の予定です。

東京駅前八重洲一丁目東B地区の概要
◆ 計画名-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-東京都中央区八重洲一丁目地内
◆ 階数-地上50階、地下4階
◆ 高さ-最高部約250m
◆ 地区面積-約13,000㎡
◆ 敷地面積-約10,600㎡
◆ 延床面積-約229,750㎡
◆ 用途-店舗、オフィス、住宅、バスターミナル、カンファレンス施設、医療施設等
◆ 建築主-東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合(特定業務代行者 東京建物、大林組)
◆ 設計者-(基本設計)日本設計、(実施設計)大林組
◆ 施工者-大林組(特定業務代行者)
◆ 着工-2021年度予定
◆ 竣工-2025年度予定
◆ 総事業費-約2,104億円


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「断面図」です。


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「配置図」です。再開発に参加しないビルがかなりあるため敷地の西側が凹んだ、いびつな形状になります。


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「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」の予定地を南西側から見た様子です。


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再開発に参加しないビルがかなりあるため敷地の西側が凹んだ、いびつな形状になります。「新槇町ビル」やその北側の「八重洲ロータリービル」、「八重洲口会館」などは、今回の再開発には参加しません。


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南東側から見た様子です。


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北西側から見た様子です。こちら側にも再開発に参加しないビルがあります。


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北端の「特別区道中日第285号線(さくら通り)」です。



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2019年9月21日 (土)

横浜市 地上43階、高さ約180mの「横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」の予定地

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-横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業-

 「横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」は、JR東日本が建設している(仮称)横浜駅西口開発ビル計画の「JR横浜鶴屋町ビル(鶴屋町棟)」と一体的に整備されます。

 当初は、地上44階、地下2階、最高高さ約190mで計画されていましたが、地上43階、地下2階、最高高さ約180mに変更になっています。外観デザインも大幅に変更されています。

 引用資料 神奈川県・公式HP(PDF)
 横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業

横浜駅きた西口鶴屋地区の概要

◆ 計画名-横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町一丁目3番1 外
◆ 階数-地上43階、地下2階
◆ 高さ-最高部179.9m
◆ 敷地面積-約6,687㎡
◆ 建築面積-約4,980㎡
◆ 延床面積-約79,420㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、店舗、事務所、ホテル、サービスアパートメント、集会所
◆ 総戸数-459戸
◆ 建築主-横浜駅きた西口鶴屋地区市街地再開発組合(参加組合員 相鉄不動産、東京急行電鉄)
◆ 設計者-松田平田設計
◆ 特定業務代行者-大林組
◆ 着工-2019年02月予定
◆ 工期-2022年03月予定


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下層階のイメージです。

 引用資料 相鉄アーバンクリエイツ
 横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業


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歩行者デッキのイメージです。歩行者デッキは横浜駅と直結します。


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「断面図」です。最高高さが約180mとなっています。


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「配置図」です。


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「横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。


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「横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」の建築計画のお知らせです。



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2019年9月20日 (金)

2019年11月15日終電後~11月17日初電に品川駅線路切換工事を実施 「山手線内回り、山手線外回り、京浜東北線北行」の3線路を一気に東側に移設!

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-JR品川駅の大規模改良工事-

 「JR品川駅」では、2011年から駅改良および「高輪ゲートウェイ駅」の開業に向けた工事を行っています。山手線(内・外回り)及び京浜東北線(大宮方面)の線路切換工事に伴い、2019年11月16日(土)に大幅な運休や始発駅・終着駅の変更が発生します。なお、山手線の運転見合わせを伴う工事はJR東日本発足後初となります。

 引用資料 JR東日本(PDF:2019/09/17)
 品川駅線路切換工事に伴う列車の運休について

 山手線(内・外回り)及び京浜東北線(大宮方面)の線路切換工事を実施します。今までは1本ずつ線路を東側に移設していましたが、今回は「(1)山手線内回り、(2)山手線外回り、(3)京浜東北線北行」の3線路を一気に東側に移設します。

 これに伴い、品川駅4番線が新たに京浜東北線(大宮方面)ホームとなり、現在使用している3番線は使用停止となります。工事時間帯は、2019年11月15日(金)終電後~11月17日(日)初電となります。


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「JR田町駅」の南側の「札の辻交陸橋」を過ぎたあたりで、「(1)山手線内回り、(2)山手線外回り、(3)京浜東北線北行」の3線路を東側に振ります。


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「高輪ゲートウェイ駅」は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催にあわせて暫定開業しますが、先行して2018年6月17日から「京浜東北線南行」が駅を通過しています。2019年11月17日(日)初電からは、「(1)山手線内回り、(2)山手線外回り、(3)京浜東北線北行」の3線も駅を通過します。まだ電車は停車しませんが、4線すべての移設が完了します。


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「JR品川駅」のホーム北側で、「(1)山手線内回り、(2)山手線外回り、(3)京浜東北線北行」の3線路を東側に振ります。


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新4番線ホーム(京浜東北線北行)

 かつて「4番線ホーム(京浜東北線南行)」だったホームは、閉鎖されて改良工事が行われています。「新4番線ホーム(京浜東北線北行)」に生まれ変わり、2019年11月17日(日)初電から供用開始される予定です。



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2019年9月19日 (木)

大手町の再開発が「日本橋川」を超えて神田地区に拡大 三菱地所が参画する「(仮称)内神田一丁目プロジェクト」

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-(仮称)内神田一丁目プロジェクト-
 「大手町」は、21世紀に入って連鎖的再開発や単独での建て替えなどの疾風怒濤の再開発によって、ほとんどのビルが建て替えもしくは建て替え中です。残っているのは「NTTコミュニケーションズ大手町ビル、NTTコミュニケーションズ大手町ビル別館」と「気象庁本庁、大手町合同庁舎3号館」くらいです。

 「大手町」の再開発はほぼ完了したので、再開発は「日本橋川」を北に超えて「神田地区」に拡大しようとしています。千代田区の内神田南部地区(内神田一丁目・二丁目)で今後、段階的な街区更新が進みそうです。

 内神田南部地区は、大手町地区の北に位置し、「日本橋川」に面した東西に長いエリアで、築年次の古い民間ビルや公共施設などが立地しています。このエリアのうち具体的な検討が進んでいるのが、「コープビル」と「日立鎌倉橋ビル」の2棟の敷地を一体開発する「(仮称)内神田一丁目プロジェクト」で、先行的な事業となりそうです。

 引用資料 建設通院新聞(2019/06/24)
 2棟敷地を一体開発/内神田一丁目 三菱地所参画/内神田南部地区

 「(仮称)内神田一丁目プロジェクト」は、敷地面積約5,100㎡です。「三菱地所」が参画し、ビジネス・産業支援施設などの整備を検討しています。丸の内と大手町を結ぶ「仲通り」を神田方向に延伸するため、日本橋川に「人道橋」を設置する計画もあります。


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「対象地区のイメージ」です。


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「(仮称)内神田一丁目プロジェクト」の予定地は、「大手町フィナンシャルシティ」の北側です。


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「大手町フィナンシャルシティ」の「仲通り」の延伸部分です。この先に見えるのが「コープビル」です。


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「仲通り」の延伸部分の北端です。この先の日本橋川に「人道橋」を設置する計画があります。高速道路の高架下に少し見えるのが「コープビル」です。


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「仲通り」の延伸部分の北端から南側に振り返った様子です。「丸の内地区」から超高層ビルが延々と続いていますが、「日本橋川」を超えて「神田地区」に拡大しようとしています。



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2019年9月18日 (水)

登録有形文化財 歴史的建造物「 旧九段会館」の建て替え事業 「(仮称)九段南一丁目プロジェクト」が新築着工!

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-九段会館-

 「九段会館」は、1934年3月に竣工しました。しかし、2011年3月11日に発生した「東日本大震災」で、天井が崩落して、休館に追い込まれていました。

 「財務省関東財務局」は、「九段会館」の土地の貸し付け先を決める一般競争入札の落札者を「東急不動産」に決定しています。定期借地権方式で土地を貸し付け、建物の一部を保存しつつ、残りの部分を解体して高度利用を図る事業です。

 「東急不動産」と「鹿島建設」が出資する「合同会社ノーヴェグランデ」は、2018年3月1日に国との間で合意書を締結し、70年間の定期借地による九段会館の一部保存・建替え事業に着手しました。

● 新築工事に着手!
 「東急不動産」と「鹿島建設」が出資する「合同会社ノーヴェグランデ」は、「(仮称)九段南一丁目プロジェクト」の新築工事に着手しました。2022年7月竣工予定です。
 
 引用資料 東急不動産(2019/09/17)
 登録有形文化財の歴史的建造物「旧九段会館」建て替え事業 (仮称)九段南一丁目プロジェクトが新築着工 「水辺に咲くレトロモダン」をコンセプトに2022年7月竣工予定

 コンクリート造の建物に瓦葺きの勾配屋根を塔屋とパラペットに冠する「帝冠様式」。その特徴をよく表す建物北側と東側部分をL字状に保存して活用します。

 保存部分は「免震レトロフィット工法」の採用、中性化により劣化したコンクリートの補修対策の実施、外壁のスクラッチタイルの落下防止対策の実施等により、創建時の姿を復原・保存します。

九段会館建て替えの概要
◆ 計画名-(仮称)九段南一丁目プロジェクト
◆ 所在地-東京都千代田区九段南一丁目5番1外
◆ 交通-東京メトロ半蔵門線・東西線、都営新宿線「九段下」駅徒歩1分
◆ 階数-地上17階、地下3階
◆ 高さ-最高部85.0m、軒高74.97m
◆ 敷地面積-8,765.85㎡
◆ 建築面積-5,106.90㎡
◆ 延床面積-67,738.20㎡(既存建物保存部分含む)
◆ 構造-鉄骨造(CFT造)、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-免震レトロフィット(既存の建物の基礎などに免震装置を設置)
◆ 用途-オフィス、店舗、集会場、駐車場等
◆ 建築主-合同会社ノーヴェグランデ(東急不動産と鹿島建設が出資)
◆ 設計者・監理者- 鹿島・梓 設計・工事監理業務共同企業体
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2018年03月01日(解体工事含む)
◆ 竣工-2022年07月15日予定
◆ 土地の貸付期間-2018年03月01日から70年間(定期借地権方式)


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「メインエントランス イメージ」です。


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「お濠沿い テラス イメージ」です。


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「屋上庭園 イメージ」です。


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工事着工前の「九段会館」です。既存建物北東側をL字状に保存します。保存部分は、「免震レトロフィット」を適用し耐震性を確保します。



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2019年9月17日 (火)

中央区 地上59階、高さ約199mの「月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業」の予定地

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-月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業-

 月島地区や勝どき地区では怒涛の勢いで再開発が行われています。その波は「サンシティ銀座EAST」以外は超高層ビルが無かった「月島三丁目地区」にも波及しています。

 「月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業」は、地上59階、地下1階、高さ約199mの超高層タワーマンションを中心とした総延床面積約145,000㎡の再開発プロジェクトです。

 全体外観パース引用 オーク計画研究所
 月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業

月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-東京都中央区月島三丁目18、19と20の一部、21~23と24の一部
◆ 階数-地上59階、地下1階(A地区)、地上5階(B-1地区)、地上7階(B-2地区)
◆ 高さ-約199m(A地区)、約18m(B-1地区)、約25m(B-2地区)
◆ 敷地面積-約10,070㎡(A地区)、約1,060㎡(B-1地区)、約880㎡(B-2地区)
◆ 建築面積-約6,650㎡(A地区)、約610㎡(B-1地区)、約550㎡(B-2地区)
◆ 延床面積-約140,200㎡(A地区)、約1,600㎡(B-1地区)、約3,400㎡(B-2地区)
◆ 用途-(A地区)共同住宅、店舗、保育所、デイサービス施設、(B-1地区)障害者グループホーム、(B-2地区)共同住宅
◆ 総戸数-約1,120戸(A地区)、約40戸(B-2地区)
◆ 建築主-月島三丁目地区再開発準備組合
◆ 事業協力者-五洋建設、首都圏不燃建築公社
◆ コンサルタント-(設計業務)大建設計、(全体調整)パシフィックコンサルタンツ
◆ 着工-2022年度予定
◆ 竣工-2025年度予定


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「月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業 A地区」を東側から見た様子です。


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施行区域の南東側は、もんじゃ焼きで有名な「月島西仲通り商店街(月島もんじゃストリート)」の四番街に面しています。


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「A地区」を北側から見た様子です。


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「A地区」を西側から見た様子です。


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街区南側の「THEパームス月島ルナガーデン(ユズデンタル月島)」は、先に単独で建て替えたため再開発には加わりません。


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「西河岸通り」の北側の隅田川に面した部分に、「B-1地区」と「B-2地区」が整備されます。


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隅田川に面した「B-1地区」です。配置図を見ると手前の建物は「B-1地区」に含まれるようです。


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隅田川に面した「わたし児童公園」です。「B-1地区」に含まれますが「広場(公園)」が整備されるようです。


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配置図を見ると「わたし児童公園」に面した一番手前の建物は「B-1地区」に含まれるようです。


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隅田川に面した北側の建物群はほとんど再開発に参画しません。


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隅田川に面した「B-2地区」です。配置図を見ると手前の更地と一番手前の建物が「B-2地区」の範囲のようです。



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2019年9月16日 (月)

中央区 地上50階、高さ約190m「月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業」の予定地

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-月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業-

 月島地区や勝どき地区では怒涛の勢いで再開発が行われています。その波は「サンシティ銀座EAST」以外は超高層ビルが無かった「月島三丁目地区」にも波及しています。

 「月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業」は、老朽化した木造長屋の密集を解消し、防災性の向上を図ります。また、「西仲通り」から「清澄通り」にかけての賑わいの連続性を創出し、地域に開かれた広場整備による地域コミュニティの形成を図るとともに、都市型住宅の整備による良好な居住環境を創出します。

 引用資料 東京都・公式HP
 月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業

 中央区議会議員のブログ(かなり詳細が載っています)
 「月島3丁目南地区市街地再開発事業」都市計画審議会

月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都中央区月島三丁目27番(15号除く)、28番、29番、30番
◆ 階数-(A敷地)地上50階、地下1階、(B敷地)地上2階、地下0階
◆ 高さ-(A敷地)約190m、(B敷地)約10m
◆ 敷地面積-(A敷地)約5,640㎡、(B敷地)約935㎡
◆ 建築面積-(A敷地)約3,070㎡、(B敷地)約610㎡
◆ 延床面積-(A敷地)約80,610㎡、(B敷地)約1,200㎡
◆ 構造-(A敷地)鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、(B敷地)鉄骨造
◆ 用途-(A敷地)共同住宅、店舗、駐車場、(B敷地)保育所、店舗
◆ 総戸数-約750戸 
◆ 建築主- 月島三丁目南地区市街地再開発準備組合(事業協力者 大成建設、三井不動産レジデンシャル、野村不動産)
◆ 設計者-佐藤総合企画
◆ 着工-2021年度予定
◆ 竣工-2024年度予定


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「位置図」です。敷地は「L字型」になります。南側は「清澄通り」に面します。北側は一部ですが「西仲通り」に面します。


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「月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業」の予定地を南側から見た様子です。南側の道路は「清澄通り」です。


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「サンシティ銀座EAST」の南隣の街区になります。


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街区を南東側から見た様子です。


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「月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業」の北側は、「月島もんじゃストリート」には含まれませんが、すぐ東側が「月島もんじゃストリート」の「月島西仲通り四番街」の西端となっています。



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2019年9月15日 (日)

大川端リバーシティ21の近く 総延床面積105,000㎡程度の「佃2丁目再開発」の予定地

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-佃2丁目再開発-

 大川端リバーシティ21の近くの中央区の佃二丁目で、地元権利者らが再開発事業を検討しています。共同住宅や商業施設、ホテルなど総延床面積105,000㎡程度の施設を検討中で、2022年度以降の着工となりそうです。

 建設通信新聞(2019/01/21) リンク切れ
 住・商・宿泊延べ10万㎡/22年度以降着工へ準備組合/佃2丁目再開発

 対象区域は、東京メトロ・都営大江戸線「月島駅」の北東に位置する佃二丁目の約1.8haです。敷地の南東側は「清澄通り」、北東側は「大川端リバーシティ21」にそれぞれ面しています。

 ゾーニングでは、敷地東側に低層の「商業施設」、中央に「高層マンション」、西側を「ホテル」とし、南側に広場などを配置する案を検討中です。各施設の規模は、商業施設が延床面積30,000㎡程度、マンションとホテルで延床面積75,000㎡程度となる見通しです。

 最短ケースで、2019年度の都市計画決定、2020年度の組合設立、2021年度の権利変換手続きを経て2022年度以降の着工が見込まれています。勉強会には「三菱地所グループ」と「佐藤総合計画」が参画しています。


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「ゾーニング案のイメージ」です。


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「佃2丁目再開発」の予定地は、北側に「ザ・クレストタワー」、南西側に「ファミール月島グランスイートタワー」が建っています。


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「清澄通り」沿いの東端です。


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「清澄通り」沿いの中央あたりです。


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再開発の合意が待ち切れないのか? この部分には地上13階のマンション「(仮称)中央区佃2丁目計画」の建築計画のお知らせが掲示されていました。


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北東側に振り返った様子です。


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「佃大通り」です。「ゾーニング案のイメージ」を見ると再開発部分は廃道になるようです。


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「清澄通り」沿いの「佃大通り」の西側の区画です。「ファミール月島グランスイートタワー」の手前までが「佃2丁目再開発」の範囲です。


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「佃2丁目再開発」の予定地を南側から見た様子です。



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2019年9月14日 (土)

首都高速道路の築地川区間の上部に人工地盤を構築 中央区が「築地川アメニティ整備構想」を発表!

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-築地川アメニティ整備構想-

 1964年東京オリンピックの開催を契機に築地川を埋め立て都市の基盤整備を図った首都高速道路都心環状線の築地川区間において、自然豊かで、区民一人一人の快適で多様なライフスタイルを支える次代に相応しい都市のアメニティ空間の創出を目指し、「築地川アメニティ整備構想」を取りまとめました。

 引用資料 中央区・公式HP(2019/09/13)
 築地川アメニティ整備構想

 中央区の構想では、首都高速道路都心環状線の築地川区間の上部を人工地盤で覆って新たな都市空間を創出します。新富二丁目の「三吉橋」から銀座八丁目の「千代橋」までの約1kmを検討範囲とし、首都高速道路の大規模更新事業にあわせて実施する計画です。築地川周辺で計画中のまちづくりとの連携も視野に入れています。

 人工地盤の整備は、築地川によって分断されている銀座エリアと築地エリアを接続することで、一体的な連続性を持たせるのが狙いです。緑地空間や広場の整備によって、誰もが体験・交流・発信ができるパブリックスペースを創出するほか、大規模災害時には一時避難場所などとして機能する防災活動拠点を設けます。


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「交通結節性の高い歩行者ネットワーク」のイメージ図です。


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「都市生活を支えるアメニティ環境」のイメージ図です。


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「誰もが体験・交流・発信ができるパブリックスペース」のイメージ図です。


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「築地川アメニティ整備構想」の範囲です。新富二丁目の「三吉橋」から銀座八丁目の「千代橋」までの約1kmを検討範囲としています。



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2019年9月13日 (金)

新宿グランドターミナルへの再編に向けたまちづくり 「新宿駅西口広場(地上広場・地下広場)」が歩行者中心の広場に大きく変わります!

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-新宿グランドターミナルへの再編-
 
新宿駅直近地区においては、東西の移動がしにくいことや人の滞留空間が不足していること、駅・駅ビルが老朽化していることなどの課題があります。東京都と新宿区が策定した「新宿の拠点再整備方針」では、線路上空にデッキを新設することや駅前広場を人中心に再構成すること、駅の改良や駅ビルの機能更新を進めていきます。

 引用資料 東京都・公式HP
 新宿駅直近地区に係る都市計画(素案・原案)の説明会について(※説明会は終了しました)


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「新宿の拠点再整備方針」を踏まえ、東京都が施行者となり土地区画整理事業により、駅の改良や駅ビルの機能更新と連携しながら、東西連絡デッキや駅前広場などの公共施設の整備を実施します。これにより、新宿グランドターミナルへの一体的な再編を推進します。


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現在の「新宿駅西口」です。「新宿駅西口」は大きく変わります。


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「西口 地上広場」の現状と将来イメージです。新宿西口の象徴とも言えるループ車路が撤去されて「ボイド(大穴)」となります。解体された「新宿スバルビル」あたりに駐車場出入口が設けられます。


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「西口 地下広場」の現状と将来イメージです。ループ車路を撤去して歩行者空間を拡大します。地上と地下をつなく「ターミナルシャフト(バリアフリーの縦動線)」を複数ヶ所設けます。



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2019年9月12日 (木)

「世界貿易センタービル」隣接地 地上47階、高さ約190mの「浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業」の建設予定地

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-浜松町二丁目西口地区-

 浜松町二丁目西口地区では、「世界貿易センタービル」の建て替えを含む再開発が計画されています。合計で6棟のビルが建設される巨大プロジェクトです。6棟中4棟が超高層ビルになります。

 第一弾として、「日本生命保険相互会社」と「大林組」がB街区で建設していた「日本生命浜松町クレアタワー」が、2018年8月31日に竣工しました。

● 浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業
 「B街区」の南側に隣接する「東京都交通局大門庁舎」などがある区画で、「浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。東京都は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、「浜松町二丁目地区市街地再開発組合」の設立をに認可しています。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2018/11/08)
 浜松町二丁目地区市街地再開発組合の設立を認可します

浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区浜松町二丁目3-20他
◆ 階数- 地上47階、地下3階
◆ 高さ-最高部約190m
◆ 地区面積-約5,900㎡
◆ 敷地面積-約4,700㎡
◆ 延床面積-約74,170㎡
◆ 用途-共同住宅、オフィス、公益施設、店舗等
◆ 総戸数-約400戸
◆ 建築主-浜松町二丁目地区市街地再開発組合
◆ 事業協力者-世界貿易センタービルディング、鹿島建設
◆ コンサルタント業務-アール・アイ・エー
◆ 着工-2020年01月予定
◆ 竣工-2026年03月予定
◆ 総事業費-約515億円


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「浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業」の位置図です。以前は「浜松町二丁目C地区市街地再開発事業」と呼ばれていました。


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「配置図」です。


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「断面図」です。地上47階、地下3階、高さ約190mとなります。公益施設には、「(仮称)文化芸術ホール」を整備します。

● (仮称)文化芸術ホール
 港区は、再開発組合に加入して区有地を活用し、再開発事業で取得する権利床を活用して、市街地再開発事業の中で 、「(仮称)文化芸術ホール」を整備します。大ホール機能(600席程度)、小ホール機能(100席程度)、創造支援機能などを整備します。


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世界貿易センタービルの展望台「シーサイド・トップ」から見た「浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。「日本生命浜松町クレアタワー」で、敷地北西側が見えなくなりました。


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中央の建物が解体されて更地になっています。


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北西側から見た様子です。


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南西側から見た様子です。


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南東側から見た様子です。



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2019年9月11日 (水)

JR田町駅近く 地上30階、高さ約160mの「(仮称)TTMプロジェクト」 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書案の縦覧!

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-(仮称)TTMプロジェクト-
 「三菱重工業」と子会社の「田町ビル」、不動産業などの「徳栄商事」は、JR田町駅近くに、地上30階、高さ約160m、延床面積約118,000㎡の「(仮称)TTMプロジェクト」を建設します。2020年度頃の着工、2023年度頃の竣工を見込んでします。

 「第一田町ビル」など複数ビルの敷地を一体開発し、オフィスを中心として商業施設なども入る複合ビルを建設します。低層部に店舗などの商業施設を配置し、中高層部にオフィスが入ります。

● 環境影響調査書案の縦覧!
 久しぶりに港区の「環境アセスメント」を見ると ”港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書案の縦覧【(仮称)TTMプロジェクト】” が行われていました。縦覧期間は、2019年8月13日(火)~2019年9月12日(木)、つまり明日まででした。閲覧期間が過ぎたら見られなくなるのでギリギリ気が付いて本当に良かったです。

 引用資料 港区・公式ホームページ(2019/08/13)
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書案の縦覧【(仮称)TTMプロジェクト】

(仮称)TTMプロジェクトの概要
◆ 所在地-東京都港区芝五丁目33-8 ほか
◆ 階数-地上30階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-約160m
◆ 敷地面積-約8,650㎡
◆ 延床面積-約118,000㎡
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場
◆ 建築主-三菱重工業、田町ビル、徳栄商事
◆ 設計者-三菱地所設計
◆ 着工-2020年度頃予定
◆ 竣工-2023年度頃予定


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詳細なイメージパースを初めて見ました。なかなかカッコイイですね!


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「北側立面図・西側立面図」です。


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「断面図」です。 断面図を見ると地上30階、塔屋1階、地下2階、最高高さ約160mとなっています。基礎工法は「場所打ちコンクリート拡底杭」のようです。


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「土地利用平面図」です。「三菱」らしく「菱形」のビルになるようです。


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「(仮称)TTMプロジェクト」の建設予定地を南西側から見た様子です。


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第一田町ビル(旧:
三菱自動車工業の本社)
 
「第一田町ビル」です。「三菱自動車工業」の本社が入っていました。「第一田町ビル」の概要は、地上9階、地下3階、敷地面積約5,469㎡、延床面積約42,460㎡となっています。現在は「清水建設」により既存建物の解体工事が行われています。

 「三菱自動車」は、「第一田町ビル」の建て替えに伴い、JR田町駅芝浦口にある「msb Tamachi田町ステーションタワーS」の24階~30階(総合受付は3階、オフィスは24階~30階)に移転し、2019年1月7日から新本社での業務を開始しています。


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徳栄ビル本館

 西隣の「の徳栄ビル本館」です。現在は「清水建設」により既存建物の解体工事が行われています。



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2019年9月10日 (火)

新宿副都心が西側にどんどん拡大! 地上35階の超高層ツインタワー「(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業施設建築物」の詳細

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-西新宿五丁目北地区防災街区整備事業-
 「(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業施設建築物」の予定地は、十二社通り及び青梅街道沿いは中高層建築物が多いが老朽化した建物も多く、また、地区内部は狭隘な道路や木造建物も多く、地区全体として住環境、商環境、防災等に多くの課題がある地区です。 

 当初は、「A地区」が地上43階、高さ約160m、「B地区」が地上39階、高さ約147mでした。 両地区とも地上35階に変更になり、高さは「A地区」が158.85m、「B地区」が高さ131.49mになりました。それに伴いデザインも大幅に変更されています。

● 新宿区景観まちづくり審議会
 「新宿区景観まちづくり審議会」は、1年に2回くらい開催されます。2019年5月22日に「第67回新宿区景観まちづくり審議会」が開催されました。「西新宿五丁目北地区防災街区整備事業」の資料が公開されていたのですが、その時は「ふーん」という感じで真面目に見ていませんでした。今回改めて見ると非常に詳細な概要が公開されていたのでUPしたいと思います。資料はちゃんと最後まで見ないといけないと改めて思いました。

 引用資料 新宿区・公式HP(2019/05/22)
 新宿区景観まちづくり審議会:第67回新宿区景観まちづくり審議会

西新宿五丁目北地区防災街区整備事業の概要
◆ 計画名-(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業施設建築物 A棟・B棟
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿五丁目1番地、2番地
◆ 階数-(A地区)地上35階、地下2階、(B地区)地上35階、地下2階
◆ 高さ-(A地区)158.85m、(B地区)最高部131.49m、軒高124.51m
◆ 敷地面積-(A地区)7,980.01㎡ 、(B地区)4,267.15㎡
◆ 建築面積-(A地区)4,121.14㎡ 、(B地区)2,072.25㎡
◆ 延床面積-(A地区)90,823.78㎡ 、(B地区)44,064.33㎡
◆ 構造-(A地区)鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造、(B地区)鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-(A地区、B地区)マットスラブ工法(直接基礎)
◆ 用途-(A地区)共同住宅、オフィス、店舗、駐車場、駐輪場、(B地区)共同住宅、オフィス、店舗、保育所、駐車場、駐輪場
◆ 総戸数-(A地区)不明、(B地区)不明
◆ 建築主-西新宿五丁目北地区防災街区整備事業組合(参加組合員 住友不動産)
◆ 設計者-アール・アイ・エー、E・D・L一級建築士事務所JV
◆ 施工者-大成建設・五洋建設JV(特定業務代行者)
◆ 着工-(A地区)2019年05月下旬予定、(B地区)2019年06月下旬予定
◆ 竣工-(A地区)2022年10月下旬予定、(B地区)2022年10月下旬予定

(備考) 基礎工法の「マットスラブ工法」は、「耐圧盤(たいあつばん)、底盤(ていばん)、マットスラブ」が同じ意味なので、「耐圧盤」でビルの重量を支える「直接基礎」の事だと思われます。


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「広域パース(拡大)」です。地上60階、地下2階、高さ208.97mの超高層タワーマンション「ザ・パークハウス 西新宿タワー60」の北側に「西新宿五丁目北地区防災街区整備事業」、南側に「西新宿五丁目中央南地区第一種市街地再開発事業」に描かれていますが、新宿副都心が西側(中野坂上方面)にどんどん拡大しています。


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「外観パース」です。先月の8月19日に「西新宿五丁目北地区防災街区整備事業組合」から公開されている同じ外観パースを載せましたが、再度載せます。

 「A地区(A棟)」は、住宅機能からオフィス機能への変更に合わせて、外壁をほぼ全面ガラスの「アルミカーテンウォール」に変更しています。周辺オフィスビルとの調和も意識しつつ、空の映り込みによる圧迫感の低減を意図しています。


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変更前です。


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「断面図」です。「A地区(A棟)」は、上層部が「SOHO住宅」、中層部が「オフィス」、低層部が「商業」の超高層オフィスビルに変更されました。


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「配置図」です。


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「(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業施設建築物 A棟」の建築計画のお知らせです。施設建築物の施工などを担う特定業務代行者が「大成建設・五洋建設JV」に決定しています。


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「(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業施設建築物 B棟」の建築計画のお知らせです。施設建築物の施工などを担う特定業務代行者が「大成建設・五洋建設JV」に決定しています。



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2019年9月 9日 (月)

神宮前交差点 新たなランドマークとなる「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」の建設予定地 

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-神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業-

 「表参道」と「明治通り」が交差する「神宮前交差点」は、東京の顔とも言えます。北東側角にはランドマークとなる「東急プラザ表参道原宿」が建設されました。

 「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」の予定地は、商業地としての高いポテンシャルを有する一方、建築物の老朽化、明治通り拡幅による狭小な土地、歩行者と自動車が交錯する変形五叉路などの課題を抱えています。

 街区を再編・統合し、土地の有効・高度利用を図り、立地特性に相応しい商業拠点等を整備し、にぎわいを形成するとともに、変形五叉路の解消など安全な歩行者空間の確保を図り、西側角に新たなランドマークを建設します。

 東京都は、都市再開発法第50条の2第1項の規定に基づき、「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」の施行を2019年2月15日に認可しています。

 引用資料 東京都・公式HP(2019/02/14)
 神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業の施行を認可します

神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区神宮前六丁目地31
◆ 階数-地上10階、地下3階
◆ 高さ-最高部49.5m
◆ 敷地面積-約3,070㎡
◆ 延床面積-約20,550㎡
◆ 用途-店舗、公共公益施設、鉄道用変電施設、駐車場等
◆ 建築主-神六再開発株式会社(東急不動産は地権者および出資者として参画)
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2020年09月予定
◆ 竣工-2022年09月予定
◆ 総事業費-約180億円


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「断面イメージ図」です。


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「計画配置図」です。


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「位置図」です。


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「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」の予定地を北東側から見た様子です。


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「区道第630号路線」は廃道になります。


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東側の「明治通り」沿いです。


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「神宮前交差点」の 北東側角にはランドマークとなっている「東急プラザ表参道原宿」があります。



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2019年9月 8日 (日)

習志野市 地上44階、高さ約161mの「津田沼 ザ・タワー」 2019年9月初旬の建設状況

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-津田沼 ザ・タワー-

 JR津田沼駅近くの「仲よし幼稚園跡地活用事業」は、習志野市による公募型プロポーザルの実施により、最優秀提案者に「三菱地所レジデンス(代表者)、三井不動産レジデンシャル、野村不動産」の3社グループを特定しました。

 建設現場は、JR津田沼駅南口にある「モリシア津田沼」南側に位置する習志野市の市有地と隣接する一部民有地です。

 概要は、地上44階、塔屋2階、地下2階、高さ(最高部161.04m、建物高さ152.10m)、敷地面積8,050.23㎡、延床面積88,116.30㎡、総戸数759戸(ほかにゲストルーム・スカイサロン・スタジオ・シアタールーム等共用施設)です。

 正式名称は「津田沼 ザ・タワー」に決定しています。竣工前ですが、すでに全戸完売しています。全戸完売しているため、公式ホームページの詳細は見られなくなっています。

 引用資料 公式ホームページ(全戸完売)
 津田沼 ザ・タワー

津田沼 ザ・タワーの概要
◆ 計画名-(仮称)仲よし幼稚園跡地活用計画
◆ 所在地-千葉県習志野市谷津一丁目1340番15の一部、16の一部、24・25(地番)
◆ 交通-JR総武線快速・JR総武線「津田沼」駅より徒歩4分
◆ 階数-地上44階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部161.04m、建物高さ152.10m
◆ 敷地面積-8,050.23㎡(売買対象面積)
◆ 建築面積-4,331.62㎡
◆ 延床面積-88,116.30㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-免震構造(建物の基礎と1階床下の間に鉛プラグ入り積層ゴム等を設置)
◆ 用途-共同住宅、地域貢献施設、自転車駐車場
◆ 総戸数-759戸(他に中央管理室、集会室、キッズルーム、スタディルーム、ゲストルーム、スタジオ、シアタールーム、スカイサロン等共用施設、保育園、店舗、習志野市駐輪場等)
◆ 建築主-三菱地所レジデンス(代表者)、三井不動産レジデンシャル、野村不動産
◆ 設計者・監理者-フジタ
◆ 施工者-フジタ
◆ 着工-2016年12月01日(準備工事2016年11月02日)
◆ 竣工-2020年04月下旬予定
◆ 入居開始-2020年07月下旬予定


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「津田沼 ザ・タワー」は、「モリシア津田沼」を経由して、津田沼駅ペデストリアンデッキと直結します。


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「津田沼 ザ・タワー」の2019年9月初旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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南東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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北東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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北東側から引いて見た様子です(写真提供読者さん)。


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最高部です。すでに最高階の地上44階の構築が終わって、「塔屋」の構築が始まっています(写真提供読者さん)。


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「ペデストリアンデッキ」の工事が始まっています(写真提供読者さん)。


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「ペデストリアンデッキ」は、北西角に接続されます。既存の歩行者デッキは撤去されます(写真提供読者さん)。


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「植栽」が行われています(写真提供読者さん)。



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2019年9月 7日 (土)

さいたま市 地上27階、高さ約100m「浦和駅西口南高砂地区第一種市街地再開発事業」 2021度に本体工事に着手!

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-浦和駅西口南高砂地区第一種市街地再開発事業-

 JR浦和駅の西口では、「さいたま市総合振興計画」に基づき、浦和駅西口南地区を、再開発ビルの整備及び駅前広場などの都市基盤を整備することにより、都市防災機能の向上、商業・業務の活性化を図っています。

 先に、浦和駅西口南第三地区の「エイペックスタワー浦和」、浦和駅西口南第四地区の「ライオンズマンション コスタ・タワー浦和」が竣工しています。現在は「高砂地区」において事業が計画中です。しかし、計画は大幅に遅れています。

 引用資料 さいたま市公式ホームページ
 浦和駅西口南高砂地区

● 2021度に本体工事に着手!
 「浦和駅西口南高砂地区市街地再開発組合」は、特定業務代行者を「前田建設工業・タカラレーベン・斎藤工業JV」に決定しました。2020年度の権利変換計画認可を経て、2021年度に本体工事に着手、2024年度の竣工を目指します。

 建設通信新聞(2019/09/03)
 浦和駅西口南高砂再開発/特定業務代行は前田JV/延べ10万平米、21年度着工

 特定業務代行者の業務範囲は、既存建物などの解体・除却、施設建築物などの新築工事、公共施設などの整備、未処分保留床の最終処分責任、組合事務局支援などです。

浦和駅西口南高砂地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-埼玉県さいたま市浦和区高砂一丁目、二丁目の各一部
◆ 階数-地上27階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部99.95m
◆ 敷地面積-約10,564㎡
◆ 建築面積-約8,450㎡
◆ 延床面積-約99,650㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-共同住宅、公共公益施設(ホールなどを含む)、店舗、事務所、駐車場
◆ 総戸数-506戸
◆ 建築主-浦和駅西口南地区高砂市街地再開発組合(参加組合員 野村不動産、三菱地所レジデンス、大和ハウス工業)
◆ 実施設計-安井建築設計事務所
◆ 特定業務代行者-前田建設工業・タカラレーベン・斎藤工業JV
◆ 着工-2021年度予定
◆ 竣工-2024年度予定


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「浦和駅西口南高砂地区第一種市街地再開発事業」の位置図です。


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「市民会館うらわ」が、「浦和駅西口南高砂地区第一種市街地再開発事業」の複合施設へ機能移転します。

 引用資料 さいたま市・公式HP(PDF)
 「市民会館うらわ」及び「浦和駅西口南高砂地区第一種市街地再開発事業」の今後の整備の方向性について


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「浦和駅西口南高砂地区第一種市街地再開発事業」の予定地を南東側から見た様子です。


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JR浦和駅の「西口駅前広場」が拡張される予定です。


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「西口駅前広場」は、現在の約7,300㎡から、約4,300㎡拡張される予定です。



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2019年9月 6日 (金)

JR東日本とJR東海が協業 有楽町駅~新橋駅間の高架下を新たな商業空間「日比谷 OKUROJI(ヒビヤ オクロジ)」 2020年初夏オープン!

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-日比谷 OKUROJI(ヒビヤ オクロジ)-

 「JR東日本」は9月3日に、有楽町駅~新橋駅間の高架下を新たな商業空間「日比谷 OKUROJI(ヒビヤ オクロジ)」として2020年初夏にリニューアルオープンすると発表しました。

 引用資料 JR東日本(PDF:2019/09/03)
 有楽町駅~新橋駅間 内山下町橋高架下開発計画について

 「JR東日本」は、「JR東海」と協力し、有楽町駅~新橋駅間内山下町橋高架下に約10,000㎡の空間を生み出しました。今後、運営会社となるJR東日本グループの「ジェイアール東日本都市開発」と、JR東海グループの「東京ステーション開発」が開発を進め、2020年初夏に約56店の開業を目指します。

 施設名称の「日比谷 OKUROJI(ヒビヤ オクロジ)」は、銀座・日比谷の「奥」という立地に、「路地」という施設性を加えることで密かな穴場感を醸成。深いこだわりと100年の歴史が潜む場を表現しました。


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「内部通路イメージ」です。


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JR東海との協業

 JR東海用地(東海道新幹線高架橋)は、有楽町側と新橋側の両端のみにおいて公道に接道し、一方のJR東日本用地(山手線・京浜東北線高架橋、東海道線高架橋)は、高架下空間がアーチにより個々に細かく区切られるというそれぞれの制約がありました。

 両社それぞれが所有する用地区分に関わらず、相互に協力して開発エリアが最適となるよう区分を設定しました。これにより、連続性や回遊性の高い開発計画を具現化すると共に、今後連携しながら各々の開発工事を進めることで合意しました。

 「JR東日本」と「JR東海」は、火花バチバチのライバル関係で事あるごとに対立してあまり仲がいいイメージがありません。2社の協業は、鉄ちゃんの1人として感慨深いものがあります。

JR東日本開発エリア
◆ 所在地-東京都千代田区内幸町一丁目7番
◆ 敷地面積-約8,600㎡(JR東日本用地約5,800㎡、JR東海用地約2,800㎡)
◆ 開発面積-約7,200㎡
◆ 延床面積-約4,500㎡
◆ 店舗-約50店舗
◆ 運営会社-ジェイアール東日本都市開発
◆ 開業-2020年初夏予定

JR東海開発エリア
◆ 所在地-東京都千代田区内幸町一丁目30番
◆ 敷地面積-約1,700㎡(JR東日本用地)
◆ 開発面積-約1400㎡
◆ 延床面積-約900㎡
◆ 店舗-6店舗
◆ 運営会社-東京ステーション開発
◆ 開業-2020年初夏予定


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「位置図」です。日比谷、銀座、有楽町、新橋の間に位置する約300mの高架下です。



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2019年9月 5日 (木)

横浜市現市庁舎街区等活用事業 地上30階、高さ160.7m、延床面積約117,017㎡の大規模プロジェクト 横浜市にライブ会場が集積!

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-横浜市現市庁舎街区等活用事業-

 横浜市が2019年1月から公募を実施していた「現市庁舎街区活用事業」について3件の応募があり、横浜市現市庁舎街区等活用事業審査委員会において審査が行われ、答申を受領しました。

 この答申を踏まえ、「国際的な産学連携」「観光・集客」というテーマに沿った地区の賑わいと活性化の核づくり等の観点から、最も優れた提案を行った「三井不動産」を代表者とするグループを事業予定者として決定しました。

 引用資料 横浜市・公式HP(2019/09/04)
 現市庁舎街区活用事業

 「三井不動産」を代表者とする計8社のグループは、「(代表者)三井不動産、(構成員)鹿島建設、京浜急行、第一生命、竹中工務店、ディー・エヌ・エー、東急、関内ホテルマネジメント(星野リゾートの全額出資子会社)」で構成されています。

 「MINATO-MACHI LIVE(ミナト マチ ライブ)」を事業コンセプトに、地上30階、地下1階、高さ160.7m、延床面積約117,017㎡の超高層複合施設を提案しました。

● 横浜市にライブ会場が集積!
 「ライブビューイングアリーナ(3,000㎡)」は、「DeNA」が運営する、国内最大ビジョンを持つアリーナです。スポーツを中心としたコンテンツや、周辺地区の音楽施設との連動により、365日多様なエンターテインメントを配信し、 横浜スタジアムでのイベントが無い日も含め、関内の集客力を強化します。

 横浜市には既存の「横浜アリーナ」があります。横浜みなとみらい21地区には、47街区にライブハウス型ホール「(仮称)KT Zepp Yokohama」を建設中、「ぴあ」が38街区に収容1万人規模の大型音楽アリーナ「ぴあアリーナMM」を建設中、更に60・61街区(一部)には、「ケン・コーポレーション」が世界最大級の音楽アリーナ「Kアリーナプロジェクト」を建設予定です。

横浜市現市庁舎街区等活用事業の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区港町一丁目
◆ 階数-地上30階、地下1階
◆ 高さ-160.7m
◆ 敷地面積-16,522.87㎡
◆ 延床面積-約117,017㎡
◆ 用途-オフィス、大学、ホテル、商業、ライブビューイングアリーナ等
◆ 事業予定者-(代表者)三井不動産、(構成員)、鹿島建設、京浜急行、第一生命、竹中工務店、ディー・エヌ・エー、東急、関内ホテルマネジメント(星野リゾートの全額出資子会社)
◆ 着工-2021年01月予定
◆ 開業-2024年度末予定


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「施設概要等」です。

新築棟のフロア構成
◆ 1階~3階-ライブビューイングアリーナ、新産業創造拠点、商業施設
◆ 4階・5階-エデュテインメント施設
◆ 6階・7階-ウェルネスセンター
◆ 8階・9階-機械室
◆ 10階-オフィスロビー等
◆ 11階~14階-大学
◆ 15階~30階-オフィス

行政棟のフロア構成
◆ 1階・2階-商業施設
◆ 3階~8階-ホテル


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行政棟を保存活用

 「行政棟」を保存活用した、星野リゾートによる横浜探訪の拠点「レガシーホテル」です。また、みなと大通り側に2階建ての商業施設「みなとテラス」を増築し、沿道の賑わいを創出します。


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事業コンセプト

 事業コンセプトは、「MINATO-MACHI LIVE(ミナト マチ ライブ)」です。

◆ 新産業創造拠点とイノベーションオフィスにより、国際的な産学連携を展開
◆ 地元とともに地域資源を発掘し、体験型観光サービスにより集客力と回遊性を強化
◆ 行政棟の原風景と人のアクティビティが関内の顔となる、周囲に開かれたシンボル空間
◆ 地域団体との連携や事業者協働による、関内・関外地区の活性化とブランド向上


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現在の「横浜市役所」の庁舎です。



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2019年9月 4日 (水)

港区 竣工した地上29階、高さ約155mの「日本生命浜松町クレアタワー」 Part2・地上1階~地下2階編

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-日本生命浜松町クレアタワー-

 浜松町二丁目では、「世界貿易センタービル」の建て替えを含む「浜松町二丁目4地区」の再開発が計画されています。合計で5棟のビルが建設される巨大プロジェクトです。5棟中3棟が超高層ビル(高さ約200m×2棟、高さ約156m×1棟)になります。

 第一弾として、「日本生命保険相互会社」と「大林組」がJR浜松町駅西口の浜松町二丁目4地区B街区に建設する「ニッセイ浜松町クレアタワー新築工事」の地鎮祭を10月15日に現地で行い、2015年11月1日に本体工事に着工しました。

 計画名は「浜松町二丁目4地区 B街区 (仮称)浜松町駅前プロジェクト」もしくは「ニッセイ浜松町クレアタワー新築工事」と呼ばれていましたが、正式名称は「日本生命浜松町クレアタワー」です。2018年8月31日に竣工しました。

日本生命浜松町クレアタワーの概要
◆ 計画名-浜松町二丁目4地区 B街区 (仮称)浜松町駅前プロジェクト、ニッセイ浜松町クレアタワー新築工事
◆ 所在地-東京都港区浜松町二丁目3番1号
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線、東京モノレール「浜松町」駅徒歩2分、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅直結
◆ 階数-地上29階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部155.04m
◆ 敷地面積-7,373.12㎡
◆ 建築面積-5,366.31㎡
◆ 延床面積-99,251.27㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭(一部はナックルパイル)
◆ 地震対策-ハイブリッド制振構造(ブレーキダンパーとオイルダンパーを併用)
◆ 用途-オフィス、飲食店舗、物販店舗、集会場、サービス業を営む店舗、診療所、自動車車庫、自転車駐車場
◆ 建築主-日本生命保険相互会社、大林組(用地の持ち分割合は日本生命保険相互会社が80%、大林組が20%)
◆ 基本設計・監理者-日建設計(デザインアーキテクト・基本設計・技術コンサル)
◆ 実施設計-大林組
◆ 施工者-大林・大末・太啓・岩田地崎 建設共同企業体(大林組、大末建設、太啓建設、岩田地崎建設JV)
◆ 着工-2015年10月15日(地鎮祭)、2015年11月01日(本体工事)
◆ 竣工-2018年08月17日(工事完了)、2018年08月31日(竣工)
◆ オープン-2019年01月29日(グランドオープン)


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「フロア構成」です。


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北西側から見た下層階の様子です。


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北側から見た下層階の様子です。


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北東側から見た下層階の様子です。


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北東角に都営地下鉄「大門駅」の出入口があります。


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建物の北側で上下移動が出来ます。


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地上3階への「階段、エスカレーター」です。上記の「フロア構成」には、地上2階部分が描かれていません。


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地下への「エスカレーター」です。


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地下1階から見た地上への「エスカレーター」です。


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地下1階です。


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地下1階から見た地下2階への「エスカレーター」です。


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地下2階です。都営地下鉄「大門駅」の改札外コンコースは地下2階です。地下1階への「エスカレーター」と館内地上1階オフィスエントランス直通の「エスカレーター」があります。



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2019年9月 3日 (火)

港区 竣工した地上29階、高さ約155mの「日本生命浜松町クレアタワー」 Part1・外観編

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-日本生命浜松町クレアタワー-

 浜松町二丁目では、「世界貿易センタービル」の建て替えを含む「浜松町二丁目4地区」の再開発が計画されています。合計で5棟のビルが建設される巨大プロジェクトです。5棟中3棟が超高層ビル(高さ約200m×2棟、高さ約156m×1棟)になります。

 第一弾として、「日本生命保険相互会社」と「大林組」がJR浜松町駅西口の浜松町二丁目4地区B街区に建設する「ニッセイ浜松町クレアタワー新築工事」の地鎮祭を10月15日に現地で行い、2015年11月1日に本体工事に着工しました。

 計画名は「浜松町二丁目4地区 B街区 (仮称)浜松町駅前プロジェクト」もしくは「ニッセイ浜松町クレアタワー新築工事」と呼ばれていましたが、正式名称は「日本生命浜松町クレアタワー」です。2018年8月31日に竣工しました。

日本生命浜松町クレアタワーの概要
◆ 計画名-浜松町二丁目4地区 B街区 (仮称)浜松町駅前プロジェクト、ニッセイ浜松町クレアタワー新築工事
◆ 所在地-東京都港区浜松町二丁目3番1号
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線、東京モノレール「浜松町」駅徒歩2分、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅直結
◆ 階数-地上29階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部155.04m
◆ 敷地面積-7,373.12㎡
◆ 建築面積-5,366.31㎡
◆ 延床面積-99,251.27㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭(一部はナックルパイル)
◆ 地震対策-ハイブリッド制振構造(ブレーキダンパーとオイルダンパーを併用)
◆ 用途-オフィス、飲食店舗、物販店舗、集会場、サービス業を営む店舗、診療所、自動車車庫、自転車駐車場
◆ 建築主-日本生命保険相互会社、大林組(用地の持ち分割合は日本生命保険相互会社が80%、大林組が20%)
◆ 基本設計・監理者-日建設計(デザインアーキテクト・基本設計・技術コンサル)
◆ 実施設計-大林組
◆ 施工者-大林・大末・太啓・岩田地崎 建設共同企業体(大林組、大末建設、太啓建設、岩田地崎建設JV)
◆ 着工-2015年10月15日(地鎮祭)、2015年11月01日(本体工事)
◆ 竣工-2018年08月17日(工事完了)、2018年08月31日(竣工)
◆ オープン-2019年01月29日(グランドオープン)


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地震対策として、性質の異なる2つのダンパーを併用した「ハイブリッド制振構造(ブレーキダンパーとオイルダンパーを併用)」を採用しています。

 基礎工法は、「場所打ちコンクリート拡底杭」の一部に、「ナックルパイル(杭の中間に節状の突起を設けた高い支持力を有する杭)」を採用しています。

 引用資料 公式ホームページ(PDF)
 日本生命浜松町クレアタワー


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「フロア構成」です。 非常用発電機やコージェネレーションシステムなど重要な機械設備を7階・8階に配置し、「BCP(事業継続計画)」対策にも万全を期します。


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「24階平面図」です。将来的にも眺望が望めない東側に「コア」が設けてあります。


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北西側から見た下層階の様子です。


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北東側から見た様子です。


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北東側から見た下層階の様子です。


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「世界貿易センタービル」との谷間です。


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敷地北側部分です。


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北側にはちょっとした広場が設けてあります。


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「エントランス」です。


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「オブジェ」です。


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敷地西側部分です。


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西側の「植栽」です。遊歩道が設けてあり、「公開空地」として解放されているので歩くことが出来ます。


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西側の「歩道」です。


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南西側から見た下層階の様子です。



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2019年9月 2日 (月)

2020年に「気象庁本庁」が虎ノ門に移転! 大手町の「気象庁本庁、大手町合同庁舎3号館」は一体的に再開発されるのか?

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-気象庁本庁・大手町合同庁舎3号館-
 昨日は、大阪の「TOHOシネマズ なんば」で、神宮球場の「乃木坂46 真夏の全国ツアー2019 FINAL ライブ・ビューイング」を見ました。3年前の「乃木坂46 4th YEAR BIRTHDAY LIVE 2016.8.28-30 JINGU STADIUM」の映像を見ると「日本青年館・日本スポーツ振興センター本部棟」の建設中のタワークレーンが見えます。

 昨日の映像を見ると2017年7月に竣工した「日本青年館・日本スポーツ振興センター本部棟」と北側に2019年4月に竣工した「JAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE(ジャパン・スポーツ・オリンピック・スクエア)」に照明が燈っていました。3年で「神宮球場」の周辺は大きく変わりました。

 本題に戻って、「大手町」は、21世紀に入って連鎖的再開発や単独での建て替えなどの疾風怒濤の再開発によって、ほとんどのビルが建て替えもしくは建て替え中です。残っているのは「NTTコミュニケーションズ大手町ビル、NTTコミュニケーションズ大手町ビル別館」と「気象庁本庁、大手町合同庁舎3号館」くらいです。

● 気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・港区立教育センター
 「気象庁本庁」は、千代田区大手町一丁目にあります。港区虎ノ門三丁目では、地上14階、地下2階、高さ81.705mの複合ビル「気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・港区立教育センター」の建設が行われており、2020年に「気象庁本庁」が移転します。

 具体的な発表はありませんが、「気象庁本庁」の跡地は再開発されると思われます。東側に隣接する「大手町合同庁舎3号館」もかなり老朽化しているので、「気象庁本庁、大手町合同庁舎3号館」は一体的に再開発される可能性があります。


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「気象庁本庁」の東隣が「大手町合同庁舎3号館」です。一体的に再開発される可能性があります。


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「気象庁本庁、大手町合同庁舎3号館」は、超高層ビルに囲まれた谷間に建っています。


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(仮称)大手町1-4-2計画
 「気象庁本庁」の西側にある「丸紅」の本社は、地上22階、塔屋3階、地下2階、高さ111.90mの「(仮称)大手町1-4-2計画」として建て替え工事が行われています。
 
 引用資料 丸紅(PDF:2017/11/21)
 新本社ビル(「(仮称)大手町1-4-2計画」)着工のお知らせ


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パレスサイドビル

 建設中の丸紅新本社の西側に「パレスサイドビル」があります。千代田区一ツ橋一丁目なので大手町ではありませんが、大手町に隣接しています。毎日新聞社系列の「毎日ビルディング」が運営しています。1966年竣工なので築50年以上経過しています。建て替えの構想はまだありませんが、建て替えの構想が浮上しても不思議ではありません。



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2019年9月 1日 (日)

三井不動産 日本橋再生計画第3ステージ始動! 地上49階、高さ約287mの「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」の予定地

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-日本橋再生計画第3ステージ始動-
 「三井不動産」は8月29日に、日本橋の再開発計画の新たな構想を発表しました。「日本橋室町三井タワー」の竣工を経て、日本橋再生計画は第3ステージへと進みます。第3ステージでは多くの仲間を巻き込むオープンな街づくりを推進します。

 三井不動産 ニュースリリース(2019/08/29)
 三井不動産の推進する日本橋の街づくり 「日本橋再生計画」新ステージ始動 水辺の再生を含む3つの重点構想とビジョンを発表

 日本橋川沿いで敷地面積約67,000㎡、総延床面積約122万㎡に及ぶ5つの地区の再開発を予定しています。具体的な総事業費は明らかにしていませんが、数千億円~1兆円の間の見込みです。

日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業
 
国家戦略特区の「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」は、日本橋の日本橋川沿いで計画されている総事業費約3,167億円の大規模再開発プロジェクトです。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2018/12/13)
 日本橋一丁目中地区市街地再開発組合の設立を認可します

 歴史的建造物の「日本橋野村ビル」を保存するほか、船着き場の増設などによって舟運の活性化と観光需要の受け入れを図ります。日本橋川上空を通る首都高速道路の地下化を視野に、水辺を生かした施設配置なども想定しています。

 参加組合員として「三井不動産、野村不動産、野村ホールディングス」の3社が参画し、設計を「日建設計」が担当します。2019年度に権利変換計画認可、2020年度の着工、2025年度の竣工を目指します。

日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都中央区日本橋一丁目地内
◆ 地区面積-約30,000㎡
◆ 総延床面積-約373,200㎡
◆ 用途-オフィス、店舗、共同住宅、ホテル、カンファレンス施設等
◆ 建築主-日本橋一丁目中地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産、野村不動産、野村ホールディングス)
◆ 設計者-日建設計
◆ 着工-2020年度予定
◆ 竣工-2025年度予定
◆ 総事業費-約3,167億円

A街区
 概要-地上5階、地下1階、高さ約38m、延床面積約4,900㎡

B街区
 概要-地上7階、地下1階、高さ約31m、延床面積約5,700㎡

C街区
 概要-地上49階、地下5階、高さ約287m、延床面積約362,600㎡


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「断面図」です。


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「配置図」です。


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「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」の予定地を北東側から見た様子です。


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A街区(
日本橋野村ビル)
 「日本橋野村ビル」は、東西に細長いビルですが、1930年竣工の「旧館」、1959年増築の「本館」、1981年増築の「新館」で構成されています。昭和初期のモダニズム建築で知られる建築家「安井武雄氏」が設計した「日本橋野村ビル」は保存しますが、保存されるのは西側の「旧館」だけです。


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B街区

 「日本橋野村ビル」を北東側から見た様子です。本館と新館が「B街区」となります。本館と新館は解体して建て替えます。


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角度を変えて見た様子です。


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C街区

 「C街区」を北東側から見た様子です。地上49階、地下5階、高さ約287m、延床面積約362,600㎡の超高層複合ビルを建設します。「日鉄日本橋ビル」の手前までが「C街区」です。


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「C街区」を南東側から見た様子です。写真左端の「日鉄日本橋ビル」から北側が「C街区」です。


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コレド日本橋アネックス

 「日本橋一丁目三井ビルディング(コレド日本橋)」の北側に、「コレド日本橋アネックス」および「コレド日本橋アネックス広場」があります。この部分は「C街区」となるので解体されます。



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