東京駅前常盤橋プロジェクト 地上40階、高さ約212mの「大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 A棟新築工事」 2019年9月26日の建設状況
-東京駅前常盤橋プロジェクト-
三菱地所が進める常盤橋街区再開発プロジェクトである「大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 新築工事(A棟・B棟・C棟・D棟)」は、地上61階、高さ約390m、総延床面積約686,000㎡、総事業費を含め国家プロジェクト並の規模となります。
「三菱地所」は、2018年2月20日に「A棟新築工事」の起工式(安全祈願祭)を執り行いました。竣工は2021年4月末を予定しています。 「A棟」は、呉服橋交差点に面した街区南東に位置し、地上40階、高さ212m、延床面積約146,000㎡のオフィス・店舗からなる複合ビルとなり、東京メトロ東西線大手町駅コンコースと直結予定です。
引用資料 三菱地所(2018/02/20)
大手町・丸の内・八重洲・日本橋の結節点における敷地面積3.1haの大規模再開発 「東京駅前常盤橋プロジェクト」A棟新築工事着工 -「働く」ことは「人が動き、交わる」こと。これからの「働く」を発信するシンボルタワーへ-
「A棟」の高さは、「三菱地所の」のHPでは約212mとなっていますが、「東京都環境局」のHPでは215.77mとなっています。「東京都環境局」のHPでは、敷地面積5,455.97㎡、 建築面積3,965.01㎡、延床面積146,440.68㎡と詳細な数値が公開されていますが、着工前の数値と思われるので、修正されている可能性があります。
東京駅前常盤橋プロジェクトの概要
◆ 計画名-大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 新築工事(A棟・B棟・C棟・D棟)
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目8番1他、中央区八重洲一丁目2番1他
◆ 階数-地上61階、塔屋2階、地下5階(B棟)
◆ 高さ-最高部約390m(B棟)
◆ 敷地面積-約31,400㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約20,400㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約686,000㎡(施設全体)
◆ 用途-オフィス、店舗、変電所、下水ポンプ場、駐車場等
◆ 建築主-事業権利者(三菱地所、東京都下水道局、大和証券グループ本社、三越伊勢丹、東京電力パワーグリッド、有限会社大手町開発、独立行政法人都市再生機構、他)
◆ 着工-2017年04月末
◆ 竣工-2027年09月下旬予定
A棟の概要
◆ 計画名-大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 A棟新築工事
◆ 階数-地上40階、地下5階
◆ 高さ-最高部約212m *東京都環境局のHPでは215.77m
◆ 敷地面積-5,455.97㎡
◆ 建築面積-3,965.01㎡
◆ 延床面積-146,440.68㎡
◆ 構造―鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、杭基礎(一部併用)
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場等
◆ 建築主-三菱地所
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2018年02月20日(起工式)
◆ 竣工-2021年04月末予定
「A棟外装イメージパース/呉服橋交差点より」です。
「A棟外装イメージパース/東京駅方面より」です。
「全体開業時の大規模広場イメージパース/東京駅日本橋口側より」です。
「全体開業時の街区全体イメージパース/東京駅丸の内側より」です。
「本プロジェクト段階開発ステップ図」です。10年超の事業期間をかけて段階的に4棟のビル開発を進める計画です。
「A棟竣工時配置図」です。
「事業概要」です。
「大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 A棟新築工事」の建設現場を南東側から見た様子です。2019年9月26日に友人が東京出張に行ったので、ついでに撮影してもらいました。
タワークレーン3基で「鉄骨建方」が行われています。
南側から見た様子です。
南西側から見た様子です。
「大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 A棟新築工事」は、地震対策として「制振構造」を採用しています。
こちらは鉄骨造の超高層ビルの建設現場でよく見かける「ブレース」と「オイルダンパー」を組み合わせたタイプの「制振装置」です。
「ダンプトラック」で部材が運ばれてきています。
粘性体制震壁
制振装置の「粘性体制震壁」だと思われます。「粘性体制震壁」は、高粘性流体の粘性抵抗力を利用した減衰装置です。薄い箱状の容器に高粘度の粘性体を充填し、上部の開口部から鋼板を挿入します。
地震時に発生する上下左右の「位置のずれ」を壁形状の受け箱に挿入した鋼板に導き、箱内に充填した高粘性流体との間で発生する粘性抵抗でエネルギーを吸収します。
南西側から引いて見た様子です。
北東側から見た様子です。
どんどん上に伸びています。
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