スコットランド戦のラグビー日本代表は強かった! 台風19号に耐えて開催にこぎつけた「日産スタジアム(横浜国際総合競技場)」も凄かった!
-日産スタジアム(横浜国際総合競技場)-
「横浜国際総合競技場」は、ネーミングライツにより2005年3月1日から「日産スタジアム」と呼ばれています。「台風19号」の影響で、2019年10月13日夜のスコットランド戦の実施が危ぶまれましたが、スタッフらのが急ピッチで準備を進めて開催にこぎつけました。
管理スタッフ、警備員、ビールの売り子ら総勢約2,000人が会場復旧に向け、尽力を尽くしました。交通機関の混乱などの影響で、人手不足により一部売店の閉鎖などもありましたが、多くのスタッフが午前6時過ぎから仕事前に土砂の清掃や、大型スポンジを使って通路の雨水を吸うなどの作業を行いました。多くのスタッフには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
「ラグビーってこんなに面白かったんだ!」って改めて思いました。TBSの日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」が事前に放送されたのも良かったと思います。ドラマの中でラグビーのルールや戦術について詳しく説明されていたので、試合をより楽しく見る事が出来ました。
● 鶴見川多目的遊水地に立地する日産スタジアム
「日産スタジアム」の近くの「鶴見川」は過去にたびたび氾濫した「暴れ川」と呼ばれています。そのため洪水時には「鶴見川多目的遊水地」に鶴見川の水を引き込みます。
「日産スタジアム」は、1,000本以上の柱に支えられた「ピロティ方式(高床式)」が採り入れられており、治水容量を阻害しないような構造になっています。そのため重要な機能は2階以上に配置しています。
10月12日午後には水位が6.58m(通常0.8m)まで上がり、「鶴見川多目的遊水地」の普段は陸上競技場などで使われるエリアが遊水地として機能しました。鶴見川の流水を一時的にためて、洪水被害を防ぎました。「日産スタジアム」の1階駐車場は80cmの浸水がありましたが、駐車場が水没しても、開催できる体制も整えていました。
日産スタジアム(横浜国際総合競技場)の概要
◆ 階数-地上7階
◆ 高さ-最高51.96m、軒高43.86m
◆ 敷地面積-約164,054㎡
◆ 建築面積-約68,313㎡
◆ 延床面積-約172,758㎡
◆ 構造-プレキャストプレストレストコンクリート造
◆ 屋根-鉄骨造(鋼管立体トラス構造:全観客席の3/4を覆う)
◆ 観客席-二層式72,327席(すべて個席)、1階席(4,5階)34,371席、2階席(6,7階)37,956席
◆ 着工-1994年01月
◆ 竣工-1997年10月
◆ オープン-1998年03月01日
◆ 総工費-603億円
ピロティ方式(高床式)
「日産スタジアム」は、1,000本以上の柱に支えられた「高床式」で、河川水が遊水地内に流入しても浸水しない「ピロティ方式」となっています。
「鶴見川多目的遊水地」内の道路や歩行者デッキは、洪水時には浸水することを前提に高い位置に設置されています。
「鶴見川多目的遊水地」の鶴見川の水を引き込む構造がよく分かります。
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