大手町の再開発が「日本橋川」を超えて神田地区に拡大 三菱地所が参画する「(仮称)内神田一丁目プロジェクト」
-(仮称)内神田一丁目プロジェクト-
「大手町」は、21世紀に入って連鎖的再開発や単独での建て替えなどの疾風怒濤の再開発によって、ほとんどのビルが建て替えもしくは建て替え中です。残っているのは「NTTコミュニケーションズ大手町ビル、NTTコミュニケーションズ大手町ビル別館」と「気象庁本庁、大手町合同庁舎3号館」くらいです。
「大手町」の再開発はほぼ完了したので、再開発は「日本橋川」を北に超えて「神田地区」に拡大しようとしています。千代田区の内神田南部地区(内神田一丁目・二丁目)で今後、段階的な街区更新が進みそうです。
内神田南部地区は、大手町地区の北に位置し、「日本橋川」に面した東西に長いエリアで、築年次の古い民間ビルや公共施設などが立地しています。このエリアのうち具体的な検討が進んでいるのが、「コープビル」と「日立鎌倉橋ビル」の2棟の敷地を一体開発する「(仮称)内神田一丁目プロジェクト」で、先行的な事業となりそうです。
引用資料 建設通院新聞(2019/06/24)
2棟敷地を一体開発/内神田一丁目 三菱地所参画/内神田南部地区
「(仮称)内神田一丁目プロジェクト」は、敷地面積約5,100㎡です。「三菱地所」が参画し、ビジネス・産業支援施設などの整備を検討しています。丸の内と大手町を結ぶ「仲通り」を神田方向に延伸するため、日本橋川に「人道橋」を設置する計画もあります。
「対象地区のイメージ」です。
「(仮称)内神田一丁目プロジェクト」の予定地は、「大手町フィナンシャルシティ」の北側です。
「大手町フィナンシャルシティ」の「仲通り」の延伸部分です。この先に見えるのが「コープビル」です。
「仲通り」の延伸部分の北端です。この先の日本橋川に「人道橋」を設置する計画があります。高速道路の高架下に少し見えるのが「コープビル」です。
「仲通り」の延伸部分の北端から南側に振り返った様子です。「丸の内地区」から超高層ビルが延々と続いていますが、「日本橋川」を超えて「神田地区」に拡大しようとしています。
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