JR大崎駅周辺 大規模に整備されてメチャメチャ便利な「ペデストリアンデッキ」の連結による歩行者ネットワーク
-大崎駅周辺のペデストリアンデッキ-
再開発前の大崎駅周辺は住工混在の密集地であり、狭小道路が多く、安全な歩行者空間が確保されていませんでした。さらに、「環状6号線」と「JR線」によって東西が分断され、周辺地域と駅との通行が不便でした。
現在、疾風怒涛の勢いで再開発が進むJR大崎駅周辺ですが、昭和50年代に東京都から「副都心」に指定されましたが、当初から再開発が盛んだった訳ではありません。再開発が盛んになったのは21世紀に入ってからです。
これらを解消するために、大崎駅周辺では「ペデストリアンデッキ」の連結による歩行者ネットワーク化を進めました。今では、地上に降りる事なく、各再開発ビルにJR大崎駅から直接行く事が出来ます。
「大崎駅周辺のペデストリアンデッキ」です。文句のつけようが無い「ペデストリアンデッキ」の配置ですが、残念ながら「19」の「目黒川歩行者デッキ」は、「パークシティ大崎」の開業からすでに4年以上経過していますが、未だに開通していません。
引用資料 日本建築学会技術報告集(PDF)
大崎駅周辺の再開発におけるペデストリアンデッキの形成と管理について
目黒川歩行者デッキ
「北品川五丁目第1地区第一種市街地再開発事業」では、地上40階の超高層住宅棟と地上31階の超高層業務棟を中心に合計7棟のビルが建設されました。街区の正式名称は「パークシティ大崎」です。
パークシティ大崎の「大崎ブライトタワー」と「大崎ニューシティ」とは目黒川を跨いで、「目黒川歩行者デッキ」で結ばれまて、「大崎ニューシティ」を経由する事によってJR大崎駅と直結する予定ですが、現在も途切れたままで接続されていません。
このように「大崎ニューシティ」とは接続されていません。
「大崎ニューシティ」は目と鼻の先ですが、現在は行き止まりになっているので階段で下に降りるしかありません。そのため「目黒川歩行者デッキ」の利用者は多くありません。
ヨドバシ梅田タワー
「ヨドバシホールディングス」は、 大阪駅北口に建設中の「ヨドバシ梅田タワー」内の複合商業施設「LINKS UMEDA(リンクス ウメダ)」の開業日を2019年11月16日(土)に決定しました。
引用資料 ヨドバシホールディングス(2019/09/27)
大阪・梅田の新ランドマーク「ヨドバシ梅田タワー」内の商業施設 「LINKS UMEDA」2019年11月16日(土)グランドオープン
開業時には接続されないペデストリアンデッキ
建物の西側のこの部分で「グランフロント大阪 南館」の2階とペデストリアンデッキで接続される予定です。ただし、「LINKS UMEDA(リンクス ウメダ)」の開業日にはペデストリアンデッキは完成しません。いつ工事が行われるかも不明です。
「ヨドバシホールディングス」のホームページによると、「芝田2丁目交差点(グランフロント大阪-ヨドバシ)」のペデストリアンデッキ工事は「グランフロント大阪」の整備事業となるようです。
このように「民間所有」のペデストリアンデッキは、お互いの利害関係の調整が大変なようです。何か私たちには分からない大人の事情があるのでしょうね・・・
| 固定リンク
« 怒涛の勢いで再開発が進むJR大崎駅周辺 地上39階、高さ約143m「大崎駅西口F南地区第一種市街地再開発事業」の建設予定地 | トップページ | 土地の手当てから施工まで「長谷工コーポレーション」 長谷工のビジネスモデルを地で行く 地上32階、高さ約110m「ブランズタワー芝浦」 »
「128 東京都・品川区」カテゴリの記事
- JR品川駅の南側 約13haの広大な敷地 「品川浦」を囲むように南・西・北の3街区に分けて大規模再開発「品川浦周辺地区再開発」(2023.11.03)
- JR大崎駅東口 「大崎駅東口第4地区再開発」の東地区は、地上34階、高さ約132mの「住宅棟」と地上19階、高さ約100mの「業務棟」で構成!(2023.07.16)
- 品川区 踏切6カ所を除却する「東急電鉄大井町線(戸越公園駅付近)連続立体交差化計画」 高架方式を選定!(2023.03.12)
- JR線・東急大井町線・りんかい線「大井町」駅と直結 総延床面積約259,000㎡の「大井町駅周辺広町地区開発」 2023年4月本体工事着手!(2023.03.09)
- 品川区 高さ約150mと高さ約104mの「東五反田二丁目第3地区第一種市街地再開発事業」 東京都より権利変換計画の認可!(2023.02.13)
コメント